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困難な結婚
¥1,650
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今より幸せになるために結婚してはいけません──。 悩めるあなたへ贈る、「真に役立つ」結婚論。いま最も頼りになる思想家によるウチダ流「結婚ノススメ」、待望の刊行! 「結婚前の人は、したくなる。 結婚している人は、気楽になる。 そのためにこの本を書きました」 ──内田樹 [出版社より] 著 者|内田樹 出版社|アルテスパブリッシング 定 価|1,500円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|272 ISBN|978-4-86559-139-2 初版|2016年07月 Contents こうすれば結婚できる(あるいはあなたが結婚できない理由) 結婚するのはなんのためか? 結婚式はしたほうがいい 結婚と戸籍と姓 結婚とは不自由なものである 家事という「苦役」について 夫婦間コミュニケーションを巡る諸問題について 他人とうまく暮らすには 結婚してからのお金問題 コップのふちから水をこぼさない努力──結婚を続けるには? ほか Author 内田 樹 Tatsuru Uchida 1950年東京生まれ。武道家(合気道7段)。思想家。神戸女学院大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒。2011年11月、合気道の道場兼私塾「凱風館」を開設。『寝ながら学べる構造主義』『日本辺境論』『下流志向』をはじめ多くのベストセラーをもつ。 近年の著書・共著には、『困難な結婚』『もういちど村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)のほか、『困難な成熟』(夜間飛行)、『意地悪化する日本』(岩波書店)、『生存教室 ディストピアを生き抜くために』(集英社新書)、『街場の戦争論』(ミシマ社)、『街場の共同体論』(潮出版社)、編著に『街場の憂国会議』『日本の反知性主義』(以上晶文社)などがある。
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新版 クラシックでわかる世界史
¥2,090
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歴史が動くとき、名曲が生まれる。 ──16世紀中盤から第一次世界大戦まで、音楽史でいえばバロック前期から後期ロマン派までの時代の音楽を、革命や戦争など大きな出来事の歴史と、社会史、美術史、演劇史と組み合わせて見ることによって、現代に残された数々の名曲に秘められた真実の歴史を解き明かします。 ★本書の内容より ・ヴィヴァルディは皇帝に〈機密情報〉を提供していた? ・ハプスブルク家の結婚政策がオペラを発展させた ・ベートーヴェンのパトロン遍歴と国際政治力学 ・革命に加わって指名手配されたヴァーグナー ・スエズ運河開通式典とヴェルディ《アイーダ》の深い関係 ・ピアノは大砲よりも強し。パデレフスキのポーランド独立運動 2007年10月の刊行以来、版を重ねロングセラーとなっていた『クラシックでわかる世界史』に大幅な改訂を施し、お求めやすいコンパクトな新版としてお届けします。とくにオペラ作品の題材と歴史との関連、各都市の音楽文化についての記述を充実させ、前著と比べてより立体的な内容としました。 [出版社より] 著 者|西原稔 出版社|アルテスパブリッシング 定 価|1,900円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|304 ISBN|978-4-86559-163-7 初版|2017年05月 Contents はじめに 第1章 宗教改革とヨーロッパ・キリスト教社会の再編 第2章 宗教で混迷するイギリス 第3章 三十年戦争とザクセン 第4章 国際政治とオペラ 第5章 絶対王政の時代の音楽 第6章 継承戦争の時代と古典派の始まり 第7章 フランス革命からヴィーン会議まで 第8章 メッテルニヒ体制下の音楽─ 検閲と大衆文化の時代 第9章 19世紀市民文化の裏面― 検閲とユダヤ人問題 第10章 1830年7月革命とポーランド11月革命の時代 第11章 ヴィーン体制の終焉 ─ 1848年3月革命と音楽 第12章 帝国主義の時代の音楽 第13章 落日のハプスブルク家オーストリア 第14章 第一次世界大戦下における音楽の諸相 あとがき 人名索引・脚註索引 Author 西原 稔 Minoru Nishihara 1952年山形生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期退学。現在、桐朋学園大学音楽学部教授。 18、19世紀を主対象とする音楽社会史、音楽思想史を専攻。 著書に『新版クラシックでわかる世界史』『ピアノ大陸ヨーロッパ』(以上アルテスパブリッシング)、『聖なるイメージの音楽』『音楽史ほんとうの話』『ブラームス』『新編 音楽家の社会史』『シューマン 全ピアノ作品の研究 上・下』(以上音楽之友社)、『ピアノの誕生』『クラシック 名曲を生んだ恋物語』(以上講談社)、『楽聖ベートーヴェンの誕生』(平凡社)、『世界史でたどる名作オペラ』(東京堂出版)。共著・共編書に『ベートーヴェン事典』(東京書籍)、訳書に『魔笛とウィーン』(平凡社)、監訳・共訳書に『ルル』『金色のソナタ』『西洋の音楽と社会(7)ロマン主義と革命の時代』(以上音楽之友社)、『オックスフォード オペラ大事典』(平凡社)などがある。
