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読み、考え、そして書く――。思考技術の原論を説き、社会科学、文学、自然科学という異なるジャンルの文献から思考をつむぐ実践例を展開。創造的な仕事はいかにして生まれるのか。
人は、思考の化学反応を促進する触媒を必要とする。
そのような触媒の中で最も重要なものは、もちろん、他人たち、相談相手になってくれたり、議論に応じてくれたり、ときにはだまって話を聞いてくれるさまざまな他者たちである。
その次に重要な触媒は、まちがいなく書物だ。
(……)思考を深化させるためには、書物の力を創造的に活用する技術をもたなくてはならない。
本書で、私は、私自身が書物をもとに、どのように思考しているのかを実例によって示してみた。(「まえがき」より)
[出版社より]
著 者|大澤 真幸
出版社|河出書房新社
定 価|1,400円+税
判 型|B6判/並製
頁 数|280
ISBN|978-4-309-62467-9
初 版|2013年12月
Contents
まえがき
序章 思考術原論
1 何を思考するか
2 いつ思考するか
3 どこで思考するか
4 いかに思考するか
5 なぜ思考するか
補論 思想の不法侵入者
第1章 読んで考えるということ 社会科学篇
第2章 読んで考えるということ 文学篇
第3章 読んで考えるということ 自然科学篇
終章 そして、書くということ
あとがき
Author
大澤 真幸 Masachi Osawa
1958年生まれ。社会学者。『身体の比較社会学(Ⅰ・Ⅱ)』『虚構の時代の果て』『文明の内なる衝突』『不可能性の時代』『ナショナリズムの由来』『生きるための自由論』など。
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