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舌の上の階級闘争——「イギリス」を料理する
¥1,980
階級も格差も噛み砕き、胃袋で掴め! パン屋と農家と大学教授の3人によるコレクティブ「コモナーズ・キッチン」が、料理を作って、食べて、考える。 ベイクドビーンズ、フィッシュ&チップス、イングリッシュブレックファスト、マーマレード、ローストビーフ、キュウリのサンドウィッチ……。 料理ごとに章立てされた12の食エッセイに、それぞれのレシピも収録。 まさに定番中の定番といえるイギリス料理の、歴史や文化的な背景を掘り下げながら、実際に作って食べてみることで、「階級」や「貧富の差」により分断された社会の現実を胃袋から思い知る。 「誰が」「何を」「どこで」作り、「どのように」食べるのか。食文化をとおして社会を知り、社会的背景を知ったうえで料理を食べれば、これまで知らなかった「イギリス」の姿が見えてくる。イギリス料理が不味いだなんて、もう言えなくなる! [出版社より] 著 者|コモナーズ・キッチン 出版社|リトルモア 定 価|1,800円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|232 ISBN|978-4-89815-595-0 発 行|2024年10月 Contents 1 ベイクドビーンズ―素朴であたたかいセーフティーネット料理 2 フィッシュ&チップス―コロモさっくり臭みなし、それでもしつこい階級の味 3 バンガーズ&マッシュ―飛び散る肉汁の中毒性 4 クリスマスプディング―年に一度の悪魔的幸福感 5 ローストビーフ―「自由」の味と貧者の生活 6 マーマレード―パディントンはなぜマーマレードを持っていたのか? 7 イングリッシュブレックファスト―誰もがそれを(朝に)食べるわけではない 8 ジェリードイールとミートパイ―下町の香りの今昔物語 9 ロールモップとキッパー―巻かれて燻される「春告魚」 10 グリーンピースのスープとシェパーズパイ―慎ましやかな「普通」の味 11 キュウリのサンドウィッチとポークパイ―ピクニックのお供、でも少し手間がかかります 12 サマープディング―甘酸っぱさと苦々しさと Author コモナーズ・キッチン パン屋と農家と大学教授の3名からなるコレクティヴ。料理を作って、食べて、考えることでイギリス社会の階級について理解を深め、あわよくばその分断を破壊する目論見で2020年秋、結成された。2021年から2022年を通じて毎月一度料理を作り、食べ、食が作り出す豊かだが同時に残酷な階級社会の有り様を、脳みそと同時に舌と胃袋で掴み取ろうと試みてきた。その経験をもとに、2022年12月から2023年11月までの1年間noteにて「Bake up Britain(イギリスを焼き上げろ)」を連載。毎月一つのイギリス料理を選び、そのレシピと歴史を通じて食と階級の関係を考える機会を提供してきた。3人それぞれ独自にイギリスとの関わりを持っていること、そして食べることをおろそかにする人間への不信感を共有していることだけで保たれているゆるいつながりである。 小笠原博毅(おがさわら ひろき) 神戸大学国際文化学研究科教授。カルチュラル・スタディーズ。著書に『真実を語れ、そのまったき複雑性において──スチュアート・ホールの思考』など。 ミシマショウジ パン屋アミーンズオーヴン店主、黒パン文庫主宰、詩人。詩集に『パンの心臓』など。 栢木清吾(かやのき せいご) 農家、翻訳家。訳書にパニコス・パナイー『フィッシュ・アンド・チップスの歴史──英国の食と移民』など。
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日本料理史
¥1,408
SOLD OUT
寿司も天ぷらも精進料理も、その起源は海外にあった。古代から現代まで、和食の料理体系の全貌を描く。 いまや世界中で愛される日本食は、どのように生まれ、現在の姿になったのか。本格的に米を採り入れた弥生時代、茶の湯と懐石料理の戦国時代、料理文化が花開いた江戸時代、西洋料理が入ってきた明治時代、そして国際化・多様化の進む現代へ――。 食器、調理法、食事作法から国家・社会・経済との関わりまで、沖縄・北海道を含むあらゆる日本の食文化を網羅する通史。増補決定版。 [出版社より] 著 者|原田信男 出版社|講談社[講談社学術文庫] 定 価|1,280円+税 判 型|文庫判/並製 頁 数|320 ISBN|978-4-06-535678-4 発 行|2024年07月 Contents はじめに――和食という料理 序 章 食の意義と日本料理 第一章 日本料理の前史と文化――先史時代の食文化 第二章 古代国家と食事体系――日本料理の源流 第三章 中世料理文化の形成と展開――大饗、精進、本膳そして懐石 第四章 近世における料理文化の爛熟――自由な料理と庶民の楽しみ 第五章 明治の開化と西洋料理――西洋料理の受容と変容 第六章 大正・昭和の市民社会と和食――日本料理の変容と展開 終 章 料理からみた日本文化 補 章 平成・令和の食――メモ風に コラム1 スシ コラム2 テンプラ コラム3 スキヤキ おわりに 学術文庫版あとがき 参考文献 参考史料 索 引 Author 原田 信男 Nobuo Harada 1949年生まれ。史学博士。明治大学大学院博士後期課程退学。現在,国士舘大学名誉教授。主な著書に『江戸の料理史』(サントリー学芸賞受賞),『歴史のなかの米と肉』(小泉八雲賞受賞),『中世村落の景観と生活』(学位論文)『江戸の食生活』『「共食」の社会史』『食の歴史学』『日本人はなにを食べてきたか』『義経伝説と為朝伝説』『豆腐の文化史』など多数。
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ええかげん論
¥1,980
コロナ、政治、気候…不安は尽きねどもまずは日常を整える。その智恵がここに。 正解は、いつも同じではない。けれど、自分のコンディションを整え、「今・ここ」を感じていれば、おのずと「ある一点」がわかるようになる。 料理から、そして保守や仏教の思想から、それぞれに「ええかげん」を探求してきた二人による、自立して豊かに生きるための「ええかげん」論。フキノトウの天ぷら、ほんれんそうのおひたしの実演(写真入り)やインド珍道中のおまけコラムも。『料理と利他』深化版。 [出版社より] 「ええかげん」の中に、ええことも、わるいこともぜんぶあるんです。……一生懸命の道中楽しみましょ」――土井 「(リベラル保守の)考え方と、土井先生がおっしゃる「ええかげん」は、つながっているんじゃないか、と思っていたんです」――中島 著 者|土井善晴・中島岳志 出版社|ミシマ社 定 価|1,800円+税 判 型|四六判・並製 頁 数|192 ISBN|978-4-909394-45-3 発 行|2022年10月 Contents 第1回 利他のコンディション 第2回 「ええかげん」に気づく人になる 第3回 ふつうはえらい Author 土井 善晴 Yoshiharu Doi 料理研究家。1957年、大阪生まれ。フランス料理や日本料理を学んだ後、土井勝料理学校講師を経て、1992年に「おいしいもの研究所」を設立。十文字学園女子大学招聘教授、東京大学先端科学研究センター客員研究員。NHK「きょうの料理」、テレビ朝日「おかずのクッキング」の講師を各30年務めている。著書に『一汁一菜でよいという提案』『おいしいもののまわり』『土井善晴の素材のレシピ』などがある。 中島 岳志 Takeshi Nakajima 1975年大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。北海道大学大学院准教授を経て、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。著書に『思いがけず利他』『パール判事』『朝日平吾の鬱屈』『保守のヒント』『秋葉原事件』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『岩波茂雄』『アジア主義』『保守と立憲』『親鸞と日本主義』、共著に『料理と利他』『現代の超克』などがある。
