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世界 2025年5月号
¥1,045
【特集1】憲法を取り戻す 日本国憲法はいま、試練に直面している。 ガザとウクライナで続く戦争は、「平和を愛する諸国民の公正と信義」に傷をつけ、国際環境の変化を理由に、自衛隊も米軍との一体化を推し進めている。 今国会では、日本学術会議法や能動的サイバー防御を可能にする法案など、憲法が保障する「学問の自由」や「通信の秘密」との関係が問われる法案が提出された。また、選択的夫婦別姓も論議の焦点となりつつある。 憲法の理念をどう活かしていくか。私たちの「不断の努力」が試されている。 【特集2】ビッグテックと権力 1月20日、トランプ大統領就任式には超巨大テック企業のトップたちが揃って出席した。 巨大企業と政治との密接な関係は珍しくない。だが、政府効率化省(DOGE)の責任者とされるイーロン・マスクにいたっては、医療や教育までもコスト削減の対象とする傍ら、自企業への大規模な利益誘導が問題視されている。 他方、テック業界ではAIほか急速な技術革新とともに、それに伴う独自の思想が広がりつつある。デジタル空間の自由を標榜したはずの彼らはなぜ権力に魅入られたのか。集中する「富と権力」、その監視はいかにすれば可能か。 [出版社より] 出版社|岩波書店 定 価|950円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|296 発 行|2025年04月 ISBN |4910055010557 Contents ┏━━━┓ ┃特集 1┃憲法を取り戻す ┗━━━╋…──────────────────────────────── 憲法「番外地」の拡大に抗して よみがえる「統帥権」独立問題 青井未帆(学習院大学) 夫婦同姓という人権問題 寺原真希子(弁護士) 脅かされる公民館と集会の自由 田島泰彦(元上智大学教授) 能動的サイバー防御と「通信の秘密」 實原隆志(南山大学) ┏━━━┓ ┃特集 2┃ビッグテックと権力 ┗━━━╋…──────────────────────────────── テック起業家たちのイデオロギー──イーロン・マスクとピーター・ティール 橋本 努(北海道大学) イーロン・マスク 権力への階段 エリック・リプトン、セオドア・シュライファー(ニューヨークタイムズ記者) /訳=秋元由紀(翻訳家) AI倫理 三つの波──“効率的な破壊”を防ぐために 横山広美(東京大学) トランプと「テック・オリガルヒ」との危険な関係 小林泰明(読売新聞) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〈対談〉 “力の時代”を直視せよ──ウクライナ戦争と「欧米の終わり」 遠藤 乾(東京大学)×田中 均(元外務審議官) ドイツ 自由民主主義への内なる脅威──連邦議会選挙と極右政党AfDの躍進 板橋拓己(東京大学) 〈連載〉 「変わらない」を変える 第24回 狙われるエリート大学 三浦まり(上智大学) 〈連載〉 午前1時のメディアタイムズ 第2回 アメリカファーストの反対語 若林 恵(編集者/黒鳥社) 〈座談会〉 「大東亜共栄圏」から捉え直す日本の戦争 内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)×後藤乾一(早稲田大学名誉教授)×成田龍一(日本女子大学名誉教授) 「隣人」フィリピンとの80年──対日感情の変遷を読み解く 柴田直治(ジャーナリスト) 日銀にダンスはうまく踊れない──植田総裁、2年目の苦闘 西野智彦(ジャーナリスト) 著名人へのネットハラスメント──デジタル公共空間の責任と可能性 高野雅典(サイバーエージェント)、永田夏来(兵庫教育大学) 〈スケッチ〉 白に沈む街 石沢麻依(小説家) 〈夜店〉 ミシマ文学、米語圏をいく──『潮騒』の船出 片岡真伊(国際日本文化研究センター) 〈連載小説〉 不屈のひと 物語「女工哀史」 第1回 出会い 石田陽子(文筆業、編集者) 〈最終回〉 ひとりで暮らす私たち 第8回 「生きていかないとならないから」 和田靜香(ライター) 「見えない手錠」を今からでも外す──追悼 石川一雄さん 黒川みどり(静岡大学名誉教授) 子どもたちを脅かす意外な薬物 松本俊彦(精神科医) 隣のジャーナリズム 全盲の記者として 佐木理人(毎日新聞/点字毎日) 〈シリーズ〉 「戦後」解体 第2回 コメと原子力──〈東北〉と戦後八〇年 山内明美(宮城教育大学) 連続する「未曽有の水害」──水害統計調査の意味を問う 梶原健嗣(愛国学園大学) 〈連載〉 この社会の社会学 第4回 大風呂敷はみんなでつくる 齋藤直子(大阪教育大学) 〈連載〉 最後は教育なのか? 第9回「いじめ、カッコ悪い。」ではなく──真下麻里子さんに聞く武田砂鉄(ライター) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ドゥテルテ前大統領逮捕 激化するマルコス家との対立 日下 渉(東京外国語大学) ◇高額療養費制度見直し 石破政権は何を誤ったか 岩永直子(医療記者) ◇特定生殖補助医療法案と「出自を知る権利」 石塚幸子(ドナーリンク・ジャパン) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇本との出会い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇言葉と言葉のかくれんぼ 第13回 私たちは、愛だから チョン・スユン(翻訳家) ◇本とチェック 第24回 本の中の小道 金承福(クオン代表) ◇読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 新城和博(編集者) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ アジアとアメリカのあいだ 第5回 誰かがHマートで泣いてしまうのは 望月優大(ライター) あたふたと身支度 第8回 オーラ服は古びない 高橋純子(朝日新聞) 彼女たちの「戦後」 第8回 ゴーマン美智子──走り方を変えた女 山本昭宏(神戸市外国語大学) 脳力のレッスン(275) 「台湾有事」と日米中トライアングル 寺島実郎 片山善博の「日本を診る」(186) あらためて知事の資質を問う 片山善博(大正大学) 気候再生のために 第32回 脱炭素化の「コスト」とトランプリスク 江守正多(東京大学) いじめ後遺症 第3回 苦しみの足跡と症状を辿る──旭川市いじめ自殺(2) 斎藤 環(精神科医) ドキュメント激動の南北朝鮮 第333回(25・2~3) 編集部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○記憶をもった鏡 時津 剛『Behind The Blue』 戸田昌子(写真史家) ○岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○読者談話室 ○編集後記 ○表紙画 土屋未久(表紙 芽ぐむ 2025、裏表紙 声 2025)
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世界 2025年4月号
¥1,045
【特集1】学校依存社会 ICTやプログラミングを始め、追加され続ける「◯◯教育」の数々。保護者や地域の要望を受けて、放課後や校外まで指導の範囲が広がる現状。 イヴァン・イリイチはかつて、学歴主義などの学校的価値観が組み込まれた「学校化社会」を批判した。同時に、そうした価値観の維持のため学校への過度の負担により社会が維持される現状は「学校依存社会」(内田良)と捉えうる。 学校と社会との関係、そして学校のもつ役割や価値への問いから危機の実情を探る。 【特集2】もうひとつの韓国 隣国で市民たちが身を挺して「非常戒厳」を阻止してから3カ月が経つ。多くの国民が大統領の弾劾を支持する一方、与党の支持率は盛り返し、大統領逮捕への反発から地裁への襲撃事件まで起きた。 冬空のもとひろがる祝祭的なデモ空間と、大統領や与党への粘り強い支持を見せる保守の姿。両者の断絶のなか、私たちは「見たい韓国」だけを扱っていないか。 おわらない戦争、南北分断のなかで摑みとられた民主主義。隣国が直面するかつてない政治危機は、日本のなかの韓国観、そして日韓関係を根本から問うている。 [出版社より] 出版社|岩波書店 定 価|950円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|296 発 行|2025年03月 ISBN |4910055010458 Contents ┏━━━┓ ┃特集 1┃学校依存社会 ┗━━━╋…──────────────────────────────── 学校依存社会──シャドウ・ワークの行く末 内田 良(名古屋大学) 教員の長時間勤務をどう解決できるか? 