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vanitas No.007 ファッションとジェンダー
¥1,980
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昨今、アカデミズムのみならず社会全体において「ジェンダー」に関するトピックがさまざまに議論されています。いわゆるジェンダー論やフェミニズムに加え、クィア・スタディーズや男性学といった学問分野が人口に膾炙しはじめているといえるでしょう。言うまでもなく、ジェンダーの問題にはファッションも大きく関わっています。たとえば、私たちが他者のジェンダーを判別するとき、その根拠の多くはファッションにまつわるもの—髪型やメイクも含めて—です。前を歩いている人がスカートをはいていれば、その人を「女性」だと認識する場合が多いでしょう(それが適切かどうかは別として)。 スカートが女性というジェンダーに結びつけられている、というのは言わずもがなです。歴史を振り返らずとも、スカートの構造を知らずとも、子どもですらそう思い込んでいます。しかしながら、スカート(=衣服)が私たちにとってどのような意味を持つのか、換言すれば「人はなぜ衣服を着るのか」という問いの答えは、ジェンダー論やフェミニズムの議論だけを追っていても考えることができません。それゆえ、ファッション研究の側からもジェンダー論にアプローチする必要があるのです。そうしなければジェンダー論は進展しないと言っても過言ではありません。 とはいえ、今号の特集のみでファッションとジェンダーのあらゆる側面を網羅することはできないので、いくつかの視点を提供できればと考えています。具体的に言えば、これまでの号でもずっと通奏低音として響いているテクノロジー、衣服と切り離すことのできない身体、世の中に商品として流通する衣服を制作するファッションデザインという行為など、いくつかのトピックとからめながらジェンダーについて考察するための契機が散りばめられています。 制作にあたってテクノロジーを取り入れ、かつその作品にジェンダーの問題が見え隠れする(ように思われる)HATRAの長見佳祐氏へのインタビュー、スペキュラティヴ・デザインやデザイン・フィクションの手法によって身体やジェンダーの問題を可視化させるデザイナー/アーティストの長谷川愛氏へのインタビュー、ファッションとテクノロジーを架橋するクリエイティブ・コンサルタントの市川渚氏とヴァーチャルリアリティやウェアラブルテクノロジーといったテーマを扱う身体情報学の研究者・檜山敦氏との対談、シェットランド諸島のニットウェアのガンジーの生産者が女性であることに着目する原山都和丹氏の論文、映画『エクス・マキナ』からサイボーグと女性性について分析する増野朱菜氏のエッセイを掲載し、さらにジェンダーをテーマとする展覧会や書籍の紹介を行いました。そのほか、特別に掲載許可をいただいたアネケ・スメリク氏のイリス・ファン・ヘルペン論に加え、難波優輝氏、増永菜生氏、小田昇平氏、工藤源也氏の公募論文も力作揃いです。 本誌を通じて、読者のみなさんがこれからの社会をよりよく生きるための手がかりを見つけられることを期待します。 [編集部より] 責任編集|蘆田裕史+水野大二郎 出版社|アダチプレス 定 価|1,800円+税 判 型|四六変型判・並製 頁 数|192 ISBN|978-4-908251-14-6 初 版|2021年07月 Contents [ interview ] ・長見佳祐(HATRA) ・長谷川愛 ・市川渚+檜山敦 [ paper ] ・原山都和丹「手編みのユニフォーム―シェットランドのガンジー」 ・アネケ・スメリク「フラクタルの襞―イリス・ヴァン・ヘルペンのファッションデザインへの新しい唯物論からのアプローチ」 ・難波優輝「身体のないおしゃれ―バーチャルな『自己表現』の可能性とジェンダーをまとう倫理」(公募) ・増永菜生「『イタリアらしさ』が生まれるとき―2010年代後半のドルチェ&ガッバーナのショーを例に(公募) ・小田昇平「転移をうみだすアクセサリ―ジンメル、ラカン、バルト、メゾン・マルタン・マルジェラのアクセサリをめぐって」(公募) ・工藤源也「フセイン・チャラヤンのファッション・デザインにおける身体の相補的関係―モビリティの発達と私たちの身体のゆくえ」(公募) [ international perspective ] 展覧会紹介 ・A Queer History of Fashion: From the Closet to the Catwalk (クィアなファッションの歴史:クローゼットからキャットウォークまで) ・Manus x Machina: Fashion in an Age of Technology (手仕事と機械:テクノロジーの時代におけるファッション) ・Pink: The History of a