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考える身体[OUTLET]
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言葉、詩、美術、音楽、建築、映画、演劇、そして舞踊——。あらゆる芸術は出来事として体験される。その出来事を前に、嵐のように襲う感動に打ち震えるこの身体とはいったい何か。身体と精神、さらには個と社会との関係性を新たに捉えなおし、人間という生命現象の始原、不思議に迫る身体論の必読書。文庫化にあたって特別書下ろし「人間、この地平線的存在」を収録。 [出版社より] 著 者|三浦雅士 出版社|河出書房新社[河出文庫] 定 価|1,220円+税 判 型|文庫判 頁 数|352 ISBN|978-4-309-41817-9 初 版|2021年06月 Contents 1 メディア 人類の星の時間のメディア―変容する身体 二十世紀芸術、舞踊へ——変容する芸術 ほか 2 身体 身体教育ということ 国語教育と身体 ほか 3 表現 男が着飾る時代へ——ファッションの身体 写真は時間芸術である——写真の身体 ほか 4 舞踊 舞踊の始原——ピナ・バウシュの問い ディアギレフと二十世紀バレエの流れ―ディアギレフの場所1 ほか 5 思考 思考の身体 Author 三浦 雅士 Masashi Miura 1946年生れ。「ユリイカ」「現代思想」編集長を経て評論家に。著書に『メランコリーの水脈』(サントリー学芸賞)、『身体の零度』(読売文学賞)、『青春の終焉』(伊藤整文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞)等。
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バンクシー 壁に隠れた男の正体[OUTLET]
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バンクシーの半生を描く待望の評伝。 緻密な取材が人物像を浮き彫りにする世界でも貴重なルポルタージュ。 ー バンクシーをイギリスの新聞記者が追った評伝。 世の中の常識を軽やかにひっくり返す覆面芸術家・バンクシー。 故郷のこと、お金のこと、協力者のことなど、ひとりの少年がどのように匿名のまま世界的なアーティストになっていったのか、その実像に迫る。緻密な取材を元に書かれた、世界でも貴重なルポルタージュの日本語版。 [出版社より] 著 者|ウィル・エルスワース=ジョーンズ 翻 訳| 「バンクシー 壁に隠れた男の正体」翻訳チーム 出版社|PARCO出版 定 価|2,000円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|484 ISBN|978-4-86506-334-9 初 版|2020年6月
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これからのヴァギナの話をしよう[OUTLET]
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ヴァギナは妊娠、出産のためだけにあるのではない。セックス、生理、不妊、更年期…「なかったことにされがち」な女性器について語られる、持つ人・持ちたい人・持たない人のための軽やかなエッセイ。 [出版社より] 著 者|リン・エンライト 訳 者|小澤身和子 出版社|河出書房新社 定 価|2,200円+税 判 型|四六変型判・並製 頁 数|304 ISBN|978-4-309-24972-8 初 版|2020年09月 Contents やりなおし性教育 事実―もしそれを事実と呼べるなら 処女膜という無駄なシンボル ないもの扱いされるクリトリス オーガズムにアブノーマルはない どんな形なのか鏡で見てみる なぜ生理は最悪なのか 女性の痛み 不妊について教え、語り合う 妊娠、そしてその次に待っていること ヴァギナと更年期 私はヴァギナ以上の存在である Author リン・エンライト Lynn Enright ダブリン生まれ、ロンドン在住のジャーナリスト。フェミニズム、時事問題、女性の健康、ファッション、アート、政治、ポップカルチャーなどを専門とする。BBCやNewstalk(ラジオ)にも出演し、アートやセレブ、ジェンダーや時事問題について論じている。2015〜2019年まで続いた「The Pool」というオンラインメディアの創設メンバーの一人。初の書籍となる『これからのヴァギナの話をしよう』で、2019年度ハースト・ビッグ・ブック・アワードを受賞。 小澤 身和子 Miwako Ozawa 東京大学大学院人文社会系研究科(英語英米文学)修士号取得、博士課程満期修了。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン修士号(英文学)取得。海外のニュース記事を集めた雑誌「クーリエ・ジャポン」の編集者を務めた後取材コーディネーター及び通訳として海外メディアの日本取材に携わる。
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古代オリンピック 全裸の祭典[OUTLET]
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古代ギリシアのオリュンピアで、紀元前八世紀から実に千二百年もの間、四年に一回、一度も欠かさずに続けられたオリンピック。短距離走、長距離走、五種競技、格闘技、戦車競走などを迫力満点に再現し、一方で食肉市場、娼婦たち、芸術祭、賭けや賄賂など、競技場周辺の大騒ぎもつぶさに描く、熱狂と興奮の一冊。 そもそもオリンピックってどんなものだった? という素朴な疑問から古代ギリシアの驚くべき世界へいざなう熱狂と興奮と抱腹絶倒の物語! [出版社より] 著 者|トニー・ペロテット 訳 者|矢羽野薫 出版社|河出書房新社[河出文庫] 定 価|880円+税 判 型|文庫判/並製 頁 数|288 ISBN|978-4-309-46706-1 発 行|2020年01月 Contents ゼウスに愛をこめて スポーツに溺れたギリシア人 カウントダウン オリンピック訓練所―ギムナシオン スポーツファンの苛酷な試練 競技場周辺の空騒ぎ 栄光をめざして―開幕! 血に染まるトラック―戦車競走 サバイバルの五種競技―ペンタスロン 勝利の晩餐 聖なる食肉市場 芸術を愛さざる者、立ち入りを禁ず 不朽の名声を求めて 聖地に降った槍 忘れられた女神たち 勝利か死か―格闘技 医師たちの苦悩 宴のあと Author トニー・ペロテット Tony Perrottet オーストラリアのシドニー出身。旅行・歴史ジャーナリスト。アジアや南米などを旅して新聞・雑誌に寄稿。ブエノスアイレスでの特派員生活を経て、ニューヨークを拠点に活動。 Translator 矢羽野 薫 Kaoru Yahano 千葉県生まれ。慶應義塾大学卒業。訳書多数。
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ベルリン・オリンピック反対運動[OUTLET]
