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それはただの偶然
¥1,540
いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち ー 自費出版で初めてエッセイ集を作りました。今年の春に事件に巻き込まれてしまい、かなり苦しい日々を過ごしてきました。生きることさえ諦めそうになったけれど、書くことはそんな自分を助けてくれました。 夏から秋にかけて書いた7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を載せています。 また、今回「わたしの現在地」というシリーズ名をつけたので、気長に作り続けていけたらと思っています。 [著者より] 「失われてしまったものや、残されたひとたちのことが、ここにはちゃんと書かれているように思います。」 ——柴山浩紀[編集者] 「新刊は、書き手としての一子ベストワークを更新してると思います。エッセイ集として編まれることを意識して書かれたことが、読んでいてもわかったし、あとがきを読んでもなるほどという感じで、移行期/過渡期的だった「愛は時間がかかる」よりも腰の据わった、覚悟みたいなものを感じる本でした。やっぱり日記からエッセイに、というのはきっとすごい難しいハードルで、そこを越えて=いろんなものを手放して、その代わりにエッセイでないと書けないことを書いている。 そして思ったのは、もしかしたらこれは「エッセイスト植本一子」誕生の書であり、同時に、「日記作家植本一子」との決別の書なのではないか、みたいなことでした。もう一子さんは日記を書かない(書けない)んじゃないか。でもそれはまあ自然というか仕方ないというか必然的なもので、一子さんはこれまでも常に、自分の大事なことを書くために最善の方法として日記という形を選んできたのだと思うし、いまはその大事なことを書くために必要な形が変わってきたということなんだと思います。」 ——滝口悠生[小説家] 著 者|植本一子 定 価|1,400円+税 判 型|文庫判・並製 頁 数|182 発 行|2024年12月 Contents 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 Author 植本 一子 Ichiko Uemoto 1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げる。主な著書に『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『フェルメール』『台風一過』『家族最初の日』『愛は時間がかかる』、写真集に『うれしい生活』などがある。
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個人的な三ヶ月 にぎやかな季節
¥1,760
今年も自費出版で本を作ってみました。 その名も「個人的な三ヶ月 にぎやかな季節」です。 2021年の1月から3月までの個人的な三ヶ月間の記録を約12万字に及ぶ日記でお届けします。 緊急事態宣言下で身の回りに起きた数々の出来事……。とうとう上の娘が小学校卒業したと思ったら、パートナーは仕事をやめ、新しい道を模索することに。 娘たち、パートナー、大切な友人たちとのかけがえのない日々。 家族って、結婚って、一緒に生きるってなんだろう。 [著者より] 著 者|植本一子 定 価|1,600円+税 判 型|185×130mm・コデックス製 頁 数|176[カラー写真16P] 発 行|2021年05月 Contents 2021年1月 2021年2月 2021年3月 あとがき「ミツは存在しない」 Author 植本 一子 Ichiko Uemoto 1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げる。主な著書に『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『フェルメール』『台風一過』『家族最初の日』『愛は時間がかかる』、写真集に『うれしい生活』などがある。
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われわれの雰囲気
¥1,430