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家庭料理の窓
¥1,980
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食の道を探求してきた著者が、味噌汁の歴史、土井善晴などの料理本、春のパンまつりの皿、台所道具までを読み解く家庭料理今昔物語。 [出版社より] 著 者|木村衣有子 出版社|平凡社 定 価|1,800円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|224 ISBN|9784582839050 初 版|2022年08月 Contents 私の好きなお米 出汁遍歴とごはん茶碗 しるものがたり 朝は味噌汁と決まっていたわけじゃない 電気じかけの炊飯器 一九八一年の白いお皿 コーヒーから柳宗理へ ステンレスボウルとアルネ 君の名は肉じゃが、そしてポテサラ 野菜ぐらし ほか Author 木村 衣有子 Yuko Kimura 文筆家。主な守備範囲は食文化と書評。1975年栃木県生まれ。
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西荻窪 日常軒のお弁当
¥1,650
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即完売! 大人気のお弁当店が、そのレシピを初公開。食べた人みんなを笑顔にするお弁当が今日から作れるようになる。 [出版社より] 著 者|嶋崎恵里奈 出版社|大和書房 定 価|1,500円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|128 ISBN|9784479921578 発 行|2022年06月 Author 嶋崎 恵里奈 Erina Shimazaki 「日常軒」店主。奈良県出身。大学卒業後、スマイルズ入社。Soup Stock Tokyoなどの現場で勤務。将来自分の店を持ちたいとの思いから、服部栄養専門学校・夜間部に通い、卒業後、希須林 青山に調理師として勤務。友人のために作っていたお弁当が評判となり、西荻窪でお弁当と豚まんの店をはじめる。2020年9月に実店舗「日常軒」をオープン。季節の野菜を主体にしたからだにも心にもやさしいお弁当と豚まんは、幅広い世代から人気を集めている。
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ベンガル料理が食べたい
¥2,200
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ベンガル料理とは、インドの西ベンガル州からバングラデシュにかけた地域(ベンガル地方)の郷土料理のこと。本書は、インドの打楽器であるタブラの習得のため1997年からほぼ毎年インド・コルカタに通い続けたユザーンが、同じくコルカタでシタールを学んでいる石濱匡雄とタッグを組んで制作したベンガル料理レシピ集の第2弾。 前作『ベンガル料理はおいしい』は米飯に合う料理に特化していたが、今作はチャパティやパロタといった粉物の主食のレシピも掲載。もちろん、それらと相性のいい副菜も数多く紹介している。その他、とっておきのおもてなし料理から屋台飯までを網羅。海外へ行くのがなかなか難しい時期である今だからこそ食べたい、現地そのままのベンガル料理をぜひご家庭で楽しんでほしい。料理写真撮影=木寺紀雄。 [出版社より] 著 者|石濱匡雄 監 修|U-zhaan[ユザーン] 出版社|NUMABOOKS 定 価|2,000円+税 判 型|A4変型判/並製 頁 数|118 ISBN|978-4-909242-08-2 初 版|2022年6月 Contents ・プロローグ ・組み合わせを楽しむベンガル料理 ・ダール ムング豆とレンズ豆のスープ 苦瓜と豆のスープ ウラド豆のスープ ・野菜 焦がしナスの和え物 ジャガイモのマッシュ アルー・ダム 白い芋のトルカリ ジュリ・アルー・バジャ オクラのマスタード煮 ビーツとニンジンのトルカリ ラブラ ニュートレラのダルナ ・魚 鯛と野菜のジョル 鯉のヨーグルトカレー 鮎のマスタードジョル 鰆のパトゥリ ムリゴント 海老のココナッツ蒸し 海老とツルムラサキのチョッチョリ ワカサギのチョッチョリ 干し魚のトルカリ ・肉 赤いチキンカレー 鶏肉のレザラ マトン・ド・ピアザ キーマカレー エッグ・チキン・タルカ 鶏レバーのカレー チリ・チキン ・米・小麦 ルーティー(チャパティ) ルーチー パロタ グリーンピースのコチュリ ブナ・キチュリ バスマティ米の炊き方 ・スナック、サラダ 野菜のチョップ 魚のチョップ シャミ・ケバブ エッグ・チキン・ロール 卵トースト ミックスサラダ インドのサラダ ・スパイス紹介 ・対談 石濱匡雄×ユザーン Author 石濱 匡雄 Tadao Ishihama シタール奏者/1979年、大阪府生まれ。 15歳でインドの弦楽器シタールを習い始め97年渡印、モノジ・シャンカール氏に師事。在印中から様々なコンサート活動、帰国後もインド政府主催のイベント出演や数々のアーティストと共演するなど、国内外で幅広く活動している。 また、インド在住経験を生かし現地の家庭料理の紹介、自身の番組でのラジオパーソナリティなど多彩な側面を持つ。 Supervisor U-zhaan ユザーン タブラ奏者/1977年、埼玉県生まれ。オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏にタブラを師事。坂本龍一、コーネリアス、ハナレグミらをゲストに迎えたソロアルバム『Tabla Rock Mountain』を2014年に発表。2021年にU-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESSによるアルバム『たのしみ』をリリース。2022年には蓮沼執太との共作アルバム『Good News』をリリースしている。
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47都道府県 日本全国地元食図鑑
¥1,980
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日本各地のスーパーや産直市などで見つけた! 地元で長~く愛される「地元食」。朝日新聞土曜版「be」に連載中のコラムが本になりました。 旅行や出張のとき、ついつい立ち寄ってしまう、スーパーマーケットや産直市。見たことがない商品を見つけたときのあの高揚感はたまりません。不思議な名前が付いていたり、レトロなパッケージだったり、購買欲がムクムクと湧き上がります。その土地に行かないとなかなか出会うことができない食品を本書では「地元食」と呼んでいます。 「地元食」は、麺類、パン、お菓子、調味料、酒、乾物、漬物など、その種類は非常にさまざま。いずれもその土地の歴史や文化がたっぷりと詰まっています。東京や大阪などの都市圏や他の地域ではなかなかお目にかかれる機会が少ないため、土産物としても重宝されます。 本書では長年、日本各地のスーパーやご当地食をマスメディアで紹介してきたスーパーマーケット研究家・菅原佳己氏の眼によってセレクトされた、日本各地の131アイテムの「地元食」を写真と併せて紹介します! 131の「地元食」には、各地の歴史や文化、そして商品開発にかける企業や地元の人びとの想いがたっぷりと詰まっています。 [出版社より] 著 者|菅原佳己 出版社|平凡社 定 価|1,800円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|168 ISBN|9784582632286 初 版|2022年04月 Contents ◎主な掲載「地元食」(全部で131商品を掲載!) コアップガラナ(北海道) あずきばっとう(岩手県) ラジウム玉子(福島県) みねサンド(茨城県) しもつかれ(栃木県) 二八車家元祖もつ煮(群馬県) みそポテト(群馬県) 渋沢煮ぼうとう(埼玉県) 木の葉パン(千葉県) あんずボー(東京都) 修道院クッキー(神奈川県) ミルクヨーカン(新潟県) 吸坂飴(石川県) 麩市 地がらし(福井県) 信州りんご玉(長野県) あげ潮(静岡県) ビスくん(愛知県) スマック(三重県) セミぎょうざ(京都府) こまどりのすずやき(大阪府) わしゃ九十九まで砂糖(奈良県) ハグルマ トマトケチャップ(和歌山県) 梶谷のシガーフライ(岡山県) ふるさとレモン(広島県) 保命酒の花(広島県) 甘露しょうゆ(山口県) 炙りいりこ酒(香川県) ギノー味噌(愛媛県) 大丸など土佐蒲鉾(高知県) 久留米ホットドッグ(福岡県) 桃カステラ(長崎県) 御飯の友(熊本県) 日南黒糖(宮崎県) シンコム3号(鹿児島県) あまがし(沖縄県) などなど… Author 菅原 佳己 Yoshimi Sugawara スーパーマーケット研究家。