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ナチスが大々的に関与して国際政治の抗争の場になった1936年のベルリン・オリンピックについては、ドイツの政治・外交との関係や宣伝・映像・芸術の実態など、様々な角度から論じられてきた。 このオリンピックに対してイギリスは反対運動を展開したが、その実像は明らかにされてこなかった。そこで本書では、まず反対運動でイニシアチブを握ったイギリス労働者スポーツ協会の活動を史料から掘り起こす。さらに、フィリップ・ノエル=ベーカーとウォルター・シトリーンの2人に焦点を当てて、彼らの理念や抱えた矛盾も踏まえて反対運動の内実を照らし出す。 バルセロナ人民オリンピアードとの距離感、オリンピック憲章擁護の闘い、ナチ・スポーツ独裁批判――オリンピックという巨大イベントにそれぞれの立場から反対運動を展開した歴史のアクターを追尾し、現代のオリンピックの問題点をも浮き彫りにする。 [出版社より] 著 者|青沼裕之 出版社|青弓社 定 価|2,600円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|224 ISBN|978-4-7872-2089-9 発 行|2020年05月 Contents 序 章 なぜベルリン・オリンピック反対運動を研究するのか 1 国家プロジェクトとしてのオリンピックとパラリンピック 2 ベルリン・オリンピック研究の蓄積 3 本書の課題 第1章 イギリスのベルリン・オリンピック反対運動 1 国際的なベルリン・オリンピック反対運動の開始 2 イギリスのベルリン・オリンピック反対運動の起点 3 イギリス・ドイツ対抗フットボール・マッチへの反対とベルリン・オリンピック・ボイコットの提案 4 赤色スポーツインター国際協議会(プラハ)へのイギリス代表参加 5 国際フェアプレー委員会パリ国際会議へのイギリス代表参加 6 バルセロナ人民オリンピアードへの参加準備とスペイン内戦による中止 7 その後の祭典とスペイン支援 第2章 ノエル=ベーカーによるオリンピック憲章擁護の闘い 1 ノエル=ベーカーによる最初の問い合わせ(一九三三年五月) 2 ノエル=ベーカーとハロルド・エイブラハムズの往復書簡 3 ノエル=ベーカーへの反対運動援助の要請 4 ノエル=ベーカーが投書を「タイムズ」に公表しなかった理由 5 エイブラハムズの主張とイギリス・オリンピック協議会の決定 6 ノエル=ベーカーの二通の投書 7 「マンチェスター・ガーディアン」に掲載されたモンタギューの論説 8 ノエル=ベーカーの投書に対する国内外の反響 9 一九三六年前半のベルリン・オリンピック参加をめぐる動向 10 ノエル=ベーカーの決断の歴史的意義 補 論 ノエル=ベーカー文書に収められた亡命者によるナチ・スポーツ情報 1 亡命ドイツ人の活動とナチ・スポーツ情報の発信 2 亡命者によるナチ・スポーツ情報の要点と特徴 3 ノエル=ベーカーの論述の論拠となった亡命者によるナチ・スポーツ情報 第3章 ウォルター・シトリーンのナチ・スポーツ独裁批判 1 イギリス・ドイツ対抗フットボール・マッチとシトリーン 2 シトリーンのパンフレット『ヒトラーの支配下に』 3 国際フェアプレー委員会とシトリーン 4 バルセロナ人民オリンピアードとシトリーン 5 国際労働運動の指導者としてのシトリーンの判断 終 章 イギリスのベルリン・オリンピック反対運動の思想と行動 主要参考文献 あとがき Author 青沼 裕之 Hiroyuki Aonuma 1958年、長野県生まれ。武蔵野美術大学教授。専攻はイギリススポーツ史。著書に『イギリス労働者スポーツ運動史――一九二三―五八年』(青弓社)、共著に『体育・スポーツの近現代――歴史からの問いかけ』(不昧堂出版)、『幻の東京オリンピックとその時代――戦時期のスポーツ・都市・身体』(青弓社)など。
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失われた賃金を求めて[OUTLET]
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『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』で日本にも鮮烈な印象を与えたイ・ミンギョン、次は男女の賃金格差に斬り込んだ! 男女賃金格差がOECD加盟国中「不動のワースト1位」の韓国の社会事情は、「不動のワースト2位」の日本でも共感必至。賃金差別は存在する! 解説=西口想。 [出版社より] 著 者|イ・ミンギョン 訳 者|小山内園子・すんみ 出版社|タバブックス 定 価|1,700円+税 判 型|四六変型判/並製 頁 数|216 ISBN|978-4-907053-47-5 初 版|2021年02月 Contents はじめに 1. 昇進 止まっているエスカレーター 2. 考課 「ふりだしに戻る」と「3つ前へ」 3. 同一職級 傾いた床 4. 与えられた条件 ハイヒールと砂袋 5. 雇用安定性 消えていく女性たち 6. 就職 7. 進路選択 8. 達成度評価 9. 資源 終わり-あるいははじまり 解説 日本で、女性がもっと受け取れるはずだった賃金の金額を求めよ 西口想 Author イ・ミンギョン Lee Min-Gyeong 延世大学校仏語仏文学科、社会学科を卒業後、韓国外国語大学校通訳翻訳大学院韓仏科で国際会議通訳専攻修士学位を取得。2016年に起きた江南駅殺人事件をきっかけに『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』を発表。女性が女性であるという理由で人生をあきらめなくてもすむ瞬間のため、ことばを書き訳している。最近はテキストを媒介にして女性たちが出会える場を作ることに力を注いでいる。主な著作に『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』『脱コルセット:到来した想像』、共著に『笛を吹く女たち』『ヨーロッパ堕胎旅行』、訳書に『대리모 같은 소리(原題訳:代理出産、人権侵害)』『임신중지(原題訳:幸せな中絶)』『나, 시몬 베유(原題訳:ある人生)』などがある。現在、延世大学校文化人類学科修士課程で学びながら、女性の人生で手にすることのできるまた別の可能性を模索中である。 Translator 小山内 園子 Sonoko Osanai 東北大学教育学部卒業。社会福祉士。訳書に、ク・ビョンモ『四隣人の食卓』(書肆侃侃房)、キム・ホンビ『女の答えはピッチにある』(白水社)、共訳書に、イ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ』(タバブックス、すんみと共訳)、チョ・ナムジュ『彼女の名前は』(筑摩書房、すんみと共訳)など。 すんみ Seungmi 翻訳家。早稲田大学大学院文学研究科修了。訳書にキム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』(晶文社)、チョン・セラン『屋上で会いましょう』(亜紀書房)、共訳書にイ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』(タバブックス、小山内園子と共訳)、チョ・ナムジュ『彼女の名前は』(筑摩書房、小山内園子と共訳)など。