ピコちゃんが倒れた! 約束の時間に友達が来ない。音沙汰もない。何かがおかしい。嫌な予感がする......。その予感は的中、友達はいまICUにいて、意識がないらしい。でも、コロナ禍では病院へかけつけることもできない。目を覚まさない友達をめぐる日々の記録と、意識を取り戻してからの本人による日記を収録。 「今振り返って印象に残っているのは、知っていたはずの「人間はみんないつか死ぬ」の中に自分が入っている自覚がなく、今回の怪我と入院でそれが「自分も死ぬ」になったことです。またうまく言葉にできませんが、スイッチがひとつ切り替わったかのようです。そしてそれを形に残せてすごくうれしい。」——おわりにより [著者より] 著 者|植本一子・碇雪恵・柏木ゆか 定 価|1,300円+税 判 型|190×110mm・並製 頁 数|128 発 行|2023年05月 Contents はじめに 何をみてもピコを思い出す 植本一子 ピコちゃんが未読だった時のこと 碇雪恵 * おわりに 怪我と入院の雰囲気 柏木ゆか Author 植本 一子 Ichiko Uemoto 1984年広島県生まれ。写真家。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、「下北沢に自然光を使った写真館 「天然スタジオ」を立ち上げる。著書に『かなわない』など。 碇 雪恵 Yukie Ikari 1983年北海道生まれ。ライター。2022年11月に自主制作本『35歳からの反抗期入門』を発売。新宿ゴールデン街のバー「月に吠える」金曜店番。 柏木 ゆか Yuka Kashiwagi 1983年神奈川県生まれ。人事・労務担当。国家資格キャリアコンサルタント。
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あなたがいるから
¥3,960
2024年11月30日、相田冬二(Bleu et Rose)は書籍『あなたがいるから』を発刊いたしました。これは、1999年から2024年までに相田が劇場用パンフレットに寄稿した作品評101篇を収録したものです。全4章構成で、368頁。映画と歩んできた四半世紀をこの一冊に託します。 劇場用パンフレットは、相田が最も大切にしている媒体です。基本的に、映画をご覧になった方しか入手できず、また公開が終わるとほぼ入手できなくなる公式の冊子。映画館で販売され、映画のスーべニール(お土産)と呼んでいいこの存在に、こどもの頃から憧れてきました。パンフにレビウを執筆できることは、相田の誇りであり、毎回、その時点で持てる力をすべて投入してきたつもりです。 いま読むと至らない文章もありますが、それらを排除することはせず、ただ公開順に並べました。筆致には、変わった点と変わらない点いずれもがあります。そこも愉しんでいただければ幸いです。 永くお世話になっており心から信頼する編集者、森田真規さんに編集をお願いしました。この本は森田さんのプロデュース作品と言ってもよいと思います。また、森田さんと一緒に『なnD』というジンを10年以上にわたって作っておられるデザイナーの戸塚泰雄さんにデザインを手がけていただきました。さらに戸塚さんを通して、イラストレーターの箕輪麻紀子さんに表紙のイラストレーションを描いていただくことができました。一流のプロフェッショナル3人がコラボレートしたこの本は、わたしが個人的に「欲しいもの」として出来上がりました。本としての新しさ、みずみずしさ、豊潤さ、すべてがあるとおもいます。 ぜひ、あなたの許に置いてほしい。 [発行者より] 著 者|相田冬二 発 行|Bleu et Rose 定 価|3,600円+税 判 型|四六判・上製 頁 数|368 発 行|2024年11月 [限定300部] Contents まえがき *1 黄泉がえり アナーキー・イン・じゃぱんすけ ほとけ トーキョー×エロティカ 黄泉がえり 着信アリ 犬と歩けば チロリとタムラ たまもの カナリア イン・ザ・プール 好きだ、 ストロベリーショートケイクス 魂萌え! キサラギ アヒルと鴨のコインロッカー 転校生〜さよなら あなた 天然コケッコー ジャーマン+雨 全然大丈夫 マイ・ブルーベリー・ナイツ ジャージの二人 トウキョウソナタ レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン わたし出すわ スノープリンス 禁じられた恋のメロディ 半分の月がのぼる空 ブロンド少女は過激に美しく *2 生きてるものはいないのか ゴモラ 孤独な惑星 生きてるものはいないのか さめざめ ル・アーヴルの靴みがき それでも、愛してる ぼっちゃん だいじょうぶ3組 箱入り息子の恋 HOMESICK 潔く柔く きよくやわく ジ、エクストリーム、スキヤキ 神様のカルテ2 友だちと歩こう 東京戯曲 こっぱみじん 神さまの言うとおり 人の望みの喜びよ 極道大戦争 レヴェナント:蘇えりし者 ヒメアノ~ル マネーモンスター ふきげんな過去 ひと夏のファンタジア 白い帽子の女 何者 いたくても いたくても イノセント15 ハクソー・リッジ いつまた、君と ~何日君再来~ 祈りの幕が下りる時 欲望の翼 *3 バーニング 羊の木 去年の冬、きみと別れ ニワトリ★スター 名前 きみの鳥はうたえる 愛しのアイリーン 教誨師 台北暮色 バーニング 劇場版 慶州 ヒョンとユニ 泣くな赤鬼 劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん 蜜蜂と遠雷 あなたを、想う。 ひとよ ラストレター 影裏 水曜日が消えた あなたの顔 ステップ チィファの手紙 窮鼠はチーズの夢を見る モルエラニの霧の中 *4 四月になれば彼女は 海辺の金魚 サマーフィルムにのって 彼女はひとり 麻希のいる世界 イントロダクション 青春の殺人者 女神の継承 百花 夜を越える旅 あなたの微笑み チーム・ジンバブエのソムリエたち 日の丸〜寺山修司40年目の挑発〜 ひとりぼっちじゃない リボルバー・リリー 台風クラブ まなみ100% めためた すべて、至るところにある 四月になれば彼女は あとがき