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ジャズの「ノリ」を科学する
¥1,980
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「ノリ」の感覚を数値化・分析した画期的なジャズ研究! チャーリー・パーカー「後ノリ革命」の秘密をあざやかに解明! 「どうしたら本当にカッコいいジャズを演奏できるのか」に悩んでいた著者は、スウィングからビバップ、クール、ハードバップに至るジャズの巨匠たちの演奏をコンピューターに取り込んで、リズムのズレと一致の法則を発見。 ミュージシャンや時代による8分音符のタイミングのちがいを数値化・視覚化することによって、 モダン・ジャズを創ったC・パーカー「後ノリ革命」の秘密をあざやかに解明! さらにその8分音符タイミングの変遷をたどっていくと、ホーキンス、ヤングからパーカーへ、パーカーからマイルスへと橋渡しされてきたジャズ発展の歴史が一目瞭然! ジャズを愛するミュージシャンとリスナー、必読の研究本です! [出版社より] 「どのタイミングで音を出せば、スピード感とグルーヴ感をもって体の奥底からスウィングするのか? ジャズ演奏者の前に立ちはだかるこの難関を突き崩す画期的ジャズ本」 ──平子勝昭[博多のジャズ喫茶「バックステージ」店主] 「ジャズを始めた誰もがぶつかる8分音符の演奏法という壁。この問題にユニークな視点で取り組み、視覚的に系統立てて分かりやすく説明した類のない試みです」 ──田部俊彦[小倉のライヴハウス「ビッグバンド」マスター/サックス奏者] 著 者|井上裕章 出版社|アルテスパブリッシング 定 価|1,800円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|176 ISBN|978-4-86559-213-9 初版|2019年11月 Contents はじめに 第1章 ジャズのリズムをヴィジュアル化してみる 8分音符のタイミングとは? リズムを図解・数値化するために 波形図 遅れ値/ハネ値/裏拍値/タイミング値 タイミング図 遅れハネ散布図 箱ひげ図 ノリ 第2章 パーカーの後ノリ革命──スウィングからビバップへ スウィング・ジャズとビバップの違い ホーキンス、ヤングとパーカーのタイミングを比較する 2人のスウィング・ジャズの巨匠とパーカー 僕が本当に証明したかったこと 3人の共演曲「JATP Blues」を選んだわけ 8分音符表裏拍の楽譜通りのタイミング 「JATP Blues」にみる8分音符のタイミング 逆影響 全盛期ホーキンスとパーカーのタイミングを比較してみた パーカーの直弟子マイルス・デイヴィス パーカーと全盛期のヤング 結局はそれぞれの「人」のタイミングだった 革命の足跡 Author's Notes ◎スウィング・ジャズ(1930年代~40年代) ◎ビバップ(1940年代後半) ◎「JATP Blues」 ◎コールマン・ホーキンス ◎レスター・ヤング ◎チャーリー・パーカー 第3章 レスター・ヤングからチャーリー・パーカーへ ヤングとスウィング・ジャズの巨匠たちとの比較 モダン・ジャズのパイオニア──ヤングとクリスチャン ヤングと創成期ビバッパーとの比較 ビバップの創始者パーカー Author's Notes ◎カウント・ベイシー楽団とパーカー ◎カウント・ベイシー楽団とビバップ ◎ディジー・ガレスピー ◎ロイ・エルドリッジ 第4章 ファッツ・ナヴァロとマイルス・デイヴィス──ビバップからクールへ ファッツ・ナヴァロのイーブン8分音符──ビバップの発展 マイルス・デイヴィスの革新──クールの誕生 マイルス・デイヴィスの変貌 Author's Notes ◎ファッツ・ナヴァロ ◎『クールの誕生』 ◎マイルス・デイヴィス 第5章 パーカーとヤングの遺産──ハード・バップへ パーカーとヤングの強力な影響 遅れ値、ハネ値、裏拍値の変遷 ハード・バップ期の8分音符のタイミング分類 8分音符のタイミングの違いはこんな風に聴こえる Author's Notes ◎ハード・バップの魅力 第6章 モダン・ジャズの巨匠たちの8分音符 8分音符タイミングの5タイプ (1)ホーキンス型:ウェス・モンゴメリー (2)ヤング型:チャーリー・クリスチャン、グラント・グリーン (3)パーカー型:ソニー・ロリンズ、ハンク・モブレー、マイルス・デイヴィス (4)ナヴァロ型:クリフォード・ブラウン、アート・ファーマー (5)クール=デイヴィス型:ジャッキー・マクリーン、ジョン・コルトレーン、デクスター・ゴードン Author's Notes ◎お薦めのこの人、この1曲、この1枚 第7章 ビハインド・ザ・ビートの巨匠──デクスター・ゴードンとエロール・ガーナー デクスター・ゴードンの8分音符の使い分け 元祖ビハインド・ザ・ビート:エロール・ガーナー Author's Notes 第8章 ドラムスとベースの微妙な関係 Author's Notes 付録 練習方法 あとがき 参考音源[CD] 参考文献 Author 井上 裕章 Hiroaki Inoue 1954年生まれ、福岡県出身。九州大学医学部在学中よりジャズ・ピアノを始め、卒業後医師になってからも福岡市を中心にアマチュアとしてバンド活動を続けている。国内プロ・ミュージシャンとの共演も多い。ウィントン・ケリーやレッド・ガーランドなどのハードバップ・ピアニストにねざしたスタイルを核として、最近はキース・ジャレットの影響を受けている。フレーズの組み合わせではなくメロディーを綴ってゆく即興で、リスナーの心に届く1小節をめざしている。また、ジャズの「ノリ」やパーカー・フレーズを 10年以上にわたり研究しており、ジャズ・ドクターとしてワークショップ「Jazz 肝心帳」を定期的に開催。地元のジャズ仲間とともにジャズの本質を日々追い求めている。
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文化系のためのヒップホップ入門3
¥1,980
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大人気シリーズ、第3弾! 2015〜2018年のヒップホップ・シーンを文化系名コンビが検証する! トランプ政権という踏み絵が誕生し、ケンドリック・ラマーが脚光を浴び、トラップがニューヨークすら支配し、カニエ・ウェストが炎上し続けた──。そんな4年間(2015〜2018)のヒップホップ・シーンを文化系名コンビが検証する! 「ヒップホップは音楽ではない」という独自の視点を打ち出したシリーズ第1弾『文化系のためのヒップホップ入門』(2011)は、アメリカのヒップホップの歴史と聴き方を指南した画期的な入門書として、ロングセラーを続けています。 2012年から14年までをとりあげた『文化系2』(2018)に続く本書では、2015年から18年までのシーンを振り返るとともに(CDガイド付き)、アフリカン=アメリカン研究の専門家で慶應大学准教授の有光道生さんを招いて、オバマ政権下のアメリカ社会とヒップホップを論じた鼎談も収録しています。 本書で話題にした楽曲のプレイリストもSpotifyで近日公開! [出版社より] 著 者|長谷川町蔵・大和田俊之 出版社|アルテスパブリッシング[いりぐちアルテス] 定 価|1,800円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|272 ISBN|978-4-86559-214-6 初 版|2019年12月 Author 長谷川 町蔵 Machizo Hasegawa 文筆家。1990年代末にライター活動を開始し、映画や音楽についてのコラムや小説執筆まで、多ジャンルにわたる執筆活動を行っている。著書に『インナー・シティ・ブルース』(スペースシャワーネットワーク、2019)、『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』(洋泉社)、『あたしたちの未来はきっと』(タバブックス、2017)、共著に『ヤング・アダルトUSA』(DU BOOKS、2015)ほか。1968年、東京都生まれ。 http://machizo3000.blogspot.com/ http://twitter.com/machizo3000 大和田 俊之 Toshiyuki Owada 専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。現在、慶應義塾大学法学部教授。著書『アメリカ音楽史——ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社)で2011年、第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞。共著に『文化系のためのヒップホップ入門』(2011)、『同2』(2018)、『同3』(2019、以上アルテスパブリッシング)、『私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか――日本ポピュラー音楽の洋楽受容史』(花伝社、2019)、『村上春樹の100曲』(立東舎、2018)、『ラップは何を映しているのか』(毎日新聞出版、2017)がある。1970年、神奈川県生まれ。 http://d.hatena.ne.jp/adawho/ http://twitter.com/adawho