広田照幸(日本大学) 学校─家庭の相互依存 福嶋尚子(千葉工業大学) 崖っぷちの保育を支える 氏家寛子(NHK) 学校の「当たり前」を再評価する 尾崎博美(東洋英和女学院大学) ┏━━━┓ ┃特集 2┃もうひとつの韓国 ┗━━━╋…──────────────────────────────── 韓国ニューライトの戦略 ヤン・ミョンジ(ハワイ大学) 訳=秋元由紀(翻訳家) 「民主韓国」と日本─国交正常化六〇年、乙巳条約一二〇年を迎えて 権容奭(一橋大学) 〈「夜店」 特別編〉 呼び覚まされた「光州」の記憶──一二・三非常戒厳が問いかけるもの 佐藤雪絵(早稲田大学大学院博士後期課程) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〈シリーズ〉 この社会の社会学 第3回 不登校をきちんと迷う 貴戸理恵(関西学院大学) トランプのサディズムに臆するな ジュディス・バトラー(哲学者) 訳=清水知子(東京藝術大学) 〈新連載〉 午前1時のメディアタイムズ 第1回 五〇年後のチャーチ委員会 若林 恵(編集者、黒鳥社) 〈新シリーズ〉 「戦後」解体 第1回 私化された怒りのゆくえ 古波藏契(歴史社会学)×福永玄弥(フェミニズム・クィア研究) テレビ業界 ふたつの権力 北出真紀恵(東海学園大学) 男性議員へのハラスメント──ヒアリング調査から見えてきた実態 濵田真里(Stand by Women代表) 〈対談〉 サステナビリティは菩提心から 松島 斉(東京大学)×金井政明(良品計画顧問) 自由民主主義と国際秩序 再構築の鍵 遠藤誠治(成蹊大学) 脳力のレッスン(274)第二次大戦後の日米中関係のバイオリズム 寺島実郎 〈スケッチ〉 浅草に出かけた 折坂悠太(シンガーソングライター) 〈連載最終回〉 アウシュヴィッツの焼却炉 第3回 「想起文化」をつなぐ 中村真人(フリーライター) 〈連載最終回〉 ファシズムは読書で、レイシズムは旅で治る 第3回 経験、そして物語 前川仁之(ノンフィクション作家) 〈ルポ〉 パレスチナ 「狂気」のなかの生──ヨルダン川西岸地区から 安田菜津紀(フォトジャーナリスト) 〈地下水汚染列島〉 水道水の汚染はなぜ 21世紀の公害PFOA 中川七海(Tansa) 〈地下水汚染列島〉 沖縄 PFAS汚染と基地政治 河村雅美(IPP代表) 反差別「地域からの革命」の一五年──「京都府人権条例」案の何が問題か 中村一成(ジャーナリスト) いじめ後遺症 第2回 被害が後遺症へ至る過程──旭川市いじめ自殺(1) 斎藤 環(精神科医) 〈リレー連載〉 隣のジャーナリズム 義家氏へ……「リアルと向き合え!」 河野 啓(作家・映像制作者) 言葉と言葉のかくれんぼ 第12回 戦争が怖かった 斎藤真理子(翻訳家) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇女性差別撤廃条約と天皇・皇族の人権 南野 森(九州大学) ◇靖国合祀国賠訴訟 敗訴なれど輝く「反対意見」 内田雅敏(弁護士) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇本との出会い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇中国SFの世界へようこそ 立原透耶(作家・翻訳家) ◇本とチェック 第23回 地域を育てる書店 金承福(クオン代表) ◇読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 酒井啓子(千葉大学) ◇「新自由主義+教育」の現在地を知る──児美川孝一郎『新自由主義教育の40年』 斎藤貴男(ジャーナリスト) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ひとりで暮らす私たち 第7回 差と異の間の権利 和田靜香(ライター) アジアとアメリカのあいだ 第4回 常識の革命、あるいは排斥の残りかす 望月優大(ライター) 彼女たちの「戦後」 第7回 角野栄子──青空の底の黒 山本昭宏(神戸市外国語大学) あたふたと身支度 第7回 貧乏自慢 高橋純子(朝日新聞) 片山善博の「日本を診る」(185) 石破政権の「地方創生2・0」への期待と注文 片山善博(大正大学) 「変わらない」を変える 第23回 DEI「禁止令」仕掛けられたモラル・パニック 三浦まり(上智大学) 気候再生のために 第31回 トランプ2・0の気候変動対策 高村ゆかり(東京大学) ドキュメント激動の南北朝鮮 第332回(25・1~2) 編集部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○記憶をもった鏡──マルティーヌ・フランク『Martine Franck』 戸田昌子(写真史家) ○岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○表紙作品について ○読者談話室 ○編集後記 ○表紙木版画 土屋未久(表紙 見つめる 2025、裏表紙 確かなもの 2025)
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LOCKET 07号 CINEMA IS A FRONTIER
¥2,200
SOLD OUT
独立系旅雑誌『LOCKET』第7号は映画館特集です。 コデックス装が復活&リソグラフポスター付き。 荒野はきっとここにある──明滅する世界を彷徨うように映画館を旅しました。インドでもっとも豪華な映画館から、建築の巨匠ゆかりの映画館へ。写真家はルーマニアで美しい瞬間を瞳に焼きつけ、ウクライナで爆発音に耳をすませます。石川直樹、奥山大史、佐々木美佳、済東鉄腸、上川周作、フー・ティエンユー、児玉浩宜、塚田ゆうたなど豪華面々も登場。 今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷による「心刷」です。第3号以来のコデックス装がカムバック。創刊10周年を記念してリソグラフポスターも投げ込みます。真っ当でいてオルタナティブなインディペンデントマガジンが、いまここから荒野へいざないます。 [発行者より] 編集発行人|内田洋介[編集・文・写真] デザイナー|大谷友之祐(Yunosuke) 発行元|EDIT BY BODY 印 刷|藤原印刷 定 価|2,000円+税 判 型|B5変形判/コデックス装 頁 数|111 発 行|2025年04月 Contents ◉インド/ピンクシティに見る夢(土田 凌*表紙撮影) ◉インド/ル・コルビュジエが見た夢 ◉ルーマニア/おとぎの国のヴィクトリア(塩川雄也) ◉ジョージア/この国で、この部屋で、この映画で ◉トルコ/瞬きのアナトリア ◉ウクライナ/映画館が閉ざされた街で(児玉浩宜) ◉ボリウッドの東で喜怒哀楽(佐々木美佳) ◉追憶の映画館(アイザワディーン) ◉精神の荒野はどこにある(済東鉄腸) ◉ある男、映画館にて(上川周作) ◉ようこそようこそ映画館へ(jig theater、金星シネマ) ◉まちがいさがし 映画館篇(町田ヒロチカ) ◉隣の国の映画館(フー・ティエンユー) ◉ロケットペンダントの中には #1 ◉旅を書く(鈴木優香、中道智大、石川直樹) ◉背骨の旅人 #7(奥山大史) ◉いまではないいつか #3 ハワイ ◉雑誌発、ZINE経由、漫画行(塚田ゆうた) ◉創刊10周年記念投げ込みリソグラフポスター(Yunosuke)
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LOCKET 06号 SKI ISSUE
¥2,200
独立系旅雑誌『LOCKET』第6号は旅人のためのスキー特集です。 世界地図から空白部が消え、「秘境はなくなった」といわれてもなお、銀白部が存在します。白銀の世界に目を凝らせば、未知の国では普遍のスキーが見つかり、見知った国では未知が広がっていました。 イランとトルコで滑り、ノルウェーと韓国で歴史を遡り、台湾で廃墟を探します。久栖博季、石川直樹、マイク・エーブルソン、金本凜太朗、久保康友ほか豪華面々に協力いただきました。 今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷による美しい「心刷」です。さらに一部ページは石川県金沢市の石引パブリックで自らリソグラフ印刷。真っ当でいてオルタナティブなインディペンデントマガジンから、新たな視点を問いかけます。 [発行者より] 編集発行人|内田洋介[編集・文・写真] デザイナー|大谷友之祐(Yunosuke) 発行元|EDIT BY BODY 印 刷|藤原印刷/石引パブリック 定 価|2,000円+税 判 型|B5変形判/並製 頁 数|160 発 行|2023年10月 Contents 001 定年退職発、 マクドナルド経由、雪山行き 006 鳥になりたかった!(久栖博季) 008 極地の移動手段(石川直樹) 010 イラン/ペルシャ雪を誰も知らない 034 イランからの手紙 036 トルコ/アナトリアのB面 060 体験を創造するスキーチェア(マイク・エーブルソン) 064 暇を持て余した神々の遊び 066 ノルウェー/原始のスキーヤー(塗木拓朗) 076 韓国/雪を駆けた馬 081 スキーヤーの肖像(宮村真一) 097 唄い踊るスキー、日本伝来の地で(高田民謡保存会) 102 猪熊弦一郎を見上げて(井上奈奈) 104 猪谷六合雄と汽水空港(モリテツヤ) 108 中谷宇吉郎の雪跡 116 台湾/南国にとけたスキー場(堤 大樹) 126 地球の滑り方 カザフスタン(稲村航平) 129 或るゲレンデ(金本凜太朗) 145 背骨の旅人 第6回 久保康友 152 INFORMATION 153 いまではないいつか 第2回 トルコ 160 まちがいさがし スキー篇(町田ヒロチカ)