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ドロップぽろぽろ
¥1,430
初の単著『好きよ、トウモロコシ。』以来の書籍化。初の私家版エッセイ集です。過去の作品に大胆に加筆し仕上げたもの5編と、書き下ろし6編を収録。 「ぽろぽろこぼした涙の記憶」をテーマにしていますが、ちっとも悲しい本ではありません。大真面目だけど、ちょっとおかしく、ちょっと切ない。大人のあなたにこそ読んでほしい1冊です。 [著者より] 著 者|中前結花 装 画|ちえちひろ 定 価|1,300円+税 判 型|B6判・並製 頁 数|187 発 行|2024年12月 Contents 1、神様のテスト 2、アーモンドの予感 3、ショッキングピンクショック 4、梅の花 5、お母さーん! 6、アドベンチャー 7、あの朝とベーコンハンバーグ 8、湿布のアイス 9、チロリン村 10、あなたへの旅 11、スーパーマンじゃない Author 中前 結花 Yuka Nakamae 兵庫県生まれ。エッセイスト・ライター。2010年に上京。会社員を経て独立し、現在は多数のWebメディアで執筆中。2023年、初の単著『好きよ、トウモロコシ。』(hayaoki books)を刊行。目標は、強くてやさしい文章を書くこと。
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夏の感じ、角の店
¥1,320
代田橋駅前の小さな売店「予感」の営業日誌です。 「京王線代田橋駅。各駅停車しか停まらない小さな駅の駅前にある角の店『予感』。 ほとんど週末しか営業していないこの店の店頭にひとりきりで立ちながら思うこと、店の運営にまつわったりまつわらなかったりすることについて記した日記のまとめ」。 [著者より] 著 者|髙橋翼(予感) 定 価|1,200円+税 判 型|B6判・並製 頁 数|110 発 行|2024年12月 Contents *2024年6月から約3か月間つけた、ひと夏の営業日の日記 *旅行中の日記 *あとがきにかえてつけた1日分の日記
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属性と集合体と、その記憶——アジア系アメリカとしてアジア系アメリカを考える
¥1,650
11年間ニューヨークで暮らしてきた東京出身の著者が、自らの経験を振り返りながら、アジア系・日系アメリカという集合体の記憶(歴史)をたどり、その内部で生じる不和や、他の集合体との不均衡を考察する。揺らぐ自身のアイデンティティと向き合いながら、「移民の国」「多様性の国」とされるアメリカが抱える歪みを直視するエッセイ。 [著者より] 著 者|COOKIEHEAD 定 価|1,500円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|50 発 行|2024年12月 Author COOKIEHEAD 東京出身、2013年よりニューヨーク在住。ファッション業界で働くかたわら、市井のひととして「木を見て森を見ず」になりがちなことを考え、文章を綴る。執筆するコラムのテーマは、社会、コミュニティや移民アイデンティティから、読書文化、ファッションや美容など多岐にわたる。ブルックリンの自宅にて保護猫の隣で本を読む時間がもっとも幸せ。
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町合わせ / 多宇加世詩集
¥2,200
「多宇加世は酒田のカフカか? ——いや違う、多宇加世はあまりに多宇加世で、しかも私たちの私たちで、あまりにもあまりにも、詩だ。浮遊し沈潜し飛翔する自在のカメラアイがなんでもない町の光景をこんなにも強烈に詩にしてしまう。まちがって届いた手紙を読んだみたいに、私がべつの私になるみたいに」 ——カニエ・ナハ[詩人] 著 者|多宇加世 定 価|2,000円+税 判 型|A5変型判・コデックス装 頁 数|136 発 売|2022年11月 Author 多宇 加世 Kayo Tau 1987年、山形県酒田市生まれ。詩人。
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さびていしょうるの喃語 / 多宇加世詩集
¥1,320
「今現在、ここに編まれた詩たちのすべてが喃語なんです」 東北・山形酒田の詩人 多宇加世の第一詩集。 著 者|多宇加世 定 価|1,200円+税 判 型|文庫判・並製 頁 数|320 発 売|2021年07月 Author 多宇 加世 Kayo Tau 1987年、山形県酒田市生まれ。詩人。
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ソナチネ / 呉基禎詩集