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脱コルセット 到来した想像[OUTLET]
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脱コルセット運動は、苦痛や搾取、虐待を今、この場所で経験している女性たちの人生を変える最適のツールだった——。 韓国フェミニズム、最大のムーブメント「脱コルセット」とは何か。『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』『失われた賃金を求めて』に続く、イ・ミンギョン第3弾。 ルックス至上主義、規範的女性性に抵抗する脱コルセット運動。韓国の若い女性たちが化粧品を捨て、髪を短くした写真をSNSにアップ、急速に広まった。女性らしさを「電撃的に打ち切る」強いアプローチを取った背景とは。イ・ミンギョンが「脱コル」実践者たちと対話し、読解を試みた渾身の1冊。 日本版は、多くの女性たちの声からなるこの本の特徴をふまえ複数の訳者が参加。韓国・日本在住の女性8人のチームで翻訳、それぞれのことばで脱コルセットを考えるリレーブログも公開中。 [出版社より] 著 者|イ・ミンギョン 訳 者|生田美保/オ・ヨンア/小山内園子/木下美絵/キム・セヨン/すんみ/朴慶姫/尹怡景 出版社|タバブックス 定 価|2,000円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|336 ISBN|978-4-907053-53-6 初 版|2022年03月 Contents 日本の読者のみなさんへ イ・ミンギョン 0 観念から感覚へ 1 女から人へ 2 する自由からしない自由へ 3 努力から忘却へ 4 美しさから痛みへ 5 平面的な自我イメージから立体的な自分へ 6 美の観点から機能の観点へ 7 男性の他者から、女性として同一視された女性へ 8 画一的な日課から多様な日常へ 9 順応から違反へ 10 分裂から統合へ 11 今、ここから、別の世界へ 12 死から生へ 13 さあ、次の世代へ Author イ・ミンギョン Lee Min-Gyeong 女性が女性だという理由で 人生の何ひとつも あきらめないことを願う 延世大学校仏語仏文学科、社会学科を卒業後、韓国外国語大学校通訳翻訳大学院韓仏科で国際会議通訳専攻修士学位を取得。ENSパリ・サクレー校博士課程在籍中。フェミニストのためのことばを物し、訳す活動を行う。著書に『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』『私たちにも系譜がある』『失われた賃金を求めて』、共著に『ヨーロッパ堕胎旅行』など。訳書に『妊娠中止(임신중지)』『母の国(어머니의 나라)』『国家ではなく女性が決めなければならない(국가가 아닌 여성이 결정해야 합니다)』『私、シモーヌ・ヴェイユ(나, 시몬 베유)』『すべての女性が同じ闘争をしているのではない(모든 여성은 같은 투쟁을 하지 않는다)』『ホイッスルが鳴ったら(휘슬이 울리면)』『主たる敵(주적)』などがある。
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運命の旅[OUTLET]
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孤高の作家によるナチス占領下フランスからの脱出記。家族との離散、難民収容所、ハリウッドへの亡命……1933年から48年までの戦火の暮らしを克明に綴った迫真のドキュメント。 [出版社より] 著 者|アルフレート・デーブリーン 訳 者|長谷川純 出版社|河出書房新社 定 価|4,800円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|400 ISBN|978-4-309-20771-1 発 行|2019年06月 Contents 第1篇 ヨーロッパよ、君を残して 見知らぬものへの旅 座礁 救済 第2篇 アメリカ ハリウッドでのなりゆき 心のざわめき 内面の教会と宗教 その後;終戦、そしてある知らせ 出発の合図 第3篇 帰還 ヨーロッパ バーデン=バーデンにて 一九四六年のドイツ チャンスがあったのに マインツへの小旅行 ベルリンとの再会 フリードリヒ通り駅からリンデンまで アレクサンダー広場 一九四八年 報告の終わりとフィナーレ Author アルフレート・デーブリーン Alfred Döblin 1878年プロイセン生まれ。近年世界的に再評価著しいドイツ文学の巨匠。代表作に『ベルリン・アレクサンダー広場』『ハムレット』『たんぽぽ殺し』『マナス』『王倫の三跳躍』など。1957年没。 Translator 長谷川 純 Jun Hasegawa 和光大学表現学部講師。著書に『語りの多声性──デーブリーンの小説『ハムレット』をめぐって』など。
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美女と拳銃[OUTLET]
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カトリーヌ・ドヌーヴ主演 ジャン=リュック・ゴダール監督。カンヌを舞台に、フランス映画界の超セレブ総登場で撮影敢行——。 リュック・ベッソンに映画とは何たるかを教えられ、ジェラール・ドパルデューにのせられ、あおられ、スマホ以外は何も持っていない兄弟が、映画をつくり始めた。彼らは若きサギ師なのか? 天才なのか? カンヌを舞台にした、虚実入り交じる撮影現場を実況中継。奇想天外、妄想力大爆発のフランス文学の新しい波。 ー 2人の兄弟、アリョーシャとディミトリには、1つの望みがあった。映画を作ることだ。彼らは映画学校の学生で、一文なしで、ちょっとしたワルだった。どん底で生まれて、そこに戻る気はなかった。2人はスマホと大胆さだけを武器に、カンヌ映画祭に乗りこみ、大ばくちを打つ。共犯に引きずりこまれたのは、2大国際スターのカトリーヌ・ドヌーヴとジェラール・ドバルデュー。それに謎の監督ジャン=リュック・ゴダール。2人の兄弟がただのサギ師に終わるか、それとも若き天才になるか?この物語が教えてくれる。 [出版社より] 著 者|オリヴィエ・プリオル 訳 者|中条省平・中条志穂 出版社|TAC出版 定 価|2,000円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|312 ISBN|978-4813271574 発 行|2018年10月 Author オリヴィエ・プリオル Ollivier Pourriol 1971年生まれ。フランスのエリート校、リコール・ノルマル・シュペリユール(高等師範学校)を卒業。専攻は哲学、哲学の教師として教壇に立ったこともある。