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ピアノを弾く哲学者——サルトル、ニーチェ、バルト[OUTLET]
¥1,320
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いっこうに上達しないショパンを弾くサルトル、驚くほど美しく繊細な手で弾くニーチェ、ピアノを弾いていると「何かが勃起する」バルト——。 ピアノ演奏をこよなく愛した三人の思想家の知られざる側面を浮き彫りにする 哲学と音楽が豊かに共演したエッセイ。 三人の思想家、サルトル、バルト、ニーチェ。彼らはともにアマチュアのピアニストで、ピアノをこよなく愛していた。とくに、彼ら三人の哲学者=ピアノ奏者には、三者ともに同時代の現象を論じていながらも、ショパンやシューマンといった19世紀ロマン派のピアノ曲を好んで演奏していたという共通点がある。本書は、彼らのピアノ演奏、音楽体験を取りあげながら、哲学的思考、時間性、家族・友人関係と演奏がいかに交錯していたのかを明らかにする。 [出版社より] 「著者は、三人の思想家の音楽に関する考えを整理分析するのではなく、むしろ、彼らの知られざる相貌を、音楽、ことにピアノとの関わりをとおして描く。サルトルはメロディーに、ニーチェは音色に、バルトはリズムに敏感だったと、それぞれの個性を見極めながら、哲学者とピアノとの具体的な関わりを、豊富なエピソードとともに示してくれる。 哲学者にとって音楽を実践する(演奏する)ことの意味が、彼らの哲学的実践と照らし合わせながら、問われるのだ。この名人芸的な節回しに身を任せることで、読者は、敷居の高い哲学者たちの内面に難なく招じ入れられることになる。本書の魅力は、このように肩肘張ることなく、哲学と音楽の共演を楽しめる点にある」 ——澤田 直(フランス哲学・文学者) 著 者|フランソワ・ヌーデルマン 訳 者|橘明美 解 説|澤田直 出版社|太田出版 定 価|2,400円+税 判 型|四六判/仮フランス装 頁 数|232 ISBN|9784778314156 発 行|2014年11月 Contents プロローグ 直観 オフビートのピアノ――サルトルの場合 なぜわたしはこんなにすばらしいピアニストなのか――ニーチェの場合 ピアノがわたしに触れる――バルトの場合 エピローグ 共鳴 Author フランソワ・ヌーデルマン François Noudelmann フランスを代表するサルトル研究者。パリ第8大学教授。ジョン・ホプキンス大学やニューヨーク大学の客員教授、全— 世界学院のコーディネーターなどを歴任。ドキュメンタリー映画でサルトルがショパンを弾くところを見て「新たなサルトル」を発見し、それを機に思想家とピアノの関係を探求、本書の上梓につながった。自らも優れたピアノ演奏者である。2002年以来、ラジオ・フランス・キュルチュールで哲学番組のパーソナリティを務め、哲学・文学・芸術について幅広く語り、人気を博している。著書多数。
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新 荒唐無稽音楽事典[OUTLET]
¥715
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私家版『荒唐無稽音楽事典』(2014年、焚書舎)に約100項目の増補をし、全面的に加筆修正を行った全1730項目の完全版。音楽の世界を縦横無尽に楽しむための知的財産危険図書。 本文より一部抜粋 【X JAPAN】えっくす‐じゃぱん〔バンド〕 NHKホールには日本最大のパイプオルガンがある。レピッシュのひとが借りに行ったら断られたそうだ。ところがYOSHIKIには簡単に貸した。世の中ヤンキーに優しくサブカルに厳しいという例である。 【セルジュ・ゲンズブール】Serge Gainsbourg(1928-1991)〔人物〕 世の女性に「嫌いな男性のタイプは?」と訊くと99%が「不潔なひと」と答える。セルジュ・ゲンズブールは2年くらい風呂に入らず、アルバート・アインシュタインみたいな髪形になって、ぼろぼろの服を着ていたのに、ブリジット・バルドー、アンナ・カリーナ、ジェーン・バーキン、バンブーと絶世の美女に惚れられた。矛盾である。 【ヘッドフォン】headphone〔電気〕 スタジオで演奏に集中しているミュージシャンに出前が届いたことを知らせる装置。 【ロック】rock〔ジャンル〕 リズム&ブルーズやカントリーを元に発達した、大人たちの消費主義や社会への服従に対する若者たちの反抗の表現音楽である。取り仕切っているのはもちろん消費主義の大人たちである。 [出版社より] 著 者|高木壮太 出版社|平凡社 定 価|1,300円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|272 ISBN|9784582837506 発 行|2017年02月 Contents 凡例 音楽史年表(有史以前~21世紀) 付録(ギター各部の名称、各地域で最も人気のあるバンド、音域表) 平凡社版によせて Author 高木壮太 Sota Takagi 1968年徳島県生まれ。鍵盤奏者。1990年代よりスタジオミュージシャン、音楽作家として活動を始める。数々のバンドのサポートミュージシャンとしても国内外で活躍し、現在はファンクバンド「CAT BOYS」キーボーディストや「井の頭レンジャーズ」プロデューサーとしても活躍。著書に『プロ無職入門』(P-Vine Books)。映像作品に『RAWLIFEとその時代』。
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魂の形式 コレット・マニー論
¥2,420
没後約四半世紀、今なお熱狂的なファンを持つフランス音楽史上最も偉大な歌手コレット・マニーの評伝、入門書にして世界初の研究書。 コレット・マニーとは誰か——。歌詞、インタビュー、著述等のテクストを考察し、一人の人間がいかにしてほかならぬその人となったのかを明らかにする。社会的強者が作り出す基準から著しく逸脱するコレット・マニーの声は、「鉱山労働者、移民労働者、第三世界の民衆、黒人奴隷、女性、性的少数者、知的障害の子、家畜化された動物や無数の海鳥が形成する無名の共同体の声」となり、周縁的存在の集合が音楽的自由に直結する稀有な芸術形式、魂を揺さぶるマイナー音楽となる。 コレット・マニー Colette Magny (1926-1997) 1926年フランスのパリ生まれの歌手。36歳でプロ・デビューし、フランス初の「真のブルーズ歌手」として注目を集める。1963年にCBSからリリースした〈メロコトン(Melocoton)〉がヒットし一躍スター歌手の座へ登りつめるが、すぐに商業主義と決別してル・シャン・デュ・モンドへ移籍。「シャンソン・アンガジェ(政治参加の歌)」の代表的歌手となる。その後ディエゴ・マッソンやアンドレ・アルミュロなどの現代音楽作曲家、フランソワ・テュスクやグループ・ダーマなどのフリージャズ・ミュージシャンとの共同作業によって、実験性と政治性を兼ねたアルバムを発表していく。歌、語り、叫び、呻きを混ぜ合わせた唯一無二のスタイルで、アントナン・アルトー、チェ・ゲバラからルイス・キャロルまで、ジャズ、ブルーズから子守唄までを自家薬籠中のものとした。1997年没。 [出版社より] 「ウーム・カルスーム? ビリー・ホリデイ? 美空ひばり? マリア・カラス?……そう、たしかに彼女らは偉大だったかもしれない。しかし、それはそれぞれの限られたジャンルの中での表現のレヴェルにおいて、たかだか歌い手として偉大だったにすぎない。だが、コレット・マニーは決定的に違う。それは、歌の表現云々以前の、音楽をする行為自体において、既に全く違う次元にあるのだ。」 ——大里俊晴 著 者|中村隆之 出版社|カンパニー社 定 価|2,200円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|256 ISBN|978-4-910065-07-6 発 行|2021年12月 Contents ●序章 コレット・マニー研究とは何か 問題の所在 方法論 先行研究と資料 本書の構成 ●第一章 フランスのブルーズ歌手 (1926–63年) テレビのなかの「スター歌手」 歌手を目指すまで デビュー――オーディション、ミレイユとの出会い オランピア劇場 最初のEP盤《メロコトン》 ショービジネス界からの訣別の意味するもの ●第二章 政治的シャンソンはフリーを目指す (1963–67年) 政治的シャンソンの時代へ 最初の政治的EP盤《キューバ万歳》 《チュイルリー宮》に仕掛けられた爆弾 フランス最初期のフリージャズ・レコード《すべて終わり》 さらなる表現の前衛へ――ビュラビュラ、アルトー、ジャバウォッキー ●第三章 「六八年五月」からブラックパンサー党との共闘へ (1967–72年) 孤独と連帯 ベトナムとの連帯 マニーの〈六八年五月〉 《火とリズム》と黒人差別への怒り ブラックパンサー党に捧げたアルバム《レプレッション》 ルポルタージュとしての歌――フランス北部の炭鉱労働者とスペイン・バスク地方の神父のために ●第四章 政治主義の彼方へ (1972–79年) 政治的であるよりも人間的であること 北アフリカの移民労働者に捧げたアルバム《ペニャ・コンガ》 チリ支援のためのヌエバ・カンシオン 政治主義との訣別とフリージャズを通じた再生 マニー作品の極点《顔゠村》 イスラエル/パレスチナ問題に捧げた音楽劇 障害を抱える子たちの声、この子たちの呟きを歌にすること ●第五章 自由であり続ける、最後の日まで (1979–92年) 妥協なき表現の探究 「わが兄」アルトーへの愛 スタンダード・ナンバーに託されたカミングアウト 《ケヴォーク》あるいは馴致不能のホロホロ鳥 いくつかの断片 アンコールとしてのラストアルバム《未発表曲集 九一年》 ●終章 魂の形式 ●あとがき ●ディスコグラフィー ●主要参考文献 ●人名索引 Author 中村 隆之 Takayuki Nakamura 早稲田大学法学学術院准教授。東京外国語大学大学院博士後期課程修了。フランス語圏を中心とする環大西洋文学、広域アフリカ文化研究、批評と翻訳。著書に『野蛮の言説』(春陽堂書店)、『エドゥアール・グリッサン』(岩波書店)、『カリブ-世界論』(人文書院)、訳書に『ダヴィッド・ジョップ詩集』(夜光社)、エドゥアール・グリッサン『痕跡』(水声社)、解説にオレリア・ミシェル『黒人と白人の世界史』(明石書店)などがある。
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新版 ECMの真実
¥4,180