¥1,320
SOLD OUT
著 者|呉基禎 定 価|1,000円+税 判 型|文庫判・並製 頁 数|246 発 売|2021年10月 Author 呉 基禎 オ・キジョン 1990年12月16日生まれ。2017年1月、「ユリイカの新人」に選出。2021年10月、第一詩集「ソナチネ」を出版。
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『百年の孤独』を代わりに読む
¥1,320
ノーベル賞作家G・ガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』を読者であるあなたの代わりに「私」は読む。ところが「私」が『百年の孤独』を読もうとすると、つい話が横道に逸れて脱線してしまう。しかし、その脱線こそが読書の登坂車線をつくり出し、気づけばあなたは『百年の孤独』を読んでしまっている。そんな不思議な読書を体験してみませんか? 『百年の孤独』を読んだことのないあなたも、かつて読んだあなたも、ぜひお手に取ってください。そして、『百年の孤独』の面白さを語り合いましょう。 [発行者より] 著 者|友田とん 発 行|代わりに読む人 定 価|1,200円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|203/一部カラー 発 売|2018年05月 Author 友田 とん Ton Tomoda 京都府生まれ。著書に『『百年の孤独』を代わりに読む』。ひとり出版レーベル・代わりに読む人 代表。製作した書籍を全国へ自ら行商してまわる。
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サウナのぷりンセス
¥1,100
SOLD OUT
人生、熱すぎるのは、サウナだけで充分。 冷たすぎるのは、水風呂だけで充分。 著書初の書籍はまさかのサウナ私小説!? 清水みさと「サウナのぷりンセス」。 サウナから30歳の女性が新たな自分を発見する。わたしたちはどこにだってどこへでもいける。自ら決めて、自らの道を切り開くことができる。第一弾の「酒場のぷりンス」に続く第二弾はまさかのサウナ小説!? 誰もがプリンスにもプリンセスにもなれる。 ー 毎日のようにサウナに通う主人公みさとは一人きりで早朝のサウナにいた。まだ寝ぼけた皮膚が一生懸命、汗を出している。じわりじわり。控えめな玉の汗が汗腺から遠慮がちに顔を出し、ちょっとずつ育っていく様子を健気だなぁ、とぼんやり見つめる。でも、どうして、隣り合う汗の粒は、均一な距離感を保っているんだろう? サウナの内と自分の内は似ている。外に出て水風呂に飛び込む。内/外。自己と他者の距離感。みることとみられること。感性豊かなみずみずしい文体で描かれるサウナの描写や体調の変化はサウナ好きにも新たな発見があるだろう。 いつも新しいことに挑戦していこうとする大胆さとうまくいくだろうかと戸惑う臆病さ。すべての悩みはサウナで解決できる! [発行元より] 著 者|清水みさと 企画編集|吉田アミ 発 行|トラツグミ出版 定 価|1,000円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|64 初 版|2022年11月 Author 清水 みさと 女優、タレント。サウナ好きが高じて、いつの間にかサウナの人に。日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」のモデル、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(AuDee/JFN全国21局ネット)のパーソナリティー、TBS「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターに挑戦するなど、多方面で活躍中。365日、サウナ通いを続ける毎日。
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頭蓋骨のうら側[著者サイン本]
¥990
SOLD OUT
『驟雨とビール』『爽やかな茸』『白ねこ黒ねこ』の続編(最終巻)。2022年3月〜5月の日記がぐっと詰まった一冊。一年をかけて3ヶ月ごとに全4冊お付き合い頂けましたら感無量です。どんな一年になるのか自分でもわからないので日々をとりあえず記録中。 [著者より] 著 者|武塙麻衣子 定 価|900円+税 判 型|文庫判 頁 数|160 初 版|2022年08月
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何かはあるけど、何も起きない
¥600
SOLD OUT
2020年4月1日から、2021年3月31日までの日記です。 女7人が一軒家に暮らす日々。配偶者の他界、パートナーのくも膜下出血、子連れの離婚。大事件があらかた終わった我々のところに次にやってきたのはCOVID-19だった。とくに何も起こらない日々の記録です。 [著者より] 著 者|針山 定 価|600円 判 型|A5判 頁 数|176 初 版|2020年06月