作家としては2001年に『メフィスト・ワルツ』を発表し成功をおさめ、2005年には『ナイフを持った画家』、2006年には共著『ポラロイド』などを発表。また、映画会社MK2とパリ・フィルハーモニー・ホールによる映画講演会の創始者でもある。 2015年には『スターウォーズ』シリーズに関する本『ヨーダかく語りき』を上梓した。 Translator 中条 省平 Shohei Chujo 1954年生まれ。学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授。東京大学大学院博士課程修了。パリ大学文学博士。主な著書に『反=近代文学史』(文藝春秋/中公文庫)、『クリント・イーストウッド-アメリカ映画史を再生する男』(朝日新聞社/ちくま文庫)、『フランス映画史の誘惑』(集英社新書)、『小説家になる!』(メタローグ/ちくま文庫)、『マンガの教養-読んでおきたい常識・必修の名作100』(幻冬舎新書)、訳書にジュネ『花のノートルダム』、バタイユ『マダム・エドワルダ/目玉の話』(ともに光文社古典新訳文庫)など。 中条 志穂 Shiho Chujo 1970年生まれ。翻訳家。学習院大学フランス文学科卒。映画制作会社勤務を経て、パリ大学へ留学。雑誌「ふらんす」にて新作フランス映画の紹介・解説を10年以上続けている。共訳書に『フェリーニ・オン・フェリーニ』(キネマ旬報社)、フロマン『ロベルト・スッコ』(太田出版)、ロメール『四季の愛の物語』(愛育社)、フィエロ『パリ歴史事典』(白水社)など。
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23000 氷三部作3[OUTLET]
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「原初の光」を目指す教団は、二万三千の金髪碧眼の仲間を捜索し、ある少年を得る。対する肉機械(=人間)達は教団を揺さぶる。二〇世紀初頭ツングース隕石に始まる驚異の氷三部作、完結。 [出版社より] 著 者|ウラジーミル・ソローキン 訳 者|松下隆志 出版社|河出書房新社 定 価|2,600円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|292 ISBN|978-4-309-20712-4 初 版|2016年07月 Author ウラジーミル・ソローキン Владимир Сорокин 1955年ロシア生まれ。83年『行列』でデビュー。「現代ロシアのモンスター」と呼ばれる。2010年『氷』でゴーリキー賞受賞。主な著書に『青い脂』『マリーナの三十番目の恋』『氷三部作』『テルリア』など。 Translator 松下 隆志 Takashi Matsushita 1984年大阪生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。岩手大学准教授。著書に『ナショナルな欲望のゆくえ』、訳書に、ソローキン『氷三部作』、『青い脂』(共訳)、ザミャーチン『われら』など。
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裸婦の中の裸婦[OUTLET]
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「裸婦の中のもっともすぐれた裸婦、えらび抜かれた裸婦」をめぐって交わされる十二の対話。作品にまつわる伝説や隠された意味が自由に語られる中で、次第に「見る」という行為の意味が明らかになってくる。バルチュス、ベラスケス、ブロンツィーノ、ヴァロットン、クラナッハ、百武兼行、デルヴォーなど、古今東西の芸術作品を独自のスタイルで読み解く美術講義。 [出版社より] 著 者|澁澤龍彦・巖谷國士 出版社|河出書房新社[河出文庫] 定 価|780円+税 判 型|文庫判/並製 頁 数|200 ISBN|978-4-309-40842-2 初 版|2007年04月 Contents 幼虫としての女―バルチュス スカーフを持つ裸婦 エレガントな女―ルーカス・クラナッハ ウェヌスとアモル 臈たけた女―ブロンツィーノ 愛と時のアレゴリー 水浴する女―フェリックス・ヴァロットン 女と海 うしろ向きの女―ベラスケス 鏡を見るウェヌス 痩せっぽちの女―百武兼行 裸婦 ロココの女―ワットー パリスの審判 デカダンな女―ヘルムート・ニュートン 裸婦 両性具有の女―眠るヘルマフロディトス 夢のなかの女―デルヴォー 民衆の声 美少年としての女―四谷シモン 少女の人形 さまざまな女たち―アングル トルコ風呂 Author 澁澤 龍彦 Tatsuhiko Shibusawa 1928~87年。東京生まれ。東大仏文科卒。マルキ・ド・サドの著作を紹介する一方、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は『高丘親王航海記』など小説に独自の世界を展開した。 巖谷 國士 Kunio Iwaya 1942年東京生まれ。東大大学院修了。仏文学者、批評家、エッセイスト。明治学院大学名誉教授。著者に『シュルレアリスムと芸術』他、『澁澤龍彦の時空』など、訳書にブルトン、ドーマル、エルンストなど多数
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通勤の社会史[OUTLET]
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通勤こそ近代社会を発展させた原動力。19世紀に生まれ、移動・職業選択の自由をもたらし、都市と生活を激変させた通勤の歴史、現状、未来を考察。「通勤大国」日本をはじめ、世界の通勤事情も網羅。 [出版社より] 著 者|ゲートリー・イアン 訳 者|黒川由美 出版社|太田出版 定 価|2,600円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|350 ISBN|9784778315108 初 版|2016年04月 Contents 第1部 通勤の誕生と成長、そして勝利 一日に二度ロンドンへ行った男 郊外の発展 スネークヘッドと美食 自動車の発達 中間地域 山高帽とミニクーパー 二輪は最高 第2部 粛々と通勤する人々 超満員電車 ロード・レージ——逆上するドライバーたち 移動は喜びなのか? 通勤が日常生活におよぼす影響 流れをコントロールする 第3部 顔を合わせる時間 仮想通勤 すべては変わる Author ゲートリー・イアン Gately Iain 香港で育ち、ケンブリッジ大学で法律を学ぶ。ロンドンで金融関係の仕事についたあと、ジャーナリスト、ライターとして活躍。イギリス、サウサンプトン在住。 Translator 黒川 由美 Yumi Kurokawa 翻訳家。津田塾大学英文学科卒。
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テロの文学史——三島由紀夫にはじまる[OUTLET]