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文化系のためのヒップホップ入門2
¥1,980
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あの名コンビふたたび! ヒップホップの聴き方がわかる画期的な入門書として絶賛されたベストセラー、待望の第2弾登場! 「ヒップホップは音楽ではない」「ヒップホップは『少年ジャンプ』である」といったキラーフレーズを満載した前作『文化系のためのヒップホップ入門』は、ライムスター宇多丸さんや山下達郎さんにも高く評価され、刊行から7年が経った現在も売れ続けているアルテス最大のロングセラーです。 その続編『2』は、ケンドリック・ラマーやチャンス・ザ・ラッパーが登場し、ニッキー・ミナージュら女性ラッパーが活躍、ファレル・ウィリアムズ〈ハッピー〉が大ヒットした、2012年から14年まで3年間のヒップホップ・シーンの変遷を追いかけます。 さらにゲストに『Jazz The New Chapter』の編著者・柳樂光隆さんをお迎えし、「ループ感覚」「Jディラ」「YouTube」などをキーワードにジャズとヒップホップの影響関係を探る鼎談を収録。 [出版社より] 著 者|長谷川町蔵・大和田俊之 出版社|アルテスパブリッシング[いりぐちアルテス] 定 価|1,800円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|280 ISBN|978-4-86559-175-0 初 版|2018年09月 Author 長谷川 町蔵 Machizo Hasegawa 文筆家。1990年代末にライター活動を開始し、映画や音楽についてのコラムや小説執筆まで、多ジャンルにわたる執筆活動を行っている。著書に『インナー・シティ・ブルース』(スペースシャワーネットワーク、2019)、『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』(洋泉社)、『あたしたちの未来はきっと』(タバブックス、2017)、共著に『ヤング・アダルトUSA』(DU BOOKS、2015)ほか。1968年、東京都生まれ。 http://machizo3000.blogspot.com/ http://twitter.com/machizo3000 大和田 俊之 Toshiyuki Owada 専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。現在、慶應義塾大学法学部教授。著書『アメリカ音楽史——ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社)で2011年、第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞。共著に『文化系のためのヒップホップ入門』(2011)、『同2』(2018)、『同3』(2019、以上アルテスパブリッシング)、『私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか――日本ポピュラー音楽の洋楽受容史』(花伝社、2019)、『村上春樹の100曲』(立東舎、2018)、『ラップは何を映しているのか』(毎日新聞出版、2017)がある。1970年、神奈川県生まれ。 http://d.hatena.ne.jp/adawho/ http://twitter.com/adawho
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YMOのONGAKU
¥2,750
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祝・YMO結成40周年! レコーディング・スタッフとして『散開』までを見届けた著者が、 豪華ゲストとともに解き明かすテクノ・ポップの魔法! 78年のデビュー作『イエロー・マジック・オーケストラ』に始まり、『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』『BGM』『テクノデリック』『浮気なぼくら』、そして93年の『テクノドン』まで、YMOが発表した6枚のスタジオ・アルバムは、その後の世界のポップスを変えました。 本書はそのレコーディング・プロセスに深く分け入り、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏というメンバー3人の共同作業から生まれたYMOのいまなお新しい音楽性の秘密を探っていきます。 著者は80年代にYMOのアシスタントを務めたのち、サザンオールスターズ、布袋寅泰、玉置浩二、JUDY AND MARRY、ウルフルズなどを手がけ、現在は音楽プロデューサー/アレンジャー/シンセサイザー・プログラマーとして活躍中。 ★対談ゲスト ・松武秀樹(シンセサイザー・プログラマー/作編曲/音楽プロデューサー) ・飯尾芳史(レコーディング・エンジニア/プロデューサー) ・砂原良徳(ミュージシャン) ・木本ヤスオ(サウンド・プロデューサー/アレンジャー/シンセサイザー・プログラマー) [出版社より] 著 者|藤井丈司 出版社|アルテスパブリッシング 定 価|2,500円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|288 ISBN|978-4-86559-202-3 初 版|2019年03月 Contents まえがき プロローグ 灯 階段 前夜 始動 『イエロー・マジック・オーケストラ』 曲目/レコーディング・データ もう一つの物語 アナログ最後の時代 対談 ゲスト│松武秀樹 「P」と「C」/〈ファイアークラッカー〉/〈シムーン〉/〈コズミック・サーフィン〉/〈東風〉/〈中国女〉/〈マッド・ピエロ〉/〈アクロバット〉 『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』 曲目/レコーディング・データ ニューウェイヴ こんな冷たい音楽は受けるわけがない アルファ・フュージョン・フェスティバル シンセサイザーとは何か 初期YMOの機材 プロフェット5という怪物 対談 ゲスト│松武秀樹 新機材の導入/〈デイ・トリッパー〉/プロデューサー、コニー・プランク(対談の途中で一言)/〈ビハインド・ザ・マスク〉/〈ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー〉/〈インソムニア〉/〈テクノポリス〉/〈ライディーン〉/〈アブソリュート・エゴ・ダンス〉/〈キャスタリア 『BGM』 曲目/レコーディング・データ スターダム 裸になる音楽へ TR‐808 4分30秒 言葉 バンド名 対談 ゲスト│飯尾芳史 押しかけ就職/デジタルとアナログの併用/〈カムフラージュ〉/〈千のナイフ〉/〈ラップ現象〉/〈バレエ〉/〈マス〉/〈ハッピーエンド〉/〈来たるべきもの〉/〈キュー〉/〈U.T.〉 『テクノデリック』 曲目/レコーディング・データ シンセを使わなくてもYMO LMDー649 気配の音 「これで初めてテクノになった」 対談 ゲスト│飯尾芳史 〈階段〉/〈京城音楽〉/〈灰色の段階〉/〈新舞踊〉/〈灯〉/〈前奏〉〈後奏〉/〈手掛かり〉/〈ジャム〉 『浮気なぼくら』 曲目/レコーディング・データ 終りの季節 打ち上げ花火 対談 ゲスト│砂原良徳 カルト・キング/マイ・ファースト・YMO/〈君に、胸キュン。〉/「キュン!」/解析/〈ONGAKU/音楽〉/リンドラムのROM/〈以心電信〉/〈WILD AMBITIONS〉/散開/最後のYMO 『テクノドン』 曲目/レコーディング・データ 音楽の曲がり角 "We Call It Techno" 再結成 プリプロ 対談 ゲスト│木本ヤスオ 『テクノドン』の始まり/山本耀司邸/〈NANGA DEF ?〉/不安/ノン・ヴォーカルとフレーズ・サンプリング/〈FLOATING AWAY〉/〈O.K.〉/〈BE A SUPERMAN〉/〈KING CREOLE〉/〈POCKETFUL OF RAINBOWS〉/〈DOLPHINICITY〉/〈HI-TECH HIPPIES〉 エピローグ SKETCH SHOW テイ・トウワが語る〈Turn Turn〉 再々結成 BRIDGE OVER TROUBLED MUSIC HAPPY END 謝辞 注 Author 藤井 丈司 Takeshi Fujii 音楽プロデューサー/アレンジャー/シンセサイザー・プログラマー。1957年、岐阜県各務原市生まれ、東京都杉並区育ち。はっぴいえんどとシカゴ・ブルースに溺れた学生時代を過ごし、1980年、ヨロシタミュージックに入社。アルバム『増殖』から散開までYMOのアシスタントを務めたのち、シンセサイザー・プログラマーとしてデビュー。サザンオールスターズのアルバム『KAMAKURA』、桑田佳祐『KEISUKE KUWATA』、布袋寅泰『GUITARHYTHM』の共同プロデューサーを務める。90年代以降は、仲井戸麗市「魔法を信じるかい?」、玉置浩二「田園」、JUDY AND MARY「クラシック」、広末涼子「MajiでKoiする5秒前」、井上陽水「TEENAGER」、ウルフルズ「明日があるさ」などにプロデューサーあるいはアレンジャーとして参加、記憶と記録のミリオン・ヒットを数多く手がけている。最新作はBRADIO『YES』。牧村憲一、柴那典との共著に『渋谷音楽図鑑』(太田出版、2017年)がある。本書が初の単著。 https://www.facebook.com/takeshi.fujii2
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ジョン・ケージ 作曲家の告白
¥1,760