1965年生まれ。専業主婦からスーパーマーケット研究家に。2019年7月、一般社団法人「全国ご当地スーパー協会」を設立。全国のご当地スーパーを行脚し、埋もれた日常食の発掘とその魅力を伝えている。著書に、『日本全国ご当地スーパー 掘り出しの逸品』、『日本全国ご当地スーパー 隠れた絶品、見~つけた!』(ともに講談社)、『東海ご当地スーパー 珠玉の日常食』(ぴあ)。現在、朝日新聞『be』(土曜別刷版)にて「お宝発見 ご当地食」、雑誌『LDK』(晋遊舎)にて「ご当地スーパー探検隊」、雑誌『旅の手帖』(交通新聞社)にて「ご当地スーパー劇場」などを連載中。
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スヌープ・ドッグのお料理教室
¥3,410
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さぁ、とっとと起きてクッキング始めるぜ! ヒップホップ界のドンにして世界的スターの豪華な一冊、オールカラー。 アルバムセールス全世界4000万枚超、ハリウッド殿堂入り、YouTube関連動画の再生100億回超……。ギャングスター・ヒップホップ界のパイオニアにして世界的スーパースター、スヌープ・ドッグ。本国では看板料理番組(エミー賞ノミネート)をもち、一流シェフ並の腕前を見せてきた。 アメリカ南部のソウルフードからセレブの高級メインディッシュまで。胃もたれ必至の朝食から、かぶりつきたい豪華ディナーに、大家族が集まるパーティーまで。リッチでハイでラグジュアリーな料理の数々をフロウにのせてお届けする。 監房から厨房へーー(From Crook to Cook) 「俺のキッチンに招待するぜ! 」 [出版社より] 著 者|スヌープ・ドッグ 訳 者|KANA 出版社|晶文社 定 価|3,100円+税 判 型|B5変型判/並製 頁 数|200 ISBN|978-4-7949-7290-3 初 版|2022年03月 Contents [はじめに]マーサ・スチュワート イントロダクション「俺のキッチンに招待するぜ」 俺の食料品棚の中/俺の冷蔵庫の中/激推しスポット Ch.1 ブレックファースト ダ・スムーヴィー/ナッツョ・ママズ・コーンマフィン/スタックド・アップ・フラップ・ジャックス/シナモン・ローリン/ビスケッツ・ウィズ・ダ・ティックネス・グレイヴィー/OGブレックファースト/クリスピー・ベーコン/アシュフォード・アンド・シンプソン・エッグ/ビリオニアーズ・ベーコン/マイル・ハイ・オムレツ Ch.2 ランチ チョップ・イット・アップ・サラダ/キング・クラシック・シーザー/ランチ・ブリズーイク/ゲット・ザット・ブレッド・サブ/OGフライド・ボローニャ・サンドウィッチ/ミシシッピー・キャットフィッシュ・サンドウィッチ/カリビアン・クイーン・キュバーノ/ノー・リミット・ポゥ・ボーイ Ch.3 ディナー ザ・ラスト・ミール・シュリンプ・アルフレード/スパゲッティ・デ・ラ・フッド/マック・アンド・チーズ/ダ・ネクスト・レヴェル・サーモン/ダウン・アンダー・ロブスター・テルミドール/ヤーディ・ヤードバード/ゲット・ダ・チップ・フライド・チキンウィングス/OGチキン・アンド・ワッフルズ/フォウティセリー・チキン・ウィズ・ヴェジタブルズ/オレンジ(でも色はバーガンディ)・チキン・ウィズ・ホワイトライス/ポーク・チョップ・ショップ・ウィズ・スウィートポテト・マッシュ・アンド・スピニッチ/ダ・ソフト・タッチ・タコス/シアード・フィレ・ミニョン/ベイビー・ガット・バック・リブス/ダーティ・サウス・ガンボ Ch.4 デザート ヘイ・アンティ・バナナ・プディン/ロールス・ロイス・PBチョコレートチップ・クッキー/バウ・ワオ・ブラウニーズ・アンド・アイスクリーム/バターミジィールク・パウンド・ケーキ・ケーキ・ケーキ・ケーキ/ラグス・トゥ・リッチーズ・アップルパイ/ギミ・スモアズ・パイ/ディップド・アンド・ウィップド・ストロベリーズ/ゴー・ショーティ、イッツ・ユア・バースデー・ケーキ/ハッスル・ハード・チョコレート・チーズケーキ Ch.5 ドリンク OGジン&ジュース/リミックス・ジン&ジュース/ダット・グッディ・ギムレット/ジェット・セッティン・ネグローニ/ソー・クリーン・ウィ・ダーティー・マティーニ/ウェイク・ン・ベイク・コープス・リヴァイヴァー/ハッピーアワー・ウォッカ・クランベリー/フレンチ・コネクト/ダット・タング・シンガポール・スリング Ch.6 パーティー サンクスギビング(感謝祭):アット・マイ・ハウス/ゲームデイ:フットボール試合の時間だぜ/ゲームナイト:やっぱりドミノにかぎるぜ/フロム・ダ・ビーチ:シーフード・リミックス 謝辞 バイオグラフィー [巻末] 訳注・代用食材リスト Author スヌープ・ドッグ Snoop Dogg 1971年、カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。10代で従兄弟のネイト・ドッグと友人のウォーレンGと音楽活動を始め、ヒップホップ界のレジェンド、ドクター・ドレーと共に制作。デビューアルバム『Doggystyle』を筆頭に、“Gin & Juice”、“Nuthin’ But A `G’ Thang”、“Drop It Like It’s Hot”、“Young, Wild and Free”など、多数のアルバムや楽曲を発表しビルボード・チャートに君臨してきた。ユースのためのフットボールチームを結成して地域の活性化にも貢献。ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームにはSnoop Doggの名前が刻まれている。 Translator KANA[カナ] 翻訳家、通訳、音楽ライター、インタビュアー、作詞家。レコード会社輸入部門でCD輸入やレーベル開拓を担当後、フリーランスに転身。「bmr」他音楽誌を中心にインタビュー記事の通訳および記事執筆や、スヌープ・ドッグ、ドクター・ドレー、アリアナ・グランデ、ジャスティン・ビーバーなどジャンルを問わず海外アーティストの楽曲の歌詞対訳を手がける。シアラ、リアーナなどR&Bやヒップホップ、ジャズ・アーティスト来日時の通訳も務める。長年Kana Muramatsuの名で活動してきたが2021年よりペンネームをKANAに改名。
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古典とケーキ 甘い再読 愉悦の読書案内
¥2,640