Punk, Pretty, Powerful Color (ピンク:パンクで、かわいくて、力強い色の歴史) ・Re: framing Gender (ジェンダーを捉え直す) 書籍紹介 ・Aesthetic Labour: Rethinking Beauty Politics in Neoliberalism (美的労働:ネオリベラリズムにおける美のポリティクスを再考する) ・On the Politics of Ugliness (醜の政治学) ・Appearance and Identity: Fashioning the Body in Postmodernity (外見とアイデンティティ:ポストモダニティにおける身体の形成) ・Fashion and Its Social Agendas: Class, Gender, and Identity in Clothing (ファッションとその社会的指針:衣服における階級、ジェンダー、アイデンティティ) [ critical essay ] ・増野朱菜「サイボーグはウェディング・ドレスの夢を見るか?——サイエンス・フィクションがサイボーグに女性性を与えるとき」 afterword
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vanitas No.006 ファッションの教育・研究・批評
¥1,980
表象文化としてのファッション、あるいは衣類設計としてのファッションデザインにおける教育や研究は現在、日本において何を前提にどのように実践されているのか。ファッションをとりまく教育、研究の過去、現在、未来を批評的に捉えよう、という議論から、今号の特集「ファッションの教育・研究・批評」は出発しました。 明治時代に女子高等師範学校などを介して全国へと広まった洋服の裁縫技術教育は戦後の洋裁文化の基盤を作り、そのレガシーによって日本のファッション文化は発展してきました。しかし批評や研究など、「いまある」ファッションシステムを駆動するためではない「ありうる」可能性や価値を探求する文化はどう発展してきたのでしょうか。ファッションは常にア・ラ・モードであるにも関わらず、同様に常にア・ラ・モードであろうとする「テクノロジー」とファッションの融合に対して拒否反応を示す人々が多いのは、なぜなのでしょうか。あらたな身体イメージを生成するメディウムとしてのファッションの拡張を捉えるために、私たちには今どのような教育や研究、批評の可能性があるのでしょうか。 近年「デザイン」の複雑化が盛んに議論されるにつれ、ファッション産業の周縁から新たな批評空間や研究的実践、実験的教育の萌芽が散見されるようになりました。今号の特集は、この萌芽を多様な側面から明らかにしていくことを目的に新井茂晃氏、井上雅人氏、Cecilia Raspanti氏、Dehlia Hannah氏へのインタビュー、そして現在ファッション産業に携わる方々との匿名座談会を行いました。 さらに、本号の特集としてブックガイドを作成しました。ファッション史からウェアラブルテクノロジーまで、書籍、論文問わず幅広く参考となるテクストを選定しています。また、定例である論文とエッセイでは、藤嶋陽子氏、鹿野祐嗣氏、難波優輝氏、川崎和也氏、糸数かれん氏、安齋詩歩子氏、および本誌編集部・太田知也のテクストを掲載し、引き続き多角的にファッション批評の基盤構築を試みました。 本誌がファッションと研究、教育、批評をめぐる思考を深める契機になることを願います。 [編集部より] 出版社|アダチプレス 定 価|1,800円+税 判 型|四六変型判 頁 数|256 ISBN|978-4-908251-11-5 初版|2019年6月 Contents interview 新井茂晃 https://note.mu/affectus 井上雅人 Cecilia Raspanti/Fabricademyプログラム紹介 https://textile-academy.org デジタルディバイドが発生する現場(匿名座談会) paper 藤嶋陽子「ファッション研究史とファッション産業史の交錯点――日本における研究展開の駆動力としての産業」 鹿野祐嗣「魅惑と叛逆の装いをまとう男たちの『モード』をたたえて――精神分析が仮装の欲望について語る事柄とその彼方」 太田知也「路上の『メディア・トラック』あるいはポスト・ヒューマンへの轍――『Hippie Modernism: The Struggle for Utopia』展解題」 https://walkerart.org/calendar/2015/hippie-modernism-struggle-utopia 難波優輝「おしゃれの美学――パフォーマンスとスタイル」(公募) 川崎和也「ポスト・ヒューマニズムとファッション――アルゴリズムとの共創によるファッションの計算論的転回」(公募) international perspective 研究機関紹介 センター・フォー・サステナブル・ファッション(ロンドン) http://sustainable-fashion.com @sustfash 展覧会紹介 「Items: Is Fashion Modern?」 