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スピン / spin 第11号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」11号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|176 発 行|2025年03月 ISBN |4910078220452 Contents [短篇] ・福田節郎 我々に罪はない [短歌] ・大滝和子 ジャングルジム [短歌+イラスト] ・岡野大嗣(短歌)+安福望(イラスト) ユニバーサリー・アニバーサリー [俳句] ・皆川博子 忘れ螢 [エッセイ] ・清繭子 小説家になりたい人、イヤになる [連載小説] ・芦沢央 短期集中連載 おまえレベルの話はしていない(芝)(第2回) ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第11回) ・大森美香 花と葉(第10回) ・尾崎世界観 すべる愛(第10回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第11回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第11回) ・中村文則 彼の左手は蛇(第7回) ・藤沢周 利休残照(第11回) [警察小説アンソロジー](第4回) ・福田和代 心の声を聴く [連載詩]第8回 ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる——魔法少女まどか☆マギカ詩集 [紙の話] 第11回 ・永江朗 紙が森林を破壊する、という誤解 [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌]第11回 ・渡辺祐真 俳句の歴史 その1 〜俳諧連歌から俳句の誕生〜 [本の話] ・名久井直子 凝った本をつくるということ [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・好事家ジェネ 無頼と孤独の交差する街で ・古賀史健 神になろうとしたSF作家 [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第11回 ・斉藤壮馬 「つれもていこら」 [特別掲載] 表紙の「ことば」アナザーバージョン ・宇野亞喜良 [紙のなまえ]
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スピン / spin 第5号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」5号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|160 発 行|2023年09月 Contents [新連載] ・中村文則 彼の左手は蛇 [短篇] ・斉藤壮馬 よみのあな [エッセイ] ・三島邦弘 出版界の光と闇 [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第5回) ・大森美香 花と葉(第4回) ・尾崎世界観 すべる愛(第5回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第5回) ・佐原ひかり リデルハウスの子どもたち(第4回) ・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第5回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第5回) ・藤沢周 利休残照(第5回) [連載詩]第2回 ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――宝石の国詩集 [歌詞の話]第2回 ・ピノキオピー 歌詞 ノンブレス・オブリージュ/エッセイ 息ができる場所 [連載往復書簡] 第3回 ・最果タヒ ときには恋への招待状 ――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=末次由紀 [紙の話] 特別編 ・原研哉 白い紙は、人間の創造性を挑発し続ける(インタビュー・構成=原田優輝) [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] 第5回 ・渡辺祐真 俳句と短歌って何が違うのだろう? [本の話] ・大久保明子 「私は紙の本を憎んでいた。目が見えること、本が持てること、ページがめくれること、読書姿勢が保てること、書店へ自由に買いに 行けること、……」(『ハンチバック』より) [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・後藤護 サイキック・カリフォルニア ・小林紀晴 熱量の度合い ・土井善晴 私たちはどのような心で生きてきたのだろうか [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第5回 ・斉藤壮馬 「水にまつわる随想」 [コラム 日々] ・たなかみさき へそが鳴る [紙のなまえ]
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スピン / spin 第4号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」4号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|160 発 行|2023年06月 Contents [新連載] ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――第1回 呪術廻戦詩集 [短篇] ・坂崎かおる ニューヨークの魔女 ・ワクサカソウヘイ アラビアンナイト [ショートショート] ・大濱普美子 オキヨメ [エッセイ] ・村上仁一 「写真」という名の雑誌 [特別掲載 歌詞の話] ・ピノキオピー 歌詞 内臓ありますか/エッセイ 内臓のない初音ミク [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第4回) ・大森美香 花と葉(第3回) ・尾崎世界観 すべる愛(第4回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第4回) ・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第4回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第4回) ・藤沢周 利休残照(第4回) [連載往復書簡] ・最果タヒ ときには恋への招待状――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。(第2回) ゲスト=犬山紙子 [小特集 少女小説/いま、少女小説を読みたい] ・青山美智子 エッセイ 迷宮の出口で ・山崎まどか エッセイ 少女時代のその先としての続編 ・嵯峨景子 いまこそ読みたい少女小説10 [紙の話] ・戸部田誠 本がうまれる [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] ・渡辺祐真 第4回 「古池や蛙飛び込む水の音」を通して考える俳句鑑賞のカギ [本の話] ・木庭貴信 ♯千葉ルーと私 [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・市川春子 本棚の可憐な庭 ・梅﨑実奈 逢わぬ恋 [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] ・斉藤壮馬 第4回 「助手席にて」 [コラム 日々] ・出井隼之介 [紙のなまえ]