1973年にECMがECMレーベルをまとっての国内プレス盤の発売以来50周年を迎える2023年。一度は発作に倒れた総師マンフレート・アイヒャーが不死鳥のように蘇り80歳を迎える。河出書房新社より2001年(初版)、2009年(増補改訂版)と刊行され、日本の音楽ファンに読み継がれてきた『ECMの真実』をさらに大幅に増補改訂した『新版 ECMの真実』。 1969年にマンフレート・アイヒャーによって設立されたECM(Edition of Contemporary Music)Recordsは、“沈黙に次ぐ最も美しい音(The Most Beautiful Sound Next to Silence)”をコンセプトに50余年にわたって今なお唯一無二の存在であり続けている。ドイツ・ミュンヘンで20代の若者が始めた小さなレーベルは、いかにして世界を牽引するレコード会社となったのか。本書はECMの初期10年間にレーベル・マネジャーとして尽力した著者による無類の歴史物語=ECMの真実であり、とりわけ日本とのかかわりがECMにとって強力な起爆剤となっていたことが克明に描き出される。 マンフレート・アイヒャーを軸として浮かび上がる「ECMの軌跡」、さまざまな関係者の証言による「ECMの伝説」の2部構成。今回の「新版」では、ECMと深い関わりのある人物のインタヴューを多数追加し、また日本におけるECM受容の一端を示す資料を掲載する。約200ページ増の大ヴォリューム。現代音楽としてのジャズ、前衛音楽としてのクラシック、“沈黙に次ぐ最も美しい音”に迫る。 [出版社より] 著 者|稲岡邦彌 出版社|カンパニー社 定 価|3,800円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|576 ISBN|978-4-910065-11-3 発 行|2023年04月 Contents まえがき 巻頭に寄せて マンフレート・アイヒャー キース・ジャレット 【第 Ⅰ 部 ECMの軌跡】 ●第1章 トーチを受けて 黎明期 1 リンダウ、ベルリン、ミュンヘン 2 マル・ウォルドロン 3 ディストリビューション 4 ポール・ブレイ 5 初プロデュース ●第2章 異端としての出発 1970年代 1 ヤン・ガルバレク 2 ヤン・エリック・コングスハウク 3 デイヴ・ホランド 4 チック・コリア 5 独占契約 6 アンソロジー 7 デイヴ・リーブマン 8 ジョン・アバークロンビー 9 キース・ジャレット 10 スタンダーズ ●第3章 新たな挑戦 1980年代 1 アート・アンサンブル・オブ・シカゴ 2 ジャック・ディジョネット 3 フォト・セッション 4 契約終了 5 コリン・ウォルコット 6 ドン・チェリー 7 ニュー・シリーズ 8 パット・メセニー ●第4章 メディアを超えて 1990年代 1 ECMと映画 2 『レインボー・ロータス』 ●第5章 創立50周年に向けて 2000年以降 1 オスロの虹 2 ECMと日本(日本人) 3 ニュー・シリーズを総括する 4 創立40周年を迎えて 5 アイヒャー生誕70年と周年イベント 【第 Ⅱ 部 ECMの伝説】 ●第6章 証言 01トーマス・ストゥーヴサント/02ハンス・ヴェンデル/03スティーヴ・レイク/04リー・タウンゼント/05デイヴィッド・ベイカー/06カーラ・ブレイ/07中野雄/08鯉沼利成/09及川公生/10矢野泰三/11大江旅人/12福井亮司/13大村幸則/14五野洋/15丸茂正樹/16内藤忠行/17菅野沖彦/18オノ セイゲン/19原田和男/20佐々木吉彦/21斉藤嘉久/22海老根久夫/23多田雅範/24堀内宏公/25ヤン・ガルバレク/26デイヴ・ホランド/27キース・ジャレット/28ジャック・ディジョネット/29ゲイリー・バートン/30ラルフ・タウナー/31デイヴ・リーブマン/32ジョン・アバークロンビー/33リッチー・バイラーク/34トマシュ・スタンコ/35エグベルト・ジスモンチ/36ミロスラフ・ヴィトウス/37ジョン・サーマン/38ディノ・サルーシ/39アルヴォ・ペルト/40小曽根真/41キム・カシュカシャン/42ハイナー・ゲベルス/43マルクス・シュトックハウゼン/44チャールス・ロイド/45ドロシー・ダー/46ギヤ・カンチェーリ/47ケティル・ビヨルンスタ/48レーナ・ヴィッレマルク/49ヘルベルト・ヘンク/50ヨン・バルケ/51アリルド・アンデルセン/52スタンリー・カウエル/53スティーヴ・キューン/54トム・ファン・デア・ゲルト/55シュテファン・ミクス/56ポール・ブレイ/57マリリン・クリスペル/58ビル・フリゼール/59加古隆/60エンリコ・ラヴァ/61ステファーノ・ボラーニ/62ニック・ベルチュ/63ジョルジュ・グルンツ/64タイガー大越 ●第7章 対話 01 マンフレート・アイヒャー 02 スティーヴ・レイク 03 サン・チョン 04 ロベルト・マゾッティ 05 ポール・ブレイ 06 ヴァネッサ・ブレイ 07 アリルド・アンデルセン 08 キース・ジャレット 09 トーマス・モーガン 10 マティアス・アイク 11 ヤコブ・ブロ 12 イーサン・アイヴァーソン 13 菊地雅章 14 福盛進也 15 田中鮎美 16 デュオ・ガッザーナ 17 J.A.ファーバーとJ.E.コングスハウクを継ぐエンジニアたち ●第8章 エッセイ広告 『ユリイカ』 『カイエ』 あとがき 索引 Author 稲岡 邦彌 Kuniya Inaoka 1943年伊丹市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。1973年、トリオ・ケンウッド時代に独ECMとライセンス契約を交わし、以来10年間、レーベル・マネジャーとしてECMの市場開発に尽力する。その間、洋楽部長、制作部長を歴任。2004年、web-magazine「JazzTokyo」を共同創刊、編集長に就任。音楽プロデューサーとして1998年、ジャズ・レーベル Transheartを設立、菊地雅章、ポール・ブレイ、リッチー・バイラークなどのアルバムを、2020年、King International内にNadja21レーベルを創設、中牟礼貞則&三吉功郎、渋谷毅&仲野麻紀などのCDをそれぞれ制作。共著に『ジャズCDの名盤』(文春新書)、編著にCD-ROM/BOOK『及川公生のサウンド・レシピ』(ユニコム)『増補改訂版 ECM Catalog』(東京キララ社)がある。
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星沙たち、
¥2,200
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音楽のために、生きている。青葉市子、はじめてのエッセイ集。 夢と現実が溶け合う、永遠に似た時間。深い海に潜って見つけた、小さな創作のかけら。 「大雨みたいな拍手が聞こえる。様々な人生のひとときを預かる、ステージの袖で、深呼吸をしている。どうか音楽よ、私たちを包んでと祈りながら。」 イラスト=青葉市子、装幀=名久井直子。 [出版社より] 著 者|青葉市子 出版社|講談社 定 価|2,000円+税 判 型|四六変型判/上製 頁 数|176 ISBN|9784065394946 発 行|2025年05月 Contents 1.停泊する商店街 2.手のひらの地球儀 3.夢のありか 4.蠢く聲たち 5.海の枕 6.空に浮かぶ塔 7.混線と結束 8.めくるめく旅路 9.兎の尾龍の爪 10.丘の上の青い光 11.水瓶 12.春のあらわし 13.翠たちの夢 14.あお、みどり。 15.夢法師 16.ねえ、ペンギン。 あとがき Author 青葉 市子 Ichiko Aoba 1990年生まれ。音楽家。自主レーベル〈hermine〉代表。 2010年のデビュー以来、8枚のオリジナル・アルバムをリリース。クラシックギターを中心とした繊細なサウンドと、夢幻的な歌声、詩的な世界観で国内外から高い評価を受けている。2021年から本格的に海外公演を開始し、数々の国際音楽フェスティバルにも出演。音楽活動を通じて森林・海洋保全を支援するプロジェクトにも参加している。2025年1月にはデビュー15周年を迎え、約4年ぶりとなる新作『Luminescent Creatures』を2月にリリース。 同月下旬からキャリア最大規模となるワールドツアー〈Luminescent Creatures World Tour〉を開催し、アジア、ヨーロッパ、北米、南米、オセアニアで計50公演以上を予定。 2023年5月号より『群像』でのエッセイ連載を開始、本書が初の単行本となる。FM京都〈FLAG RADIO〉では奇数月水曜日のDJを務めるほか、TVナレーション、CM・映画音楽制作、芸術祭でのパフォーマンスなど、多方面で活動している。
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ブラック・カルチャー 大西洋を旅する声と音
¥1,056
奴隷とされた人々は、いかにして新大陸で声と音の伝統を再創造していったのか。ブラック・カルチャーの歴史と現在を旅する。 約400年にわたり、大西洋を航海した奴隷船。「裸の移住者」としてアメリカ大陸に連行された人々は、いかにしてアフリカの声と音の伝統を再創造し、次世代へと繋いでいったのか。アフリカへの帰還という主題から、音楽、文学、アートなどを横断的に捉え、その歴史と現在を旅する。世界にひろがるブラック・カルチャーへの招待。 [出版社より] 著 者|中村隆之 出版社|岩波書店[岩波新書] 定 価|960円+税 判 型|新書判/並製 頁 数|254 ISBN|9784004320616 発 行|2025年04月 Contents はじめに ブラック・カルチャーをめぐる旅へ 第一章 アフリカの口頭伝承 教室のなかのアフリカ 口承の伝統 口頭伝承のなかの音文化 マンデ系社会のグリオ 語り継がれる叙事詩 第二章 奴隷船の経験 奴隷貿易を想像する 奴隷制と西アフリカ 西欧人を取引相手とした奴隷売買 『ルーツ』にみる大西洋奴隷貿易 奴隷船上での歌と反乱 女性たちの抵抗、死者たちの声 第三章 アメリカスに渡ったアフリカの声と音 奴隷制社会をめぐる資料 聞き書きという方法 裸の移住者 ネオ・アフリカ文化 アフリカ由来の精神文化 ヴードゥーの儀式 文化維持という抵抗 ドラミングと太鼓 第四章 自由を希求する共同体の歌 合衆国の奴隷制時代の歌 アメリカスに息づくアフリカの声 スピリチュアルと呼ばれる歌 「ブラック」という共同体意識 哀しみの歌 黒人神学におけるスピリチュアルの意義 世俗的スピリチュアルとしてのブルース 第五章 合衆国のブラック・ミュージック 変わりゆく同じもの ジャズの始まり アームストロングの声 ジャズにおける創意と即興 混交するジャンル ソウル・オブ・ア・ネーション カバーによる伝統の構築 第六章 アメリカスからアフリカへ アメリカスのブラック・ミュージック アフロ・ブラジル音楽の展開 アフロ・カリブ音楽の多様性 アフリカへの帰還 同じリズム、いくつもの歴史 ブラック・カルチャーをめぐる次の旅へ 第七章 文字のなかの声 文字世界への参入 「トーキング・ブック」としての奴隷体験記 声の作家ハーストン 集団としての黒人の声の表現 クレオール語の口承性 声の歴史 第八章 奴隷貿易・奴隷制の記憶の光と影 記憶の場所 ユネスコの取り組み 「奴隷の道」プロジェクト 構築される記憶 文学のなかで語られる闇の記憶 奴隷貿易の闇 第九章 ブラック・ミュージックの魂 ブラック・パワーの潜在力 ナショナリズムを越えて ブラック・アーツ運動 ブラック・ジャズ共同体 ブラック・スピリチュアル ラップのスピリチュアリティ 第一〇章 ブラック・スタディーズとは何か 知の枠組みのラディカルな変革 アフリカ中心主義 ブラック・エクスペリエンス主義 ブラック・フェミニズム、ブラック・クィア・スタディーズ 『ブラックパンサー』とアフロフューチャリズム アフロフューチャリスト アフロペシミズム理論 ブラック・スタディーズの再規定 第一一章 ブラック・カルチャーは誰のものか 知の脱植民地化 収集と分類 脱植民地化と返還 ミュージアムの脱植民地化 文化の盗用とは何か ブラックをめぐる呼称 文化は混交する 第一二章 未来に向けて再構築されるルーツ 〈関係〉の思想 環大西洋的連帯 存在論的傷 記憶の継承と発掘 クレオール化のダイナミズム ルーツの再構築 〈全−世界〉のヴィジョン 主要参考文献 あとがき 〈関係〉のなかの私的物語 Author 中村 隆之 Takayuki Nakamura 1975年東京都生まれ.2006年東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了.