-
GOAT 創刊号
¥510
SOLD OUT
ジャンル、国境を越える豪華執筆陣の文芸誌。 紙を愛してやまない《ヤギ》にちなんで名づけた、《Greatest Of All Time(=かつてない)》文芸誌が誕生。ジャンルや国境を越えて豪華執筆陣が集結しています。 [出版社より] 出版社|小学館 定 価|510円 判 型|A5判/並製 頁 数|526 発 行|2024年11月 ISBN |9784098021062 Contents 特集「愛」 【小説】 西加奈子 小川哲 市川沙央 パク・ソルメ 島本理生 冲方丁 麻布競馬場 葉真中顕 芦沢央 チョン・ヨンス 長塚圭史 嶋津輝 戸田真琴 【対談】 Awich×細谷功 小池真理子×東出昌大 藤ヶ谷太輔×川村元気 【短歌】 朝吹真理子 小佐野彈 高瀬隼子 スケザネ 【 詩 】 最果タヒ 井戸川射子 大崎清夏 水沢なお 小原晩 青松輝 【哲学対話】 永井玲衣×『GOAT』編集部 【エッセイ】 金原ひとみ アフロ(MOROHA) 塩谷舞 チョン・セラン 町田そのこ ワクサカソウヘイ 【インタビュー】 一穂ミチ ○『GOAT』×monogatary.com 文学賞 [選考委員長:加藤シゲアキ] 総応募数753作から大賞受賞作を誌上で発表! ○私の「GOAT本」 上白石萌音 けんご 斉藤壮馬 鳥飼茜 夏川草介 三宅香帆 ○出せなかった手紙 彩瀬まる 佐原ひかり ○短編小説 尾崎世界観 蝉谷めぐ実 安壇美緒 乗代雄介 八木詠美 大木亜希子 野崎まど 〇特集「読書バリアフリーをめぐる旅」 稲泉連 滝口悠生 その他、特大企画多数。
-
文芸ブルータス 2025夏
¥980
文芸とは、言語によって表現される芸術の総称です。今の時代、私たちには言葉で綴られる物語が必要です。 『群像』『新潮』『文學界』『文藝』、文芸誌4誌と共に、13年ぶりに文芸誌を復刊することにしました。世界中から集まった16篇が、きっとあなたを夢中にさせます。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。 [出版社より] 出版社|マガジンハウス 定 価|980円 判 型|A4判/並製 頁 数|526 発 行|2025年08月 ISBN |4910277530857 Contents 国内編 020 Pow(d)er —— 市川沙央 024 一景 —— 井戸川射子 028 昨日だった気がする —— 上田岳弘 038 三十一日 —— 宇佐見りん 042 小説を探しにいく —— 小川 哲 044 Yの一生 The Life of Y —— 小林エリカ 050 似たやつ二人 —— 筒井康隆 052 白星の恋い食み —— 日比野コレコ 056 夏帆 —— 村上春樹 064 BRUTUS歌会2025夏 069 新作が出たら読みたい日本の作家16人 073 人生で一冊は読んでおきたい非アメリカの海外作家16人 海外編 078 ラブレター —— ジョージ・ソーンダーズ 訳・岸本佐知子 082 白い花 —— ハン・ガン 訳・斎藤真理子 090 割れたグラス —— アラン・マバンク 訳・桑田光平 096 メモリアル —— ブライアン・ワシントン 訳・小磯洋光 102 水脈を聴く男 —— ザフラーン・アルカースィミー 訳・山本薫、マイサラ・アフィーフィー 108 ボルダー —— エバ・バルタサル 訳・宇野和美 112 ドクトル・ガーリン —— ウラジーミル・ソローキン 訳・松下隆志 128 ノーベル文学賞作家から見る世界文学。 130 世界文学の新潮流。 132 文芸対談 ポリー・バートン×辛島デイヴィッド 134 文芸誌の編集長にどうしても訊きたいいくつかのこと。 regulars 013 Et tu, Brute? 「ドレイク」ほか 136 BRUTUS BACK ISSUES/定期購読募集 140 Brutus Best Bets 新製品情報 142 BRUTUS WATCH ACADEMY 45 ノルケイン 144 Brutus Best Beauty 酷暑を乗り切る! クールコスメ 145 BRUTUSPECTIVE 「野村万作」ほか 154 BRUT@STYLE 550 新潮社クラブ 158 グルマン温故知新 667 Night Market/BIANCHI 160 みやげもん 441 庚申絵馬/次号予告
-
GOAT Summer 2025
¥510
5万部という驚異の売り上げを記録した新文芸誌「GOAT」、第2号! 「悪」特集には、朝井リョウさんが”究極の黒い紙”にインスパイアされて執筆した短編を掲載。「旅」特集では、京都の「BOOK HOTEL」とコラボし、古都に滞在した作家たちに素敵な作品をご執筆いただきました。 [出版社より] 出版社|小学館 定 価|510円 判 型|A5判/並製 頁 数|520 発 行|2025年06月 ISBN |9784098021093 Contents 特集「悪」 小説 朝井リョウ 小川 哲 一穂ミチ 市川沙央 木爾チレン カツセマサヒコ モモコグミカンパニー 梨 染井為人 芦沢 央 逸木 裕 冲方 丁 市街地ギャオ 上村裕香 小原 晩 鼎談 「ナチスの奥底に現代を見た。」 佐藤 究×マライ・メントライン×神島大輔 エッセイ 武田砂鉄 三浦透子 山口未桜 私のGOAT本 岩谷翔吾 宇田川拓也 齋藤明里 中村文則 古屋兎丸 宮田愛萌 小説 坂崎かおる 野崎まど 酒寄希望 第2回GOAT×monogatary.com 文学賞 受賞作発表 選考委員長 加藤シゲアキ 最終選考会レポート インタビュー 加藤シゲアキ 対談 『謎解きはディナーのあとで』TVアニメ化記念対談 花澤香菜・梶 裕貴×東川篤哉 藤ヶ谷太輔×けんご 詩 小笠原鳥類 柴田聡子 橘 上 田中さとみ 山田亮太 評/豊崎由美 ー 特集「旅」 京都 創作 浅倉秋成 麻布競馬場 上坂あゆ美 鈴木ジェロニモ 千早 茜 方丈貴恵 エッセイ 古谷田奈月 佐原ひかり 手紙 junaida ゆっきゅん
-
世界 2025年8月号
¥1,045
戦後80年特集「民主主義の興亡」 【第1部】遠い平和 戦争が戦争を呼ぶ。その状況すら次第に受けいれつつある自分がいる。 強国の横暴、それにより命が、日常が奪われ続ける状況をとめられない。公然と噓が言われ、事実が隠され、悪法が生まれる。叫び合う声のほかに、話しあい、歩み寄る土台をもてない。 私たちはこのまま民主主義を手放すのか。 【第2部】「戦後」の現在 歳月の経過のなか、戦争体験世代は減少。日本における平和意識は揺らぐかに見える。 だが、目をこらせば、「戦争」の継続があちこちに存在する。沖縄の日常に。朝鮮半島や台湾との関係に。空襲など民間人被害者への処遇のなかに。戸籍や家族のありかたの構造に……。 これは果たして「戦後」なのか。国際社会で武力・暴力による抑圧が一方的になされる現在、戦争のなかを生き、あるいは生きられなかった声から考える。 [出版社より] 出版社|岩波書店 定 価|950円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|296 発 行|2025年07月 ISBN |4910055010854 Contents ┏━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃戦後80年特集 民主主義の興亡 ┃第1部 遠い平和 ┗━━━━━━━━━━━━━━╋…────────────────────── 〈対談〉 「12日」の代償──米イラン攻撃は何をもたらすか 三牧聖子(同志社大学)×中西久枝(同志社大学) 〈連載特別編〉 銃口を内側に向けた国の戦後──アジアとアメリカのあいだ 第8回 望月優大(ライター) もはや時間はない──アウシュヴィッツ解放八〇周年に 最上敏樹(バーゼル大学客員教授) 原始化される社会──ロシア内政学者が解説する教育・徴兵・法制度の現在 奈倉有里(ロシア文学研究者) 〈対談〉 メディアは公共性を取り戻せるか 宇野重規(東京大学)×国谷裕子(ジャーナリスト) 「失敗」という本質──民主主義は幻滅から立て直せる 山本昭宏(神戸市外国語大学) 〈対談〉 日本滅亡を回避できるか 柳井 正(ファーストリテイリング)×寺島実郎(日本総合研究所) 日本学術会議 悪法の核心 加藤陽子(東京大学) 〈対談〉 憲法は生きている──公共訴訟という可能性 江島晶子(明治大学)×谷口太規(弁護士) 民主主義を手放せるか 暉峻淑子(経済学者) ┏━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃戦後80年特集 民主主義の興亡 ┃第2部 「戦後」の現在 ┗━━━━━━━━━━━━━━╋…────────────────────── 「昭和一〇〇年」の政治的文脈 吉田 裕(一橋大学名誉教授) 閉じ込められた声を聴き続ける──沖縄と社会的記憶 謝花直美(琉球大学) 日本と台湾のあいだ──成熟する台湾の民主主義と日本の責任 家永真幸(東京女子大学) 〈インタビュー〉 アジアにいちばん近い場所から──戦後80年、日韓基本条約60年に思う 姜尚中(東京大学名誉教授)、聞き手=前川仁之(ノンフィクションライター) 戦後80年 最初と最後の政治風景 大澤真幸(社会学者) 〈リレー連載 「戦後」解体〉 