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スピン / spin 第3号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」3号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|160 発 行|2023年03月 Contents [新連載] ・最果タヒ ときには恋への招待状 ――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。 [短篇] ・川野芽生 サカナと、サカナでないもの [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第3回) ・大森美香 花と葉(第2回) ・尾崎世界観 すべる愛(第3回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第3回) ・佐原ひかり リデルハウスの子どもたち(第3回) ・鈴木涼美 典雅な調べに色は娘(第3回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第3回) ・藤沢周 利休残照(第3回) [俳句] ・皆川博子 青へ [エッセイ] ・金井美恵子 思い出すこと ・髙村志保 ブロマンスの風 ・永田敬介 ディズニー ・中村文則 上手くいかなかった恋愛の話・電気篇 [小特集 絲山秋子 デビュー20周年] ・エッセイ 絲山秋子 ・特別コラム 木下古栗 ・絲山作品を読む 久田かおり/石森則和/明石博之/荻田泰永/阿部公彦/土屋裕一/杉江由次/波多野文平/細田亜津抄/富田恭彦/岩本太一/笠間直穂子/高垣亜矢/有地和毅/藤井一至 [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・堂場瞬一 私の好きな本は絶版になる ・皆川博子 『鮫』 [本の話] ・鈴木成一 つき動かすもの [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] ・渡辺祐真 第三回 散歩をするように詩歌を読む [紙の話] ・辻本力 印刷の現場で考えた、紙媒体と仕事の“これから” [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] ・斉藤壮馬 第三回 「あるいは根雪のように、」 [コラム 日々] ・折坂悠太 夕景 [紙のなまえ]
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随風 01[サイン本]
¥1,980
文学フリマや独立系書店の店頭を席巻する随筆/エッセイムーブメントに呼応する文芸誌、ついに創刊。本誌『随風』は書き手/読者の随筆にかける思いに寄り添って船出する小舟です。随筆の風が吹く限り、どこまででもともに旅しましょう(年2回刊行予定)。 *サインは寄稿者複数によるランダムな寄せ書き仕様です。 [出版社より] 出版社|書肆imasu 定 価|1,800円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|140 発 行|2025年03月 ISBN |978-4-909868-17-6 Contents 巻頭随筆 宮崎智之 船出にあたって 平林緑萌 随筆特集「友だち」 浅井音楽 海猫沢めろん オルタナ旧市街 かしま 岸波龍 早乙女ぐりこ ササキアイ 作田優 鈴木彩可 竹田信弥 友田とん 西一六八 野口理恵 批評 柿内正午 仲俣暁生 横田祐美子 座談会 城崎にて、香川にて 森見登美彦 円居挽 あをにまる 草香去来 編集していない編集者の編集後記 北尾修一
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Meets Regional 2025年1月号 誘いたい神戸。
¥700
SOLD OUT
大きなシェアテーブルを囲むレストランに、目の前で繰り広げられる劇場型のシェフズテーブルを堪能できるカウンター居酒屋。そんなゆっくりと腰を据えて食事を楽しめる店が街に続々と増え、ひとりよりも誰かを誘って行きたくなるのが今の神戸だ。話題の最新店はもちろん老舗の新風景まで、思わず誘いたい顔が浮かぶスポット満載の一冊。さらに第2特集では、家族、カップル、友達と、どんな使い方でも楽しい王子公園の遊び方もご紹介。 [出版社より] 出版社|京阪神エルマガジン社 定 価|700円 判 型|B5判 頁 数|104 発 行|2024年11月 ISBN |4910184510157 Contents 〈特集:誘いたい神戸。〉 待ち合わせにもぴったり! 喫茶・カフェ誘い文句付。神戸MAP 街のファミリーレストラン? TAVERNA MANOへ誘いたくなる理由。 7つのポイントで選ぶ。 今誘いたいのは、こんな店。 グルマンなダブルアートと巡る。 肉の新聖地!? ピンクストリート探訪。 受け継がれる味と家族の物語。 良友酒家の新風景。 気取らない君が好き。 彼女と餃子デート。 こんな文句で誘われたい。 あの人が、神戸を目指す理由。 作家・武塙麻衣子さんが神戸を初訪問。 〈エッセイ〉酒場の君・出張篇。 昼でも夜でも使える”もう一軒!” 気分で選ぶ、二軒目の新手札。 僕たちの終着地点。 perduで会いましょう。 街場で聞いた、酒&グルメ祭り! LOCAL EVENT OF KOBE. 〈第2特集〉みんなの王子公園。 ニューショップが続々。朝から楽しい王子公園。 地元っ子に聞く、王子公園の歩き方。 散策のお供に!王子公園MAP。 REGULAR 窪塚洋介「窪塚洋介の撮休」 ◾️ stylemeets MUSIC 安田謙一「人間、ライブが資本主義」 MOVIE 松尾諭「巻き戻しをしてご返却下さい」 ART 津村記久子「素人展覧会」 BOOK 永江朗「本のむこう側」井口啓子「おんな漫遊記」 STAGE 吉永美和子「偏愛劇場」 STREAM 小野寺系「配信生活」 バッキー・イノウエ「露呈した、行きがかりじょう。」 藤原忍「ポンちゃん」 ひさうちみちお「ひさうちせんせのちょっとHの学校」 まいど 大阪24区 商店ガイド Event Calendar ◾️ Meets NEW ARRIVAL 角野卓造「予約一名、角野卓造でございます。」 バックナンバー&次号予告 イジュー・ライター ◾️ COLUMN 立ち呑みフェロモネア 社長に会いたい! 岡野大嗣と詠むレッツ短歌! 捨てられないスニーカー SHINGO★西成 #SHINGO無視は危険 B-Boyブンガク ケイタタ 隙ある風景 ◾️ INTERVIEW HIATUS KAIYOTE/桂三実
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[小店掲載]SAVVY 2025年2月号 関西美術館さんぽ/本屋さんへ行こう
¥900
SOLD OUT
国宝が集まる2大展覧会や、生まれ変わった[大阪市立美術館]の最新ニュース、展示で考える阪神・淡路大震災のこと、大学のギャラリーで見つけた若手アーティストの作品、絵になるミュージアムカフェやグッズなど、関西で注目の美術館・博物館情報に加え、「2025年展覧会スケジュール」付きの充実企画! 第2特集「本屋さんへ行こう」では、関西で今気になる書店の棚、独創的なリトルプレス、少し遠出して訪ねたい兵庫北の本屋さんなど。 [出版社より] 出版社|京阪神エルマガジン社 定 価|900円 判 型|A4変形判 頁 数|112 発 行|2024年12月 ISBN |4910184510256 Contents お久しぶりです! 新しい大阪市立美術館 2025年は国宝目指して奈良と京都で博物館さんぽ 中国アート、こう楽しもう ①大阪市立東洋陶磁美術館 ②京都文化博物館 2025年、大阪の現代アート展示が面白い みんなどう楽しんでる? 最新! 梅田のアートシーンへ。 阪神・淡路大震災から30年。美術館と考えるこれまでとこれから。 学芸員さんのとっておき!「うちのアイドル、見てください!」 2025年 関西の美術館・博物館 展覧会スケジュール 鑑賞前後のお楽しみ ・やっぱり絵になる、ミュージアムカフェ ・カメラマン・西島 渚さんが考える 撮りたくなるミュージアムグッズ 若手作家の感性に触れて楽しい 大学のギャラリーで、 アーティストの卵に出合う! あたらしいギャラリー /////// ⚫︎第二特集 本屋さんへ行こう 半日かけて巡りたい BOOK SHOP & GALLERY MAP SAVVY目線で選んだこの棚がスゴイ! ・OSAKA /肥後橋~本町、北加賀屋 ・KYOTO /三条・四条、浄土寺 ・KOBE /北野、元町 本を作っている人が本屋さんを開くワケ リトルプレス専門店の店主二人が、 もしもページを好きに使うなら…… 京都・神戸・大阪で見つけた、 映画館近くの本屋さんが面白い理由 ブックイベント「本の町」出店編 兵庫の北、本の旅 #1 丹波篠山/里山のちいさな本屋さんを巡る。 #2 朝来/大阪から移転した名物書店を訪ねて。 17時30分、河内小阪駅前の栗林書房のこと ★電子版はインタビューの掲載はございません。
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[小店掲載]Meets Regional 2025年2月号 ディスカバーなんば。
¥700