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「日本を変えるにはテロしかない」として三島は自決した。それは今のテロに被われる21世紀を正しく予見していた。村上春樹、村上龍、町田康、阿部和重……。文学者たちはなぜ執拗にもテロを描いてきたのか。 「自分の姿が澄んで消えてしまつたことに、そのとき独楽が気づいてゐないことも確実なら、その瞬間、何かが自分と入れかはつたことに気がつかないのも確実である」(本文より)。市ヶ谷台で自決したとき、三島由紀夫が誰かと入れ代わったことに、彼自身も、まわりの人も、後世も、だれ一人として気づいていない。村上春樹、村上龍、桐野夏生、車谷長吉、町田康、阿部和重、中村文則、上田岳弘……。本書は三島の〈輪廻転生〉の行方をこれらの作家たちに探る試みである。 [出版社より] 著 者|鈴村和成 出版社|太田出版 定 価|2,500円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|352 ISBN|9784778314965 初 版|2016年03月 Contents プロローグ テロのスパイラル――三島VSミシェル・ウエルベック 第1章 『人斬り』VS『大菩薩峠』、三島VS川端康成(テロ第一世代の文学史) 第2章 三島VS村上春樹、桐野夏生、髙村薫、車谷長吉(テロ第二世代の文学史) 第3章 三島VS町田康、辻仁成、阿部和重、中村文則、上田岳弘(テロ第三世代の文学史) 第4章 三島VS村上龍――『オールドテロリスト』まで 第5章 三島由紀夫と11・25の秘鑰――『金閣寺』、『美しい星』、『午後の曳航』、『奔馬』 エピローグ 生首考――三島VS大江健三郎、松浦寿輝 Author 鈴村 和成 Kazunari Suzumura 1944年名古屋市生まれ。東京大学仏文科卒。同修士課程修了。横浜市立大学教授を経て、同名誉教授。文芸評論家、フランス文学者、紀行作家、詩人。 評論に『バルト テクストの快楽』(講談社)、『小説の「私」を探して』(未來社)、『ランボー、砂漠を行く アフリカ書簡の謎』(岩波書店)、『愛について プルースト、デュラスと』(紀伊國屋書店)など。紀行に『ランボーのスティーマー・ポイント』(集英社)、『金子光晴、ランボーと会う マレー・ジャワ紀行』(弘文堂)、『ヴェネツィアでプルーストを読む』(集英社)、『アジア、幻境の旅 日野啓三と楼蘭美女』(同)、紀行小説『ランボーとアフリカの8枚の写真』(河出書房新社、藤村記念歴程賞)など。村上春樹論に『村上春樹とネコの話』(彩流社)、『紀行せよ、と村上春樹は言う』(未來社)ほか。翻訳に――ツァラ『ダダ宣言』(共訳、竹内書店)、デリダ『視線の権利』(哲学書房)、ドミニク・ノゲーズ『三人のランボー』(ダゲレオ出版)、『ランボー全集 個人新訳』(みすず書房)ほか。詩集に『ケルビンの誘惑者』(思潮社)、『黒い破線、廃市の愛』(書肆山田)など。
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葬儀業界の戦後史——葬祭事業から見える死のリアリティ[OUTLET]
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「人の不幸でお金をとる」と長らく批判され、また遺体を扱う事業として蔑視されてきた葬祭業者たちは、葬儀をサービス業としてどのように成立させたのか。フィールドワークの成果も織り込んで、知られざる葬祭業の戦後史と私たちの死生観の変容を描き出す。 ー エンディングノートや終活への着目は、生前に自身の葬儀などに関心を持つ人々の増加を示しているが、ライフスタイルの変化から「葬儀は不要/シンプルに」という志向も支持を集めている。葬儀は、いつの間にか人々の志向に応じて変えられると見なされるようになった。 いまでこそ葬祭業はサービス業だと思われているが、戦後の葬祭業界は「人の不幸でお金をとる」と長らく批判され、また遺体を扱う事業として蔑視されてきた。葬祭業者たちは、批判に対応して自身の仕事をどう意味づけ、葬儀をサービス業として成立させたのか。 行政との綱引き、消費者・顧客としての遺族との関係、宗教者や地域住民との連携・軋轢――葬儀を商品化した葬祭業者の葛藤の歩みを追い、フィールドワークから葬祭業者自身の職業観も聞き取って、葬祭業の戦後史と私たちの死生観の変容を描き出す。 [出版社より] 著 者|玉川貴子 出版社|青弓社 定 価|2,600円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|244 ISBN|978-4-7872-3433-9 初 版|2018年03月 Contents 序章 葬祭事業者にとっての終活ブームとケア 1 終活ブームにおける葬儀 2 職業上、死にかかわること――ケアと商品 3 本書の構成 第1章 葬儀サービスを捉えるために 1 商品化・消費社会での死 2 葬儀サービスでの消費者との相互行為とその特性について 3 死を商業的に扱うことによるジレンマ 4 葬祭業者の感情的不協和と職業イメージ 5 葬祭業から見る近代化 第2章 戦後の葬祭業界の変動要因 1 戦後の経済成長と人口の変化 2 戦後の葬祭業界 3 行政的な主導と葬儀の経済・文化的価値――一九四五―六〇年代 4 マナーの消費と葬儀サービスの開発――一九七〇―八〇年代 5 「心」の時代の葬儀――一九九〇―二〇一〇年代 6 リスク消費としての終活ブーム――二〇一〇年代以降 第3章 商品としての儀礼空間――景観と住空間から排除された死 1 葬儀場所の変化 2 死の排除をめぐる「景観」というレトリック 3 葬儀会館の商品価値 4 人々の視線と行為を意識した死の管理 第4章 葬祭業教育と遺族へのかかわり 1 一九八〇年代の葬祭業者たちが感じた職業イメージ 2 身体の意識化 3 企業教育での利他的側面と商業的側面 4 地域のなかでのグリーフケア 終章 葬祭事業という死のリアリティ 1 商品化された/商品的ではない死 2 生前から死後の準備を推進する――「ライフエンディング」とは 3 「死」から「生」のなかのリスクへ あとがき Author 玉川 貴子 Takako Tamagawa 1971年、富山県生まれ。名古屋学院大学現代社会学部准教授。専攻は死の社会学、家族社会学。共著に『いのちとライフコースの社会学』(弘文堂)、『喪失と生存の社会学――大震災のライフ・ヒストリー』(有信堂高文社)、論文に「死に商業的にかかわる事業の「正当化」の困難さ――戦後日本の葬祭事業をめぐる二つの運動に用いられた語彙」(「年報社会学論集」第22号)など。
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権力、政治、文化——エドワード・サイード発言集成/上・下[OUTLET]