博士(学術).早稲田大学法学学術院教授.専攻―フランス語圏文学,環大西洋文化研究. 著書―『カリブ世界論』(人文書院,2013),『エドゥアール・グリッサン』(岩波書店,2016),『野蛮の言説』(春陽堂書店,2020),『魂の形式 コレット・マニー論』(カンパニー社,2021),『第二世界のカルトグラフィ』(共和国,2022),『環大西洋政治詩学』(人文書院,2022)ほか. 訳書―『痕跡』(水声社,2016),『マニフェスト 政治の詩学』(以文社,2024)ほか. 編訳書―『ダヴィッド・ジョップ詩集』(夜光社,2019). 共訳書―『アフリカ文学講義』(みすず書房,2022),『黒人法典』(明石書店,2024),『カリブ海序説』(インスクリプト,2024)ほか.
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音盤の来歴――針を落とす日々
¥1,980
虐殺が続く世界の片隅で、静かにレコードに針を落とす。音楽に守られた日々の記録。 アメリカで神学と人類学を学び、自分のVOICEを探す日々の裏で、心の支えとなった音楽があった。ブルーズ、ジャズ、ロック、ソウル……。いまも保持する愛着の深い音盤群と、ニューヨークで、ノースカロライナで、そして沖縄で出会った心やさしき人々との交流をもとに語る生活の記録。ガザで、ウクライナで、シリアで虐殺が続くなか、音楽はシェルターとなりうるか? 若き神学・人類学者による、世界の片隅からの祈りにも似たメッセージ。 「わたしがレコードを聴いていたのも、結局は似たような理由からだったのだと思う。ときにあまりに残酷で醜悪な世界から身を隠すため。閉ざされた内密の空間で生を実験するため。歌ってみたり、踊ってみたり、もうひとつの世界を、ありえたかもしれない今を想像したりして。もちろんレコードは片面二十分足らずで終わってしまうのだけれど。そしたらまた針を落とせばいい。そうしている少しの間、この世界をかたわらへ寄せて、別の世界へ、あるいは別の惑星へ」——「あとがき」より [出版社より] 「ここには、人間を生かそうとする言葉が書かれている」 ──永井玲衣 「1枚のレコードを通じて関係する、無数の人生。この世界を諦めずに歩んでいきたいと思いました」 ──後藤正文 著 者|榎本空 出版社|晶文社 定 価|1,800円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|240 ISBN|978-4-7949-7463-1 発 行|2025年03月 Contents はじめに ■Side A アラン・トゥーサンと過去をかたわらに寄せることの勇気について ライ・クーダーとチャイナタウンのアパートの屋上から見えた月 レオン・レッドボーンと初めてのレコードプレイヤー メイヴィス・ステイプルズを聴きに501に背を向ける ハービー・ハンコックとアメリカで車を売ること ドニー・フリッツと自由の瞬間 ビートマスとレコードのないクリスマス ■Side B ドクターQが教えてくれたり、教えてくれなかったりしたいくつかのこと 『アメイジング・グレイス』を探して フランシスコのサンクチュアリ 黒いキリスト、メアリー・ルー・ウィリアムスを記念して 豚と詩人 レコードにまつわる抜き書きのアーカイヴ、あるいは百年目のボールドウィンへ 細野晴臣を聴いていた夜のこと クラシックでしまくとぅば ドン・コヴェイがシャウトする朝 あとがきにかえて Author 榎本 空 Sora Enomoto 1988年、滋賀県生まれ。沖縄県伊江島で育つ。同志社大学神学部修士課程修了。台湾・長栄大学留学中、C・S・ソンに師事。米・ユニオン神学校S. T. M 修了。文筆家、翻訳家。伊江島の土地闘争とその記憶について研究している。著書に『それで君の声はどこにあるんだ?──黒人神学から学んだこと』(岩波書店)、翻訳書にジェイムズ・H・コーン『誰にも言わないと言ったけれど――黒人神学と私』(新教出版社)、サイディヤ・ハートマン『母を失うこと──大西洋奴隷航路をたどる旅』(晶文社)がある。『母を失うこと』で第十回 日本翻訳大賞受賞。
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K-POPはなぜマイノリティを惹きつけるのか
¥2,640
男性アイドルを好きなレズビアン、女性アイドルを愛するゲイ、BLと当事者性をめぐる探索、実在のアイドルで遊ぶ物語、フィクションにおけるトランス嫌悪、ボーイッシュな女性アイドルのかっこよさ……。 H.O.T.のデビューから始まる第1世代、東方神起がアイドル文化を本格化した第2世代、EXOに代表される第3世代、BTSやBLACKPINKが牽引する第4世代。世界とアジアと韓国のK‐POP受容を読み解きながら、性別二元論ではなくクィアの視点でK‐POPの魅力を語る画期的論集。 [出版社より] 編著者|ヨン・へウォン 訳 者|キム・セヨン、キム・ミンジョン、パク・キョンヒ 出版社|河出書房新社 定 価|2,400円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|296 ISBN|978-4-309-23151-8 発 行|2024年12月 Contents 第1章 世代論から読み解くK‐POPのクィアネス 第2章 K‐POPとK‐POPのディーバネス 第3章 「男性アイドルが好きなレズビアン」のための弁論:レズビアンのコミュニティ内で警戒される、「非常にレズビアンっぽい」欲望について 第4章 「当事者性」を構成する:BL、幻想、欲望 第5章 ファン・フィクション・クィアバディズム:クィア文化の様々な体位 第6章 Twilight Zone:女ドル・ファンフィクにおける愛という世界観―私が魅了された物語、その眩しさを目撃した者の証言 第7章 男性アイドルのアルペス文化におけるトランス嫌悪:「トランス的な」世界で起きている「トランス嫌悪」について 第8章 典型的ではない女性アーティストの系譜:トムボーイ、ガールクラッシュ、そして女ドクのクィアリング 第9章 女性‐クィア・フェミニストがガールズグループを愛する方法 第10章 K‐POPのジェンダー・クィアな美学 第11章 身体とジェンダーの隙間で連帯する:アイドルが遂行するトランス・フェミニズム Editor & Author ヨン・ヘウォン 大学院で社会学を研究。クィアとセクシャリティをテーマにさまざまなジャンルで企画・執筆活動を続ける。セミナー「2020クィアドロジー」や、朗読劇「エログロ京城」などを企画し、雑誌『them』を発行。 Translator キム・セヨン ソウル生まれ。梨花女子大学通訳翻訳大学院修士課程卒業。現在、同大学院博士課程在学中。訳書に、イ・ミンギョン『脱コルセット:到来した想像』(共訳)など。 キム・ミンジョン KBS通信員。東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士課程単位取得退学。訳書に、チェ・スンボム『私は男でフェミニストです』、ソ・ユミ『終わりの始まり』など。韓国語への翻訳も手がける。 パク・キョンヒ 梨花女子大学国際大学院博士課程在籍。梨花女子大学通訳翻訳大学院、韓国文学翻訳院、チェッコリ翻訳スクールで翻訳を教えている。訳書に、ポムリュン『誰よりも先にあなたが幸せになりなさい』など。
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神戸、書いてどうなるのか
¥968
食堂、酒場、喫茶店、銭湯、本、レコード、散歩……108のエッセイで語る、神戸の暮らしと記憶。装画=坂本慎太郎、解説=tofubeats。 神戸。海と山に挟まれたその街には、食堂、酒場、喫茶店、レコード店、書店、映画館、商店街、銭湯など人々に愛される場所があり、その街についての素晴らしい本や歌があり、著者の大切な思い出がある。108のエッセイで語る、ひとつの街の暮らしと記憶。「私が愛した神戸の多くのものは姿を消したけれど、神戸が面白くなくなったとは言わない」。写真・イラストマップも収録。 [出版社より] 著 者|安田謙一 出版社|筑摩書房[ちくま文庫] 定 価|880円+税 判 型|文庫判/並製 頁 数|288 ISBN|978-4-480-43966-6 発 行|2024年06月 Contents 第一章 食べたり?んだり、神戸 第二章 ぶらぶら歩く、神戸 第三章 神戸を読む、観る、聴く、買う 第四章 神戸の記憶 第五章 神戸育ちのてぃーんずぶるーす 暴力戦士 西東三鬼――単行本版あとがきにかえて 神戸、そして――文庫版あとがきにかえて 解説 「神戸、書いてどうなるのか」について書いてどうなるのか tofubeats 写真/永田収 イラスト/山内庸資 カバーイラスト/坂本慎太郎 デザイン/中村道高(tetome) Author 安田 謙一 Kenichi Yasuda 1962年神戸生まれ、神戸在住の「ロック漫筆家」。ポップカルチャーを中心に様々な媒体で執筆を行うほか、CD監修、ラジオDJなど多岐にわたって活動する。著書に『ピントがボケる音』(国書刊行会)、『なんとかと なんとかがいた なんとかズ』(プレスポップ)、『ライブ漫筆』(誠光社)があり、市川誠との共著に『すべてのレコジャケはバナナにあこがれる。』(太田出版)、辻井タカヒロとの共著に『ロックンロールストーブリーグ』(音楽出版社)、『書をステディー町へレディゴー』(誠光社)がある。
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ロックの正体 ――歌と殺戮のサピエンス全史
¥2,200