なんばのシンボルともいえる「味園ビル」解体のニュースが街を騒がせた2024年。新たな時代への突入を感じずにはいられない一方で、今この街はかつてないほど活気に溢れている。なんば駅前広場の開業に伴い、その周辺も歩行者天国化が進み、大型の飲食店も続々とオープン。週末は多くの外国人観光客も入り交じり、お祭り騒ぎのごとく路地裏まで人が溢れる、そんな熱気ムンムンの街で見つけた『最前線』と、喧噪を避けてじっくり楽しめる『穴場』を探してみた! [出版社より] 出版社|京阪神エルマガジン社 定 価|700円 判 型|B5判 頁 数|104 発 行|2024年12月 ISBN |4910184510256 Contents 2025年、新しい時代へ。 なんば新百景。 こんなスタイルがなんばっぽい。 最新立ち呑みカタログ。 喧噪から離れたひととき。 富田望生さん、法善寺でえびす顔。 アテからシメまで選べて楽しい! ホットな酒場の三段活用。 食のプロフェッショナル ランチの流儀。 大阪に根付く長〜い名物。 吉本新喜劇・うどん党。 黒門のまむし料理店。 帰ってきた[川ひろ]。 バンド・からあげ弁当が食らう! 街に溢れるからあげ弁当。 多彩でフレッシュな顔ぶれが南進中。 僕らが大国町に旅に出た理由。 まだまだある! 寄り道カルチャーショップ案内。 毎日、ええ顔揃ってます。 日宝河原町会館の遊び方。 芸人・松原タニシと巡る。 僕と、味園ビルの馴染み。 一時代を築いたバー密集地が解散へ。 「ありがとう、味園」
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スピン / spin 第10号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」10号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|176 初 版|2024年12月 ISBN |4910078210255 Contents [短期集中連載] ・芦沢央 おまえレベルの話はしていない(芝) [ショートショート] ・田中有芽子 江ノ島のクリオネ [詩と俳句] ・皆川博子 詩=試作1/俳句=泰山木 [エッセイ] ・稲葉賀恵 死者の言葉を再生するように ・海猫沢めろん 生き活と死に活 [連載小説] ・一穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第10回) ・大森美香 花と葉(第9回) ・尾崎世界観 すべる愛(第9回) ・恩田陸 そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第10回) ・堂場瞬一 連作 罪と罪(第10回) ・中村文則 彼の左手は蛇(第6回) ・藤沢周 利休残照(第10回) [警察小説アンソロジー](第3回) ・石川智健 禍胎 [連載往復書簡] 最終回 ・最果タヒ ときには恋への招待状 ――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=朝吹真理子 [連載詩]第7回 ・最果タヒ キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――A子さんの恋人詩集 [紙の話] 第10回 ・越前和紙のはなし(取材・文=「スピン」編集部) [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌]第10回 ・渡辺祐真 近現代短歌 百年の歴史をたどる [本の話] ・松田行正 レースに包まれた本 [連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本] ・朝宮運河 わが偏愛の絶版怪奇幻想文学 [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第10回 ・斉藤壮馬 「ぼくのゴヴェヤユハ」 [紙のなまえ]
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スピン / spin 第9号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」9号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|176 初 版|2024年09月 ISBN |4910078221046
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スピン / spin 第8号
¥330
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊。 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 ー 日常に「読書」の「栞」を──オールジャンルの新雑誌「スピン/spin」8号目です。ジャンルに縛られない「書き手」との出会いの場を「紙」でお届けします(16号限定)。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|176 初 版|2024年06月 Contents [短篇] ・⻫藤壮⾺ エフィカ ・⾼原英理 愛らしい未来 ・平⼾萌 産声 [新連載 警察⼩説アンソロジー] ・天祢涼 県警の番⼈(前篇) [エッセイ] ・⾼野⽔登 「ロンドン橋が落ちまする」 ・柳美⾥ ⾝体を媒介し、物語は脈動する [移転記念レポ] ・⾹⽇ゆら 千駄ヶ⾕の河出書房新社 レトロスペクティブ [連載⼩説] ・⼀穂ミチ ハイランド美星ヶ丘(第8回) ・⼤森美⾹ 花と葉(第7回) ・恩⽥陸 そして⾦⿂鉢の溢れ出す午後に、(第8回) ・鈴⽊涼美 典雅な調べに⾊は娘(第8回) ・堂場瞬⼀ 連作 罪と罪(第8回) ・中村⽂則 彼の左⼿は蛇(第4回) ・藤沢周 利休残照(第8回) [連載詩]第5回 ・最果タヒ キャラクターの⾎のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる ――新世紀エヴァンゲリオン詩集 [連載往復書簡] 第6回 ・最果タヒ ときには恋への招待状 ――詩⼈からさまざまな⽅へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=岡崎琢磨 [紙の話] 第8回 ・速⽔健朗 紙から始まったマスコミの時代とその未来 [詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] 第8回 ・渡辺祐真 漢詩の作り⽅から考える型の効⽤ [本の話] ・ミルキィ・イソベ 流れよ、⾵と光 [連載書評/絶版本書店 ⼿に⼊りにくいけどすごい本] ・北村薫 名訳、名調⼦、そして―― ・⽮島沙夜⼦ 1965年、スープ・チュリーンの湖畔にて [連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第8回 ・⻫藤壮⾺ 「にせもの」 [紙のなまえ]
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ユリイカ 2021年12月臨時増刊号 タロットの世界
¥2,420
SOLD OUT
タロットの起源から日本における受容の歴史まで、日本初の決定版タロット論集。鏡リュウジ=責任編集。 [編集部より] 責任編集|鏡リュウジ 出版社|青土社 定 価|2,200円+税 判 型|B5判/並製 頁 数|285 ISBN|978-4-7917-0409-5 初 版|2021年11月 Contents 総特集 タロットの世界 「はじめに」 鏡リュウジ I Tarot in History 起源と黎明 15 世紀から18 世紀 「ルネサンスにおけるタロットの創出――「マンテーニャのタロット」をめぐって」伊藤博明 「「マルセイユのタロット」史 概説」夢然堂 神秘への道 18 世紀から19 世紀 「フランスのタロティストたち――クール・ド・ジェブランからヴィルトまで」今野喜和人 「エリファス・レヴィにおけるタロット占いの意義」武内大 黄金の夜明け 19 世紀末から20 世紀 「ライダー・ウェイト・スミス・タロット登場の背景」江口之隆 「カードの女王――ホロスコープに見るパメラ・コールマン・スミスとライダー・ウエイト版タロット」マギー・ハイド 鏡リュウジ訳 「ケルト十字展開法の解明」マーカス・カッツ 松田和也訳 「アベイ座のタロット・リーディング」メアリ・K・グリア 松田和也訳 新時代の霊性を求めて 20 世紀から21世紀 「二十世紀前半のロシアにおけるタロットオカルティズム」ロナルド・デッカー、マイケル・ダメット 今野喜和人訳 「タロット・ユング・エラノス」鏡リュウジ 「水瓶座時代のタロットとポップオカルティズム」伊泉龍一 「グラストンベリーのタロット事情」河西瑛里子 II Tarot in Japan 「タロット・カードとともに歩んだ半世紀――タロット・カードを日本に初めて輸入販売した会社の物語」 佐藤元泰 「日本におけるタロットの受容史――澁澤、種村と「タロウかタロットか」論争」夢然堂 「タロット占いが教えてきたもの――雑誌『マイバースデイ』から読み解く」橋迫瑞穂 [対談] 「タロットに流れるエネルギーの系譜」 鏡リュウジ+伊泉龍一 III Tarot in Art 「アレイスター・クロウリー、絵画、及びパレルモ・コレクションの諸作品」マルコ・パーシ 松田和也訳 「映画における「愚者」」エミリー・オーガー 伊泉龍一訳 「ケアラケアクア女神オラクルカード」小田まゆみ [インタビュー] 「タロットを描く」天野喜孝 [図版構成]萩尾望都デザインタロットカード IV Tarot in Action 「タロットの与えてくれるもの」暮れの酉 「カードとカードの間からこぼれ落ちるもの」ニシー 「「占い」の、内なる道徳律。」石井ゆかり 「思考ツールとしてのタロット」米光一成 V Tarot in Life 「『はじめてのタロット』を作った日々」荒井良二 「タロットカードと僕」蒼井翔太 「ロンドン・タロット・ツアー」ジェラルディン・バスキン 鏡リュウジ訳 VI Tarot in Perception 「占いと知覚」千葉雅也 【ブックガイド】個性派タロット本・ブックガイド MU BOOK information forum 出張版 星野太朗 編集後記 鏡リュウジ