植民地化された他者の声──フェミニズムを/から問う 髙内悠貴(弘前大学)×趙慶喜(聖公会大学)×本山央子(フェミニズム運動・研究)、司会=福永玄弥(東京大学) 日々戦争を体験する私たち 玉城 愛(沖縄女性運動史研究) 吉原と日本人──性の尊厳にたどり着くまで 横山百合子(国立歴史民俗博物館名誉教授) 教科書のなかの太平洋戦争──戦争児童文学教材はいま 黒川麻実(愛知県立大学) 戦争被害 放置されてきた軍民・内外差別 有光 健(早稲田大学国際和解学研究所) 〈インタビュー〉 空襲被害者は訴える──救済法の実現を、今年こそ 根本徳三(東京空襲犠牲者遺族会) 長崎から「地球市民」になる──被爆者から受け取ってきたもの 平林千奈満(小学校教諭) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〈スケッチ〉 聞けるものなら 滝口悠生(小説家) 〈シリーズ夜店〉 表現の自由のフロンティア──「思想の市場」とその外部 山羽祥貴(東京都立大学) この社会の社会学 第7回 社会学的な死 石岡丈昇(日本大学) 〈対談〉 ひとりで暮らすふたりの話 津村記久子(作家)×和田靜香(ライター) 言葉と言葉のかくれんぼ 第16回 戦争のあとがき 斎藤真理子(翻訳家) 〈SEKAI Review of Films〉 私たちの新しい根拠──『黒川の女たち』 胡桃澤伸(劇作家、精神科医) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇韓国大統領選を読む──世代、ジェンダー、アスファルト右派 堀山明子(毎日新聞) ◇アベノマスク訴訟──安倍政権、隠蔽体質のその一端 大瀧哲彰(朝日新聞) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇本との出会い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 酒井啓子(千葉大学) ◇本とチェック 第27回 詩の魔法 金承福(クオン代表) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 連載 隣のジャーナリズム ブレる皇位継承報道 井上 亮(ジャーナリスト) あたふたと身支度 第11回 戦争なんて地獄に落ちろ 高橋純子(朝日新聞) 午前1時のメディアタイムズ 第5回 ケイトリン・クラークは敵か味方か 若林 恵(編集者/黒鳥社) 片山善博の「日本を診る」(189) 県議への情報漏洩事案から「議会根回し」を診る 片山善博(大正大学) 「変わらない」を変える 第27回 反自由主義政治への転換 三浦まり(上智大学) 気候再生のために 第35回 異常高温の脅威 いのちをまもるための行動 高村ゆかり(東京大学) ドキュメント激動の南北朝鮮 第336回(25・5~6) 編集部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○記憶をもった鏡 平敷兼七『山羊の肺』 戸田昌子(写真史家) ○岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○読者談話室 ○編集後記 ○表紙画 土屋未久(表紙・裏表紙 響く 2025) ○キャラクター・扉絵 西村ツチカ ○アートディレクション 須田杏菜 ○本文デザイン 大原由衣+都井美穂子
-
スピン / spin 第12号
¥330
SOLD OUT
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」12号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|160 発 行|2025年06月 ISBN |4910078220759 Contents [新連載] ・佐々木譲 路上の輝き ・澤田瞳子 おぼろ影 [短歌] ・鳥さんの瞼 風にいる [短篇] ・横山拓也 潮時 [特別掲載 楽曲・歌詞] ・高田漣 街の彼方のワルツ [エッセイ] ・松本英子 湯気 ・劉佳寧 龍彥親王と中国 [連載小説] ・芦沢央 短期集中連載 おまえレベルの話はしていない(芝)(最終回) ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第12回) ・大森美香 花と葉(第11回) ・尾崎世界観 すべる愛(第11回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第12回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第12回) ・中村文則 彼の左手は蛇(最終回) ・藤沢周 利休残照(第12回) [連載詩]第9回 ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――火の鳥未来編詩集 [紙の話] 第12回 ・奈良裕己 紙とシルクスクリーン印刷の話 [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌]第12回 ・渡辺祐真 俳句の歴史 その2 〜明治末期から昭和初頭まで、俳壇はいかに分裂したのか?〜 [本の話] ・西岡勉 山根さんの本作り [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・服部真里子 無表情の神 ・昼間匠 書店員としての原点 [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第12回 ・斉藤壮馬 「THE WORLD (IS MADE OUT OF) CLOSED ROOMS.」 [紙のなまえ]
-
世界 2025年7月号
¥1,045
【特集1】憎悪の政治学 憎しみはどこから生まれるのか。 財務省解体を訴えるデモ、誹謗中傷が続く兵庫県知事選問題、 クルドの人々 や在日外国人への差別的言動……。「既得権益側」「自分たちの領分を脅かす」とみなす相手への敵意を煽り、それがSNSを通じて増幅される。 とどまるところを知らない苛烈な攻撃、その根源を照らす。 【特集2】私たちはなぜ不安なのか 癒えない疲労、頭から離れない不安、やめられないメールやSNSのチェック……この心の危機は、何が原因なのだろう。 個人に問題を閉じ込めない社会へ。生きづらさの構造を解きほぐしてみる。 [出版社より] 出版社|岩波書店 定 価|950円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|296 発 行|2025年06月 ISBN |4910055010755 Contents ┏━━━┓ ┃特集 1┃憎悪の政治学 ┗━━━╋…──────────────────────────────── 誹謗中傷の洪水に立つ──「報道特集」兵庫県知事選検証から 曺琴袖(TBS「報道特集」編集長) 取り残された人々の財政ポピュリズム──財務省解体デモの論理と心情 伊藤昌亮(成蹊大学) 女性への制裁という「エンタメ」──ミソジニーの収益化とColabo攻撃 小川たまか(ライター) どのような憎悪か?──ランシエールから考える 鈴木亘(東京大学) 排外主義を動かす政治──クルド人差別とヘイトの本質 倉橋耕平(創価大学) ┏━━━┓ ┃特集 2┃私たちはなぜ不安なのか ┗━━━╋…──────────────────────────────── 〈座談会〉 人は会話しながら生きている 小澤いぶき(児童精神科医)×名郷直樹(医師)×松山純子(社労士)×森川すいめい(精神科医) SOSを出さない日本人──規範を優先する社会 石井敬子(名古屋大学) 〈インタビュー〉 雑談が人を救うこともある 松本俊彦(精神科医) 「自分疲れ」と社会──やさしく混じり合う場所がどこかにある 頭木弘樹(文学紹介者) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 米中対立はグローバルな自由貿易体制をどう変えるのか 梶谷 懐(神戸大学) 終末ファシズムの勃興 ナオミ・クライン(ジャーナリスト)、アストラ・テイラー(ドキュメンタリー作家)、訳=中村峻太郎(翻訳家) 〈連載〉 午前1時のメディアタイムズ 第4回 ニュースをめぐる分断線 若林 恵(編集者/黒鳥社) 日米「コメ密約」の闇─ミニマム・アクセス米と塩飽文書 山田 優(農業ジャーナリスト) 研究不正の蔓延──日本の科学はどのように蝕まれているか 田中智之(京都薬科大学) 〈連載〉 最後は教育なのか? 