ニュートンと魔術師たち——科学史の虚像と実像[OUTLET]
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近代科学が理性の権化とは限らない。「やりすぎ」「いかがわしさ」が日常茶飯事だからこそ、科学はおもしろい! 『反=科学史』の著者が、豊富な話題で科学史の実像に迫る。
[出版社より]


著 者|ピエール・チュイリエ
訳 者|高橋純
出版社|工作舎
定 価|1,900円+税
判 型|四六判/上製
頁 数|268

ISBN|978-4-87502-174-2
発 行|1990年11月


Contents
第1章 錬金術の今と昔
    手仕事から神秘主義へ/立ち竜と処女の乳/金属の精と発育/
    ボロス、ゾシモス、ニュートン/硫黄と水銀/夢の錬金術と現実の錬金術/
    三塩化アンチモンと賢者の石/テクノロジーではなく愛を……

第2章 悪魔と神のあいだの近代科学
    理論および社会的実践としての科学/なぜ近代科学は中国で生まれなかったのか/
    唯物論的偏見と観念論的偏見/聖書の伝統から機械論哲学へ/
    『イザヤ書』と経験論/《宗教》要因の本質と限界

第3章 数学:自己目的か道具か
    ケプラーと知的分業/数学はいつも自律していたわけではない/
    無理数を拒否すべきか/球面三角法の場合/《力学》は数学の天国である/
    大分裂:《純粋》対《応用》/戦争、教育、魔方陣

第4章 数学:神の科学か人間の科学か
    数学者の方法を真に受ける/公理論的合理性と発見法的合理性/
    多面体とその変種/《可謬的》認識論のために/
    一様収束の問題:コーシー、アーベル、ザイデル/
    《証明分析》と開かれた数学/神話からの解放

第5章 ニュートン:最後の魔術師
    アイザック・ニュートンのけしからぬ読書/
    学者にとってのヘルメス・トリス・メギストス/
    遺産:読解すべきメッセージ/遠隔作用と隠在的(オカルト)力/
    重力の彼方へ:ニュートンの神の遍在

第6章 科学、宗教、政治:ニュートンの場合
    すべての物理学者はキリスト教徒であるべきか/聖書からの着想の重要さと限界/
    政治的、宗教的かつ認識論的な抗争/保守主義につかえる科学思想/
    英国国教会派と神の計画の探究/アイザック・ニュートン卿の《いびつな存在論》

第7章 マラー:怒れる物理学者
    医者と哲学者にはじまる/そして流体の一大発見者として/
    向こう見ずなニュートン攻撃/幻想の終わり/科学アカデミーへの最終攻撃/
    科学社会学の始祖/マラーの背景:科学と大革命

第8章 物理学と非合理
    物理学が開く精神への扉/手に負えないカテゴリーの混同/
    ルドバ・フェスティバル/《起こりうる》事象しか《現実》には起こらない/
    量子力学、スプーン曲げ、イデオロギー/《科学的》観念論の高揚/
    科学と形而上学の《恥ずべき》関係/エーテルを援護する観念論/
    《心霊》科学と交霊術の介在/理想の科学と現実の科学

第9章 科学、反科学、貴族的科学
    失われた潔白/科学の知はどこまで広がるか/《進歩》:神話か現実か/
    科学者の社会的干渉/《純》と《不純》の微妙な論理/
    実験・操作に走る思考様式/科学至上主義の問題/貴族的科学の偉大さと弱点/
    外的問題と内的問題/《専門化主義》の狭量/嫌われものの科学/危機の反映

第10章 聖なるものの科学的利用
    科学の大聖堂/実験室の隠遁者/ヘッケルの神学/
    ジャック・モノーの《認識の倫理》/掟と罪の生物学/数学的無限と宗教的思弁/
    神学者の後継/聖と俗をへだてる溝/実在的で非現実的な宇宙/
    ウイルソンの社会生物支配/聖なるものの役割

第11章 科学は性差別主義か
    男のアイデンティティを保証する科学/男性的器官としての頭脳/
    自然を支配し、あばき、押し入る/男らしさを救え/社会主義の曖昧な性/ 
    《女性的》ユートピアは他のユートピアより空想的か



Author
ピエール・チュイリエ Pierre Thuillier
パリ第7大学で認識論と科学史の教鞭をとるかたわら、雑誌“la Recherche”の編集にも参画。フランスの講壇哲学を批判し大きな反響を巻き起こした『官僚的なソクラテス』など精力的な執筆活動を展開。また科学および技術によってもたらされる社会的・認識論的な問題への関心から、『反=科学史』『アインシュタインと手押車:小さな疑問と大きな問題』(新評論)をはじめ、既存の科学史観を覆すユニークなアプローチを続けている。
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