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ユリイカ 2022年10月号 セリーヌ・シアマ
¥1,650
SOLD OUT
『秘密の森の、その向こう』9月23日公開。 女性監督初のカンヌ国際映画祭クィア・パルム受賞作である『燃ゆる女の肖像』(2019)が日本公開され大きな話題を呼んでから二年、来たる9月23日に最新作『秘密の森の、その向こう』(2021)が待望の公開となる。祖母、母、娘という三世代の女性が時空を超え出会うことで紡がれる物語において、視線はより複雑に交差しながら、互いを癒す力になってゆく。クィア映画の俊英はいまなにを見つめるか——セリーヌ・シアマのまなざしを追う。 [編集部より] 出版社|青土社 定 価|1,500円+税 判 型|A5変型判/並製 頁 数|238 ISBN|978-4-7917-0422-4 初 版|2022年09月 Contents 特集*セリーヌ・シアマ——『水の中のつぼみ』から『トムボーイ』『ガールフッド』『燃ゆる女の肖像』、そして『秘密の森の、その向こう』へ ❖インタビュー 映画の革命家、一五年の歩み / セリーヌ・シアマ(聞き手=児玉美月) ❖視線を紡ぐ 水平の美学——セリーヌ・シアマによる親密性の技法 / 菅野優香 セリーヌ・シアマのエレメント / 横田祐美子 ❖その物語の先へ 森で黒豹を放つ——映画『秘密の森の、その向こう』のこと / 川口晴美 タコは消えた / 山内マリコ ❖セリーヌ・シアマという眼差し 蛸の誕生——『水の中のつぼみ』における「クィア」な少女たちと同性愛の脱ロマンティック化 / 宮本裕子 『トムボーイ』論——ジェンダーの名乗りと引き受け、そしてその処罰あるいはクィアな時間の可能性/ 古怒田望人/いりや 『ガールフッド』あるいはガールズ・イン・ザ・フッド / 上條葉月 書かれなかった歴史を描きなおす——セリーヌ・シアマ『燃ゆる女の肖像』 / 小澤京子 ❖マンガ 描く女の肖像——『燃ゆる女の肖像』によせて / やまじえびね ❖対談 喪失と癒しの物語——『秘密の森の、その向こう』をめぐって / 斉藤綾子×長島有里枝 ❖水平と円環 慰め、癒やし、回復するための「共助」——『秘密の森の、その向こう』におけるケアの描かれ方 / 関根麻里恵 娘と母の、味蕾の向こう——『秘密の森の、その向こう』にみる少女たちの食事 / 久保 豊 おもちゃ箱の奇跡——子どもについての新たな物語 / 原田麻衣 薄明かりの空き地 / 今村純子 ❖イラスト 消失点の消失 / もぐこん ❖スクリーンを見つめて 哀しみにさえ辿り着けないこの場所で / 戸田真琴 あなたも、私も、誰も悪くない / 枝 優花 ❖変容の輪郭 アクトリスとズッキーニ——セリーヌ・シアマと「女優」のゆくえ / 田村千穂 音楽へ「新たに加わること」をめぐって——セリーヌ・シアマ監督作品における踊ること、歌うこと、聴くこと / 辻 佐保子 脚本家としてのセリーヌ・シアマ——『水の中のつぼみ』から『パリ13区』に至る、未来を創造する試み / 上原輝樹 ❖資料 セリーヌ・シアマ主要作品解題 / 児玉美月 ー ❖忘れられぬ人々*12 故旧哀傷・太田一郎 / 中村 稔 ❖物語を食べる*21 豚は知性的な生き物である / 赤坂憲雄 ❖詩 眠船 / 青柳菜摘 ❖今月の作品 渋井孔太・立一 祐・江田つばき / 選=大崎清夏 ❖われ発見せり 勢いが気になる / 指田菜穂子 表紙・目次・扉……北岡誠吾 表紙図版……『秘密の森の、その向こう』9月23日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー ©︎2021 Lilies Films / France 3 Cinéma 配給:ギャガ
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スピン / spin 創刊号
¥330
SOLD OUT
16号限定・オールジャンルの新雑誌が創刊! 2016年に創業140周年を迎える河出書房新社が、そのカウントダウン企画として刊行する16号限定・オールジャンルの季刊誌です。小説からエッセイ、コラム、企画連載、さらには新たな書き手の誕生まで、毎号ジャンルを超えた作家による作品をお届けします。 多種多様な本や書き手との出会いをお楽しみください。 [出版社より] 出版社|河出書房新社 定 価|300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|160 初 版|2022年09月 [ 執筆者 ] 青山美智子/赤松利市/一穂ミチ/大和田俊之/尾崎世界観/恩田陸/角野栄子/川本直/斉藤壮馬/佐原ひかり/塩川いづみ/鈴木涼美/堂場瞬一/中島京子/中村文則/藤沢周/ポール・コックス/穂村弘/牧村朝子/マライ・メントライン/皆川博子/山極壽一/寄藤文平/渡辺祐真
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現代思想 2022年08月号 哲学のつくり方
¥1,650
哲学の本質とは何か? 「哲学する」とは、現代においてどのような形をとりうるのか、そしてどのような方向へ育ててゆくべきなのか。独創的な哲学者の思索、歴史上の多様な試み、アカデミズムに限らない場所づくりなど、知の営みを再活性化するために「哲学」を「哲学をつくる」という原初的な姿において捉え直す。 [編集部より] 出版社|青土社 定 価|1,500円+税 判 型|A5変型判/並製 頁 数|230 ISBN|978-4-7917-1434-6 初 版|2020年07月 Contents 特集*哲学のつくり方――もう一つの哲学入門 【討議】 偶然性と多元性――この世界に存在するさまざまな思索のかたち / 千葉雅也+山口尚 【私はいかにして哲学をつくったのか、あるいはつくりつつあるのか】 オブジェクト指向存在論の発見 / グレアム・ハーマン(訳=浅沼光樹) たとえ哲学ではないとしても / 入不二基義 スコラ哲学の森の中で――ハビトゥスとしての哲学 / 山内志朗 私にとって哲学とは何をすることか / 森岡正博 哲学への取り組み方について四つの質問に応答する / 青山拓央 哲学はスイングバイによって思考の深宇宙へ飛び立つ / 飯盛元章 私の哲学遍歴 / 岩内章太郎 試みる / 永井玲衣 【哲学をつくる場をつくる】 哲学とは何か――子ども性・対話・愛 / 河野哲也 もしも哲学がコミュニケーションであるのなら / 三木那由他 日々の哲学のかたち――哲学のエクゼルシスの場としてのブログ / 黒田昭信 哲学で開業する――哲学プラクティスが拓く哲学と仕事の閾 / 堀越耀介 筋トレでスッキリできない人の哲学のつくり方 / 原田まりる 【哲学をつくること、その歴史上の刺激的な試み】 つくる哲学に向けて――ソフィストと哲学者の間再考 / 納富信留 フリードリヒ・シュレーゲルの共同哲学の方法――文献学の哲学と生成の概念、そして命題の中の多元論的な世界 / 胡屋武志 キェルケゴールと哲学――〈哲学〉の誠実さ、あるいは生き方としての哲学について / 鈴木祐丞 小説のつくり方、哲学のつくり方――ミシェル・アンリの場合 / 村松正隆 わたし、変換器――怖れ知らずの哲学序説 / 横田祐美子 哲学の孤独と喧騒――ドゥルーズとガタリの共同作業を再評価する / 小林卓也 AIで哲学する/AIと哲学する / 松井哲也 ー 【特別掲載】 「ポスト2・24」のロシアはファシズム国家か? / マルレーヌ・ラリュエル(訳=浜由樹子) ー 【連載●「戦後知」の超克●第一九回】 柄谷行人における「世界史」の問い方 2――その「起源」と「構造」 / 成田龍一 【連載●社会は生きている●第二回】 社会の生態を──序論2 / 山下祐介 【連載●タイミングの社会学●第一九回】 根こぎ 3――タイミングが合わないこと / 石岡丈昇 【研究手帖】 一九世紀フィンランドにおける国民形成 / 吉田眞生子
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現代思想 2022年07月号 「加害者」を考える
¥1,650
SOLD OUT