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最初期から晩年までの発言のなかから、最良のものを収集・収録した決定版発言集。自著に込めた真意の解説、メディア論、音楽/オペラ/パフォーマンス批評、政治と文化、現代社会における知識人の役割——。20世紀を代表する批評家の知られざる姿がここに。 あるときは比較文学者として、またあるときはパレスチナ民族評議会議員として、学問と政治の現場を往還しつつ、欧米、アジア、アラブ、そしてイスラエルのメディアにおいて語られたサイードの声を集成。ゆるぎなき人文主義者による未来に向けた言葉。 [出版社より] 著 者|エドワード・サイード 訳 者|大橋洋一・三浦玲一・坂野由紀子・河野真太郎・田村理香ほか 出版社|太田出版 定 価|3,900円/3,600円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|552/417 ISBN|9784778310530 初 版|2007年02月 Contents 〈上巻〉 第1部 パフォーマンスと批評 始まりの現象 西洋の陰で 重なりあう領域―世界、テクスト、批評家 公的生活と文学理論の交差点 批評、文化、パフォーマンス 批評と政治術 野生の蘭とトロツキー 文化と帝国主義 『オリエンタリズム』とそれ以後 ふたつの文化のはざまで 民族の権利と文学 言語、歴史、知の生産 ずっと授業で学んできた 〈下巻〉 第2部 研究と活動 アラブ人とユダヤ人は共存できるか? 学者、メディア、中東 エグザイルが生むエグザイル アメリカの知識人と中東の政治学 自己評価の必要性 サダム・フセインを生む公式 合衆国におけるパレスチナ人の声 知識人と戦争 アメリカ人がイスラムについて知っていることは、馬鹿げた決まり文句だけである ヨーロッパとその“他者”―アラブの視点から シンボルと実質の対決―暫定自治協定から一年 通る人の少ない道を わたしたち自身への帰還 パレスチナ人だけの国家ではなくて 『オリエンタリズム』、アラブ知識人、マルクス主義、そしてパレスチナ史の神話 わが帰還の権利 Author エドワード・W・サイード Edward W. Said 1935年11月1日、英国委任統治下のエルサレムで、カイロを本拠地とするプロテスタント実業家の家に生まれる。カイロのヴィクトリア・カレッジに学んだあと渡米、プリンストン大学卒業(文学士)、ハーヴァード大学修了(文学修士、文学博士)後、コロンビア大学で比較文学・英文学教授を務める。2003年9月25日ニューヨーク市で死去。享年67歳。 Translator 大橋 洋一 Yoichi Ohashi 1953年生まれ。東京大学大学院人文社会研究科修士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は英文学、批評理論 三浦 玲一 Reichi Miura 1965年生まれ。東京大学大学院人文社会研究科博士課程単位取得満期退学。一橋大学大学院言語社会研究科助教授。専門はアメリカ文学、ポストモダニズム 坂野 由紀子 Yukiko Banno 1968年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。成蹊大学法学部助教授。専門は英文学 河野 真太郎 Shintaro Kono 1974年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。京都ノートルダム女子大学人間文化学部講師。専門は英文学、批評理論
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マルクス最後の旅[OUTLET]
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エンゲルスが闇に葬った『資本論』の核心とは――? 『資本論』の続巻を構想しつつ最後の旅に赴いたマルクス。残された膨大なメモや記録、史実の中からマルクスの旅を再現し、ドイツの社会学の泰斗が描く、大胆な仮説。 「著者はマルクスの足跡を順次、マルクス自身の手紙をもとに丹念に追っていく。パリからマルセイユまでの鉄道の旅、アルジェまでの船旅。その途上での若い女性との邂逅。夢のなかで去来するさまざまな過去の記憶。亡くなった妻のこと。モンテカルロでは賭博に明け暮れる富豪たちを目の当たりにし、誘われるがままにカードゲームにも参加。その体験の分析から、やがてカジノ資本主義の対処法の考察へと移って行く――。マルクスが己の死を予感しながらもその視線の先に見据えていたものに思いを馳せてみてはいかがだろう」(「訳者あとがき」より抜粋)。 [出版社より] 著 者|ハンス・ユルゲン・クリスマンスキ 訳 者|猪股和夫 出版社|太田出版 定 価|2,400円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|168 ISBN|9784778315252 初 版|2016年06月 Contents プロローグ 第1章 ロンドンから地中海岸へ 第2章 アルジェ 第3章 モンテカルロ、カジノ資本主義 第4章 ロンドンに帰る、そして死 エピローグ 原註 登場人物 マルクス最後の旅地図 年譜 訳者あとがき 参考文献 Author ハンス・ユルゲン・クリスマンスキ Hans Jürgen Krysmanski 1935年生まれ。ドイツの社会学者。ヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学名誉教授。専門は科学社会学。学術書のほか、『羊飼いと狼――金や力のエリートはいかにして世界を手中にしているのか』(未邦訳)など一般向けの著書もある。
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ラカンの殺人現場案内[OUTLET]
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もしもラカンが刑事だったら——? 多数の殺人事件を現場写真から読み解く、実験的かつ知的エンターテインメント! 精神分析学の秀れた研究者にして写真家のヘンリー・ボンドによる殺人現場の精神分析。 殺人現場写真を79点収録。 *刺激的な写真が多数含まれていますのでご注意ください。 「もしジャック・ラカンが、1950年代初頭に英国に渡って刑事になっていたら、事件解決のために彼自身の理論をどう応用しただろうか? 人間の精神機能に関するラカンの三類型モデルを犯罪捜査に、なかでも殺人現場に残された物的証拠の考察に応用できないか? わたしは三年かけてこの研究に取り組んだ。本書はその成果をまとめたものである」(「序論」より抜粋) [出版社より] 著 者|ヘンリー・ボンド 訳 者|橘明美 解 説|スラヴォイ・ジジェク 出版社|太田出版 定 価|2,400円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|288 ISBN|9784778313241 初 版|2012年08月 Contents 序論 第1章 確たる証拠 第2章 ラカン派の探偵たち 第3章 倒錯の犯罪現場 第4章 精神病の犯罪現場 第5章 神経症の犯罪現場 あとがき 解説 スラヴォイ・ジジェク Author ヘンリー・ボンド イギリスの著述家、写真家、視覚芸術家。キングストン大学の写真学専任講師。
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マイルス・デイヴィスが語ったすべてのこと[OUTLET]