第10回 みんな受験を語りたがる──中村高康さんに聞く 武田砂鉄(ライター) 〈リレー連載〉 隣のジャーナリズム 「大谷バブル」と忖度報道 水谷竹秀(ノンフィクションライター) 〈スケッチ〉 ひらめきを書きとめる 古賀及子(エッセイスト) 〈シリーズ夜店〉 猟師の眼で見る 「熊問題」の人類学 北川真紀(東京大学) 〈連載〉 原発事故 検証の空白 第2回 隠された雨の汚染 添田孝史(科学ジャーナリスト) 拘禁刑で刑務所はどうなる──刑務官は変われるか 浜井浩一(龍谷大学) 市民的エネルギー管理の可能性──理想と現実のあいだから 古賀勇人(マンチェスター大学博士課程) 〈シリーズ〉 この社会の社会学 第6回 都市の「棲み分け」を可視化する 川野英二(大阪公立大学) 〈連載小説〉 不屈のひと 物語「女工哀史」 第3回(最終回) 敵、襲来 石田陽子(文筆業、編集者) 〈シリーズ〉 「戦後」解体 第4回 交差する暴力に抗う回路──在日朝鮮人の記憶とケアの倫理 李 杏理(東京経済大学) 〈インタビュー〉 「白人女性の闘いは、私たちの闘いではなかった」──『チャーチ・レディの秘密の生活』著者インタビー ディーシャ・フィルヨー(作家)、聞き手=押野素子(翻訳家) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇「エルドアンのトルコ」の急展開 今井宏平(ジェトロ・アジア経済研究所) ◇憲法問題としての教員の働き方改革──給特法等改正は学校を救えるか 髙橋 哲(大阪大学) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇本との出会い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇読書・鑑賞日記 読んで、観て、聴いて 中村佑子(作家/映像作家) ◇本とチェック 第26回 神保町の隣人たち 金承福(クオン代表) ◇言葉と言葉のかくれんぼ 第15回 隣国語の森 チョン・スユン(翻訳家) ◇戦後の悪人正機説──大澤真幸『西洋近代の罪』 藤沢 周(小説家) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アジアとアメリカのあいだ 第7回 人間を消す国、記憶も消す国 望月優大(ライター) あたふたと身支度 第10回 いつかはグレイヘア 高橋純子(朝日新聞) 彼女たちの「戦後」 第10回 平野レミ──自由と歓待 山本昭宏(神戸市外国語大学) 「変わらない」を変える 第26回 バックラッシュとミソジニー 三浦まり(上智大学) 脳力のレッスン(277) ウクライナの影 ロシア革命そして満州国へ 寺島実郎 片山善博の「日本を診る」(188) これまでのコメ政策はミッションを間違えている 片山善博(大正大学) 気候再生のために 第34回 気候と社会の悪循環 江守正多(東京大学) いじめ後遺症 第5回 「否認」という病理 斎藤 環(精神科医) ドキュメント激動の南北朝鮮 第335回(25・4~5) 編集部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○記憶をもった鏡 西野壮平『Short Stories: Beppu』 戸田昌子(写真史家) ○岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○読者談話室 ○編集後記 ○表紙画 土屋未久(表紙 問う、 2025、裏表紙 夜になる 2025) ○キャラクター・扉絵 西村ツチカ ○アートディレクション 須田杏菜 ○本文デザイン 大原由衣+安賀裕子+都井美穂子
-
世界 2025年6月号
¥1,045
【特集1】科学vs政治 科学者の大量解雇、研究予算の縮減。第二次トランプ政権下ですすむかつてない規模での科学への弾圧。気候変動や環境正義、DEI……。政権による言葉狩りは、大学における研究の自由をも侵食している。 日本では、任命拒否の理由も一切説明されないまま「学術会議解体法案」が今国会に提出された。法人化以降、研究力を削がれてきた日本の学術の「終わりの始まり」となってしまうのか。 民主主義の基盤を揺るがす科学への攻撃に、私たちはどう対峙すべきか。 【特集2】老いる社会 社会全体を覆っている閉塞感。その背後には何があるのだろうか。 止まらない少子高齢化と産業、社会保障への不安、深刻化するインフラ老朽化、そして、この現状へ対応できない制度の硬直……。これまでも課題とされてきた人・物・システムのありようは、いまや限界にきている。 「老い」の先を見通すことができるのか。4つの考察から探る。 [出版社より] 出版社|岩波書店 定 価|950円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|296 発 行|2025年05月 ISBN |4910055010656 Contents ┏━━━┓ ┃特集 1┃ 科学VS政治 ┗━━━╋…──────────────────────────────── 〈対談〉 科学という制度の破壊 隠岐さや香(東京大学)×松村一志(大阪大学) 〈インタビュー〉 学術会議解体法案は、日本の科学の死だ 山極壽一(総合地球環境学研究所所長、日本学術会議元会長) 〈ルポ〉 トランプ2・0 文化戦争と気候危機 八田浩輔(毎日新聞) 「多様性」の蹉跌──アメリカの大学で何が起きているのか 宮本ゆき(デュポール大学) ┏━━━┓ ┃特集 2┃老いる社会 ┗━━━╋…──────────────────────────────── インタビュー 就職氷河期世代の老後 近藤絢子(東京大学) 少子化・地方創生・ジェンダー──「高齢社会」の袋小路 松浦 司(中央大学) 「国民の選択」としてのインフラ老朽化 杉浦 勉(関西大学) 「まち」も歳をとっていく──北海道周縁からみえる生活基盤の臨界 勝木晃之郎(北海道新聞) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「思想家」J.D.ヴァンスを読み解く 井上弘貴(神戸大学) 午前1時のメディアタイムズ 第3回 「MAGA左翼」の衝撃 若林 恵(編集者/黒鳥社) そして、「渚」へ──辺野古 軟弱地盤と呼ばれるものから 赤坂真理(作家) 〈新連載〉 原発事故 検証の空白 第1回 「安定ヨウ素剤投与指示」はどこで止まったのか? 吉田千亜(ライター) 中国の“天は崩れない”か──第二次貿易戦争を見通す視座 高口康太(ジャーナリスト) ネタニヤフ政権の延命策──ガザ 遠ざけられた恒久停戦 鈴木啓之(東京大学) 戦争を糧に増殖を遂げるロシア経済 服部倫卓(北海道大学) 韓国政治と「民主主義の後退」 磯崎典世(学習院大学) 採掘をめぐる“ディール”──終わりなきコンゴ民主東部紛争 今泉 奏(朝日新聞) 〈リレー連載〉 隣のジャーナリズム 私の「八月ジャーナリズム」 栗原俊雄(毎日新聞) 〈スケッチ〉 雑誌の庭 しりあがり寿(漫画家) 〈シリーズ夜店〉 立場性を引き受けること──「慰安婦」問題に関わる日本人男性たちの語りから 朴沙羅(ヘルシンキ大学) 〈連載小説〉 不屈のひと 物語「女工哀史」 第2回 それぞれの紡績工場 石田陽子(文筆業、編集者) 〈戦後80年対談〉 田中角栄は何を見ていたのか 田中眞紀子(元外務大臣)×真山 仁(小説家) 虚構の黙秘権 取調べ拒否できない日本 デイビッド・T.ジョンソン(ハワイ大学) 訳=秋元由紀(翻訳家) 〈シリーズ〉 「戦後」解体 第3回 自発的優生思想の源流を探る 横山 尊(広島大学) ヨーロッパで踊りながら採集したクルド移民の物語 金井真紀(文筆家、イラストレーター) 〈連載〉 この社会の社会学 第5回 「三歳児神話」に挑む 柴田 悠(京都大学) 「この糸につかまりなさい」──『編むことは力』著者インタビュー ロレッタ・ナポリオーニ(エコノミスト)、聞き手=佐久間裕美子(ライター) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇トランプ関税 国際経済体制を揺るがす政権内対立 高橋和宏(法政大学) ◇軍政下のミャンマー大地震──人道支援のジレンマ 今村真央(山形大学) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇本との出会い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇中国ディアスポラ書店の風 吉岡桂子(朝日新聞) ◇本とチェック 第25回 社長の仕事 金承福(クオン代表) ◇言葉と言葉のかくれんぼ 第14回 「サラン」を使うとき 斎藤真理子(翻訳家) ◇読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 長谷部恭男(早稲田大学) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アジアとアメリカのあいだ 第6回 敵でもなく友でもなく、ただの隣人として 望月優大(ライター) あたふたと身支度 第9回 若作り 高橋純子(朝日新聞) 彼女たちの「戦後」 第9回 吉田ルイ子──Something we can do 山本昭宏(神戸市外国語大学) 「変わらない」を変える 第25回 「超現実」のアメリカ 三浦まり(上智大学) 気候再生のために 第33回 米国 気候科学の危機 高村ゆかり(東京大学) 片山善博の「日本を診る」(187) 図書館閉館問題から見えてくる自治体のモラル欠如 片山善博(大正大学) 脳力のレッスン(276) 「北の黒船」ロシアの来航再考 寺島実郎 いじめ後遺症 第4回 長期的影響のエビデンス──旭川市いじめ自殺(3) 斎藤 環(精神科医) ドキュメント激動の南北朝鮮 第334回(25・3~4) 編集部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○記憶をもった鏡 岩波友紀『Blue Persimmons』 戸田昌子(写真史家) ○岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○読者談話室 ○編集後記 ○表紙画 土屋未久(表紙 何処へ 2025、裏表紙 残る 2025) ○キャラクター・扉絵 西村ツチカ ○アートディレクション 須田杏菜 ○本文デザイン 大原由衣+安賀裕子