https://www.moma.org/calendar/exhibitions/1638 「HAPPY BIRTHDAY DEAR ACADEMY」 「Google Arts & Culture」 https://artsandculture.google.com 書籍紹介 ブックガイド→『vanitas』No. 006 ブックガイド・リンク集 総論、デザインガイド、バイオファッション、ウェアラブルテクノロジー、サステナブルファッション、ファッション史、ファッションセオリー、学術誌、エキシビション、作家論 研究者紹介 Dehlia Hannah http://dehliahannah.com @wandererabovethemist critical essay 糸数かれん「バムスター再考」 安齋詩歩子「amachi. ――植物のコスメティック」 afterword
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vanitas No.004 アーカイブの創造性
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責任編集|蘆田裕史+水野大二郎 アートディレクション・デザイン|UMA/design farm 出版社|アダチプレス 定 価|1,800円+税 判 型|四六変型判 頁 数|256 ISBN|978-4-908251-01-6 初版|2015年9月 Contents interview suzuki takayuki http://suzukitakayuki.com 石関亮(京都服飾文化研究財団 http://www.kci.or.jp)+南目美輝(島根県立石見美術館 http://www.grandtoit.jp/museum) ドミニク・チェン https://wired.jp/series/ferment-media-research paper 筒井直子「ファッション・アーカイブとその特殊性について──美術館・博物館と企業アーカイブを事例に」 齋藤歩「アーカイブズはなぜ斯くもわかりにくいのか──ヨーロピアナ・ファッションから学ぶこと」 「Europeana Fashion IPR Guidelines」(訳=水野祐、高橋由佳、岩倉悠子) 筧菜奈子「密やかに生成する文様──現代ファッションにおける日本の文様の行方」 松永伸司「なにがおしゃれなのか──ファッションの日常美学」 international perspective 研究機関紹介 テキスタイル・ミュージアム(オランダ、ティルブルフ) http://www.textielmuseum.nl 展覧会紹介 「危険な関係――18世紀におけるファッションとインテリア」 「ファッションにおけるクィアの歴史――クローゼットからキャットウォークまで」 「アントワープに着陸したファッション2001」 「シック・クリックス――現代ファッション写真における創造性と商業性」 書籍紹介 マリー・リーゲルス・メルキオール、ビルギッタ・スヴェンソン編『ファッションと美術館――理論と実践』 キム・K・P・ジョンソン、スーザン・J・トーントレ、ジョアン・B・アイシャー編著『ファッション・ファウンデーション――身体と衣服についての言説史』 キャロライン・エヴァンス『メカニカル・スマイル――モダニズムとフランス/アメリカにおける最初のファッションショー(1900-1929)』 ピーター・マクニール、サンダ・ミラーズ『ファッションについて書くこと、批評すること――その歴史、理論、実践』 研究者紹介 ティモ・リサネン https://timorissanen.com critical essay 高城梨理世「『名前がないブランド』の可能性──エレガンスとコンセプチュアルを巡って」 柴田英里「ドラッグ&ドラァグ──あらかじめ封印された『女の子カルチャー』と戦うための戦闘服としてのMILK」 NOSIGNER / 太刀川英輔「(YET)UNDESIGNED DESIGN デザインしないデザイン」 山内朋樹「イメージをまとわせる──植物のコラージュがかたちづくる亜生態系」 afterword
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vanitas No.003