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日本で最もマイルスに接近したジャズ・ジャーナリストによる“マイルス体験記”。二〇回近くに及ぶ直接取材によってマイルスの全貌に迫るドキュメンタリー。インタビュー嫌いで知られるマイルスが、自宅で料理をしながら、ホテルで衣装のチェックをしながら、そして大好きな絵を描きながら、これまでの人生を振り返りジャズ論を展開する“奇蹟”を、読者は目の当たりにするだろう。本書から、これまで描かれることのなかったマイルスの肉声が聞こえてくる。逝去の一週間前に行なわれた「ラスト・インタビュー」の模様も余すところなく収録。 [出版社より] 著 者|小川隆夫 出版社|河出書房新社 定 価|2,500円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|376 ISBN|978-4-309-27770-7 初 版|2016年10月 Contents マイルスがキャンセルしたいといっている その時代の最高にヒップな音楽をやりたい オレの前で二度とテープレコーダーは出すな この間のようにオレの脚を診てくれないか? いつだってバードを捜し回っていた ディス・イズ・ユア・ドクター 新しいものをクリエイトしている人間は光り輝いている 周りがオレをそういう存在にしてしまった 自分がわかってないヤツとは一緒に演奏できない それをやると、オレにどれだけの得がある? クールな中にもホットな躍動感がなくちゃダメだ 番号はソイツに聞いておけって 海賊版か? 光の具合で、絵の感じが変わると思わないか? So What? 訴えられたら堪ったもんじゃないからな それまでのオレがすべて凝縮されていた ここで待っていろ In Memory Of Sir Miles Davis 1926-1991 Author 小川 隆夫 Takao Ogawa 1950年、東京生まれ。音楽ジャーナリスト、整形外科医、DJ。1977年、東京医科大学卒業。1981~83年、ニューヨーク大学大学院にてリハビリテーションを専攻。留学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのジャズ・ミュージシャンと知り合う。帰国後、ジャズを中心に音楽評論活動を開始。ま翻訳、インタビュー、イベント・プロディース、レコード・プロデューサー、クラブDJなどその活躍は多岐にわたる。また、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医もつとめた。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。 著書に『知っているようで知らない~ジャズおもしろ雑学辞典』『マイルス・デイヴィスの真実』『ブルーノートの真実』『はじめてのブルーノート ON BOOKS 21』『TALKIN’ジャズ×文学』『マンハッタン・ジャズ・カタログ』『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』等多数。
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ライブシーンよ、どこへいく——ライブカルチャーとポピュラー音楽[OUTLET]
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CDの売り上げ減に苦しむ音楽業界だが、それに反比例してライブコンサートやイベントは市場規模が拡大している。ライブハウス・クラブ・フェスティバル・発表会・インターネット・アキバ系など、各シーンの状況を活写してライブカルチャーの未来を展望する。 [出版社より] 著 者|宮入恭平・佐藤生実 出版社|青弓社 定 価|2,000円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|170 ISBN|978-4-7872-7311-6 初 版|2011年10月 Contents まえがき 宮入恭平/佐藤生実 序章 ライブの世界 ライブの可能性への期待 ライブが意味するもの ライブシーンのタイプと特徴 ポピュラー音楽の定義 ライブカルチャーを読み解く 第1章 予定調和のパフォーマンス――エンターテインメントシーン 「文化の殿堂」の終焉 文化施設としてのコンサートホール ライブ・エンターテインメント市場 ライブシーンと有名性 有名性の変容 予定調和のパフォーマンス 第2章 搾取されるミュージシャン――ライブハウスシーン ライブハウスが意味するもの 必然性からの誕生 ライブハウスのシステム化 ノルマ制の弊害 ライブハウス・イデオロギー 多様化するライブハウス 「ペグ」としてのライブハウス 第3章 ディスクとライブのせめぎ合い――クラブシーン クラブとは ディスクカルチャーとライブカルチャー ダンスの時代 フィーバー! ダンスのゆくえ ディスコからクラブへ データベース化するクラブシーン 第4章 日常と非日常のボーダーライン――フェスシーン ライブ・エンターテインメントとしてのフェス クールな資本主義 フェスでの音楽の共有 日常と非日常のボーダーライン 第5章 見せかけのオルタナティブ――ストリートシーン 秋葉原の光と影 歩行者天国でのパフォーマンス 行政主導のライセンス制度 ストリートミュージシャン 記号としてのインディーズ 偶然的な出会い ストリートの政治性 第6章 ヴァーチャルの浸食――インターネットシーン 新しいライブの概念 ライブシーンの民主化 ソーシャル・ネットワークのライブ感 同時性の希求 リアルなライブとヴァーチャルなライブ 第7章 クール・ジャパンの台頭――アキバ系シーン 会いに行けないアイドル 地下アイドルの時代 アニソン・ブーム クールが意味するもの ポピュラー音楽の不在 クール・ジャパンの台頭 第8章 開放されたステージ――発表会シーン ライブシーンへの参加 音楽を身につけること 身につけられた音楽の披露 終章 再び、ライブの世界 ライブ概念の変容 ライブシーンの流動性と相互横断性 二〇〇〇年代のライブシーン ポスト3・11のライブカルチャー ライブの可能性 あとがき 宮入恭平/佐藤生実 Author 宮入 恭平 Kyohei Miyairi 1968年生まれ。大学非常勤講師(東京経済大学、法政大学、国立音楽大学、関東学院大学)。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士後期課程単位取得退学。専攻は社会学、ポピュラー文化研究、カルチュラル・スタディーズ。著書に『ライブハウス文化論』(青弓社)、翻訳にスージー・J・タネンバウム『地下鉄のミュージシャン』(朝日新聞出版)、共著に『コミュニケーション・スタディーズ』(世界思想社)がある。 佐藤 生実 Umi Sato 1979年生まれ。ファッショントレンド調査者。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士後期課程単位取得退学。専攻はカルチュラル・スタディーズ、身体文化論。共著に『コミュニケーション・スタディーズ』(世界思想社)、共訳にクリス・ロジェク『カルチュラル・スタディーズを学ぶ人のために』(世界思想社)がある。