-
世界 2025年5月号
¥1,045
SOLD OUT
【特集1】憲法を取り戻す 日本国憲法はいま、試練に直面している。 ガザとウクライナで続く戦争は、「平和を愛する諸国民の公正と信義」に傷をつけ、国際環境の変化を理由に、自衛隊も米軍との一体化を推し進めている。 今国会では、日本学術会議法や能動的サイバー防御を可能にする法案など、憲法が保障する「学問の自由」や「通信の秘密」との関係が問われる法案が提出された。また、選択的夫婦別姓も論議の焦点となりつつある。 憲法の理念をどう活かしていくか。私たちの「不断の努力」が試されている。 【特集2】ビッグテックと権力 1月20日、トランプ大統領就任式には超巨大テック企業のトップたちが揃って出席した。 巨大企業と政治との密接な関係は珍しくない。だが、政府効率化省(DOGE)の責任者とされるイーロン・マスクにいたっては、医療や教育までもコスト削減の対象とする傍ら、自企業への大規模な利益誘導が問題視されている。 他方、テック業界ではAIほか急速な技術革新とともに、それに伴う独自の思想が広がりつつある。デジタル空間の自由を標榜したはずの彼らはなぜ権力に魅入られたのか。集中する「富と権力」、その監視はいかにすれば可能か。 [出版社より] 出版社|岩波書店 定 価|950円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|296 発 行|2025年04月 ISBN |4910055010557 Contents ┏━━━┓ ┃特集 1┃憲法を取り戻す ┗━━━╋…──────────────────────────────── 憲法「番外地」の拡大に抗して よみがえる「統帥権」独立問題 青井未帆(学習院大学) 夫婦同姓という人権問題 寺原真希子(弁護士) 脅かされる公民館と集会の自由 田島泰彦(元上智大学教授) 能動的サイバー防御と「通信の秘密」 實原隆志(南山大学) ┏━━━┓ ┃特集 2┃ビッグテックと権力 ┗━━━╋…──────────────────────────────── テック起業家たちのイデオロギー──イーロン・マスクとピーター・ティール 橋本 努(北海道大学) イーロン・マスク 権力への階段 エリック・リプトン、セオドア・シュライファー(ニューヨークタイムズ記者) /訳=秋元由紀(翻訳家) AI倫理 三つの波──“効率的な破壊”を防ぐために 横山広美(東京大学) トランプと「テック・オリガルヒ」との危険な関係 小林泰明(読売新聞) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〈対談〉 “力の時代”を直視せよ──ウクライナ戦争と「欧米の終わり」 遠藤 乾(東京大学)×田中 均(元外務審議官) ドイツ 自由民主主義への内なる脅威──連邦議会選挙と極右政党AfDの躍進 板橋拓己(東京大学) 〈連載〉 「変わらない」を変える 第24回 狙われるエリート大学 三浦まり(上智大学) 〈連載〉 午前1時のメディアタイムズ 第2回 アメリカファーストの反対語 若林 恵(編集者/黒鳥社) 〈座談会〉 「大東亜共栄圏」から捉え直す日本の戦争 内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)×後藤乾一(早稲田大学名誉教授)×成田龍一(日本女子大学名誉教授) 「隣人」フィリピンとの80年──対日感情の変遷を読み解く 柴田直治(ジャーナリスト) 日銀にダンスはうまく踊れない──植田総裁、2年目の苦闘 西野智彦(ジャーナリスト) 著名人へのネットハラスメント──デジタル公共空間の責任と可能性 高野雅典(サイバーエージェント)、永田夏来(兵庫教育大学) 〈スケッチ〉 白に沈む街 石沢麻依(小説家) 〈夜店〉 ミシマ文学、米語圏をいく──『潮騒』の船出 片岡真伊(国際日本文化研究センター) 〈連載小説〉 不屈のひと 物語「女工哀史」 第1回 出会い 石田陽子(文筆業、編集者) 〈最終回〉 ひとりで暮らす私たち 第8回 「生きていかないとならないから」 和田靜香(ライター) 「見えない手錠」を今からでも外す──追悼 石川一雄さん 黒川みどり(静岡大学名誉教授) 子どもたちを脅かす意外な薬物 松本俊彦(精神科医) 隣のジャーナリズム 全盲の記者として 佐木理人(毎日新聞/点字毎日) 〈シリーズ〉 「戦後」解体 第2回 コメと原子力──〈東北〉と戦後八〇年 山内明美(宮城教育大学) 連続する「未曽有の水害」──水害統計調査の意味を問う 梶原健嗣(愛国学園大学) 〈連載〉 この社会の社会学 第4回 大風呂敷はみんなでつくる 齋藤直子(大阪教育大学) 〈連載〉 最後は教育なのか? 第9回「いじめ、カッコ悪い。」ではなく──真下麻里子さんに聞く武田砂鉄(ライター) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ドゥテルテ前大統領逮捕 激化するマルコス家との対立 日下 渉(東京外国語大学) ◇高額療養費制度見直し 石破政権は何を誤ったか 岩永直子(医療記者) ◇特定生殖補助医療法案と「出自を知る権利」 石塚幸子(ドナーリンク・ジャパン) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇本との出会い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇言葉と言葉のかくれんぼ 第13回 私たちは、愛だから チョン・スユン(翻訳家) ◇本とチェック 第24回 本の中の小道 金承福(クオン代表) ◇読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 新城和博(編集者) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アジアとアメリカのあいだ 第5回 誰かがHマートで泣いてしまうのは 望月優大(ライター) あたふたと身支度 第8回 オーラ服は古びない 高橋純子(朝日新聞) 彼女たちの「戦後」 第8回 ゴーマン美智子──走り方を変えた女 山本昭宏(神戸市外国語大学) 脳力のレッスン(275) 「台湾有事」と日米中トライアングル 寺島実郎 片山善博の「日本を診る」(186) あらためて知事の資質を問う 片山善博(大正大学) 気候再生のために 第32回 脱炭素化の「コスト」とトランプリスク 江守正多(東京大学) いじめ後遺症 第3回 苦しみの足跡と症状を辿る──旭川市いじめ自殺(2) 斎藤 環(精神科医) ドキュメント激動の南北朝鮮 第333回(25・2~3) 編集部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○記憶をもった鏡 時津 剛『Behind The Blue』 戸田昌子(写真史家) ○岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○読者談話室 ○編集後記 ○表紙画 土屋未久(表紙 芽ぐむ 2025、裏表紙 声 2025)
-
世界 2025年4月号
¥1,045
SOLD OUT
【特集1】学校依存社会 ICTやプログラミングを始め、追加され続ける「◯◯教育」の数々。保護者や地域の要望を受けて、放課後や校外まで指導の範囲が広がる現状。 イヴァン・イリイチはかつて、学歴主義などの学校的価値観が組み込まれた「学校化社会」を批判した。同時に、そうした価値観の維持のため学校への過度の負担により社会が維持される現状は「学校依存社会」(内田良)と捉えうる。 学校と社会との関係、そして学校のもつ役割や価値への問いから危機の実情を探る。 【特集2】もうひとつの韓国 隣国で市民たちが身を挺して「非常戒厳」を阻止してから3カ月が経つ。多くの国民が大統領の弾劾を支持する一方、与党の支持率は盛り返し、大統領逮捕への反発から地裁への襲撃事件まで起きた。 冬空のもとひろがる祝祭的なデモ空間と、大統領や与党への粘り強い支持を見せる保守の姿。両者の断絶のなか、私たちは「見たい韓国」だけを扱っていないか。 おわらない戦争、南北分断のなかで摑みとられた民主主義。隣国が直面するかつてない政治危機は、日本のなかの韓国観、そして日韓関係を根本から問うている。 [出版社より] 出版社|岩波書店 定 価|950円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|296 発 行|2025年03月 ISBN |4910055010458 Contents ┏━━━┓ ┃特集 1┃学校依存社会 ┗━━━╋…──────────────────────────────── 学校依存社会──シャドウ・ワークの行く末 内田 良(名古屋大学) 教員の長時間勤務をどう解決できるか? 