『文鳥』といちごジャム、『マクベス』とショートブレッド……。古今東西12の古典をそれぞれに最適なお菓子をレシピとともに紹介。 若い世代に古典の楽しみを伝えたい――博覧強記のおっさん、こと著者がすすめる古今東西の「古典」の読みどころが存分に解き明かされる。あらゆる価値観が問い直される現代、普遍的な輝きを保ち続ける古典がいかに有意義に読みなおされうるか、驚きの視点が満載。最大のお楽しみは、それぞれの作品に最適(と著者が吟味厳選した)な読書の友、手作りのケーキや菓子をレシピとともにご紹介。うちで過ごす毎日にぴったりの一冊。精選12篇! 驚きの解釈、新しい味でお試しを。 面白くて、美味しくて、ああ、手がとまらない。本とスイーツ好きに待望の一冊です。 [出版社より] 著 者|梶村啓二 出版社|平凡社 定 価|2,400円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|296 ISBN|9784582838909 初 版|2021年12月 Contents 1.夏目漱石『文鳥』といちごジャム 2.シェイクスピア『マクベス』とショートブレッド 3.近松門左衛門『心中天の網島』とブランデーケーキ 4 チェーホフ『ともしび』『箱に入った男、すぐり、恋について』とカシスマフィン 5.ジョージ・オーウェル『一九八四』とオーツビスケット 6.ホメーロス『オデュッセイア』とレモンドゥリズルケーキ 7.菅原孝標女『更級日記』とゆで小豆 8.ヴォルテール『カンディード』とフラップジャック 9.世阿弥「鵺」「頼政」とカントゥッチ 10.エミリー・ブロンテ『嵐が丘』とジンジャーパーキン 11.スタニスワフ・レム『ソラリス』と焼きメレンゲ 12.モンテーニュ『エセー』とミルフィーユ Author 梶村 啓二 Keiji Kajimura 1958年、兵庫県生まれ。作家。処女作『野いばら』で日経小説大賞を受賞。寡作ながら緻密な構成、独自の美的センス、隙のない文章で一目置かれている。小説に『使者と果実』『惑星の岸辺』『ボッティチェッリの裏庭』、評論エッセイに『「東京物語」と小津安二郎』がある。
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世界の台所探検——料理から暮らしと社会がみえる
¥2,200
SOLD OUT
世界の台所探検家による、初のエッセイ。世界16カ国/地域の台所を紹介! インドネシア山奥の台所でココナッツオイルを作る幸福な香りに包まれ、オーストリアの台所で自慢のチョコケーキの秘密を教わる。中東パレスチナでは停電の中でチキン料理を仕上げるのに奮闘し、南米コロンビアではふわふわのホットチョコレートにうっとり——。 「世界の台所探検家」として世界各地の台所をめぐっている著者が、現地の人と一緒に料理や食事をして体験した、リアルな暮らしと文化のストーリーをたくさんの写真と共に紹介。コラムでは、台所を飛び出して、市場や調理道具、その地域ならではの食習慣も味わえます。 家庭の台所と食卓からは、その土地の歴史や社会背景までもが見えてきます。 観光ガイドブックとは違う、その国に住む“普通の人々の暮らし"の旅へ! 現地家庭で教わった、料理レシピ13品も収録しています。 [ 訪問国 ] インドネシア・タイ・インド・中国・オーストリア・コソボ・ブルガリア・モルドバ・ウクライナ・キューバ・コロンビア・スーダン・ボツワナ・イスラエル・パレスチナ・ヨルダン [出版社より] 著 者|岡根谷実里 出版社|青幻舎 定 価|2,000円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|192 ISBN|978-4-86152-820-0 初 版|2020年12月 Contents [ レシピ ] ・ココナッツオイルとタイミニャのサンバル/インドネシア ・レーリュッケン/オーストリア ・リュテニツァ/ブルガリア ・フリホーレス/キューバ ・フラン/キューバ ・チョコラテ/コロンビア ・バミヤ/スーダン ・チキンスープ/イスラエル ・モロッカンフィッシュ/イスラエル ・スィニア・ダジャージ・オ・バタタ/パレスチナ ・マクルーバ/パレスチナ ・マンサフ/ヨルダン ・モロヘイヤ/ヨルダン Author 岡根谷 実里 Misato Okaneya 世界の台所探検家。1989年、長野県生まれ。東京大学大学院工学系研究科修士修了後、クックパッド株式会社に勤務。世界各地の家庭の台所を訪れて一緒に料理をし、料理を通して見える暮らしや社会の様子を発信している。クックパッドニュース、日経DUAL等で記事やレシピを連載中。また、全国の小中高校への出張授業も精力的に行なっている。訪問国/地域は60以上。
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世界奇食大全[増補版]
¥880
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ラクダのこぶ、サソリ、ウマのたてがみから、土のスープ、樹液、みかんご飯、甘口イチゴスパ、そして紙、蚊の目玉のスープまで。伝統食品あり幻の珍グルメあり。「奇食とは、人間世界の謎を開ける鍵なのだ」という著者の、悶絶必至、味の大冒険。人間の業の深さを実感する珍グルメ全集。 文庫化にあたり、パンカツ、トド、イソギンチャク、蘇など8品を増補。全56品。解説=宮田珠己 [出版社より] 著 者|杉岡幸徳 出版社|筑摩書房[ちくま文庫] 定 価|800円+税 判 型|文庫版/並製 頁 数|320 ISBN|978-4-480-43738-9 刊 行|2021年04月 Contents はじめに 奇食は美食なり 第1章 奇食への招待状 第2章 伝統の奇食 第3章 奇食界のニューウェーブ 第4章 めずらしい飲み物 第5章 不思議なデザート 第6章 幻の珍グルメ 第7章 文庫版増補 Author 杉岡 幸徳 Kotoku Sugioka 作家。兵庫県生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。この世の奇妙なものと旅と幻想を愛し、執筆活動を続けている。
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作家の手料理
¥1,980
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作家たちが自ら料理し、その手順をありのままに綴ったエッセイを精選。内田百閒や石井桃子、武田百合子、牧野富太郎らの「おうちごはん」をなぞって楽しむ、小さな食物語集。 [出版社より] 編 集|野村麻里 出版社|平凡社 定 価|1,800円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|256 ISBN|9784582838602 初 版|2021年02月 Contents 季節を料る 春の野菜(森茉莉) 初夏の味覚(戸塚文子) ほか つくる愉しみ 「食らわんか」(向田邦子) 料理好きのタレント(石井好子) ほか 自然を食す 野外の雑草(牧野富太郎) 明日葉(團伊玖磨) ほか 記憶と味覚 梅酒(茨木のり子) りゆうきゆうとコンニャク(尾辻克彦) ほか Editor 野村 麻里 Mari Nomura ライター・編集者。1965年東京生まれ。
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恥ずかしい料理
¥1,980
みんな本当は何食べてるの? 忙しくても、貧しくても、調子悪くても、スマホがなくても、お腹はへる。決して人には見せることのない日常の食事にこそ、手触りのある物語は宿る。見栄えもしないし、今どきでもない、すべての家庭料理に愛を込めて。 SNSや雑誌メディアでは、華々しくスマートな「食景」が溢れているけれど、多くの人々にとってそのような華やかで洗練された食事はあくまで非日常のこと。称賛と羨望を集める食事は、数え切れないほどの「いつもの食卓」の上に成り立っている。忙しい日常の中で、限られた食費の範囲で、家族の好き嫌いの中間で、必然的に生まれる日々の家庭料理。それらの料理の数々を、「仕方がないから」、「これでいい」、という腰の引けた肯定ではなく、それが生まれた暮らしぶりや、感性ごと惜しみない賞賛を贈る一冊。 「うちにはなにもない」と片付けてしまわれがちな「ふつうの台所」をつぶさに観察、ケの美しさを的確に探り出す文章は、ZINE『家庭料理とわたし』が当店で静かな話題を呼んだ梶谷いこ。取り繕うことなくありのままを撮影しながらも、静かなストーリーを感じさせる写真は、2018年に当店にて開催した写真展&写真集『moving days』でもおなじみ平野愛。 ご登場いただくのは、これから家庭を持つ実家暮らしの女性に、ベテラン夫婦、食べざかりの男の子の空腹と晩酌のあてを同時に満たす働くお母さんに、嗜好を追求しながらもそれに束縛されない酒道楽、京都のど真ん中で「値打ちをこかない」美味しさを追求する季節料理店、ガソリンのように同じものを食し続ける銭湯経営者に、ぶれない「ちょうど良さ」を追求する一人暮らしの女性。 あなたの「いつものご飯」も、きっと本書が肯定してくれるはずです。 [出版社より] 著 者|梶谷いこ 写 真|平野愛 出版社|誠光社 定 価|1,800円+税 判 型|A4変型判・並製 頁 数|86 ISBN|978-4991114922 初 版|2020年12月
