『文鳥』といちごジャム、『マクベス』とショートブレッド……。古今東西12の古典をそれぞれに最適なお菓子をレシピとともに紹介。
若い世代に古典の楽しみを伝えたい――博覧強記のおっさん、こと著者がすすめる古今東西の「古典」の読みどころが存分に解き明かされる。あらゆる価値観が問い直される現代、普遍的な輝きを保ち続ける古典がいかに有意義に読みなおされうるか、驚きの視点が満載。最大のお楽しみは、それぞれの作品に最適(と著者が吟味厳選した)な読書の友、手作りのケーキや菓子をレシピとともにご紹介。うちで過ごす毎日にぴったりの一冊。精選12篇! 驚きの解釈、新しい味でお試しを。
面白くて、美味しくて、ああ、手がとまらない。本とスイーツ好きに待望の一冊です。
[出版社より]
著 者|梶村啓二
出版社|平凡社
定 価|2,400円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|296
ISBN|9784582838909
初 版|2021年12月
Contents
1.夏目漱石『文鳥』といちごジャム
2.シェイクスピア『マクベス』とショートブレッド
3.近松門左衛門『心中天の網島』とブランデーケーキ
4 チェーホフ『ともしび』『箱に入った男、すぐり、恋について』とカシスマフィン
5.ジョージ・オーウェル『一九八四』とオーツビスケット
6.ホメーロス『オデュッセイア』とレモンドゥリズルケーキ
7.菅原孝標女『更級日記』とゆで小豆
8.ヴォルテール『カンディード』とフラップジャック
9.世阿弥「鵺」「頼政」とカントゥッチ
10.エミリー・ブロンテ『嵐が丘』とジンジャーパーキン
11.スタニスワフ・レム『ソラリス』と焼きメレンゲ
12.モンテーニュ『エセー』とミルフィーユ
Author
梶村 啓二 Keiji Kajimura
1958年、兵庫県生まれ。作家。処女作『野いばら』で日経小説大賞を受賞。寡作ながら緻密な構成、独自の美的センス、隙のない文章で一目置かれている。小説に『使者と果実』『惑星の岸辺』『ボッティチェッリの裏庭』、評論エッセイに『「東京物語」と小津安二郎』がある。
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