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責任編集|蘆田裕史+水野大二郎 アートディレクション・デザイン|UMA/design farm 出版社|アダチプレス 定 価|1,800円+税 判 型|四六変型判 頁 数|232 ISBN|978-4-908251-03-0 初版|2014年6月[出版社在庫切れ] Contents interview proef http://proefdesigns.com 柳田剛 http://www.kyoto-seika.ac.jp/edu/faculty/yanagida-takeshi 脇田玲 http://wakita.sfc.keio.ac.jp+松川昌平 http://www.000studio.com paper 平芳裕子「ファッションを語る──雑誌とアメリカ」 水野祐「ファッションにおける初音ミクは可能か?──オープンソース・ハード『ウェア』としてのファッションの可能性」 趙知海「女性ファッション写真家たち──曖昧なイメージに込めるもの」 ゲオルク・ジンメル「モードの哲学」 大久保美紀「逆行する身体表象──『復活』するマネキンあるいはマヌカン」(公募) international perspective ・研究機関紹介 University of the Arts London http://www.arts.ac.uk ・展覧会紹介 「ハンドメイド──クラフトよ、永遠なれ」 「リップ!! ペーパーファッション」 「サステナブル・ファッション──ファッションは更新できるのか?」 「エクストリーム・ビューティー──つくり変えられる身体」 「モノを作ること/目的を築くこと──ブレス、ブーディッカ、サンドラ・バックランド」 ・書籍紹介 アンジェラ・マクロビー『ブリティッシュ・ファッションデザイン──ぼろ布かイメージか』 クレア・マッカーデル『あなたが着るべきもの──ファッションにおける5W1H』 ウルリッヒ・リーマン『虎の跳躍──ファッションのモダニティ』 フィリップ=アラン・ミショー『イマージュの人々』 ・研究者紹介 キャロライン・エヴァンス http://www.arts.ac.uk/research/ual-staff-researchers/a-z/professor-caroline-evans critical essay nukeme「テクノロジーと創造性について」 koso「Futuristic Elegance――Iris van Herpen試論」 久保寺恭子「空間とファッション──TOKYO RIPPER と衣服の物語」(公募) afterword
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vanitas No.002
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責任編集|蘆田裕史+水野大二郎 アートディレクション・デザイン|UMA/design farm 出版社|アダチプレス 定 価|1,800円+税 判 型|四六変型判 頁 数|232 ISBN|978-4-908251-02-3 初版|2013年6月 Contents foreword interview 西尾美也 http://yoshinarinishio.net 北山晴一 http://kitagumi.my.coocan.jp ここのがっこう http://www.coconogacco.com paper 南後由和「陳列とキュレーション――ユニクロ、コムデギャルソン、デミアン・ハースト」 成実弘至「21世紀スローファッション試論」 津田和俊「生きのびるための衣服」 渡辺洋平「衣服論事始め――衣服と時間あるいはメゾン・マルタン・マルジェラと反時代的なもの」 小林嶺「まなざしに介入するファッション―― 『ショー』という観点から」 関根麻里恵「リアルクローズ化する『マンガファッション』」(公募) international perspective ・研究機関紹介 IFM・パリモード研究所(フランス) http://www.ifm-paris.com ・展覧会紹介 「スペクター――ファッションが振り返るとき」 「衣服は現代的か?」 「マダム・グレ、芸術へ至るクチュール」「ベルギーファッション――アントワープスタイル」 「フィレンツェ・ビエンナーレ」 ・書籍紹介 ジャック・ローラン『着衣のヌード、脱衣のヌード』 エンリコ・クリスポルティ『未来派とファッション――バッラとその他の作家たち』 ジョアン・エントウィスル『ファッションの美的経済学――衣服とモデルにおける市場と価値』 フレッド・デイヴィス『ファッション、文化、アイデンティティ』 ・研究者紹介 『vestoj』 http://vestoj.com critical essay 星野太「ハトラ――『中性的なもの』の力学」 蘆田暢人「『雲のような場所』を巡って――ASEEDONCLÖUD試論」 HACHI「JUNYA SUZUKI/chloma――ネット以降の時代」 三村真由子「Ka na ta の身体を活かす服」(公募) afterword