なぜ歌うのか? なぜ踊るのか? なぜ戦うのか? ロック文化から見えてくる、ヒト 700 万年の Like a Rolling Stone! ロックとはなんだったのか? 進化心理学、認知科学、神経科学、人類学、霊長類学、自然主義哲学、二重過程理論、処刑理論、生物学的市場仮説、お婆ちゃん仮説 etc. ──最新のサイエンスと歴史知識を駆使してロック文化を多角的に考察する。情熱的に語られがちなロックを、冷静に、理性的に、縁側で渋茶をすするお爺さんのように語る、ポップカルチャーの哲学。好評連載「ロックの正体」(晶文社スクラップブック)を完全書籍化。 [出版社より] 著 者|樫原辰郎 出版社|晶文社 定 価|2,000円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|384 ISBN|978-4-7949-7356-6 発 行|2023年04月 Contents 1 おもむろに、老人がロックを語り始める 2 森のゴリラのダンスパーティ 3 なぜ歌うのか? なぜ踊るのか? なぜ戦うのか? 4 奴隷と自己家畜化のロックンロール 5 協力と競走の協奏曲 6 ロックンロールがロックに変化して実存主義と出会う 7 良かれと思って Highway to Hell 8 メインストリートの文学者 9 ドラッグ・フロイト・ロックンロール 10 熱く語れ!……その結果 11 暗い時代の小春日和 12 メイド・イン・ジャパン 13 発表します。資本主義の正体について 14 ミスマッチにより青年は荒野を目指す 15 文明化と道徳化のロックンロール 最終楽章 CODA ロックの正体 Bonus track あるいは参考文献という名のブックガイド Author 樫原 辰郎 Tatsuro Kashihara 映画監督・脚本家・文筆家。1964 年大阪生まれ。大阪芸大在学中に海洋堂に関わり、完成見本の組立や宣伝などを手がけた後、脚本家から映画監督に。監督作に『美女濡れ酒場』、脚本作に『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』など。著作に『海洋堂創世記』『「痴人の愛」を歩く』(白水社)、『帝都公園物語』(幻戯書房)がある。
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犬の生活/ヒトデの休日
¥1,078
YMO時代の裏話、趣味の釣り、酒席でのエピソード、少年時代の思い出、愛犬と過ごす日々……。自虐的で洒脱なユーモアから溢れ出る、世界的音楽家のパーソナリティとライフスタイル。 名エッセイ『犬の生活』『ヒトデの休日』の2冊を集成し、待望の文庫化! YMO結成から数々のソロ・ワークスへと至る輝かしいキャリア、レコーディングの裏話、趣味の釣り、酒席でのエピソード、幼少時の思い出、そして自身の運命が動いた軽井沢の一日……。自虐てなユーモアに包まれながら浮かび上がる高橋幸宏のパーソナリティとライフスタイル。音楽・映画・ファッションなど、ジャンルを越えて多くの人に愛された高橋幸宏の世界。 解説は盟友・細野晴臣。YMOやSKETCH SHOWで活動を共にした細野晴臣が、本書のために文章によるインタビューに答えています。最も近くで活動した細野ならではの知られざるエピソードや愛情に溢れたまなざしは、翻って高橋幸宏の魅力を豊かに伝えてくれます。 [出版社より] 著 者|高橋幸宏 出版社|河出書房新社[河出文庫] 定 価|980円+税 判 型|文庫判/並製 頁 数|320 ISBN|978-4-309-42121-6 初 版|2024年07月 Contents Ⅰ 犬の生活 青山ロマネコンティ事件/スタジオ・プレーヤーの条件/み~んな嘘つき/危険な磯釣り/ルル/お茶漬の夜/対話Ⅰ/美談では、ある!?/恐怖のお城スタジオ/ディスポーザブル・マインド/青空と大魔神/ビートで行こう!/クリスマス・イブ/寝不足の朝、運動不足の夜/対話Ⅱ/父、ありき/熱川の怪/1988年・夏/浮雲/犬の生活/オレンジ色の港/「あとがき」のようなもの Ⅱ ヒトデの休日 ヒトデたちの休日/やっぱり犬が好き/言葉、その表現についての考察/HOTな夏/フランスの想い出1/フランスの想い出2/フランスの想い出3(番外編)/フランスの想い出4/普通の毎日/ポジティブで行こう/準備万端の落とし穴/マルガリータの夜は更けて/僕が「モデルさん」と呼ばれた日/愛と哀しみのバイオ/石垣はきょうも晴れだった/集中合宿逃亡不可缶詰式レコーディング/料理は愛情/12月に思うこと/あとがきにかえて 解説 大袈裟ではなく「世界一お洒落なミュージシャン」であり、純粋で、優しい心の持ち主。他にいないんです。(細野晴臣) Author 高橋 幸宏 Yukihiro Takahashi 1952年東京生まれ。78年、細野晴臣・坂本龍一とYMOを結成。内外の音楽やアート/カルチャーに圧倒的な影響を残しつつ83年「散開」。その後もソロやpupa、METAFIVEなどで活躍。2023年没。
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ROCK&ROLL RECORDER
¥3,080
SOLD OUT
ビートルズ、チャック・ベリー、パンクの衝撃などを、所有のレコードの写真とともにエッセイ調の文章で回想! THE BLUE HEARTS、THE HIGH-LOWS、ザ・クロマニヨンズのギタリストとして、聴き手の人生に寄り添い続ける数多くの名曲を生み出してきた"マーシー"こと真島昌利。本著『ROCK&ROLL RECORDER』は、真島が若き頃に手に入れたアナログレコードを軸に、人生の転機となったザ・ビートルズとの出会いや、初めて手に入れたエレキギターについて、仲間とバンドを結成して臨んだ初ライブ、"ロックンロールの神様の声がリアルに響いた"というパンクロックから受けた衝撃など、幼少期からミュージシャンになるまでの歩みを自身の言葉によって振り返る貴重な1冊。200枚を超える真島の私物のレコードの写真を撮り下ろしたディスクガイドでありながら、「TRAIN-TRAIN」「チェインギャング」「青空」「夢」「アンダルシアに憧れて」「青春」「紙飛行機」「エルビス(仮)」など、作詞家としても名曲を生み出してきた、"マーシー節"の効いたエッセイとしても楽しむことができる、"自伝的ディスクガイド"というべき内容です。 [出版社より] 著 者|真島昌利 出版社|ソウ・スウィート・パブリッシング 定 価|2,800円+税 判 型|B5変型判/上製 頁 数|144 ISBN|9784991221101 初 版|2022年02月 Contents ・ビートルズの衝撃! ・ギター革命 ・ロックンロール・ア・ゴー・ゴー! ・夏のリズム・ギター ・ミート・ザ・ローリング・ストーンズ! ・コンテスト&オリジナル ・パンク・ロック大爆発! ・MR.ジョー・ストラマー ・キック・アウト・オブ・ザ・ジャム! ・パンク・ロック・ジャングル ・ロンドンとかニューヨークとかジャマイカ ・ネオアコ暴動! ・日本のCool Beat ・チットチャット Author 真島 昌利 Masatoshi Mashima 1962年、東京出⾝のミュージシャン。THE BLUE HEARTS、THE HIGH-LOWSのギタリストとして活躍したのち、 現在はザ・クロマニヨンズで活動中。⾃⾝のバンドのみならず、他アーティストへ提供する詞や曲も評価が⾼い。 代表曲として、「TRAIN-TRAIN」「チェインギャング」「⻘空」「夢」「アンダルシアに憧れて」「⻘春」「紙⾶⾏機」「エルビス(仮)」など。
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ピンク・フロイド VS キング・クリムゾン プログレ究極対決
¥2,420
SOLD OUT
世界初の徹底比較分析論。ロックのアーキタイプ(元型)を、究極まで突き進んだ無双2大バンドの対立項から探る。 ロックの果てに何があったのか? 永久不滅のレガシィは、「コンセプト」と「美学」の両極にあり! プログレッシブ・ロックを論じた書物は世界中に山ほどあるが、その頂点に立つピンク・フロイドとキング・クリムゾンがあらゆる面で両極端に振りきれていることは、まったく見過ごされてきた。この「両極」の振れ幅の中にロックの全てがあると言ってもよい。 ●こんな方に読んで欲しい! ・プログレについて熱く、深く、語りたい ・ますます再発や活動が活発な両バンドを新しい視点で聴きたい ・自分でも独創的な音楽を創ってみたい ●パラパラとでも立ち読みして欲しい ・いま、なぜ「プログ」「プログレ」を聴くべきなの? ・両バンドの何が凄いのかわからない ・キング・クリムゾンは敷居が高くて敬遠してきた [出版社より] 著 者|大鷹俊一・高見展・茂木信介 出版社|DU BOOKS 定 価|2,200円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|448 ISBN|9784866471716 初 版|2022年05月 Contents はじめに 21世紀に復権する「プログレDNA」の美学と方法論 第1章 誰も語らなかった「2大バンドの両極性」 第2章 シド・バレットの幻影と闘いつづけたピンク・フロイド 第3章 半世紀以上も「輪廻転生」を繰り返したキング・クリムゾン 第4章 「大いなる両極」、比較論から見えてくる驚異の本質 第5章 プログレ好き日本人に捧げる究極討論!!《大鷹俊一×高見展×茂木信介》 第6章 厳選10枚対決! ディスコグラフィー徹底比較 第7章 共通する永遠不滅の5大レガシィ 第8章 「プログレDNA」の果てしなき冒険
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Jazz The New Chapter
¥1,760
SOLD OUT