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ブラウン監獄の四季[OUTLET]
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テレビ黎明期に放送作家として青春期を過ごした著者が、当時の思い出や、なぜ放送作家になったのか、管理化されてしまったテレビ業界への思いなどを語り尽くした痛快エッセイ! [出版社より] 著 者|井上ひさし 出版社|河出書房新社[河出文庫] 定 価|740円+税 判 型|文庫判/並製 頁 数|288 ISBN|978-4-309-41470-6 初 版|2016年08月 Contents 監獄入りを果すまで 紅白のタイムマシンに乗って 改名は三文の得 原稿遅延常習者の告白 下痢と脂汗の日々 わが人生の時刻表 NHKに下宿したはなし 喫茶店学―キサテノロジー 書前・書中・書後 ある悪徳ライターの反省 一盗一窃のひけめ 赤ん坊を背負った作曲家 ザ・ドーナッツ、考査室と戦う その一 ザ・ドーナッツ、考査室と戦う その二 テレビポルノ批判の再批判 怪電話の怪婦人に与う 巷談俗説による日本放送協会論 その一巷談俗説による日本放送協会論 その二 巷談俗説による日本放送協会論 その三 Author 井上 ひさし Hisashi Inoue 1934年山形県生。上智大学卒。浅草フランス座文芸部進行係等を経て文筆業に。「手鎖心中」で直木賞、『吉里吉里人』で読売文学賞、日本SF大賞等を受賞、他、小説、戯曲、テレビ脚本で受賞多数。2010年逝去。
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黒いユーモア選集 1[OUTLET]
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スウィフト、サド侯爵、ポー、ボードレール、キャロル、ロートレアモン…詩人アンドレ・ブルトンが選んだシュルレアリスムの先駆者たち。「他のすべての価値を制圧し、それらの多くについて、あまねく人々の評価を失わせてしまうことさえできる」(「避雷針」)言葉に満ち満ちた幻のアンソロジー。 [出版社より] 著 者|アンドレ・ブルトン 訳 者|山中散生・窪田般彌・小海永二 出版社|河出書房新社[河出文庫] 定 価|950円+税 判 型|文庫判/並製 頁 数|368 ISBN|978-4-309-46290-5 初 版|2007年08月 Author アンドレ・ブルトン André Breton 1896‐1966年。フランスの詩人・作家。20世紀最大の文学芸術運動であるシュルレアリスムの主導者。精神分析学を手がかりに、意識下に潜む言葉を詩的に昇華させた作品は、後世に多大な影響を与えた Translator 山中 散生 Chiru Yamanaka 1905‐1977年。詩人 窪田 般彌 Hanya Kubota 1926‐2003年。詩人・フランス文学者・早稲田大学名誉教授 小海 永二 Eiji Kokai 1931年、東京生まれ。詩人・フランス文学者
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雷蔵の色[OUTLET]
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没後40年、雷蔵のあらたな魅力が蘇る! 今なお不動の人気を誇る市川雷蔵のすべてを、斬新な役者論、映画論、時代論で描き切る決定版。写真、口絵ポスター満載、ファン垂涎の一冊! [出版社より] 著 者|村松 友視 出版社|河出書房新社 定 価|1,600円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|196 ISBN|978-4-309-01926-0 初 版|2009年07月 Contents 第1章 いくつもの貌 第2章 実の粋と画面の中の粋 第3章 完成途上の魅力 第4章 群像の中で冴える個性 第5章 娯楽時代劇の幅 第6章 雷蔵は雷蔵でありながら、新しい あとがき―市川雷蔵の色を追って Author 村松 友視 Tomomi Muramatsu 1940年東京生まれ。慶応大学文学部卒。『時代屋の女房』で直木賞、『鎌倉のおばさん』で泉鏡花賞受賞。著書に『アブサン物語』『北の富士流』『アリと猪木のものがたり』『老人の極意』『老人のライセンス』等。
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NOVA+ 屍者たちの帝国[OUTLET]
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『屍者の帝国』映画化記念、完全新作アンソロジー。北原尚彦、坂永雄一、高野史緒、津原泰水、仁木稔、藤井太洋、宮部みゆき、山田正紀の各氏による全八篇。円城塔インタビューも特別収録。 [出版社より] 責任編集|大森望 出版社|河出書房新社[河出文庫] 定 価|760円+税 判 型|文庫判/並製 頁 数|384 ISBN|978-4-309-41407-2 初 版|2015年10月 Editor 大森 望 Nozomi Omori 1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書にウィリス『航路』他。著書に『新編 SF翻訳講座』『現代SF観光局』他。
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世界の[下半身]経済がわかる本[OUTLET]
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下半身が動く。世界が潤う――。世界のあらゆるセックス産業の儲けの構造を、気鋭のエコノミストがデータを駆使してわかりやすく解明。下半身経済最前線の舞台裏に鮮やかに斬り込む、エンタメ下半身ノンフィクション! 著 者|門倉貴史 出版社|方丈社 定 価|1,500円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|256 ISBN|9784908925146 初 版|2017年05月 Contents 目次 はじめに 世界最古の広告は売春宿の看板だった!? 第1章 開発途上国とセックスツーリズム 第2章 先進国は性風俗産業にどのように対峙しているのか? 第3章 下半身ビジネスのクールジャパン戦略 第4章 日本のセックス産業最前線 第5章 下半身経済と「ウーマノミクス」 おわりに 売春は合法化すべきなのか? Auther 門倉 貴史 Takashi Kadokura 71年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、(社)日本経済研究センター、00年シンガポールの東南アジア研究所(ISEAS)ほかを経て、05年BRICs経済研究所代表。専門は先進国経済、新興国経済、地下経済、労働経済学、行動経済学と多岐にわたる。同志社大学大学院非常勤講師。日本で初めて地下経済の研究に取り組み、ワーキングプアの啓蒙書も多数発表