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日本外食全史
¥3,080
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欲と人物ドラマが織りなす、おいしい歴史。 江戸の昔から、日本人の胃袋と心を満たし、人と人のつながりを生み出してきた外食。 高級フレンチから寿司、天ぷらからファミレス、カレー、中華、ラーメン、B級グルメにアジア飯……。 高級から庶民派まで、より良いものを提供しようと切磋琢磨した料理人たちのドラマがあった。 温かさと幸福を求めて美味しいものに並ぶ人も、何があっても絶えたことはなかった。 個々のジャンル史をつぶさに見ていくと、一つの大きな共通する流れが見えてくる。 コロナ禍によって変容を強いられる外食産業の希望のありかを、歴史にさぐる。 読めばお腹が空いてくる!壮大な絵巻物。 [出版社より] 著 者|阿古真理 出版社|亜紀書房 定 価|2,800円+税 判 型|四六判・並製 頁 数|664 ISBN|978-4-7505-1683-7 初 版|2021年03月 Contents はじめに プロローグ 「食は関西にあり」。大阪・神戸うまいもの旅。 第一部 日本の外食文化はどう変わったか 第一章 ドラマに情報誌、メディアの力 一 『包丁人味平』から『グランメゾン東京』まで。食を描く物語 二 グルメ化に貢献したメディア 第二章 外食五〇年 一 大阪万博とチェーン店 二 バブル経済とイタ飯ブーム 三 一億総グルメ時代 第三章 ローカルグルメのお楽しみ 一 フードツーリズムの時代 二 食の都、山形 三 伊勢神宮のおひざ元で 第二部 外食はいつから始まり、どこへ向かうのか 第一章 和食と日本料理 一 料亭文化の発展 二 居酒屋の日本史 三 食事処の発展 四 江戸のファストフード 第二章 和食になった肉料理 一 牛肉を受け入れるまで 二 とんかつ誕生 三 庶民の味になった鶏肉 四 肉食のニッポン 第三章 私たちの洋食文化 一 定番洋食の始まり 二 ファミリーのレストラン 三 西洋料理から洋食へ 第四章 シェフたちの西洋料理 一 辻静雄という巨人 二 グルメの要、フランス料理の世界 三 浸透するイタリア料理 第五章 中国料理とアジア飯 一 谷崎潤一郎の中国料理 二 東京・中国料理物語 三 ソウルフードになったラーメン 四 ギョウザの秘密 五 カレーとアジア飯 エピローグ コロナ時代の後に あとがき Author 阿古 真理 Mari Ako 1968年兵庫県生まれ。作家・生活史研究家。食のトレンドと生活史、ジェンダー、写真などのジャンルで執筆。著書に『母と娘はなぜ対立するのか』『昭和育ちのおいしい記憶』『昭和の洋食 平成のカフェ飯』『「和食」って何?』(以上、筑摩書房)、『小林カツ代と栗原はるみ』『料理は女の義務ですか』(以上、新潮社)、『パクチーとアジア飯』(中央公論新社)、『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか』(NHK出版)、『平成・令和食ブーム総ざらい』(集英社インターナショナル)など。
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LAフード・ダイアリー
¥1,870
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LA(ロサンゼルス)に渡った映画研究者が、「食」を通して考えたアメリカ。料理本批評エッセイ『食べたくなる本』で話題を呼んだ著者による、ユニークな食生活エッセイ&体験的都市論。 「スロー対ファスト」とか「オーセンティック対リミックス」というような、私自身これまで少なからず囚われてきた対立構図がある。LAの食には、それを軽々と超える自由闊達な生命力があるようにも思えた。「多様性」とは何か、それをいま、どう擁護しうるか。こんにち最も切迫したこの問いに対する貴重なヒントを、私はここでいくつも得ることにな。(本書「まえがき」より) [出版社より] 著 者|三浦哲哉 出版社|講談社 定 価|1,700円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|272 ISBN|978-4-06-522134-1 初 版|2021年02月 Contents なぜアメリカへ? LAフリーウェイとIN-N-OUTバーガー 季節のない寿司 ゲリラ・タコス カナダの自然食 ヴェニスのエキゾティシズム ジョナサン・ゴールド USC 「映画と牛の関係について」 LAの友人 記憶の襞 多様性と画一性 Author 三浦 哲哉 Tetsuya Miura 1976年福島県郡山市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。現在、青山学院大学文学部比較芸術学科准教授。映画批評・研究、表象文化論。食に関する執筆も行う。著書に『サスペンス映画史』(みすず書房)『映画とは何か フランス映画思想史』(筑摩選書)『『ハッピーアワー』論』(羽鳥書店)、『食べたくなる本』(みすず書房)。共著に『ひきずる映画 ポスト・カタストロフ時代の想像力』(フィルムアート社)『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』(石岡良治との共編著、フィルムアート社)。訳書に『ジム・ジャームッシュ インタビューズ 映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(ルドヴィグ・ヘルツベリ編、東邦出版)。
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食べたくなる本
¥2,970
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美味い料理、美味い酒には目がない気鋭の映画批評家が、料理本や料理エッセイを批評的に読む。食の素材、味、調理法、さらには食文化のあり方をめぐる、驚きと発見に満ちた考察。丸元淑生、有元葉子、辰巳芳子、高山なおみ、細川亜衣、ケンタロウ、小泉武夫、冷水希三子、奥田政行、勝見洋一……。その根底に流れるのは、「料理を作る・食べる・もてなす」ことに人生を捧げてきた人びとへのオマージュだ。「料理本批評」という、かつてないユニークな試みであり、もちろん本書も「食べたくなる本」である。 [出版社より] 著 者|三浦哲哉 出版社|みすず書房 定 価|2,700円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|328 ISBN|978-4-622-08781-6 初 版|2019年02月 Contents 第1章 いろいろなおいしいのあいだを漂う 1 元天使のコーヒー 2 料理再入門 3 ファッションフード 4 福島のスローフード 5 ジャンクフードの叙情 6 「ダメ女」と「一汁一菜」 第2章 作家論+α 7 記憶の扉を開く味——高山なおみ 8 引き算の料理——細川亜衣 9 レシピ本のなかのありえない数値 10 おいしいものは身体にいいか・1——有元葉子 11 おいしいものは身体にいいか・2——丸元淑生 12 どんぶりの味——ケンタロウ 13 おおらかな味——小泉武夫 14 組み合わせの楽しさ——冷水希三子と奥田政行 第3章 ちがいを感じ、考える 15 習慣の裏をかく——エル・ブリ 16 サンドイッチ考 17 まぼろしの味——勝見洋一 18 「嗜好品」と太古の味 19 pénultième=最後から二杯目の日本酒 20 ビオディナミと低線量被曝 あとがき Author 三浦 哲哉 Tetsuya Miura 青山学院大学文学部比較芸術学科准教授。映画批評・研究、表象文化論。1976年福島県郡山市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。著書に『サスペンス映画史』(みすず書房、2012)『映画とは何か——フランス映画思想史』(筑摩選書、2014)『『ハッピーアワー』論』(羽鳥書店、2018)。共著に『ひきずる映画——ポスト・カタストロフ時代の想像力』(フィルムアート社、2011)『オーバー・ザー・シネマ 映画「超」討議』(石岡良治との共編著、フィルムアート社、2018)。訳書に『ジム・ジャームッシュ インタビューズ——映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(東邦出版 2006)。