「コルトレーンの時代にヒップホップやYouTubeがあったら、ジャズは別物になっただろう。そんな時代に生まれたのが俺たちの世代だ」 バック・カタログだけがジャズじゃない! 閉塞的な業界の空気を突き破り、創立75周年を迎えた名門ブルー・ノートの「今」を体現する風雲児ロバート・グラスパーを主人公に据え、稀に見る盛り上がりを見せつつも体系的にまとめられることのなかった2000年代以降の海外ジャズ・シーンに特化して紹介する一冊。 多彩な音楽ジャンルを自在に横断し、気がつけばあらゆるリスナーの耳に響く刺激的な音楽となっていた最新系ジャズを詳細に解説。もちろん世界初の試み。 [出版社より] 監 修|柳樂光隆 出版社|シンコー・ミュージック 定 価|1,600円+税 判 型|B5判/並製 頁 数|180 ISBN|978-4-401-63952-6 初 版|2014年02月 Contents ■ PART.1 WHY DO WE TRY ロバート・グラスパー以前/以後のパースペクティヴ Introducing Robert Glasper ジャズ新時代を担うワイルド・チャイルドの歩み Discography Robert Glasper Column 真価を発揮するエクスペリメントのライヴ・レポート Pre-Story ジャズmeetsヒップホップを巡る変遷と更新 Robert Glasper Experiment Members 規格外な“実験”バンドの顔ぶれ The Evolution Of JAZZ DRUMMING エクスペリメント成功の鍵を握ったドラムの進化論 Interview Chris Dave Mark Colenburg Derrick Hodge Robert Glasper’s Connection ジャズとアーバンを跨ぐ男が繋げた交流関係 ロバート・グラスパー周辺から広がる20枚 Column ロバート・グラスパーのプロデュース・ワーク TALK SESSION ロバート・グラスパーとは何なのか? 3人の評論家で語ってみた (村井康司×原 雅明×柳樂光隆) Special Column 「ジャズの歴史」が終わったあとに(中山康樹) Interview Kenny Garrett Special Interview 山中千尋 人気ピアニストが最新系ジャズの魅力を語る NY LIVE HOUSE REPORT ジャズの街で才能を育む“現場”から見える風景 ■ PART.2 JAZZ AIN’T NOTHIN’ BUT SOUL 新世紀に花開いた新しいジャズの可能性 Blue Note Frontline 由緒正しき名門による格闘の記録 Jose James Gregory Porter Interview 黒田卓也 Artist Pickup Esperanza Spalding Kendric Scott Gretchen Parlato Vija lyer Kurt Rosenwinkel Brad Mehldau Brian Blade Nicholas Payton Jazz+More ジャンルの融合と解体を巡るいくつかの考証 Jazz Meets Folk / Country / Indie-Rock / Brazilian Music LA Jazz Community Future Jazz After Post-Rock / Experimental Jazz Nordic Post-Jazz Jazz The New Standards “今”を彩る100枚のアルバム Column Mベースが今日のジャズにもたらしたもの Column インターネット・カルチャーとジャズ LABEL Selection 注目度の高い14レーベルを厳選紹介 The Newest Nap Of WORLD JAZZ ワールド・ジャズの新しい勢力地図 Interview Tigran Hamasyan Avishai Cohen Disc Selection World Jazz 2000~10’s Column ラテン・ジャズ発展の道のりと台頭する新世代 Index Profile
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Jazz The New Chapter 2
¥1,870
SOLD OUT
「21世紀以降のシーンを網羅した世界初のジャズ本」として今年2月に刊行されるや否や、大反響を巻き起こし、重版を繰り返す好セールスを続けている『Jazz The New Chapter』。本書とコラボしたコンピ&リイシューもユニバーサルミュージックより先日発売されるなど絶好調のなか、早くも第2章が到着。 ロバート・グラスパーが現代ジャズの“New Chapter”を語り尽くす! フライング・ロータスが超問題作「You’re Dead!」の背景を明かす! 新解釈の21世紀ECM論、総帥マンフレート・アイヒャーが美学を説く! シーンの最前線に迫るため、主要アーティスト約30名(!)に総力取材。大好評だった記事・コラムは今回も充実し、各章ごとに重要作を網羅したディスクガイドも当然完備。 進化は止まらない、空前の盛り上がりを見せる“今”のジャズを紐解く。 [出版社より] 監 修|柳樂光隆 出版社|シンコー・ミュージック 定 価|1,700円+税 判 型|B5判/並製 頁 数|196 ISBN|978-4-401-64046-1 初 版|2014年09月 Contents ■ PART.1 Let It Ride ロバート・グラスパーと新世代ジャズの躍動 Robert Glasper meets Jazz The New Chapter ジャズ新時代の主人公が“ニュー・チャプター”を語る最新ロング・インタビュー Feature Artist Becca Stevens NYの才媛、ベッカ・スティーヴンスに本邦初インタビュー +経歴を振り返るコラム +高橋健太郎によるアーティスト論 Gregory Porter Jose James Kris Bowers Alan Hampton Jamire Williams Chris Turner Gideon Van Gelder DISC SELECTION Jazz The New Standards 2013-2014 ■ PART.2 My Name Is Not Important ジャズとビート・ミュージック LA/NYとロンドンの邂逅 Introduction Brainfeeder Goes Jazz CROSSTALK Flying Lotus × Thundercat ビート・ミュージックの覇者と天才ベーシスト ジャズへの思いを熱く語るLA頂上対談 Rebirth of Jazz Flying Lotus 予測不可能なジャズのネクスト・レベル 超問題作「You’re Dead!」が描いた世界 “You’re Dead!”Guest & Contributors Taylor McFerrin Miguel Atwood-Ferguson Ravi Coltrane BEAT MUSIC × JAZZ DRUM プログラミング・ビートとジャズ・ドラムを巡る考証 Mark Guiliana DRUMMERS You Must Check Marcus Gilmore LONDON SCENE + JAZZ 現在進行形のジャズとUKクラブ・シーンの呼応、そのルーツを探る Mark de Clive-Lowe Richard Spaven Critical Update: Carlos Nino DISC SELECTION Jazz × Beat Music ■ PART.3 Dance Without Answer 21世紀のRe:ECM論 そこへ連なる過去と未来 Special Interview Manfred Eicher コンテンポラリーであり続けた45年 孤高のオーナーが説くECMの現在地点 Re:Connect ECMを解放するための試論 #1 Why ECM? #2 ECM × Electronic Music #3 ECM × Chamber Music #4 ECM × World Music Vijay lyer Craig Taborn Nik Bartsch Colin Vallon Christian Wallumrod Marcin Wasilewski DISC SELECTION ECM Today Around ECM Column More Beautiful Than Silence 山中千尋が紐解く、ECMの音質とレコーディングの魅力 ポスト・クラシカルのルーツとしてのECMサウンド 今日的視点で見出すラドカ・ドネフとECMの近似値 ノンサッチとECMの関係性 Jazz + More 2 ジャズを解き放つための検証とコンテキスト CHICAGO PLAYBACK 20年後に振り返るシカゴ音響派 The Evolution Of Jazz Guitar ジャズ・ギターの進化を巡る論考 Contemporary Jazz In NY NYジャズ・シーンの現代史 Minimalism & Jazz Co-Exist ジャズにおけるミニマルな要素 A Young Person’s Guide To Armenian Music アルメニア音楽へのあたらしい招待状 Jeff Parker RObMazurek TALK SESSION 田中徳崇(rabbitoo)が語るシカゴ音響派の実像 Nels Cline 吉田ヨウヘイgroupが語る、インタビュー&ネルスの魅力
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Jazz The New Chapter 3
¥1,760
SOLD OUT
今日においてはジャズこそが時代を牽引し、ディアンジェロやフライング・ロータスなど海外の最先端アーティストから、ceroなど日本のポップ・シーンにも大きな影響を与えている。この状況を予言し、新時代の到来を告げた「Jazz The New Chapter(ジャズ・ザ・ニュー・チャプター)」の第3弾がいよいよ登場。 2014年の刊行時より刷数を重ね、SNS上でも未だ話題沸騰中の第1弾・第2弾に続き、2015年9月末に<Blue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN>が開催されるなど、かつてない活況を迎えているジャズの次なる未来は、ニューチャプターが切り拓く! [出版社より] 監 修|柳樂光隆 出版社|シンコー・ミュージック 定 価|1,600円+税 判 型|B5判/並製 頁 数|164 ISBN|978-4-401-64211-3 初 版|2015年09月 Contents ■ PART.1 I’M FOR REAL ジャズが解き放たれたあとに広がる地平 Introduction ケンドリック・ラマーとディアンジェロが刷新したジャズとブラック・ミュージックの関係性 “To Pimp A Butterfly”CONTRIBUTORS 「時代のサウンドトラック」に集ったジャズの勇士たち Robert Glasper “ジャズ側のキーパーソン”が語るセッションの記憶 ‘Covered’ by Robert Glasper 柳樂光隆/原雅明の合評で、グラスパーの最新作を検証 Terrace Martin 「To Pimp A Butterfly」とジャズを繋げたLAのプロデューサーが明かす、制作の背景とアルバムの意義 Kamasi Washinton COLUMN ‘2015 Looks A Lot Like 1968’ ジャズが発信する政治性のニュー・チャプター Jose James Gregory Porter Jason Moran Special Feature 冨田ラボ×原雅明×柳樂光隆 ポップス界の名匠と語った、今日のジャズを知るための誌上鼎談 JAZZ THE NEW STANDARDS 3 2014~2015年の最新注目作 ■ PART.2 NEXT JAZZ FUNK 更新されたリズム 新しいグルーヴの時代 Introducing Snarky Puppy あらゆるジャンルを吸収した大所帯ユニット 3人の中心メンバーが明かすオリジナリティの理由 Hiatus Kaiyote メルボルンから届いた奇想天外なリズム・アンサンブル 現代ジャズの隣で覚醒した、もう一つの未来 Marc Cary AFROBEAT+JAZZ アフロビートと新世代ジャズの関係 DISC SELECTION NEXT JAZZ FUNK JAZZ+MORE 3 多様に拡散するジャズの可能性 CASE 1 FRONTLINE OF UK JAZZ 世界を席巻しつつあるUKジャズの最前線 GoGo Penguin COLUMN POST e.s.t. JAZZ UK JAZZ LABEL SELECTION CASE 2 NEW YORK CITY SOUNDSCAPE NYから聞こえてくる同時代のサウンドスケープを、ジャズが積極的に描き出そうとしてきた試み CASE 3 THE EVOLUTION OF LATIN JAZZ 新たな形で進化を遂げるラテン・ジャズの新世代 Miguel Zenon CASE 4 TODAY’S LARGE ENSEMBLE JAZZ 今、再び盛り上がりを見せるラージ・アンサンブルを巡って Special Interview 挾間美帆 日米で活躍する新進気鋭のジャズ作曲家がNYで目撃したビッグバンド・シーンの現在を語る Column TIGRAN HAMASYAN×ECM アルメニアの鬼才が放つECM初アルバム CASE 5 AROUND INDIE CLASSICAL 21世紀らしい冒険に満ちたクラシックと、その周辺の音楽家たち Column インディー・クラシックを知るための3つのレーベルと、現代ジャズとの繋がり