加害者をめぐる問いに向き合う。 監獄という外部へ、あるいは親密圏の内側へ……。社会は加害者を常に遠ざけ、覆い隠すべきものとし続けてきた。しかし傷の修復と再発防止を追求していくためには、単なる興味本位の詮索とは異なる仕方でその存在を「直視」することも必要なのではないか。本特集では加害者臨床、修復的正義、刑事政策学など多様な研究・実践の蓄積を踏まえつつ「加害者」という問題に正面からアプローチしたい。 [編集部より] 出版社|青土社 定 価|1,500円+税 判 型|A5変型判/並製 頁 数|246 ISBN|978-4-7917-1433-9 初 版|2020年06月 Contents 特集*「加害者」を考える――臨床・司法・倫理 【討議】 ‟血塗られた”場所からの言葉と思考 / 小松原織香+森岡正博 【理論と実践の現在】 DV加害者プログラムの実践経験から / 信田さよ子 加害行為研究の視界――加害性、暴力性、暴力の文化、マイクロアグレッション / 中村正 加害者臨床における責任の所在とトラウマインフォームドケア / 野坂祐子 【暴力と差別の「構造」を問う】 「フェミサイドである」と言うことは何を意味しているのか / 牧野雅子 集団的な加害の構造とインターネット / 倉橋耕平 恐怖するマジョリティ、揺れるバイスタンダー――性差別的なふるまいをした男性にどう関わるか / 西井開 【社会の「まなざし」をめぐって】 「語り」を聞くことで、立ち会う――意味不明な犯行動機の奥にあるもの / インベカヲリ★ 「心の闇」を理解する意味はあるのか? / 赤羽由起夫 “犯罪人”のための葬送曲(レクイエム)――犯罪減少「亡国論」の中で / 石塚伸一 加害者家族と私刑社会 / 阿部恭子 毒婦のフィクション――女性犯罪者をめぐる物語の系譜と桐野夏生『OUT』 / 内藤千珠子 【閉域をほどくために】 私は被害者ではない――問題含みな親の「加害性」への反応をめぐって / 小西真理子 ネグレクトではなくヤングケアラーである / 村上靖彦 心神喪失者等医療観察法(医療観察法)とは何か / 柏木宏子 医療観察法病棟という場 / 小片圭子 【〈正義〉の明日へ】 害と祈り――被害・加害と修復的正義 / 宿谷晃弘 加害者とは誰か?――水俣や福島をめぐる加害構造論試論 / 石原明子 ミャンマーとロシアからの事業撤退は企業の道徳的義務か――人権を侵害しない企業と人権侵害を許さない企業の大きな違い / 杉本俊介 ー 【新連載●社会は生きている●第一回】 人間と社会、人間と自然――序論 / 山下祐介 【連載●「戦後知」の超克●第一八回】 柄谷行人における「世界史」の問い方1――その「起源」と「構造」 / 成田龍一 【連載●タイミングの社会学●第一八回】 根こぎ2――再居住地 人とごみが送られる町 / 石岡丈昇 【研究手帖】 ホワイト・フード対エスニック・フード / 世古有佳里
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ユリイカ 2022年08月号 現代語の世界
¥1,760
現代語はいまの新しいことばなのか。 俗語や新語は常に流行り廃りとともにある。なにが生き残り、なにが淘汰されるのか、あるいは10代のことば遣いはなぜかくも言語的に隔絶した文法と語彙をもつのか、標準化された透明な現代語とはなんであるのか。問いはいま発せられる、もしくは耳にしていることばの数々から多重に生起していく。現代語は来たるべき明日のことばに向かって今日も息づく。 [編集部より] 出版社|青土社 定 価|1,600円+税 判 型|A5変型判/並製 頁 数|285 ISBN|978-4-7917-0420-0 初 版|2022年07月 Contents 特集*現代語の世界——若者言葉から語用論まで ❖鼎談 現代語という不可解なもの――語彙と文法の波間に / 飯間浩明・川添 愛・山本貴光 ❖ことばの現代/現在をめぐって 現代は俗語の時代 / 米川明彦 昭和の日本語と現代語 / 窪薗晴夫 危機言語としての地域のことば / 田窪行則 流行語を百科事典に載せるとは?――ウィキペディアが記録する現代のことば / 北村紗衣 ❖書き遺されるもの 一〇〇年前の流行語と一〇〇年後の普通語 / 平山亜佐子 語尾とうしろめたさ / 山本ぽてと ❖「させていただく」のは誰のため 日本語における現代とはいつのことか――敬語からみた日本語史 / 近藤泰弘 すり減る敬意と日本語の現在 / 滝浦真人 歴史語用論(タイムマシン)から見る「させていただく」の現代語性 / 椎名美智 言語の多様性と向き合う――『エリートと教養』の考察を通じて / 川原繁人 ❖今様のうたい手 何万回でも光る遠吠え! / 初谷むい 川柳のように / 暮田真名 ❖規範と逸脱、あるいは第三項 「新しい言葉づかい」はどのように規範となるのか――アイデンティティ・メタ語用論的言説・イデオロギー / 中村桃子 論理は歌う、あるいは橋本治的現代語論 / 千木良悠子 現代語訳は誰のことばか――『源氏物語』の現代語訳をめぐって / 木村朗子 第三の次元に属する現代語――「対話」としての世界文学 / 邵丹 ❖現代語話者の憂鬱 ギャル的批判能力は時代おくれなのか / 鈴木涼美 「ぴえん」という余白 / 佐々木チワワ ❖つぎつぎになりゆくいきほひ ことばとVTuberと戦争と / 吉岡 乾 「若者言葉」の生成と観察 / 堀尾佳以 「マジ卍」と「ぴえん」に映る若者の心 / 工藤 俊 「知らんけど」の言語哲学 / 和泉 悠 ❖生まれようと欲するものは…… 母音殺し、ピンポン玉のゆくえ――HipHopとTikTokの現場から / つやちゃん 「婉曲の踏み車」と変わらないイデオロギー――エイズ、サル痘、〈悪所〉のハッテン場を中心に / クリス・ローウィー ❖現代語の現場はどこにあるのか 近頃現代語の不振を論ず――『鬼滅の刃』と『アオアシ』の人気を手掛かりに / 可児洋介 現代口語演劇と、あまり関係のない現代口語 / 綾門優季 不自然でうける――話法・語り・ツッコミにおける自由なポリフォニー / 大岩雄典 Y2Kは現代語か――ファッションリバイバルとアーカイブファッションの身体 / 五十棲 亘 ❖モデルニテの軌跡 うつろう言葉の捉え方――「現代語」を考えるためのブックガイド / 山本貴光 ー ❖忘れられぬ人々*10 故旧哀傷・小柴昌俊 / 中村 稔 ❖物語を食べる*19 代理母は卵の夢にうなされて / 赤坂憲雄 ❖詩 全てが遠のき、近づいている / 牛山茉優 ❖今月の作品 奥山紗英・内田颯太・渡辺八畳 / 選=大崎清夏 ❖われ発見せり 詩も俳句も詩 / 堀田季何 表紙・目次・扉……北岡誠吾
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ユリイカ 2022年07月号 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
¥1,650
映画『戦争と女の顔』7月15日公開。 アレクシエーヴィチは「小さな人々」の声をひたすらに聞く。20世紀ソ連の大きな物語のなかを生きた一人ひとりの感情を掬いあげた作品群は「現代の苦しみと勇気に捧げられた記念碑」と評され、ノンフィクション作家として初めてノーベル文学賞を授与されることとなった。そしていま彼女の追い続けるテーマはアクチュアルなものとして我々の眼前に迫っている——。 『戦争は女の顔をしていない』のコミカライズ(2019-)が注目を集め続けるなか、来たる7月15日には同作を原案としたロシア映画『戦争と女の顔』が公開となる。いまこそアレクシエーヴィチの織り成す文学、そして彼女の拾いあげた幾つもの声に耳をすませたい。 [編集部より] 出版社|青土社 定 価|1,500円+税 判 型|A5変型判/並製 頁 数|237 ISBN|978-4-7917-0419-4 初 版|2022年06月 Contents 特集*スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ ——『戦争は女の顔をしていない』『チェルノブイリの祈り』『セカンドハンドの時代』…耳の作家、声による文学 ❖インタビュー 文学はあるべき姿を取り戻した / スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 聞き手・構成=沼野恭子/訳=ターニャ・ミツリンスカヤ ❖アレクシエーヴィチの声 声を翻訳する / 松本妙子 それを「ドキュメンタリー」と彼女は語った / 鎌倉英也 ❖「聞き書き」の言葉 とばりの向こうの声を集める——アレクシエーヴィチ、「聞き書き」の力 / 佐藤 泉 ベラルーシの作家としてのアレクシエーヴィチとロシア語 / 越野 剛 切なる声の中継者——聞き書きという生きざま / 奈倉有里 ❖歴史と記憶 声の怖さ / 朴沙羅 二番煎じの悲劇の場所から / 安東量子 聞く者たちの文学、忘却に抗するための会話 / 瀬尾夏美 語られなかったこと、書かれなかったこと / 近藤ようこ ❖戦争をめぐる語りと沈黙 アレクシエーヴィチの女性たち——ナラティブの身体性 / 高柳聡子 「語られない」声に耳を澄ます / 市川ひろみ 国民化の欲望と戦争の記憶——女性兵士の/についてのナラティブ / 前田しほ 帰還兵たちの〈沈黙の海〉——軍事精神医療の歴史と証言から考える / 中村江里 ❖対談 アレクシエーヴィチの文学はいかに芽吹くか / 沼野恭子×小野正嗣 ❖ウクライナ侵攻のさなかで 亜鉛の記憶 / 岡 真理 『チェルノブイリの祈り』を読む——問われる“福島”からの覚醒 / 安元隆子 痛みへのノスタルジア——アレクシエーヴィチ『セカンドハンドの時代』におけるポストソヴィエトの徴候 / 平松潤奈 声なきものの声を織る——スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの「小さき人々」 / 中西恭子 ❖二一世紀の日本から たくさんのわたし / 今日マチ子 「生の声」を提示する、アレクシエーヴィチの思想 / 逢坂冬馬 戦争に抗う / 深緑野分 『戦争は女の顔をしていない』と漫画表現 / 速水螺旋人 ❖〈戦争〉と〈女〉 「戦争漫画」と女性——コミカライズ版『戦争は女の顔をしていない』によせて / 藤岡俊博 肉の空洞——フェミニスト映画批評の性器的展開のために / 木下千花 距離の回復——『戦争と女の顔』における身体 / 畠山宗明 ❖資料 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著作解題+いま読むための関連作品ガイド / 高柳聡子 ー ❖忘れられぬ人々*9 故旧哀傷・木内良胤 / 中村 稔 ❖物語を食べる*18 残されし人々の帰還 / 赤坂憲雄 ❖詩 星ノ紅茶 / 小野絵里華 ❖今月の作品 ユウ アイト・二宮 豊・小川茉由・渡辺八畳 / 選=大崎清夏 ❖われ発見せり 天界に「奇異」を放て / 中西悠喜 表紙・目次・扉……北岡誠吾 表紙写真……TT News Agency/アフロ