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Neverland Diner 二度と行けないあの店で
¥3,630
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僕をつくったあの店は、もうない――。 子供の頃、親に連れられて行ったレストラン、デートで行った喫茶店、仲間と入り浸った居酒屋……。誰にも必ず一つはある思い出の飲食店と、舌に残る味の記憶。 「どこにあるかわかんねー」とか「もうなくなっちゃったよ」とか「事情があっていけない」、あるいは「くっそまずくてもう行かねえ!」とか、そういう誰かの記憶に残るお店の数々を、人気芸人からアイドル、作家、ミュージシャン、映画監督、芸術家、マンガ家、イラストレーター、クレイジージャーニー、クリエイター、編集者に女王様まで、各界の著名人総勢100人が100通りの文体で綴る悲喜こもごもの人生劇場。 もう行けない店、味わえない味、酔っぱらえないカウンター。100人の記憶と100軒の「二度と行けないあの店」について、640頁の大ボリュームと都築響一による写真でお届けする追憶のグルメガイド――。 [出版社より] 編 者|都築響一 出版社|ケンエレブックス 定 価|3,300円+税 判 型|四六変形判・並製 頁 数|640 ISBN|978-4-910315-02-7 発 行|2021年01月 Contents 1 大島の漁師屋台=都築響一 2 羽田の運河に浮かぶ船上タイ料理屋=矢野優 3 甘くて甘くて、怖い雲=平松洋子 4 もう二度と味わえない、思い出の「1セット」=パリッコ 5 まちがいなく生きものがいた=いしいしんじ 6 あってなくなる=俵万智 7 北京に捨ててきた金正日=向井康介 8 煙が目にしみる=玉袋筋太郎 9 ホープ=水道橋博士 10 渋谷駅、スクランブル交差点周辺の数百軒=江森丈晃 11 真夏の夜の夢=土岐麻子 12 ホワイトハウス=安田謙一 13 酔うと現れる店=林雄司 14 エスカルゴと味噌ラーメン=古澤健 15 祖父の行きつけのクラブ=滝口悠生 16 YOSHIWARA=遠山リツコ 17 珈琲家族を忘れない=髙城晶平 18 春の頃、私的最果ての店=内田真美 19 池袋ウエストゲートカツ編=イーピャオ/小山ゆうじろう 20 失恋レストラン=吉井忍 21 どん感がすごい=コナリミサト 22 土曜夜新宿コマ劇近くで=永島農 23 呪いの失恋牛すじカレー=谷口菜津子 24 本当の洋菓子の話をしよう=石井僚一 25 北極の雪原で味わった「食」の極限=佐藤健寿 26 六本木シュルレアリスム前夜=和知徹 27 佐野さん、あのレストランの名前教えてよ。=九龍ジョー 28 東京ヒルトンホテル オリガミ=篠崎真紀 29 営業許可のない大久保ロシア食堂の夜=ツレヅレハナコ 30 欲望の洞窟=Mistress Whip and Cane 31 自覚なく美しかった店とのお別れ=佐久間裕美子 32 レインボーズエンドの思い出=吉岡里奈 33 カレーの藤=松永良平 34 レモンライスのあのお味=劔樹人 35 週刊ファイトなお好み焼き屋=堀江ガンツ 36 山口お好み屋=見汐麻衣 37 深夜のドライブと恵比寿ラーメン=小宮山雄飛 38 ばってらと調製豆乳=朝吹真理子 39 謎のカレー屋の店主は、空の雲を自在に操った=吉村智樹 40 孤独うどん=日下慶太 41 道玄坂を転がり落ちた先の洞窟=スズキナオ 42 かけめぐる青春~吉祥寺・シャポールージュ~=益子寺かおり 43 ずっと、チャレンジャー。=中尊寺まい 44 新宿、サグ・パニール、恋。=小谷実由 45 カフェのランチでよく出てくるミニサラダ=川田洋平 46 「浮かぶ」の正しいナポリタンとハイボール=安田理央 47 まんまる=上田愛 48 カトマンズのチャイ店=酒本麻衣 49 「鶴はしラーメン」の絶品鴨スープのラーメンを作る、熊の刺身を食べなかった「チーフ」=呉ジンカン 50 その店は、居間にあった。=小石原はるか 51 究極の「うまくないけど食いたいもの」だった、うどんとおでん=兵庫慎司 52 今はなき廣島文化の最深部=Yoshi Yubai 53 限りある時間を慈しむ=ヴィヴィアン佐藤 54 父と煮込みとバヤリース=とみさわ昭仁 55 凍った英国の庭に行った話=伊藤宏子 56 再築される愛憎=理姫 57 ハマーの味=大井由紀子 58 飯能、おにぎりと磯辺餅だけの店=古賀及子 59 祇園の片隅で=いぬんこ 60 カリブサンドだけは、今でもほんとうのまま=飯田光平 61 最初で最後。すさみの黒嶋茶屋=逢根あまみ 62 深夜の路地で、立ち食いサラダバー=椋橋彩香 63 仙人茶館重慶=菊地智子 64 1980年代前半、サイゼリヤ稲毛駅前店=マキエマキ 65 打ち上げ花火と水餃子=村上巨樹 66 オリオン座の下にあったミヤマ=村上賢司 67 シンプリーのスペカツ=桑原圭 68 神田神保町のめし屋「近江や」と「美学校」=直川隆久 69 修行道場高野山=梶井照陰 70 私がジョン・ヴォイトになった日=高橋洋二 71 夜来香名古屋・栄店=Oka-Chang 72 唐あげ塾=ディスク百合おん 73 永遠の21秒=豊田道倫 74 戦争オカマについて=茅野裕城子 75 白檀の香り=池田宏 76 夢の跡=金谷仁美 77 フリークスお茶屋の話=都築響一 78 松屋バイトで見た十三の景色=徳谷柿次郎 79 北浦和のさらじゅ=島田真人 80 突撃せよ!あさましい山荘=小林勇貴 81 しみいるうどんといなりずし=スケラッコ 82 三鷹アンダーグラウンド=平民金子 83 東京の、みんなのとんかつ登亭=本人 84 大阪ミナミ・高島田=鵜飼正樹 85 スナック・ストーン=石原もも子 86 どこまでも続く森=たけしげみゆき 87 ニンニクのにおい、駅ビルからの眺め=VIDEOTAPEMUSIC 88 イクツニナッテモアソビタイ、と台湾料理屋のママは云った=友川カズキ 89 売女に居場所を潰されて=クーロン黒沢 90 バーニングマンのラーメン屋台=柳下毅一郎 91 終末酒場にて/五反田・たこ平=幣旗愛子 92 マクドナルドと客家土楼=安田峰俊 93 またみんなで行く♪=平野紗季子 94 丸福(仮名)の醤油らーめん=村田沙耶香 95 幻の本場インドカレー=高野秀行 96 見えない餅=くどうれいん 97 ミクシィ時代の「都会の森ガーデン」=田尻彩子 98 なくなったピンパブ=比嘉健二 99 〈タイム〉と〈フェズ〉=バリー・ユアグロー(訳:柴田元幸) 100 シドの酢漬け=大竹伸朗 Editor 都築 響一 Kyoichi Tsuduki 1956年東京生まれ。1976年から1986年まで「POPEYE」「BRUTUS」誌で現代美術・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。 1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS'weekly』(http://www.roadsiders.com/)を配信中。近著に『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)、『IDOL STYLE』(双葉社、2021年)など。
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料理と利他
¥1,650