広田照幸(日本大学) 学校─家庭の相互依存 福嶋尚子(千葉工業大学) 崖っぷちの保育を支える 氏家寛子(NHK) 学校の「当たり前」を再評価する 尾崎博美(東洋英和女学院大学) ┏━━━┓ ┃特集 2┃もうひとつの韓国 ┗━━━╋…──────────────────────────────── 韓国ニューライトの戦略 ヤン・ミョンジ(ハワイ大学) 訳=秋元由紀(翻訳家) 「民主韓国」と日本─国交正常化六〇年、乙巳条約一二〇年を迎えて 権容奭(一橋大学) 〈「夜店」 特別編〉 呼び覚まされた「光州」の記憶──一二・三非常戒厳が問いかけるもの 佐藤雪絵(早稲田大学大学院博士後期課程) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〈シリーズ〉 この社会の社会学 第3回 不登校をきちんと迷う 貴戸理恵(関西学院大学) トランプのサディズムに臆するな ジュディス・バトラー(哲学者) 訳=清水知子(東京藝術大学) 〈新連載〉 午前1時のメディアタイムズ 第1回 五〇年後のチャーチ委員会 若林 恵(編集者、黒鳥社) 〈新シリーズ〉 「戦後」解体 第1回 私化された怒りのゆくえ 古波藏契(歴史社会学)×福永玄弥(フェミニズム・クィア研究) テレビ業界 ふたつの権力 北出真紀恵(東海学園大学) 男性議員へのハラスメント──ヒアリング調査から見えてきた実態 濵田真里(Stand by Women代表) 〈対談〉 サステナビリティは菩提心から 松島 斉(東京大学)×金井政明(良品計画顧問) 自由民主主義と国際秩序 再構築の鍵 遠藤誠治(成蹊大学) 脳力のレッスン(274)第二次大戦後の日米中関係のバイオリズム 寺島実郎 〈スケッチ〉 浅草に出かけた 折坂悠太(シンガーソングライター) 〈連載最終回〉 アウシュヴィッツの焼却炉 第3回 「想起文化」をつなぐ 中村真人(フリーライター) 〈連載最終回〉 ファシズムは読書で、レイシズムは旅で治る 第3回 経験、そして物語 前川仁之(ノンフィクション作家) 〈ルポ〉 パレスチナ 「狂気」のなかの生──ヨルダン川西岸地区から 安田菜津紀(フォトジャーナリスト) 〈地下水汚染列島〉 水道水の汚染はなぜ 21世紀の公害PFOA 中川七海(Tansa) 〈地下水汚染列島〉 沖縄 PFAS汚染と基地政治 河村雅美(IPP代表) 反差別「地域からの革命」の一五年──「京都府人権条例」案の何が問題か 中村一成(ジャーナリスト) いじめ後遺症 第2回 被害が後遺症へ至る過程──旭川市いじめ自殺(1) 斎藤 環(精神科医) 〈リレー連載〉 隣のジャーナリズム 義家氏へ……「リアルと向き合え!」 河野 啓(作家・映像制作者) 言葉と言葉のかくれんぼ 第12回 戦争が怖かった 斎藤真理子(翻訳家) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇女性差別撤廃条約と天皇・皇族の人権 南野 森(九州大学) ◇靖国合祀国賠訴訟 敗訴なれど輝く「反対意見」 内田雅敏(弁護士) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇本との出会い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇中国SFの世界へようこそ 立原透耶(作家・翻訳家) ◇本とチェック 第23回 地域を育てる書店 金承福(クオン代表) ◇読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 酒井啓子(千葉大学) ◇「新自由主義+教育」の現在地を知る──児美川孝一郎『新自由主義教育の40年』 斎藤貴男(ジャーナリスト) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ひとりで暮らす私たち 第7回 差と異の間の権利 和田靜香(ライター) アジアとアメリカのあいだ 第4回 常識の革命、あるいは排斥の残りかす 望月優大(ライター) 彼女たちの「戦後」 第7回 角野栄子──青空の底の黒 山本昭宏(神戸市外国語大学) あたふたと身支度 第7回 貧乏自慢 高橋純子(朝日新聞) 片山善博の「日本を診る」(185) 石破政権の「地方創生2・0」への期待と注文 片山善博(大正大学) 「変わらない」を変える 第23回 DEI「禁止令」仕掛けられたモラル・パニック 三浦まり(上智大学) 気候再生のために 第31回 トランプ2・0の気候変動対策 高村ゆかり(東京大学) ドキュメント激動の南北朝鮮 第332回(25・1~2) 編集部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○記憶をもった鏡──マルティーヌ・フランク『Martine Franck』 戸田昌子(写真史家) ○岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○表紙作品について ○読者談話室 ○編集後記 ○表紙木版画 土屋未久(表紙 見つめる 2025、裏表紙 確かなもの 2025)
-
LOCKET 07号 CINEMA IS A FRONTIER
¥2,200
SOLD OUT
独立系旅雑誌『LOCKET』第7号は映画館特集です。 コデックス装が復活&リソグラフポスター付き。 荒野はきっとここにある──明滅する世界を彷徨うように映画館を旅しました。インドでもっとも豪華な映画館から、建築の巨匠ゆかりの映画館へ。写真家はルーマニアで美しい瞬間を瞳に焼きつけ、ウクライナで爆発音に耳をすませます。石川直樹、奥山大史、佐々木美佳、済東鉄腸、上川周作、フー・ティエンユー、児玉浩宜、塚田ゆうたなど豪華面々も登場。 今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷による「心刷」です。第3号以来のコデックス装がカムバック。創刊10周年を記念してリソグラフポスターも投げ込みます。真っ当でいてオルタナティブなインディペンデントマガジンが、いまここから荒野へいざないます。 [発行者より] 編集発行人|内田洋介[編集・文・写真] デザイナー|大谷友之祐(Yunosuke) 発行元|EDIT BY BODY 印 刷|藤原印刷 定 価|2,000円+税 判 型|B5変形判/コデックス装 頁 数|111 発 行|2025年04月 Contents ◉インド/ピンクシティに見る夢(土田 凌*表紙撮影) ◉インド/ル・コルビュジエが見た夢 ◉ルーマニア/おとぎの国のヴィクトリア(塩川雄也) ◉ジョージア/この国で、この部屋で、この映画で ◉トルコ/瞬きのアナトリア ◉ウクライナ/映画館が閉ざされた街で(児玉浩宜) ◉ボリウッドの東で喜怒哀楽(佐々木美佳) ◉追憶の映画館(アイザワディーン) ◉精神の荒野はどこにある(済東鉄腸) ◉ある男、映画館にて(上川周作) ◉ようこそようこそ映画館へ(jig theater、金星シネマ) ◉まちがいさがし 映画館篇(町田ヒロチカ) ◉隣の国の映画館(フー・ティエンユー) ◉ロケットペンダントの中には #1 ◉旅を書く(鈴木優香、中道智大、石川直樹) ◉背骨の旅人 #7(奥山大史) ◉いまではないいつか #3 ハワイ ◉雑誌発、ZINE経由、漫画行(塚田ゆうた) ◉創刊10周年記念投げ込みリソグラフポスター(Yunosuke)
-
LOCKET 06号 SKI ISSUE
¥2,200
独立系旅雑誌『LOCKET』第6号は旅人のためのスキー特集です。 世界地図から空白部が消え、「秘境はなくなった」といわれてもなお、銀白部が存在します。白銀の世界に目を凝らせば、未知の国では普遍のスキーが見つかり、見知った国では未知が広がっていました。 イランとトルコで滑り、ノルウェーと韓国で歴史を遡り、台湾で廃墟を探します。久栖博季、石川直樹、マイク・エーブルソン、金本凜太朗、久保康友ほか豪華面々に協力いただきました。 今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷による美しい「心刷」です。さらに一部ページは石川県金沢市の石引パブリックで自らリソグラフ印刷。真っ当でいてオルタナティブなインディペンデントマガジンから、新たな視点を問いかけます。 [発行者より] 編集発行人|内田洋介[編集・文・写真] デザイナー|大谷友之祐(Yunosuke) 発行元|EDIT BY BODY 印 刷|藤原印刷/石引パブリック 定 価|2,000円+税 判 型|B5変形判/並製 頁 数|160 発 行|2023年10月 Contents 001 定年退職発、 マクドナルド経由、雪山行き 006 鳥になりたかった!(久栖博季) 008 極地の移動手段(石川直樹) 010 イラン/ペルシャ雪を誰も知らない 034 イランからの手紙 036 トルコ/アナトリアのB面 060 体験を創造するスキーチェア(マイク・エーブルソン) 064 暇を持て余した神々の遊び 066 ノルウェー/原始のスキーヤー(塗木拓朗) 076 韓国/雪を駆けた馬 081 スキーヤーの肖像(宮村真一) 097 唄い踊るスキー、日本伝来の地で(高田民謡保存会) 102 猪熊弦一郎を見上げて(井上奈奈) 104 猪谷六合雄と汽水空港(モリテツヤ) 108 中谷宇吉郎の雪跡 116 台湾/南国にとけたスキー場(堤 大樹) 126 地球の滑り方 カザフスタン(稲村航平) 129 或るゲレンデ(金本凜太朗) 145 背骨の旅人 第6回 久保康友 152 INFORMATION 153 いまではないいつか 第2回 トルコ 160 まちがいさがし スキー篇(町田ヒロチカ)