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ユリイカ 2022年06月号 ゲルハルト・リヒター
¥1,980
「ゲルハルト・リヒター展」開催記念特集。 90歳を迎えるゲルハルト・リヒターという画家にどれほどの美術史が収められているのか、そこに問われている制作の思考/試行とはいかなるものであるのか、触知的なマチエールによる透徹した画面が世界を茫洋としたリアリズムに読み替える、歴史と記憶の思考、あるいは戦争……、ドイツの巨匠はなにを問いかけるのか。 [編集部より] 出版社|青土社 定 価|1,800円+税 判 型|A5変型判/並製 頁 数|349 ISBN|978-4-7917-0417-0 初 版|2022年05月 Contents 特集*ゲルハルト・リヒター――生誕90年記念特集 ■翻訳 音楽を聴くと、イメージが浮かぶ / ゲルハルト・リヒター×マルコ・ブラウ 訳=西野路代 ■塗り尽くされるもの/塗り替えられるもの/塗り込められるもの ビルケナウの鏡――ゲルハルト・リヒターの《ビルケナウ》インスタレーション / 清水穣 写真に似たもの――ゲルハルト・リヒターの〈記憶絵画〉と女性イメージ / 香川檀 《ビルケナウ》の白いページ――ゲルハルト・リヒター『93のディテール』試論 / 西野路代 戦争の記録と野蛮の起源、そして恐怖と哀悼 / 飯田高誉 ■社会主義‐資本主義リアリズム 二つの体制 / 沢山遼 ドイツの戦争トラウマを作品のテーマとすることは可能か?――ヨーゼフ・ボイスがゲルハルト・リヒターに与えた影響 / 渡辺真也 ゲルハルト・リヒターの「わかりにくさ」とドイツの歴史 / 長谷川晴生 リヒター、イデオロギー、政治――ゲルハルト・リヒター再読 / 菅原伸也 ■対談 懐中のリヒター――ある画家の営為とともに / 蔡忠浩(bonobos)×柳智之 ■エッセイ 写真はイメージです / 畠山直哉 カーテン越しの光 / 田幡浩一 絵画と写真、リアリティと距離 / 前田エマ ■抽象は伏在する アブストラクト・ペインティングを真剣に受け止める――ゲルハルト・リヒター『一枚の絵の一二八枚の写真、ハリファックス一九七八年』 / 平倉圭 分割と接合――ゲルハルト・リヒター《リラ》 / 池田剛介 イデオロギーとの別れ――T・J・クラーク「グレイ・パニック」を手がかりに / 関貴尚 ■散文 硝子絵画の居住者たち――ゲルハルト・リヒター《カードの家(5枚)》にて / 河野咲子 ■コスモスとコンステレーション 「位置価(Stellenwert)」を問う科学と芸術へ――G・リヒターとW・オストヴァルトの《アトラス》 / 前田富士男 フォト・ペインティングと神経系イメージ学 / 坂本泰宏 ディストーション・偽色・スペクトログラム――リヒターの音響 / 荒川徹 ■画家の杣道 マローヤの蛇――シルス、リヒター、アンネ / 杉田敦 ゲルハルト・リヒターの余白に…… / 丹生谷貴志 視差のリアリズムへ――リヒターのクールベ / 新藤淳 ■写真から遠く離れて リヒターを通して考える「写真とは何か」 / 大山顕 フォトリアルとはなにか――リヒターから遡行する / 江本紫織 ゲルハルト・リヒターとグラフィックデザイン――デザイン的視点から読み解く初期フォト・ペインティング / 三橋光太郎 機械化された沈黙と、資本主義リアリズム / 布施琳太郎 ■リヒターに向かって ゲルハルト・リヒター 鏡としての絵画 / 浅沼敬子 ー ■忘れられぬ人々*8 故旧哀傷・粕谷一希 / 中村稔 ■物語を食べる*17 臓器提供者のいまわの恋 / 赤坂憲雄 ■追悼*菊地信義 菊地さんをたどる / 伊藤比呂美 菊地信義について、ほんの少しのことを / 稲川方人 菊地氏について / 鈴木成一 余白のうらがわ――菊地信義を追悼する / 鈴木一誌 菊地さんのこと / 蜂飼耳 ■詩 ある映像作家の死 / 松本圭二 ■今月の作品 たかすかまさゆき・江田つばき・内田颯太・牛島敦子 / 選=大崎清夏 ■われ発見せり スラヴ語のタペストリー / 豊島美波 表紙・目次・扉=北岡誠吾 表紙図版=ゲルハルト・リヒター《エラ(903-1)》 2007年 作家蔵 油彩、キャンバス 40×31cm © Gerhard Richter 2022(07062022) 「ゲルハルト・リヒター展」出品作品より 2022年6月7日(火)―2022年10月2日(日) 東京国立近代美術館 2022年10月15日(土)―2023年1月29日(日) 豊田市美術館
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ユリイカ 2022年05月号 菌類の世界
¥1,870
SOLD OUT
菌糸の眷属たち。 きのこが文化的、文学的であることは実にさまざまなエクリチュールが描きだすところであるが、菌類はどうだろうか。きのこを包含したその領野はさらに広大無辺にこの世界を取り巻き、構成している。菌類が織りなす網目に分け入り、南方熊楠、ジョン・ケージ、ビアトリクス・ポターの営為をたどりなおす。繁茂しつづける菌類を覗きみる。 [編集部より] 出版社|青土社 定 価|1,700円+税 判 型|A5変型判/並製 頁 数|341 ISBN|978-4-7917-0416-3 初 版|2022年04月 Contents 特集*菌類の世界――きのこ・カビ・酵母 ❖小説〈1〉 きの旅 / 高原英理 ❖きのこ目を啓く 人生、菌色。 / 新井文彦 きのこ画家が生えるまで / 大竹茂夫 ❖きのこと仲間たち きのこ博士と菌類の未来 / 保坂健太郎 菌類を“追う” / 星野 保 菌類に学ぶ〔コラム:本当の菌って何?〕 / 細矢 剛 「菌」と呼ばれるものたち――カビ、細菌、そしてウイルス / 武村政春 ❖マンガ Spores of relief / 月森吉音 ❖菌類としての大地 菌類と土の来た道 / 藤井一至 ブナ原生林が語る菌類の魅力 / 大園享司 植物と菌類との助け合いと騙しあい――実はしたたかな共生関係の実態 / 末次健司 地衣類に覆われて / 大村嘉人 ❖終わりなき生命 超能力微生物 / 小泉武夫 発酵という無限の未来 / 小倉ヒラク ❖食の菌類学 菌類と「食べる」ということ / 石川伸一 ルネサンスのきのこ学――菌類学への道しるべ / 鶴田想人 ❖きのこはうたう 遠方のマシュルーム、近くの茸――あるいは、わざわざ叢(くさむら)のなかに / 與謝野文子 きのこ短歌コレクション(ちょっとカビつき) / 石川美南 ❖きのこのエクリチュール きのこ文学最前線――回顧と展望 / 飯沢耕太郎 妖精の環――菌類学者ビアトリクス・ポター / 寺村摩耶子 妖精とキノコ、魔女とキノコ、メディウムとしてのキノコ / 河西瑛里子 雨の樹とキノコの庭――武満徹、その音の糸 / 髙山花子 ❖詩 すべての生きものはキノコだ! 私は恐竜図鑑を読んでいた / 小笠原鳥類 ❖形態学/生態学 菌類をめぐるヘッケル的夢想 / 倉谷 滋 菌類模型の周辺――ムラージュ文化考 / 石原あえか 無節操にも、きのこのように / 雑賀恵子 トラブルと共に生きる術――第六の絶滅期における菌類とkin-making / 逆卷しとね ❖分け入っても分け入っても…… きのこから始める菌類カルチャー・マップ / 堀 博美 ❖小説〈2〉 視肉の孝 / 柴田勝家 ❖座談会 変形菌のアルス・コンビナトリア――アートとサイエンスの紐帯 / 松本 淳×唐澤太輔×齋藤帆奈 ❖這い進む学び 粘菌からロマネスクへ / 金沢百枝 魅力的な「傍系」たち / 柞刈湯葉 ❖粘菌という思考とはなにか 粘菌のジオラマ行動力学――迷路の中の採餌行動を例に / 中垣俊之 「砂山/砂粒」トラウマを生きる真正粘菌 / 郡司ペギオ幸夫 変形菌の「自己」から未来の「自己」へ / 増井真那 粘菌の環世界――ユクスキュルが捉えた、粘菌の二つの存在様式 / 釜屋憲彦 粘菌哲学の視座――触覚と原形質流動 / 唐澤太輔 「粘菌学者・昭和天皇」の科学社会史 / 右田裕規 ❖菌糸はどこまでも 菌類を知るためのブックガイド / 佐野悦三 ー ■忘れられぬ人々*7 故旧哀傷・加藤建二 / 中村 稔 ■物語を食べる*16 フォアグラ的な肥満のはてに / 赤坂憲雄 ■詩 「黒雲」考 / 藤井貞和 ■今月の作品 小川茉由・米山然・江田つばき・秋葉政之 / 選=大崎清夏 ■われ発見せり Siri、構造主義を具現化した「精神」? / 長谷川朋太郎 表紙・目次・扉=北岡誠吾