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Jazz The New Chapter 4
¥1,760
SOLD OUT
毎号重版を続ける話題のムック、第4弾が遂に登場! 今や現代の音楽シーンを左右する一大潮流となった“ジャズ”の最突端で今、何が起きているのかを、詳細なテキストと計150枚のディスク評で徹底検証。 ジャズを活性化したネオソウルとの蜜月を改めて紐解く一方、ジャズを触媒として生まれた新たな潮流にも目を向け、脈打ち続けるジャズの「今」を深く掘り下げます。 [出版社より] 監 修|柳樂光隆 出版社|シンコー・ミュージック 定 価|1,600円+税 判 型|B5判/並製 頁 数|176 ISBN|978-4-401-64361-5 初 版|2017年03月 Contents 巻頭鼎談 原 雅明×高橋アフィ×柳樂光隆 アプローチの変化から探る<ジャズ>の現在地点 ■ Part 1 Direction DISC SELECTION New Standards 2015-2017 『Jazz The New Chapter』が精選、新しい“スタンダード”を一挙レビュー Robert Glasper 『Black Radio』以降の流れからの逸脱 Karriem Riggins ビートに焦点を当てたソロ新作を発表 Roy Hargrove ジャズの拡張をいち早く実践した先駆者 Lalah Harhaway ■ Part 2 Why Philadelphia? -Neo Soul×Jazz HISTORY 2000年前後のネオソウル時代から現在までの流れ 対談:大和田俊之×柳樂光隆 ブラック・アフリカの『今』を語る Bilal ネオソウルとグラスパーをつないだキー・パーソン Christian McBride 音楽都市フィリーは何故スペシャルなのか? Maxwell Music Soulchild フィラデルフィアの折衷性を体現してきたシンガー Jill Scott ネオソウル黎明期のシーン状況を回想 COLUMN カーク・フランクリンとゴスペル/ジャズ/ネオソウルをめぐる考察 Serrick Hodge James Poyser フィラデルフィア音楽シーンの最重要人物が登場 宮崎 大 シーンの内側から見たフィラデルフィア DISC SELECTION Neo Soul ■ Part 3 Answers from New Brazilian Music to Jazz COLUMN 現代ジャズの最前線と共振し進化する、ブラジルの注目すべきミュージシャン達 COLUMN ミナス新世代の台頭とエルメートの血脈 Kurt Rosenwinkel スタートから10年がかりの大作「Caipi」完成までの物語 Pedro Martins Antonio Loureiro DISC SELECTION New Brazilian Music ■ Part 4 Insight of Blue Note COLUMN ブルーノートが目指すアメリカ音楽の再提示と継承 DON WAS 現社長が正面から語るブルーノートの『今』 ELI WOLF 敏腕A&Rマンが語った傑作誕生までの知られざるストーリー Norah Jones Lionel Loueke “ギターから学ばない”を信条とするギタリスト DISC SELECTION Blue Note ■ Part 5 Jazz Meets Programming COLUMN Q-Tip / A Tribe Called Quest BADBADNOTOGOOD Kneebody & Daedelus Jameszoo DISC SELECTION Jazz Meets Programming ■ Part 6 Piano / Organ in Jazz COLUMN 鍵盤楽器に対するアプローチの変化は、ジャズの形をどのように変えてきたのか? Robert Glasper グラスパーが愛をこめて語る“ジャズ・ピアノ” Fred Hersch David Virelles BIGYUKI 独自のスタイルが生まれた過程と「今、現在」の形 COLUMN ベース・ギターとシンセ・ベースの新たな可能性 ■ Part 7 Becca Stevens & GroundUP Becca Stevens ニュー・アルバム「Regina」の背景を語る新作インタビュー COLUMN 会心作「Regina」に見るグランドレーベル哲学
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Jazz The New Chapter 5
¥1,870
SOLD OUT
「セロニアス・モンクはオリジナル・ヒップホップ・ピアノ・プレイヤーだ。だから、俺はJ・ディラとのミックスも思いついた」――ロバート・グラスパー カマシ・ワシントンの「Heaven & Earth」から始まる現代ジャズの手引き。西海岸LAで生まれ育ち、サックスを手にジャズを演奏し、スヌープ・ドッグやケンドリック・ラマーらヒップホップ勢に貢献、自身の作品ではクラシック音楽をも視野に入れた壮大なサウンドを作り出すカマシの音楽には現代ジャズの様々なエッセンスが詰まっている。 本書では彼を出発点にLAヒップホップとジャズの関係、サックス奏者たちの進化、そして、ジャズの歴史やクラシック音楽とジャズの関係をもとに「ジャズとは何か?」を考察する。ロバート・グラスパー、テラス・マーティン、マリア・シュナイダー、クリスチャン・スコット、ジュリアン・ラージなど重要人物の言葉と共に現代のジャズを解き明かす、大ヒットシリーズ第5弾。 [出版社より] 監 修|柳樂光隆 出版社|シンコー・ミュージック 定 価|1,700円+税 判 型|B5判/並製 頁 数|176 ISBN|978-4-401-64564-0 初 版|2018年06月 Contents Introduction はじめに ■ Special Interview Kamasi Washington ■ Around The Experiment Robert Glasper 2017年のセロニアス・モンク Damion Reid & Vicente Archer 進化するロバート・グラスパーと世界に広がる影響 Casey Benjamin Chris Dave ヒューストンで育ったジャズ・ドラマーたちの背景にあるもの コラボレーターとしてのロバート・グラスパー ■ Interview Jason Moran Nai Palm ■ FEATURE 1 what is the role of Jazz Media? アートワークからライヴまで一貫したリヴァイヴ・ミュージックの美意識 リヴァイヴのCEO、メーガン・スタービレイとの対話 デザイナー、ローランド・ルフォックス・ニコルの横顔 ウォリーズ・カフェ――〈登竜門〉として機能し続ける老舗ジャズ・クラブ ■ DISC SELECTION New Standards 2017-2018 今聴かれるべき120枚のアルバムを傾向ごとに整理してレヴュー ラフィーク・バーティア「Breaking English」が見せた劇的進化 BiophiliaとOutside In Music――NYから生まれた新たなレーベル トラディショナルなジャズ・ヴォーカルの復活 ■ FEATURE 2 bring a new perspective on Saxophone 主役に返り咲いた今、語り直すサックスという楽器 サックスの領域を拡大、進化を続けるプレイヤーたち Kamasi Washington Casey Benjamin Mark Turner Donny McCaslin Walter Smith Ⅲ Ben Wendel ■ FEATURE 3 inside and alongside the L.A. Jazz Scene 西海岸ヒップホップとジャズ――LAシーンの背景 ジャズ・リスナーのためのLAヒップホップ入門 Terrace Martin 〈生演奏を含むヒップホップ〉の可能性を示したDJクイックの先進性 Josef Leimberg 密接な交流を続けてきたLAのジャズとヒップホップ Sly5thAve Moonchild ■ FEATURE 4 What Is Jazz? feat. Americana , Classical Music etc. 現代の状況から遡って考える〈ジャズって何?〉 ジャズという名のよくわからない音楽と、クラシックやアメリカ音楽との関係の今 Christian Scott aTunde Adjuah Julian Lage 「ユナイテッド・ステイツ」としてのアメリカのこと Makaya McCraven ロンドン/ニューヨークにおけるカリビアンたちのジャズ Ron Miles デイヴ・ダグラスとウィントン・マルサリス Gerald Clayton 対置されるべきでない〈親類〉として考察するクラシックとジャズの関係 Maria Schneider Keyon Harrold 挾間美帆 ブラッド・メルドーを起点に考えるジャズとバッハ Kris Davis バークリー音楽院の音楽教育と対位法 Matthew Stevens ポストプロダクションが拡張するドラム・サウンドの可能性 Fabian Almazan 現代のジャズ・アヴァンギャルドに映るアンソニー・ブラクストンの巨大な影
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Jazz The New Chapter 6
¥1,980
SOLD OUT
