「これからの千年を人類はどう生きるべきか?」
千年の射程で人類のビジョンを示す、日本を代表する社会学者による奇蹟の対談集。
[出版社より]
「二千年紀の最初の一〇年の経験は、現代の国際関係と科学技術と経済システムだけでなく、これらを通底する社会の原理と思想の前提とを問い返すことをとおして、新しく人間と社会の存在の<見晴らし>を切り開くという、射程の大きい共同の作業の開始をわれわれに要請している」
――見田宗介(まえがきより)
「ほんとうに尊敬できる先生との出会いは、誰でも訪れる幸運ではない。いや、それは、実に稀なことである。私の場合、それは、大学に入学して間もない、一八歳の春の出来事であった。...私にとって、先生との対談は、あの三五年前の先生との会話、紀伊國屋書店新宿本店の裏側にあった「らんざん」という喫茶店での先生との会話の継続である」
――大澤真幸(あとがきより)
著 者|見田宗介・大澤真幸
出版社|太田出版
定 価|1,600円+税
判 型|四六判
頁 数|264
ISBN|9784778313081
初 版|2012年4月
Contents
まえがき 見田宗介
第一章 現代社会の理論と「可能なる革命」
第二章 名づけられない革命をめぐって
第三章 「自我」の自己裂開的な構造
第四章 未来は幽霊のように
あとがき 大澤真幸