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晴れたら庭の木を切って
¥600
SOLD OUT
2021年4月1日から、2021年9月30日までの日記です。 女7人一軒家暮らしの日記第二弾。繰り返される日々と毎日のご飯。何かはあるけど何も起きない毎日の続きです。 [著者より] 著 者|針山 定 価|600円 判 型|A5判 頁 数|125 初 版|2021年11月
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プレイタイム
¥1,650
2020年のはじめころの日記に加え、日記屋「月日」ではたらきはじめた同年4月から2021年のほぼ毎日の日記と、一時期描いていた絵日記をまとめました。 [著者より] 著 者|木の実横丁 定 価|1,500円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|170 初 版|2022年04月
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記憶クッキー
¥1,540
「広小路くんの耳」より抜粋 広小路くんは 耳の後方に もう一つずつ耳が付いている それは人間の皮膚というよりか 白いウサギの毛のようで とても小さいのだけれど それがあるゆえに 彼は生きづらいらしかった 職場で 他の人には聞こえない音が聞こえる と言う 何の音ですか? と聞くのだが 周りの人には何の音も聞こえない 最初はみんなも何の音だろう、と 発信源を探したけれど 結局何の音だかわからないので 反応する人がいなくなった [著者・あわやまりさんによる特設サイトはこちら] https://kiokucookie.awayamari.net/ [出版社より] 著 者|あわやまり 出版社|七月堂 定 価|1,400円+税 判 型|A5変型判/並製 頁 数|128 ISBN|978-4879444677 初 版|2021年09月 Contents 広小路くんの耳 水玉さんと小さい子 フクロウ先輩とネイル 春風さんといちごみるく リスのさみしさ積立て 貝充電器とハラヘリ その日だけの時計屋 抜け殻部長 つぶれた草餅のエール 記憶クッキー Author あわやまり 神奈川県横浜市生まれ。法政大学社会学部中途退学、阿佐ヶ谷美術専門学校卒業。2003年、神奈川新聞文芸コンクール 現代詩部門最優秀賞受賞。詩集に「ぼくはぼっちです」(たんぽぽ出版)、「傘から、ぽろぽろ」(志木電子書籍)、「線香花火のさきっぽ」(志木電子書籍)がある。「一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある」(PHP研究所)、「中高生とよみたい日本語を楽しむ100の詩」(たんぽぽ出版)、「小学生で出会っておきたい55の言葉」(PHP研究所)などにも詩が掲載される。
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白ねこ黒ねこ
¥990
SOLD OUT
『驟雨とビール』『爽やかな茸』の続編。2021〜2022年冬の日記がぐっと詰まった一冊。一年をかけて3ヶ月ごとに全4冊お付き合い頂けましたら感無量です。どんな一年になるのか自分でもわからないので日々をとりあえず記録中。 [著者より] 著 者|武塙麻衣子 定 価|900円+税 判 型|文庫判 頁 数|155 初 版|2022年04月
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あまり読めない日々
¥1,500
SOLD OUT
やたら本を読む喜びの日記、のはずだった。感染症への恐れや政治への不信感。数日後の状況も読めない日々に弱り果て、本を読めない。予定が読めない。あまり読めない日々を過ごすなかでいつのまにか「推し」ができていた——。 [著者より] 著 者|柿内正午 挿画・表紙デザイン|イタガキユウスケ 解 説|たけのこスカーフ 発 行|零貨店アカミミ 定 価|1,500円 判 型|B5判・並製 頁 数|265 初 版|2022年04月 Author 柿内 正午 Shogo Kakinai 会社員。著書に『プルーストを読む生活』(H.A.B)。
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うろん紀行
¥2,420