「21世紀に入ってから音楽はずっと進化を続けているのに、いつまでも100年前の古い言語で語れるわけがないんだよ。僕は新しい言語を使いたい」——クリスチャン・スコット ノンストップで拡張を続けるジャズの変容と、その未来。 サンダーキャットは歌ものを突き詰め、フライング・ロータスは音楽理論を学んだ。クリスチャン・スコットは遥か昔に思いを馳せ、ジェイコブ・コリアーは存在しないハーモニーを鳴らそうとした。 僕らが「ジャンルの垣根が無効になった」なんて呑気な話をしている間に、ミュージシャンたちは音楽の常識をそれぞれのやり方でどんどん書き換えている。ソランジュやブリタニー・ハワードは、そんなジャズ・ミュージシャンの力を借りる。まだ見たことのない新しい音楽がジャズの周りから生まれようとしている。 [出版社より] 監 修|柳樂光隆 出版社|シンコー・ミュージック 定 価|1,800円+税 判 型|B5判/並製 頁 数|192 ISBN|978-4-401-64821-4 初 版|2020年02月 Contents ■ SPECIAL INTERVIEW Thundercat Flying Lotus Christian Scott aTunde Adjuah Brittany Howard Meshell Ndegeocello Chassol Jacob Collier ■ COLUMN 『Flamagra』と『The Renaissance』 ロバート・グラスパー『Fuck Yo Feelings』の先進性 非西洋科学的テーマに注がれる視線 ジェイコブ・コリアーに至る合唱曲史(小室敬幸) ■ PART 1 : A NEW GENERATION OF JAZZ James Francies / Joel Ross / Jazzmeia Horn ■ PART 2 : DISC SELECTION New Standards 2018-2020(選盤・執筆:柳樂光隆) COLUMN : サウンド・アメリカン / アンジェリーク・キジョー / Jazz The New Chapter Ternary ■ PART 3 : VISION OF GROUND UP グラウンド・アップ・フェス潜入ルポ Michael League / Jason “JT” Thomas / Bob Reynolds a musical journey : David Crosby(高橋健太郎) Becca Stevens / Michelle Willis Good Music Company ■ PART 4 : DRUMMER-COMPOSERS Kassa Overall Nate Smith Kendrick Scott Mark Guiliana COLUMN : 「音色」の探求へと進むドラマーたち(高橋アフィ) Louis Cole Perrin Moss ■ PART 5 : INSIDE AND ALONGSIDE THE L.A. JAZZ SCENE COLUMN : コミュニティとシェアの文化が育んだLAシーンの背景(原 雅明) Carlos Niño Flying Lotus Mark de Clive-Lowe ■ PART 6 : BRING A NEW PERSPECTIVE ON SAXOPHONE Charles Lloyd Marcus Strickland Braxton Cook Donny McCaslin Dayna Stephens ■ PART 7 : CULTURAL ACTION IN U.K. COLUMN : 文化的な運動として続くジャズの継承と発展 Courtney Pine The Comet Is Coming ■ SPECIAL INTERVIEW Marcus Miller Marquis Hill Stu Mindeman Camila Meza ■ COLUMN 若手育成を支えるアメリカのジャズ教育システム ヌエバ・カンシオンとトロピカリア チャーチ出身のミュージシャンはなぜ強靭なのか(唐木 元) ドン・シャーリーから考えるジャズ・ピアノ史 セファルディムとアシュケナジム ノンサッチ×ニューアムステルダム なぜ今、アンソニー・ブラクストンなのか(細田成嗣)
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マイルス・デイヴィスが語ったすべてのこと[OUTLET]
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日本で最もマイルスに接近したジャズ・ジャーナリストによる“マイルス体験記”。二〇回近くに及ぶ直接取材によってマイルスの全貌に迫るドキュメンタリー。インタビュー嫌いで知られるマイルスが、自宅で料理をしながら、ホテルで衣装のチェックをしながら、そして大好きな絵を描きながら、これまでの人生を振り返りジャズ論を展開する“奇蹟”を、読者は目の当たりにするだろう。本書から、これまで描かれることのなかったマイルスの肉声が聞こえてくる。逝去の一週間前に行なわれた「ラスト・インタビュー」の模様も余すところなく収録。 [出版社より] 著 者|小川隆夫 出版社|河出書房新社 定 価|2,500円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|376 ISBN|978-4-309-27770-7 初 版|2016年10月 Contents マイルスがキャンセルしたいといっている その時代の最高にヒップな音楽をやりたい オレの前で二度とテープレコーダーは出すな この間のようにオレの脚を診てくれないか? いつだってバードを捜し回っていた ディス・イズ・ユア・ドクター 新しいものをクリエイトしている人間は光り輝いている 周りがオレをそういう存在にしてしまった 自分がわかってないヤツとは一緒に演奏できない それをやると、オレにどれだけの得がある? クールな中にもホットな躍動感がなくちゃダメだ 番号はソイツに聞いておけって 海賊版か? 光の具合で、絵の感じが変わると思わないか? So What? 訴えられたら堪ったもんじゃないからな それまでのオレがすべて凝縮されていた ここで待っていろ In Memory Of Sir Miles Davis 1926-1991 Author 小川 隆夫 Takao Ogawa 1950年、東京生まれ。音楽ジャーナリスト、整形外科医、DJ。1977年、東京医科大学卒業。1981~83年、ニューヨーク大学大学院にてリハビリテーションを専攻。留学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのジャズ・ミュージシャンと知り合う。帰国後、ジャズを中心に音楽評論活動を開始。ま翻訳、インタビュー、イベント・プロディース、レコード・プロデューサー、クラブDJなどその活躍は多岐にわたる。また、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医もつとめた。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。 著書に『知っているようで知らない~ジャズおもしろ雑学辞典』『マイルス・デイヴィスの真実』『ブルーノートの真実』『はじめてのブルーノート ON BOOKS 21』『TALKIN’ジャズ×文学』『マンハッタン・ジャズ・カタログ』『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』等多数。
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ライブシーンよ、どこへいく——ライブカルチャーとポピュラー音楽[OUTLET]
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CDの売り上げ減に苦しむ音楽業界だが、それに反比例してライブコンサートやイベントは市場規模が拡大している。ライブハウス・クラブ・フェスティバル・発表会・インターネット・アキバ系など、各シーンの状況を活写してライブカルチャーの未来を展望する。 [出版社より] 著 者|宮入恭平・佐藤生実 出版社|青弓社 定 価|2,000円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|170 ISBN|978-4-7872-7311-6 初 版|2011年10月 Contents まえがき 宮入恭平/佐藤生実 序章 ライブの世界 ライブの可能性への期待 ライブが意味するもの ライブシーンのタイプと特徴 ポピュラー音楽の定義 ライブカルチャーを読み解く 第1章 予定調和のパフォーマンス――エンターテインメントシーン 「文化の殿堂」の終焉 文化施設としてのコンサートホール ライブ・エンターテインメント市場 ライブシーンと有名性 有名性の変容 予定調和のパフォーマンス 第2章 搾取されるミュージシャン――ライブハウスシーン ライブハウスが意味するもの 必然性からの誕生 ライブハウスのシステム化 ノルマ制の弊害 ライブハウス・イデオロギー 多様化するライブハウス 「ペグ」としてのライブハウス 第3章 ディスクとライブのせめぎ合い――クラブシーン クラブとは ディスクカルチャーとライブカルチャー ダンスの時代 フィーバー! ダンスのゆくえ ディスコからクラブへ データベース化するクラブシーン 第4章 日常と非日常のボーダーライン――フェスシーン ライブ・エンターテインメントとしてのフェス クールな資本主義 フェスでの音楽の共有 日常と非日常のボーダーライン 第5章 見せかけのオルタナティブ――ストリートシーン 秋葉原の光と影 歩行者天国でのパフォーマンス 行政主導のライセンス制度 ストリートミュージシャン 記号としてのインディーズ 偶然的な出会い ストリートの政治性 第6章 ヴァーチャルの浸食――インターネットシーン 新しいライブの概念 ライブシーンの民主化 ソーシャル・ネットワークのライブ感 同時性の希求 リアルなライブとヴァーチャルなライブ 第7章 クール・ジャパンの台頭――アキバ系シーン 会いに行けないアイドル 地下アイドルの時代 アニソン・ブーム クールが意味するもの ポピュラー音楽の不在 クール・ジャパンの台頭 第8章 開放されたステージ――発表会シーン ライブシーンへの参加 音楽を身につけること 身につけられた音楽の披露 終章 再び、ライブの世界 ライブ概念の変容 ライブシーンの流動性と相互横断性 二〇〇〇年代のライブシーン ポスト3・11のライブカルチャー ライブの可能性 あとがき 宮入恭平/佐藤生実 Author 宮入 恭平 Kyohei Miyairi 1968年生まれ。大学非常勤講師(東京経済大学、法政大学、国立音楽大学、関東学院大学)。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士後期課程単位取得退学。専攻は社会学、ポピュラー文化研究、カルチュラル・スタディーズ。著書に『ライブハウス文化論』(青弓社)、翻訳にスージー・J・タネンバウム『地下鉄のミュージシャン』(朝日新聞出版)、共著に『コミュニケーション・スタディーズ』(世界思想社)がある。 佐藤 生実 Umi Sato 1979年生まれ。ファッショントレンド調査者。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士後期課程単位取得退学。専攻はカルチュラル・スタディーズ、身体文化論。共著に『コミュニケーション・スタディーズ』(世界思想社)、共訳にクリス・ロジェク『カルチュラル・スタディーズを学ぶ人のために』(世界思想社)がある。