-
スピン / spin 第11号
¥330
SOLD OUT
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」11号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|176 発 行|2025年03月 ISBN |4910078220452 Contents [短篇] ・福田節郎 我々に罪はない [短歌] ・大滝和子 ジャングルジム [短歌+イラスト] ・岡野大嗣(短歌)+安福望(イラスト) ユニバーサリー・アニバーサリー [俳句] ・皆川博子 忘れ螢 [エッセイ] ・清繭子 小説家になりたい人、イヤになる [連載小説] ・芦沢央 短期集中連載 おまえレベルの話はしていない(芝)(第2回) ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第11回) ・大森美香 花と葉(第10回) ・尾崎世界観 すべる愛(第10回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第11回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第11回) ・中村文則 彼の左手は蛇(第7回) ・藤沢周 利休残照(第11回) [警察小説アンソロジー](第4回) ・福田和代 心の声を聴く [連載詩]第8回 ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる——魔法少女まどか☆マギカ詩集 [紙の話] 第11回 ・永江朗 紙が森林を破壊する、という誤解 [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌]第11回 ・渡辺祐真 俳句の歴史 その1 〜俳諧連歌から俳句の誕生〜 [本の話] ・名久井直子 凝った本をつくるということ [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・好事家ジェネ 無頼と孤独の交差する街で ・古賀史健 神になろうとしたSF作家 [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第11回 ・斉藤壮馬 「つれもていこら」 [特別掲載] 表紙の「ことば」アナザーバージョン ・宇野亞喜良 [紙のなまえ]
-
スピン / spin 第10号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」10号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|176 初 版|2024年12月 ISBN |4910078210255 Contents [短期集中連載] ・芦沢央 おまえレベルの話はしていない(芝) [ショートショート] ・田中有芽子 江ノ島のクリオネ [詩と俳句] ・皆川博子 詩=試作1/俳句=泰山木 [エッセイ] ・稲葉賀恵 死者の言葉を再生するように ・海猫沢めろん 生き活と死に活 [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第10回) ・大森美香 花と葉(第9回) ・尾崎世界観 すべる愛(第9回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第10回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第10回) ・中村文則 彼の左手は蛇(第6回) ・藤沢周 利休残照(第10回) [警察小説アンソロジー](第3回) ・石川智健 禍胎 [連載往復書簡] 最終回 ・最果タヒ ときには恋への招待状 ――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=朝吹真理子 [連載詩]第7回 ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――A子さんの恋人詩集 [紙の話] 第10回 ・越前和紙のはなし(取材・文=「スピン」編集部) [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌]第10回 ・渡辺祐真 近現代短歌 百年の歴史をたどる [本の話] ・松田行正 レースに包まれた本 [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・朝宮運河 わが偏愛の絶版怪奇幻想文学 [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第10回 ・斉藤壮馬 「ぼくのゴヴェヤユハ」 [紙のなまえ]
-
スピン / spin 第9号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」9号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|176 初 版|2024年09月 ISBN |4910078221046
-
スピン / spin 第8号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」8号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|176 初 版|2024年06月 Contents [短篇] ・⻫藤壮⾺ エフィカ ・⾼原英理 愛らしい未来 ・平⼾萌 産声 [新連載 警察⼩説アンソロジー] ・天祢涼 県警の番⼈(前篇) [エッセイ] ・⾼野⽔登 「ロンドン橋が落ちまする」 ・柳美⾥ ⾝体を媒介し、物語は脈動する [移転記念レポ] ・⾹⽇ゆら 千駄ヶ⾕の河出書房新社 レトロスペクティブ [連載⼩説] ・⼀穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第8回) ・⼤森美⾹ 花と葉(第7回) ・恩⽥陸 そして⾦⿂鉢の溢れ出す午後に、(第8回) ・鈴⽊涼美 典雅な調べに⾊は娘(第8回) ・堂場瞬⼀ 連作 罪と罪(第8回) ・中村⽂則 彼の左⼿は蛇(第4回) ・藤沢周 利休残照(第8回) [連載詩]第5回 ・最果タヒ キャラクターの⾎のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる ――新世紀エヴァンゲリオン詩集 [連載往復書簡] 第6回 ・最果タヒ ときには恋への招待状 ――詩⼈からさまざまな⽅へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=岡崎琢磨 [紙の話] 第8回 ・速⽔健朗 紙から始まったマスコミの時代とその未来 [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] 第8回 ・渡辺祐真 漢詩の作り⽅から考える型の効⽤ [本の話] ・ミルキィ・イソベ 流れよ、⾵と光 [連載書評/絶版本書店 ⼿に⼊りにくいけどすごい本] ・北村薫 名訳、名調⼦、そして―― ・⽮島沙夜⼦ 1965年、スープ・チュリーンの湖畔にて [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第8回 ・⻫藤壮⾺ 「にせもの」 [紙のなまえ]
-
スピン / spin 第5号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」5号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|160 発 行|2023年09月 Contents [新連載] ・中村文則 彼の左手は蛇 [短篇] ・斉藤壮馬 よみのあな [エッセイ] ・三島邦弘 出版界の光と闇 [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第5回) ・大森美香 花と葉(第4回) ・尾崎世界観 すべる愛(第5回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第5回) ・佐原ひかり リデルハウスの子どもたち(第4回) ・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第5回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第5回) ・藤沢周 利休残照(第5回) [連載詩]第2回 ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――宝石の国詩集 [歌詞の話]第2回 ・ピノキオピー 歌詞 ノンブレス・オブリージュ/エッセイ 息ができる場所 [連載往復書簡] 第3回 ・最果タヒ ときには恋への招待状 ――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=末次由紀 [紙の話] 特別編 ・原研哉 白い紙は、人間の創造性を挑発し続ける(インタビュー・構成=原田優輝) [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] 第5回 ・渡辺祐真 俳句と短歌って何が違うのだろう? [本の話] ・大久保明子 「私は紙の本を憎んでいた。目が見えること、本が持てること、ページがめくれること、読書姿勢が保てること、書店へ自由に買いに 行けること、……」(『ハンチバック』より) [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・後藤護 サイキック・カリフォルニア ・小林紀晴 熱量の度合い ・土井善晴 私たちはどのような心で生きてきたのだろうか [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第5回 ・斉藤壮馬 「水にまつわる随想」 [コラム 日々] ・たなかみさき へそが鳴る [紙のなまえ]