〝平和島のブローティガン〟 わかしょ文庫による《小説を読む物語》 笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』を読みながら海芝浦へ向かい、後藤明生『挾み撃ち』の足跡をたどり、巨大スーパーCOSTCOの喧騒で大江健三郎『万延元年のフットボール』を読もうとする。著者は一見ふざけているようだ。しかし、実際彼女は不安に襲われながら読み訪ね、そして書く。本書はとても切実で危なっかしい《小説を読む物語》だ。 うろんな物語を読み終えたとき、読者もまたこの社会での生き方を模索しはじめているだろう。日常の生きづらさが綴られた自主制作エッセイ『ランバダ』の著者がその硬質で端正な文体を余すことなく発揮した好評WEB連載に書き下ろしを加えて書籍化した商業出版第1作。 [出版社より] 著 者|わかしょ文庫 出版社|代わりに読む人 定 価|2,200円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|204 ISBN|978-4-9910743-3-2 発 売|2021年08月 Contents 第一章 海芝浦 第二章 東向島 第三章 犬吠 第四章 蕨、上野、亀戸、御茶ノ水 第五章 河口湖 第六章 金沢文庫 第七章 馬喰町 第八章 池上 第九章 産業道路 第十章 高輪ゲートウェイ 第十一章 ニューヨーク 第十二章 ??? 第十三章 両国 第十四章 落合南長崎 第十五章 大井町 あとがき [ 本書で取り上げた作品と場所 ] ◎笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』〔海芝浦〕◎永井荷風『濹東綺譚』〔東向島〕 ◎古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』〔犬吠〕◎後藤明生『挾み撃ち』〔蕨、上野、亀戸、御茶ノ水〕◎太宰治『富嶽百景』〔河口湖〕◎高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』〔金沢文庫〕◎宮沢賢治『銀河鉄道の夜』〔馬喰町〕◎尾崎翠『第七官界彷徨』〔池上〕◎大江健三郎『万延元年のフットボール』〔産業道路〕◎牧野信一『ゼーロン』〔高輪ゲートウェイ〕◎ポール・オースター『ムーン・パレス』、ベン・ラーナー『10:04』、スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』〔ニューヨーク〕◎猫田道子『うわさのベーコン』、ボルヘス『バベルの図書館』、夏目漱石『夢十夜』〔???〕◎小森健太朗『大相撲殺人事件』〔両国〕◎藤子不二雄Ⓐ『
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爽やかな茸
¥990
SOLD OUT
『驟雨とビール』の続編。2021年秋の日記がぐっと詰まった一冊。この後、冬・春と一年をかけて3ヶ月ごとに全4冊お付き合い頂けましたら感無量です。どんな一年になるのか自分でもわからないので日々をとりあえず記録中。 [著者より] 著 者|武塙麻衣子 定 価|900円+税 判 型|文庫判 頁 数|158 初 版|2022年01月
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驟雨とビール
¥770
SOLD OUT
2021年夏の日記がぐっと詰まった一冊。この後、秋・冬・春と一年をかけて3ヶ月ごとに全4冊お付き合い頂けましたら感無量です。夏は猫と映画と本とご飯とひたすら昼寝の日々でした。どんな一年になるのか自分でもわからないので日々をとりあえず記録中。 [著者より] 著 者|武塙麻衣子 定 価|700円+税 判 型|文庫判 頁 数|132 初 版|2021年10月
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土とともに眠りたい
¥2,750
高城つかさ人生初の長編小説。 心と自然(じねん)を自然(しぜん)がつなぐ物語。 2021年8月10日、23歳の誕生日に発売。 ー 「ゆりは土と暮らすといいよ。」 神のように慕っていた男性から別れを告げられたと同時に送られてきたコンポスト。 堆肥をつくり、自然の力を感じるなかで、ゆりに起こる変化と、はじまりの話。 著 者|高城つかさ 挿 画|井上拓美 定 価|2,500円+税 判 型|B5判・上製 頁 数|213 初 版|2021年08月
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町でいちばんの素人
¥1,500
SOLD OUT
「町でいちばんの素人」を自称する会社員の2019年12月から2020年7月までの日記。パンデミックによる日常の変容を前に戸惑い憤りくたびれながらも、本を読み、本を作り、日記を書き続ける。 その姿から学ぶものは、特に何もない。 ただ嬉しさだけがある読書日記『プルーストを読む生活』の続編、というかその後の生活の記録。なんであれ、読んで、書く。それを続けること。その日々の実践からは「他人事にたいに平気で自分の内臓をさらけだす」とビートたけしが称したブコウスキーの精神が勝手に引き継がれている。 ——著者本人評 著 者|柿内正午 発 行|零貨店アカミミ 定 価|1,500円 判 型|B5判・並製 頁 数|265 初 版|2021年11月 Author 柿内 正午 Shogo Kakinai 会社員。著書に『プルーストを読む生活』(H.A.B)。