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シティポップとは何か
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国内外で空前のブームに湧くシティポップ。それはどんな音楽/文化現象なのか? リバイバルの理由は? 隠れ潜む問題とは? 充実のゲスト寄稿も交え、あらゆる角度から紐解く決定版論考! [出版社より] 編著者|柴崎祐二 著 者|岸野雄一/モーリッツ・ソメ/加藤賢/長谷川陽平 出版社|河出書房新社 定 価|2,450円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|344 ISBN|978-4-309-29160-4 発 行|2022年04月 Contents はじめに 第1章 シティポップ概説 1-1 シティポップのあらまし 1-2 シティポップの黄金時代:1980年代 1-3 シティポップの衰退と展開 第2章 シティポップという「物語」 2-1 編纂されるシティポップのルーツ 2-2 シティポップにおけるはっぴいえんどの重力圏 2-3 シティポップ(ス)と「脱政治」のポリティクス 補論1 はっぴいえんどのシティポップへの影響を風景論を通して考える――岸野雄一 第3章 シティポップの再興 3-1 国内におけるシティポップス再評価への道程 3-2 ネオシティポップとは何か 第4章 グローバル化するシティポップ 4-1 海外からの発見 4-2 アジアとシティポップ 補論2 〈再発見〉はどこから来たか?:海外シティポップ・ファンダムのルーツと現在地――モーリッツ・ソメ+加藤賢 補論3 [インタビュー]韓国のシティポップブーム解説――長谷川陽平(聞き手:柴崎祐二) 第5章 シティポップの行方 5-1 シティポップブームはどこに向かうのか 5-2 シティポップの可能性 あとがき 主要参考文献 Author 柴崎 祐二 Yuji Shibasaki 1983年埼玉県生まれ。音楽ディレクター、評論家。著書に『ミュージック・ゴーズ・オン~最新音楽生活考』、編共著に『オブスキュア・シティポップ・ディスクガイド』などがある。 岸野 雄一 Yuichi Kishino 1963年東京都生まれ。勉強家(スタディスト)。美学校音楽学科主任。音楽レーベル〈Out One Disc〉主宰。俳優、音楽家、著述家など、多岐にわたり活動する。 モーリッツ・ソメ 1980年ドイツ・デュースブルク市生まれ。専門は日本学。スイス・フリブール大学文学部多言語研究センター情報文書センター長・図書館長。 加藤 賢 Ken Kato 1993年愛知県生まれ。専門はポピュラー音楽研究、都市論。早稲田大学教育学部卒業、大阪大学文学研究科博士後期課程在籍中。日本学術振興会特別研究員(DC2)。 長谷川 陽平 Yohei Hasegawa 1971年東京都生まれ。ギタリスト、DJ、プロデューサー。1995年に渡韓し、以来、韓国を拠点に音楽活動を行う。2009年より「チャン・ギハと顔たち」に参加。著書に『大韓ロック探訪記』など。
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現代音楽史——闘争しつづける芸術のゆくえ
¥990
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長い歴史をもつ西洋音楽は、二十世紀に至って大きく変貌する。シェーンベルクやストラヴィンスキーに始まり、ジョン・ケージ、武満徹、バーンスタイン......。多くの作曲家が既存の音楽の解体をめざして無調、十二音技法、トーン・クラスター、偶然性の音楽などといったさまざまな技法を開発し、音の実験を繰り広げた。激動する政治や社会、思想を反映しながら時代との闘争を続ける「新しい」音楽のゆくえとは。 [出版社より] 著 者|沼野雄司 出版社|中央公論新社[中公新書] 定 価|900円+税 判 型|新書判 頁 数|296 ISBN|978-4-12-102630-9 初 版|2021年01月 Contents 第1章 現代音楽の誕生 第2章 ハイブリッドという新しさ 第3章 ファシズムの中の音楽 第4章 抵抗の手段としての数 第5章 電子テクノロジーと「音響」の発見 第6章 一九六八年という切断 第7章 新ロマン主義とあらたなアカデミズム 第8章 二十一世紀の音楽状況 Author 沼野雄司 Yuji Numano 1965年(昭和40年)、東京都に生まれる。東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。博士(音楽学)。東京音楽大学助教授、米ハーヴァード大学客員研究員などを経て、桐朋学園大学教授。著書『エドガー・ヴァレーズ=孤独な射手の肖像』(春秋社、2019年、吉田秀和賞受賞)など。
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スヌープ・ドッグのお料理教室
¥3,410
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さぁ、とっとと起きてクッキング始めるぜ! ヒップホップ界のドンにして世界的スターの豪華な一冊、オールカラー。 アルバムセールス全世界4000万枚超、ハリウッド殿堂入り、YouTube関連動画の再生100億回超……。ギャングスター・ヒップホップ界のパイオニアにして世界的スーパースター、スヌープ・ドッグ。本国では看板料理番組(エミー賞ノミネート)をもち、一流シェフ並の腕前を見せてきた。 アメリカ南部のソウルフードからセレブの高級メインディッシュまで。胃もたれ必至の朝食から、かぶりつきたい豪華ディナーに、大家族が集まるパーティーまで。リッチでハイでラグジュアリーな料理の数々をフロウにのせてお届けする。 監房から厨房へーー(From Crook to Cook) 「俺のキッチンに招待するぜ! 」 [出版社より] 著 者|スヌープ・ドッグ 訳 者|KANA 出版社|晶文社 定 価|3,100円+税 判 型|B5変型判/並製 頁 数|200 ISBN|978-4-7949-7290-3 初 版|2022年03月 Contents [はじめに]マーサ・スチュワート イントロダクション「俺のキッチンに招待するぜ」 俺の食料品棚の中/俺の冷蔵庫の中/激推しスポット Ch.1 ブレックファースト ダ・スムーヴィー/ナッツョ・ママズ・コーンマフィン/スタックド・アップ・フラップ・ジャックス/シナモン・ローリン/ビスケッツ・ウィズ・ダ・ティックネス・グレイヴィー/OGブレックファースト/クリスピー・ベーコン/アシュフォード・アンド・シンプソン・エッグ/ビリオニアーズ・ベーコン/マイル・ハイ・オムレツ Ch.2 ランチ チョップ・イット・アップ・サラダ/キング・クラシック・シーザー/ランチ・ブリズーイク/ゲット・ザット・ブレッド・サブ/OGフライド・ボローニャ・サンドウィッチ/ミシシッピー・キャットフィッシュ・サンドウィッチ/カリビアン・クイーン・キュバーノ/ノー・リミット・ポゥ・ボーイ Ch.3 ディナー ザ・ラスト・ミール・シュリンプ・アルフレード/スパゲッティ・デ・ラ・フッド/マック・アンド・チーズ/ダ・ネクスト・レヴェル・サーモン/ダウン・アンダー・ロブスター・テルミドール/ヤーディ・ヤードバード/ゲット・ダ・チップ・フライド・チキンウィングス/OGチキン・アンド・ワッフルズ/フォウティセリー・チキン・ウィズ・ヴェジタブルズ/オレンジ(でも色はバーガンディ)・チキン・ウィズ・ホワイトライス/ポーク・チョップ・ショップ・ウィズ・スウィートポテト・マッシュ・アンド・スピニッチ/ダ・ソフト・タッチ・タコス/シアード・フィレ・ミニョン/ベイビー・ガット・バック・リブス/ダーティ・サウス・ガンボ Ch.4 デザート ヘイ・アンティ・バナナ・プディン/ロールス・ロイス・PBチョコレートチップ・クッキー/バウ・ワオ・ブラウニーズ・アンド・アイスクリーム/バターミジィールク・パウンド・ケーキ・ケーキ・ケーキ・ケーキ/ラグス・トゥ・リッチーズ・アップルパイ/ギミ・スモアズ・パイ/ディップド・アンド・ウィップド・ストロベリーズ/ゴー・ショーティ、イッツ・ユア・バースデー・ケーキ/ハッスル・ハード・チョコレート・チーズケーキ Ch.5 ドリンク OGジン&ジュース/リミックス・ジン&ジュース/ダット・グッディ・ギムレット/ジェット・セッティン・ネグローニ/ソー・クリーン・ウィ・ダーティー・マティーニ/ウェイク・ン・ベイク・コープス・リヴァイヴァー/ハッピーアワー・ウォッカ・クランベリー/フレンチ・コネクト/ダット・タング・シンガポール・スリング Ch.6 パーティー サンクスギビング(感謝祭):アット・マイ・ハウス/ゲームデイ:フットボール試合の時間だぜ/ゲームナイト:やっぱりドミノにかぎるぜ/フロム・ダ・ビーチ:シーフード・リミックス 謝辞 バイオグラフィー [巻末] 訳注・代用食材リスト Author スヌープ・ドッグ Snoop Dogg 1971年、カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。10代で従兄弟のネイト・ドッグと友人のウォーレンGと音楽活動を始め、ヒップホップ界のレジェンド、ドクター・ドレーと共に制作。デビューアルバム『Doggystyle』を筆頭に、“Gin & Juice”、“Nuthin’ But A `G’ Thang”、“Drop It Like It’s Hot”、“Young, Wild and Free”など、多数のアルバムや楽曲を発表しビルボード・チャートに君臨してきた。ユースのためのフットボールチームを結成して地域の活性化にも貢献。ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームにはSnoop Doggの名前が刻まれている。 Translator KANA[カナ] 翻訳家、通訳、音楽ライター、インタビュアー、作詞家。レコード会社輸入部門でCD輸入やレーベル開拓を担当後、フリーランスに転身。「bmr」他音楽誌を中心にインタビュー記事の通訳および記事執筆や、スヌープ・ドッグ、ドクター・ドレー、アリアナ・グランデ、ジャスティン・ビーバーなどジャンルを問わず海外アーティストの楽曲の歌詞対訳を手がける。シアラ、リアーナなどR&Bやヒップホップ、ジャズ・アーティスト来日時の通訳も務める。長年Kana Muramatsuの名で活動してきたが2021年よりペンネームをKANAに改名。