-
スピン / spin 第4号
¥330
SOLD OUT
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」4号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|160 発 行|2023年06月 Contents [新連載] ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――第1回 呪術廻戦詩集 [短篇] ・坂崎かおる ニューヨークの魔女 ・ワクサカソウヘイ アラビアンナイト [ショートショート] ・大濱普美子 オキヨメ [エッセイ] ・村上仁一 「写真」という名の雑誌 [特別掲載 歌詞の話] ・ピノキオピー 歌詞 内臓ありますか/エッセイ 内臓のない初音ミク [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第4回) ・大森美香 花と葉(第3回) ・尾崎世界観 すべる愛(第4回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第4回) ・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第4回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第4回) ・藤沢周 利休残照(第4回) [連載往復書簡] ・最果タヒ ときには恋への招待状――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。(第2回) ゲスト=犬山紙子 [小特集 少女小説/いま、少女小説を読みたい] ・青山美智子 エッセイ 迷宮の出口で ・山崎まどか エッセイ 少女時代のその先としての続編 ・嵯峨景子 いまこそ読みたい少女小説10 [紙の話] ・戸部田誠 本がうまれる [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] ・渡辺祐真 第4回 「古池や蛙飛び込む水の音」を通して考える俳句鑑賞のカギ [本の話] ・木庭貴信 ♯千葉ルーと私 [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・市川春子 本棚の可憐な庭 ・梅﨑実奈 逢わぬ恋 [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] ・斉藤壮馬 第4回 「助手席にて」 [コラム 日々] ・出井隼之介 [紙のなまえ]
-
スピン / spin 第3号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」3号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|160 発 行|2023年03月 Contents [新連載] ・最果タヒ ときには恋への招待状 ――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。 [短篇] ・川野芽生 サカナと、サカナでないもの [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第3回) ・大森美香 花と葉(第2回) ・尾崎世界観 すべる愛(第3回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第3回) ・佐原ひかり リデルハウスの子どもたち(第3回) ・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第3回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第3回) ・藤沢周 利休残照(第3回) [俳句] ・皆川博子 青へ [エッセイ] ・金井美恵子 思い出すこと ・髙村志保 ブロマンスの風 ・永田敬介 ディズニー ・中村文則 上手くいかなかった恋愛の話・電気篇 [小特集 絲山秋子 デビュー20周年] ・エッセイ 絲山秋子 ・特別コラム 木下古栗 ・絲山作品を読む 久田かおり/石森則和/明石博之/荻田泰永/阿部公彦/土屋裕一/杉江由次/波多野文平/細田亜津抄/富田恭彦/岩本太一/笠間直穂子/高垣亜矢/有地和毅/藤井一至 [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・堂場瞬一 私の好きな本は絶版になる ・皆川博子 『鮫』 [本の話] ・鈴木成一 つき動かすもの [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] ・渡辺祐真 第三回 散歩をするように詩歌を読む [紙の話] ・辻本力 印刷の現場で考えた、紙媒体と仕事の“これから” [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] ・斉藤壮馬 第三回 「あるいは根雪のように、」 [コラム 日々] ・折坂悠太 夕景 [紙のなまえ]
-
随風 01[サイン本]
¥1,980
文学フリマや独立系書店の店頭を席巻する随筆/エッセイムーブメントに呼応する文芸誌、ついに創刊。本誌『随風』は書き手/読者の随筆にかける思いに寄り添って船出する小舟です。随筆の風が吹く限り、どこまででもともに旅しましょう(年2回刊行予定)。 *サインは寄稿者複数によるランダムな寄せ書き仕様です。 [出版社より] 出版社|書肆imasu 定 価|1,800円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|140 発 行|2025年03月 ISBN |978-4-909868-17-6 Contents 巻頭随筆 宮崎智之 船出にあたって 平林緑萌 随筆特集「友だち」 浅井音楽 海猫沢めろん オルタナ旧市街 かしま 岸波龍 早乙女ぐりこ ササキアイ 作田優 鈴木彩可 竹田信弥 友田とん 西一六八 野口理恵 批評 柿内正午 仲俣暁生 横田祐美子 座談会 城崎にて、香川にて 森見登美彦 円居挽 あをにまる 草香去来 編集していない編集者の編集後記 北尾修一
-
それはただの偶然
¥1,540
SOLD OUT
いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち ー 自費出版で初めてエッセイ集を作りました。今年の春に事件に巻き込まれてしまい、かなり苦しい日々を過ごしてきました。生きることさえ諦めそうになったけれど、書くことはそんな自分を助けてくれました。 夏から秋にかけて書いた7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を載せています。 また、今回「わたしの現在地」というシリーズ名をつけたので、気長に作り続けていけたらと思っています。 [著者より] 「失われてしまったものや、残されたひとたちのことが、ここにはちゃんと書かれているように思います。」 ——柴山浩紀[編集者] 「新刊は、書き手としての一子ベストワークを更新してると思います。エッセイ集として編まれることを意識して書かれたことが、読んでいてもわかったし、あとがきを読んでもなるほどという感じで、移行期/過渡期的だった「愛は時間がかかる」よりも腰の据わった、覚悟みたいなものを感じる本でした。やっぱり日記からエッセイに、というのはきっとすごい難しいハードルで、そこを越えて=いろんなものを手放して、その代わりにエッセイでないと書けないことを書いている。 そして思ったのは、もしかしたらこれは「エッセイスト植本一子」誕生の書であり、同時に、「日記作家植本一子」との決別の書なのではないか、みたいなことでした。もう一子さんは日記を書かない(書けない)んじゃないか。でもそれはまあ自然というか仕方ないというか必然的なもので、一子さんはこれまでも常に、自分の大事なことを書くために最善の方法として日記という形を選んできたのだと思うし、いまはその大事なことを書くために必要な形が変わってきたということなんだと思います。」 ——滝口悠生[小説家] 著 者|植本一子 定 価|1,400円+税 判 型|文庫判・並製 頁 数|182 発 行|2024年12月 Contents 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 Author 植本 一子 Ichiko Uemoto 1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げる。主な著書に『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『フェルメール』『台風一過』『家族最初の日』『愛は時間がかかる』、写真集に『うれしい生活』などがある。
