舌の上の階級闘争——「イギリス」を料理する

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階級も格差も噛み砕き、胃袋で掴め!

パン屋と農家と大学教授の3人によるコレクティブ「コモナーズ・キッチン」が、料理を作って、食べて、考える。

ベイクドビーンズ、フィッシュ&チップス、イングリッシュブレックファスト、マーマレード、ローストビーフ、キュウリのサンドウィッチ……。
料理ごとに章立てされた12の食エッセイに、それぞれのレシピも収録。

まさに定番中の定番といえるイギリス料理の、歴史や文化的な背景を掘り下げながら、実際に作って食べてみることで、「階級」や「貧富の差」により分断された社会の現実を胃袋から思い知る。

「誰が」「何を」「どこで」作り、「どのように」食べるのか。食文化をとおして社会を知り、社会的背景を知ったうえで料理を食べれば、これまで知らなかった「イギリス」の姿が見えてくる。イギリス料理が不味いだなんて、もう言えなくなる!
[出版社より]


著 者|コモナーズ・キッチン
出版社|リトルモア
定 価|1,800円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|232

ISBN|978-4-89815-595-0
発 行|2024年10月


Contents
1 ベイクドビーンズ―素朴であたたかいセーフティーネット料理
2 フィッシュ&チップス―コロモさっくり臭みなし、それでもしつこい階級の味
3 バンガーズ&マッシュ―飛び散る肉汁の中毒性
4 クリスマスプディング―年に一度の悪魔的幸福感
5 ローストビーフ―「自由」の味と貧者の生活
6 マーマレード―パディントンはなぜマーマレードを持っていたのか?
7 イングリッシュブレックファスト―誰もがそれを(朝に)食べるわけではない
8 ジェリードイールとミートパイ―下町の香りの今昔物語
9 ロールモップとキッパー―巻かれて燻される「春告魚」
10 グリーンピースのスープとシェパーズパイ―慎ましやかな「普通」の味
11 キュウリのサンドウィッチとポークパイ―ピクニックのお供、でも少し手間がかかります
12 サマープディング―甘酸っぱさと苦々しさと


Author
コモナーズ・キッチン
パン屋と農家と大学教授の3名からなるコレクティヴ。料理を作って、食べて、考えることでイギリス社会の階級について理解を深め、あわよくばその分断を破壊する目論見で2020年秋、結成された。2021年から2022年を通じて毎月一度料理を作り、食べ、食が作り出す豊かだが同時に残酷な階級社会の有り様を、脳みそと同時に舌と胃袋で掴み取ろうと試みてきた。その経験をもとに、2022年12月から2023年11月までの1年間noteにて「Bake up Britain(イギリスを焼き上げろ)」を連載。毎月一つのイギリス料理を選び、そのレシピと歴史を通じて食と階級の関係を考える機会を提供してきた。3人それぞれ独自にイギリスとの関わりを持っていること、そして食べることをおろそかにする人間への不信感を共有していることだけで保たれているゆるいつながりである。

小笠原博毅(おがさわら ひろき)
神戸大学国際文化学研究科教授。カルチュラル・スタディーズ。著書に『真実を語れ、そのまったき複雑性において──スチュアート・ホールの思考』など。

ミシマショウジ
パン屋アミーンズオーヴン店主、黒パン文庫主宰、詩人。詩集に『パンの心臓』など。

栢木清吾(かやのき せいご)
農家、翻訳家。訳書にパニコス・パナイー『フィッシュ・アンド・チップスの歴史──英国の食と移民』など。

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