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vanitas No.005 ファッション・デザイン・アート
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「『ファッションはアートなのか』という、半ば不毛な問いはいつまで立てられ続けるのだろうか」。そのような疑問が今号の特集「ファッション・デザイン・アート」の出発点にあります。アートを広く芸術の意味で捉え、そのサブカテゴリーに絵画や彫刻、デザインや映画、マンガや工芸などを位置付けるのであれば、もちろんファッションもそのサブカテゴリーのひとつとなるでしょう。しかしながら、アートを狭義の――絵画や彫刻などの――ファインアートと理解するのならば、それとファッションは違うものであることは言わずもがなでしょう。 とはいえ、ファッションとファインアートもまったくの無関係というわけではありません。欧米では、20世紀におけるファッションとファインアートの関係を検証するような展覧会が少なからず開催されているように、互いに目配せをしてきたともいえます。一方で、ファッション――正確に言えばファッションデザイン――はデザインの一分野でもあります。ただし、産業のあり方やビジネスの慣習など、他のデザインの領域と異なる点が多いことも事実でしょう。 今号では、ファッション・デザイン・アートがそれぞれ独立したジャンルであることを前提としながらも、現在において各分野がどのような関係を結びつつあるのか、多様な側面からの検証を試みます。インタビューでは、東京藝大で美学を学んだファッションデザイナーの小野智海氏、ファッションデザイナーやスタイリストとのコラボレーションも多い演劇作家の藤田貴大氏、Google の「プロジェクト・ジャカード」の開発にも携わるデザイナー/アーティストの福原志保氏の三者に話を聞いています。論文では、先述のファッションとアートをめぐる展覧会の意義を明らかにする利根川由奈氏、バイオファッションという新しい動向を探る高橋洋介・川崎和也両氏のテクストを掲載しています。その他、書籍紹介や展覧会紹介などでも本特集と共鳴するテーマを忍ばせています。 本誌は編者の見解を押しつけたり、明確な答えを提供したりすることは目指しておりません。読者諸氏が自身の見解を持つきっかけを提供すること、それさえできていれば私たちの目標は達成されたと言えるでしょう。本誌がファッション・デザイン・アートをめぐる思考を深める契機になることを願います。 [編集部より] 責任編集|蘆田裕史+水野大二郎 アートディレクション・デザイン|UMA/design farm 出版社|アダチプレス 定 価|1,800円+税 判 型|四六変型判 頁 数|176 ISBN|978-4-908251-06-1 初版|2018年3月 Contents interview 小野智海 http://tomoumiono.com 藤田貴大 http://mum-gypsy.com 福原志保 http://bcl.io paper 利根川由奈「20世紀のモードとアートにおける時間と作家性――1980年代以降の展覧会を手がかりに」 高橋洋介「バイオファッションにおける半生命的素材の諸問題」 川崎和也「バイオファッションデザインの探求[1]――技術と衣服のあいだを調停する思索的ファッションデザインは可能か」 難波阿丹「ユニクロのAir-Rhythm――インターフェイシングと触覚的価値の再創出」(公募) 井上一紀「アンリアレイジとモダニズムへの一度目の遡行」(公募) international perspective 研究機関紹介 ストックホルム大学ファッション研究センター https://www.ims.su.se/english/centre-for-fashion-studies 展覧会紹介 「ファッションの未来は今」 「ドリス・ヴァン・ノッテン――インスピレーションズ」 「ファッションとアート:1960年~1990年」 「イヴ・サン=ローラン」 書籍紹介 ティモ・リサネン、ホリー・マッキラン『ゼロ・ウェイスト・ファッションデザイン』 アニタ・ジェネヴァ、キャサリン・モリワキ『ファッションとテクノロジー』 ジュディス・クラーク&エイミー・ドゥ・ラ・ヘイ+ジェフリー・ホースリー『ファッションを展示すること──1971年以前/以降』 ディディエ・フェルファーレン編『ザ・ベルジャンズ――意外なファッションのストーリー』 研究者紹介 ヨハネス・レポネン(『Address』) http://www.addresspublications.com/magazine critical essay 上別府往輝「クリストバル・バレンシアガ論考」 中西雄祐「『台東デザイナーズビレッジ』から考えるファッションデザイナーの支援のあり方」 afterword