-
個人的な三ヶ月 にぎやかな季節
¥1,760
今年も自費出版で本を作ってみました。 その名も「個人的な三ヶ月 にぎやかな季節」です。 2021年の1月から3月までの個人的な三ヶ月間の記録を約12万字に及ぶ日記でお届けします。 緊急事態宣言下で身の回りに起きた数々の出来事……。とうとう上の娘が小学校卒業したと思ったら、パートナーは仕事をやめ、新しい道を模索することに。 娘たち、パートナー、大切な友人たちとのかけがえのない日々。 家族って、結婚って、一緒に生きるってなんだろう。 [著者より] 著 者|植本一子 定 価|1,600円+税 判 型|185×130mm・コデックス製 頁 数|176[カラー写真16P] 発 行|2021年05月 Contents 2021年1月 2021年2月 2021年3月 あとがき「ミツは存在しない」 Author 植本 一子 Ichiko Uemoto 1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げる。主な著書に『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『フェルメール』『台風一過』『家族最初の日』『愛は時間がかかる』、写真集に『うれしい生活』などがある。
-
われわれの雰囲気
¥1,430
ピコちゃんが倒れた! 約束の時間に友達が来ない。音沙汰もない。何かがおかしい。嫌な予感がする......。その予感は的中、友達はいまICUにいて、意識がないらしい。でも、コロナ禍では病院へかけつけることもできない。目を覚まさない友達をめぐる日々の記録と、意識を取り戻してからの本人による日記を収録。 「今振り返って印象に残っているのは、知っていたはずの「人間はみんないつか死ぬ」の中に自分が入っている自覚がなく、今回の怪我と入院でそれが「自分も死ぬ」になったことです。またうまく言葉にできませんが、スイッチがひとつ切り替わったかのようです。そしてそれを形に残せてすごくうれしい。」——おわりにより [著者より] 著 者|植本一子・碇雪恵・柏木ゆか 定 価|1,300円+税 判 型|190×110mm・並製 頁 数|128 発 行|2023年05月 Contents はじめに 何をみてもピコを思い出す 植本一子 ピコちゃんが未読だった時のこと 碇雪恵 * おわりに 怪我と入院の雰囲気 柏木ゆか Author 植本 一子 Ichiko Uemoto 1984年広島県生まれ。写真家。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、「下北沢に自然光を使った写真館 「天然スタジオ」を立ち上げる。著書に『かなわない』など。 碇 雪恵 Yukie Ikari 1983年北海道生まれ。ライター。2022年11月に自主制作本『35歳からの反抗期入門』を発売。新宿ゴールデン街のバー「月に吠える」金曜店番。 柏木 ゆか Yuka Kashiwagi 1983年神奈川県生まれ。人事・労務担当。国家資格キャリアコンサルタント。
-
ちゃぶ台 13 三十年後
¥1,980
大地震、地球沸騰化、食糧危機、生物種激減……。 こうした事態が確実に起こっている、三十年後。不安ばかりが先行するが、今、私たちは何をどう考えていけばいいのだろう? ・巻頭漫画 益田ミリ「コーヒーを飲みながら」 ・巻頭インタビュー 松村圭一郎「日本の最先端は周防大島にあり」 ・三浦豊×宮田正樹「森と土を愛してやまない二人が語る『三十年後』」 ・特集「三十年後」書き下ろしエッセイ6本! 万城目学/土井善晴/佐藤ゆき乃/上田誠/白川密成/猪瀬浩平 ・尾崎世界観 書き下ろし小説「げーと」 *装画=ミロコマチコ [出版社より] 出版社|ミシマ社 定 価|1,800円+税 判 型|四六変型判・並製 頁 数|192 ISBN|9784911226117 発 行|2024年10月 Contents 益田ミリ「コーヒーを飲みながら」(漫画) 松村圭一郎「日本の最先端は周防大島にあり」(インタビュー) ●特集 書き下ろし6本! 万城目学「来たるべき時代」(エッセイ) 土井善晴「私たちの『私』を知る」(随筆) 佐藤ゆき乃「永眠のためのアイスクリーム」(エッセイ) 上田誠「劇団と劇の残しかた 時をかけるか、劇団」(エッセイ) 白川密成「三十年後もボクは坊さん?」(エッセイ) 猪瀬浩平「『三十五年に一度マツリが生まれるんだよ』」(エッセイ) ●ちゃぶ台の中の周防大島 三浦豊×宮田正樹(対談)「森と土を愛してやまない二人が語る『三十年後』」 中村明珍「声がやってくるところ」(エッセイ) 内田健太郎「三十年後の僕へ、あるいは君へ」(エッセイ) ●連載 伊藤亜紗「会議の研究(4) 福祉事業所の合意未満」(論考) 斉藤倫「三十年」(児童文学) 齋藤陽道「私がそこにいない風景をあるがままに愛するには」(フォトエッセイ) 榎本俊二「ギャグマンガ家山陰移住ストーリー PART12」(漫画) 藤原辰史「民と文字文化」(論考) 益田ミリ・平澤一平「未来」(漫画) 尾崎世界観「げーと」(小説) 寄藤文平「絵の話。未来の描き方その7」(絵と言葉) 書店、再び共有地(レポート) 本灯社〈福岡県福岡市〉 ほなび〈広島県庄原市〉 三島邦弘(ブックレビュー) 編集後記 Editor ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。東京・自由が丘、京都府京都市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。
-
ちゃぶ台 12 捨てない、できるだけ
¥1,980
私たちが日々している「捨てる」って、なんだろう? 捨てない生活、仕事、商売は、できる? 地球環境が「九回裏」の状況にある今、ゴミ処理最前線の町と本づくりの現場から探る! ・藤原辰史さんインタビュー「九回裏の『捨てる』考」 ・「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」ってどんなところ?(レポート) ・土井善晴×大塚桃奈「『ゼロ・ウェイスト』ってなんですか?」(対談) ・平尾剛×中野遼太郎「下手でも『楽しい』を捨てない これからのスポーツ考」(対談) [出版社より] 出版社|ミシマ社 定 価|1,800円+税 判 型|四六変型判・並製 頁 数|164 ISBN|9784909394989 発 行|2023年12月 Contents 藤原辰史「九回裏の『捨てる』考」(インタビュー) 「『上勝町ゼロ・ウェイストセンター』ってどんなところ?」(レポート) 土井善晴×大塚桃奈「『ゼロ・ウェイスト』ってなんですか?」(対談) 益田ミリ「列車・箱・宝物」(漫画) 津村記久子「持たされるゴミと缶と保冷剤」(エッセイ) 伊藤亜紗「会議の研究(3) ワーカーズコープの共同想像」(論考) 平尾剛×中野遼太郎「下手でも『楽しい』を捨てない これからのスポーツ考」(対談) 斉藤倫「しっぽをなくした、むかしのじんるい」(児童文学) 齋藤陽道「沁みた記憶」(フォトエッセイ) 「シナノ印刷さんに訊く! 本づくり、どれくらいのゴミが出てますか?」(インタビュー) 「新レーベル『捨てないミシマ社』って何?」(お知らせ) 作・益田ミリ、絵・平澤一平「げっ歯の会」(漫画) 内田健太郎「ペー君と茶碗」(エッセイ) 榎本俊二「ギャグマンガ家山陰移住ストーリー PART11」(漫画) 藤原辰史「捨てる民の精神誌 生態と消費のはざまで」(論考) 「書店、再び共有地」(レポート) Books & Cafeコトウ〈福島県福島市〉 ReBuilding Center JAPAN〈長野県諏訪市〉 中村明珍「頭髪は偉大、頭皮は憩いの場」(エッセイ) バッキー井上「あとはオボロ、オボロ影。そしてまた俺は、真俯瞰にいる。 第三部 そして俺たちは欲どおしい。」(コラム) 寄藤文平「図の話。未来の描き方その6」(絵と言葉) 三島邦弘(ブックレビュー) 編集後記 Editor ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。東京・自由が丘、京都府京都市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。