「自然−作る人−食べる人」という関係のあいだに、利他がはたらく。 コロナの影響下で家にいる時間が長くなり、みなが向き合うことになったのは、料理という人類の根本的な営みのひとつだった。「ポストコロナ」という言葉のもと、世界の劇的な変化が語られがちな中、私たちが見つめ直し、変えられるのは、日常の中にあることから、ではないか。 ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』等の著書や料理番組で活躍する料理研究家の土井善晴と、『中村屋のボース』等の著書がある政治学者であり、最近は「利他」を主要なテーマの一つに研究をしている中島岳志。 異色の組み合わせの二人が、家庭料理、民藝、地球環境、直観、自然に沿うこと…等々、縦横無尽に語らい、ステイホーム期間に圧倒的支持を受けたオンライン対談「一汁一菜と利他」を、ライブの興奮そのままに完全再現! [ イベント参加者の声 ] ・視野が一万倍くらい広がりました。 ・日常を生きること料理して食べることが利他と地続きだなんて驚きです。 ・コロナの自粛期間中は、食品の買い出しと食事作りと後片付け、献立や何を買っておくべきかを考えるのがとても大変で、食事周りのことに時間を奪われているみたいで嫌になっていたけれど、おかげさまで気持ちをリセットすることができました。 ・本当に素晴らしい時間でした。まるで和食をいただいたような感覚になりました。一汁一菜と仏教が重なるとは思いもしませんでした。 MSLive!Booksシリーズ創刊第1弾!! [出版社より] 著 者|土井善晴・中島岳志 出版社|ミシマ社 定 価|1,500円+税 判 型|四六判・並製 頁 数|168 ISBN|978-4-909394-45-3 発 行|2020年12月 Contents 第1回 料理から考えるコロナ時代の生き方 土井さんを通すと「おもしろくなる」現象 ステイホームでわかったこと 「ゆっくり」もええもの 環境問題も「まな板」から 「つくる」は「自然・地球」と「食べる」のあいだにある ほか 第2回 自然に沿う料理 今ここにあるひとつの料理にもちゃんとわけがある 人の暮らしのなかから美しいものができてくる 人間の条件の土台になっているのは、地球と労働 和食の「和える」と「混ぜる」は違う 器に盛ったときにいちばんおいしい状況をつくる ほか Author 土井 善晴 Yoshiharu Doi 料理研究家。1957年、大阪生まれ。フランス料理や日本料理を学んだ後、土井勝料理学校講師を経て、1992年に「おいしいもの研究所」を設立。十文字学園女子大学招聘教授、東京大学先端科学研究センター客員研究員。NHK「きょうの料理」、テレビ朝日「おかずのクッキング」の講師を各30年務めている。著書に『一汁一菜でよいという提案』『おいしいもののまわり』『土井善晴の素材のレシピ』などがある。 中島 岳志 Takeshi Nakajima 1975年大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。北海道大学大学院准教授を経て、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。著書に『パール判事』『朝日平吾の鬱屈』『保守のヒント』『秋葉原事件』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『岩波茂雄』『アジア主義』『下中彌三郎』『保守と立憲』『親鸞と日本主義』『保守と大東亜戦争』、共著に『現代の超克』などがある。
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縁食論――孤食と共食のあいだ
¥1,870
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子ども食堂、炊き出し、町の食堂、居酒屋、縁側……。 オフィシャルでも、プライベートでもなく。 世界人口の9人に1人が飢餓で苦しむ地球、義務教育なのに給食無料化が進まない島国。ひとりぼっちで食べる「孤食」とも、強いつながりを強制されて食べる「共食」とも異なる、「あたらしい食のかたち」を、歴史学の立場から探り、描く。 現代社会が抱える政治的、経済的問題を「家族や個人のがんばり」に押し付けないために。 [出版社より] 著 者|藤原辰史 出版社|ミシマ社 定 価|1,700円+税 判 型|四六判・並製 頁 数|192 ISBN|978-4-909394-43-9 発 行|2020年11月 Contents 第1章 縁食とは何か――孤食と共食のあいだ 孤食の宇宙/しわ寄せ引き受け装置/共食という袋小路/子ども食堂の「弱目的性」/ベーシックインカムと食堂/炊き出し/「縁食」という食のあり方/縁食の使用例/「かざぐるま」としての縁食 第2章 縁食のかたち 1 公衆食堂の小史 食をめぐる関係性の貧困/きっかけは第一次世界大戦/文化が集積する場所 2 食の囲い込み 「家族愛」という罠/囲うこと/近代家族とちゃぶ台/学食のパーテーション 3 食の脱商品化考 食べものに値段がなかったら/五つの問題を乗り越える/メカニズムを保つために捨てられる食品/食べものの特質から考える 第3章 縁食のながめ 1 弁当と給食の弁証法 弁当の魅力/弁当の暴力/給食の暴力/弁当と給食の弁証法 2 無料食堂試論 思考の風景/ムラサキシキブの食堂にて/飢餓と関係性/食をめぐるアイディア/有機認証のいらない有機農作物/アテネのアゴラ/インドの無料食堂 3 縁側のタバコ おやつの時間/縁側の力/オフィシャルでもなく、プライベートでもなく/縁食の縁 第4章 縁食のにぎわい 1 死者と食べる 死者のおむすび/大尉の銀シャリ/中国人のトウモロコシ/死者との縁食/死者とともに食べる 2 食を聴く せんべいの音/胎児の聴く音/こすり合う音/縁食の音 3 縁食の祭り――『ポースケ』に寄せて 言葉を飲み込む/佳枝の場合――睡眠障害者の居場所/ヨシカの場合――誰かの薄い気配/ポースケ――縁食の祭り/別れ 第5章 縁食の人文学 1 「もれ」について――「直耕」としての食 生命の動詞、「洩る」/昌益の「土と内臓」論/「もれ」の効用/基本的に食べものは「あまる」 2 パンデミックの孤独――「居心地のよい空間」をめぐる人文学 パンデミックが機能させないもの/ひとり親の声が示す社会の脆弱性/シングルマザーの言葉の有用性/「サードプレイス」について/「サードプレイス」はひとり親を排除するのか/アウシュヴィッツの縁食 Author 藤原辰史 Tatsushi Fujihara 1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専門は農業史、食の思想史。2006年『ナチス・ドイツの有機農業』で日本ドイツ学会奨励賞、2013年『ナチスのキッチン』で河合隼雄学芸賞、2019年日本学術振興会賞、同年『給食の歴史』で辻静雄食文化賞、『分解の哲学』でサントリー学芸賞を受賞。『カブラの冬』『稲の大東亜共栄圏』『食べること考えること』『トラクターの世界史』『食べるとはどういうことか』ほか著書多数。
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コーヒーについてぼくと詩が語ること
¥2,420
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15世紀にイスラームの地で生まれたコーヒー飲用の文化から、21世紀現在のコーヒーの新潮流までを、著者が二十年以上にわたって親しんできた古今東西の書物から読み解き、縦横無尽に語り尽くしています。巻末には約50頁にわたるコーヒーの基礎知識と注釈、参考文献付き。コーヒーを愛するすべての人に、また、コーヒーやカフェの仕事に携わる人にはいつもと異なる視点からコーヒーを眺める機会として、楽しんでいただけます。 [出版社より] 著 者|小山伸二 出版社|書肆梓 定 価|2,200円+税 判 型|四六判・並製 頁 数|328 ISBN|978-4-910260-00-6 初 版|2020年09月 Contents コーヒーを愛する未知のあなたへ 第1章 旅するコーヒー 1 はじめに、あるいは道草から始まる物語 2 ニコのコーヒーをめぐる冒険 3 眠りたくない夜のために 4 「カフェ的」なるものの誕生 イスタンブールの「コーヒーの家」・パリの初期カフェ 5 日本でのコーヒー文化の進化 西欧化と日本のコーヒー受容・日本独自のハンド・ドリップ文化 6 手のひらの時代のコーヒー 第2章 ソクラテスのカフェ 1 哲学カフェ 2 詩とコーヒー 3 スーフィーのコーヒー 4 移動と変容 5 ふたたび、戦争 6 戦争と映画 7 最後のコーヒー 第3章 コーヒー文化論一九六八/二○一八 1 明治維新から 2 学生たちの「反乱」 3 食の総合出版社のこと 4 コーヒーをめぐる書籍 5 コーヒーの雑誌『blend』 6 異彩を放った著者 7 二十一世紀のコーヒー文化 8 新しい雑誌の登場 第4章 「詩とコーヒー」試論 1 禁酒法の国のコーヒー アラビア・フランス・イタリア・ウィーン・イギリス・アメリカ 2 ユーカーズにおける「コーヒーの詩」 3 朝に一杯のコーヒーを 4 コーヒーは詩を響かせるか コーヒー基礎知識・注釈・参考文献一覧・本書に登場した映画 Author 小山伸二 Shinji Oyama 1958年鹿児島県生まれ。東京都立大学法学部卒。食の総合出版社、株式会社柴田書店を経て、1988年より辻調理師専門学校に勤務。現在は食文化の授業を担当。立教大学 観光学部兼任講師、日本コーヒー文化学会常任理事、食生活ジャーナリストの会副代表幹事。書肆梓代表。詩人としても活動している。詩集『さかまく髪のライオンになって』(書肆梓)、『きみの砦から世界は』(思潮社)ほか。
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珈琲焙煎の書
¥1,980
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軽井沢とは言え、観光客に気付かれることのない、閑静で美しい信濃追分の森の中にたたずむお店。焙煎の理想環境を求め、この地に根を下ろし、地元のコーヒー通に支持される自家焙煎店カワンルマー。店主の小野善造が自家焙煎と関わって40年。コーヒーの焙煎手順、テクニック、豆の基礎知識、店舗運営、そして抽出法など、本来、ほとんど公開されないプロ焙煎人の奥義を後進養成のために余すことなく書き下ろした。全国50店舗の開業に立ち会い、海外での指導も手がける珈琲マイスターが焙煎を愛する人々に贈る指南の書。 [出版社より] 著 者|小野 善造 出版社|マドレーヌブックス 定 価|1,800円+税 判 型|四六判 頁 数|240 ISBN|978-4-908969-00-3 初 版|2016年12月 Contents はじめに 一 焙煎とは 二 焙煎の本質 三 焙煎の準備 四 基本的な焙煎方法 五 究極の完全焙煎 六 コーヒーの抽出 七 コーヒーの基礎知識 八 自家焙煎店の開業 最後に Author 小野 善造 Zenzo Ono 1955年・徳島生まれ。1976年に大阪市で「コーヒー専門店カワンルマー」を開業。翌年より自家焙煎をはじめる。88年には兵庫県で挽き売り専門店を開業。93年には奈良県奈良市に、98年には長野県軽井沢町に店舗を移転。現在に至る。2006年からプロや開業希望者の焙煎指導を本格的にはじめる。また自らの理想を具体化した完全熱風焙煎機の製造とコーヒー豆栽培地でのミネラル栽培の指導も開始。現在、海外店舗の焙煎指導や海外メーカーの依頼で商品開発も手がける。
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喫茶店の時代 あのとき こんな店があった
¥1,100
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人々が飲み物を楽しみ語り合う場所はどのようにして生まれたのか。コーヒーや茶の歴史、そして作家や文化人が集ったあの店この店を探る。解説=内堀弘。 [出版社より] 著 者|林哲夫 出版社|筑摩書房[ちくま文庫] 定 価|1,000円+税 判 型|文庫版/並製 頁 数|400 ISBN|978-4-480-43645-0 初 版|2020年04月
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cook
¥2,420
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やってみよう、やってみよう。 やれば何か変わる。 かわいい料理本のはじまりはじまり。 「料理をすると、『さぁ、明日どうする?』ということを考えるようになる。考えることが楽しい。僕は明日どうするって、これまであんまり考えてこなかった。この考え方が鬱に効く。鬱の時、明日が来なければいいとばかり思う。どんな明日か、なんて想像しない。想像すると楽しいことを忘れてた」 色とりどりの料理と日々の思索を綴った、写真付き30日間自炊料理日記「cook1,2」と料理の起源へと立ち戻るエッセイ「料理とは何か」を収録する新世紀の料理書。 [出版社より] 著 者|坂口恭平 出版社|晶文社 定 価|2,200円+税 判 型|B5変型判/ビニールカバー装 頁 数|160(うちカラー112) ISBN|978-4-7949-7069-5 初 版|2018年12月 Author 坂口 恭平 Kyohei Sakaguchi 1978年、熊本県生まれ。料理家、作家、建築家、音楽家、画家。2001年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004 年、路上生活者の住居を収めた写真集『0 円ハウス』を刊行。2008年、それを元にした『TOKYO 0 円ハウス 0 円生活』で文筆家デビュー。2011年、東日本大震災がきっかけとなり「新政府内閣総理大臣」に就任。その体験を元にした『独立国家のつくりかた』を刊行し、大きな話題を呼ぶ。最新刊に『建設現場』(みすず書房)など。
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ベンガル料理はおいしい
¥2,035
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毎年数カ月間をインドで過ごすユザーンの、超私的な願望をきっかけに生まれたベンガル料理本のニュースタンダード。 ベンガル料理とは、インド・西ベンガル州からバングラデシュにかけて広がる地域(ベンガル地方)の料理。野菜をふんだんに使うことが特徴の一つであり、コース料理のようにダール(汁物)からスタートし、野菜、 魚、肉、と順番に食べていくスタイル。主食も米で、和食とも親和性があります。 本書では、現地の味に慣れ親しんだユザーンが絶賛する、シタール奏者・石濱匡雄によるベンガル料理レシピをご紹介。初心者でもトライしやすく、日本の食卓でも再現しやすいサバやチキンのカレー数種、魚や野菜のマスタードカレー、レンジでも調理可能なチョッチョリ(野菜や魚の蒸し煮)、簡単にできるご飯もののキチュリから手の込んだビリヤニまで。そしてチャイやヨーグルトのデザートも。 「石濱さんが作るベンガル料理のおいしさは、ちょっと異常だ」。そうユザーンが語る、35のレシピを網羅しました。 [出版社より] 著 者|石濱匡雄 監 修|ユザーン 出版社|NUMABOOKS 定 価|1,850円+税 判 型|A4変型判/並製 頁 数|106 ISBN|978-4-909242-05-1 初 版|2019年6月 Author 石濱 匡雄 Tadao Ishihama シタール奏者/1979年、大阪府生まれ。 15歳でインドの弦楽器シタールを習い始め97年渡印、モノジ・シャンカール氏に師事。在印中から様々なコンサート活動、帰国後もインド政府主催のイベント出演や数々のアーティストと共演するなど、国内外で幅広く活動している。 また、インド在住経験を生かし現地の家庭料理の紹介、自身の番組でのラジオパーソナリティなど多彩な側面を持つ。 Supervisor U-zhaan ユザーン タブラ奏者/1977年 、埼玉県生まれ。オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏にタブラを師事。2014年に坂本龍一、コーネリアス、ハナレグミらをゲストに迎えたソロアルバム『Tabla Rock Mountain』をリリース。インド滞在中の、ツイッターでのつぶやきをまとめた著書『ムンバイなう。』(スペースシャワーブックス)が話題となり、のちに続編『ムンバイなう。2』(同)も刊行された。