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1948年と1989年におこなわれたふたつの自伝的講演からジョン・ケージの生涯をたどる。 音楽の意味を根本から変えてしまった作曲家、ジョン・ケージ(1912〜1992)が自ら半生を語ったふたつの講演を収録した日本オリジナル企画。 コンパクトな文量、ユーモアを交えた平易な言葉で語られたケージの思想のエッセンス、創作活動の全体がわかる自伝による入門。また、これらの講演ではじめて明らかになった新事実やインスピレーションの源泉にも触れられておりケージの生涯を知る上で必読の内容となっている。 ★本書に収録したふたつの講演 「作曲家の告白」1948年 30代半ばにしてはじめて自らの半生を語った講演。 彼はなぜ作曲家をこころざし、音楽に何を託していたのか。 ピアノの概念を覆した「プリペアド・ピアノ」の発明秘話や、 この4年後に発表される無音の音楽《4分33秒》の構想など 具体的な作品への言及のみならず、近代化が進む時代において 音楽にいったい何ができるのかといった根源的な問いにも触れられている。 「自叙伝」1989年 京都賞の受賞を記念して日本でおこなわれた講演。 死を3年後に控えた77歳のケージが創作人生を振り返り、 禅や鈴木大拙といった東洋思想への接近、地衣類やキノコへの愛、 晩年の美術作品への傾倒など、自身の全体像がくまなく語られている。 [出版社より] 著 者|ジョン・ケージ 訳 者|大西穣 出版社|アルテスパブリッシング 定 価|1,600円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|128 ISBN|978-4-86559-206-1 初 版|2019年07月 Contents 「作曲家の告白」1948年 「自叙伝」1989年 Author ジョン・ケージ John Cage 米国の現代音楽作曲家。1912年ロサンゼルス生まれ。アルノルト・シェーンベルク、アドルフ・ワイス、ヘンリー・カウエルに師事。プリペアド・ピアノや偶然性の音楽の発明、東洋思想への接近、そして茸に対する愛で知られる。代表作に《プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード》、《四分三三秒》、《フリーマン・エチュード》、著書に『サイレンス』、『ジョン・ケージ 小鳥たちのために』など。晩年は作曲のみならず絵画や版画作品も発表した。1992年8月、脳溢血のためにニューヨークで死去。 Translator 大西 穣 Jo Onishi バークリー音楽大学作曲科卒。ニューイングランド音楽院での実験音楽セミナーSICPPに聴講生として参加。ニューヨークのライヴ・ハウスThe Stoneなどに自己のグループで出演、帰国後はコンポーザー/ピアニストとして活動。佐々木敦と東浩紀が主催するゲンロン批評再生塾に参加し、現在は様々な媒体で執筆をおこなう。
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ポップ・ミュージックを語る10の視点
¥2,090
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★4刷決定! いま音楽を語るときに私たちが語ること──。 注目の論客たちがポップ・ミュージックの現在を多角的に論じた刺激的な連続講座、待望の書籍化! 〈music is music〉レクチャー・シリーズは、投資家/コンテンツ・プロデューサーのマスヤマコム(桝山寛)と音楽プロデューサーの牧村憲一のプロデュース、『文化系のためのヒップホップ入門』著者の大和田俊之のコーディネイトによって、2016年から18年にかけて東京・渋谷で開催されました。 登壇したのは、すぐれた耳とシャープな視点を持って音楽に取り組んでいるプロデューサー(冨田ラボ)、ジャズ作・編曲家(挾間美帆)、音楽学者(南田勝也、増田聡、細馬宏通、永冨真梨、輪島裕介、大和田俊之)、ライター/ジャーナリスト/評論家(柳楽光隆、渡辺志保)の実力派10人。 最新型のジャズ、アメリカのヒップホップ、ロック、ポップス、さらにはカントリーから東アジア圏のポップスまで、いまポピュラー音楽を語るとき、どんな言葉が可能なのか? 音楽体験への新しい扉をひらく10の講座へようこそ! [出版社より] 編著者|大和田俊之 プロデューサー|マスヤマコム・牧村憲一 出版社|アルテスパブリッシング 定 価|1,900円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|344 ISBN|978-4-86559-215-3 初版|2020年02月 Contents テクノロジーとアメリカ音楽 大和田俊之 オルタナティヴなジャズ史の試み 柳樂光隆 世代から見る「ロック」の50年 南田勝也 “録音された音楽”を聴くことの意味 冨田ラボ(冨田恵一) ヒップホップ・シーンの裏側 渡辺志保 ラージ・アンサンブルの歴史と新展開 挟間美帆 音楽にとってパクリとはなにか? 増田聡 デヴィッド・ボウイの「Away」感覚 細馬宏通 カントリー・ミュージックの新潮流と多様性 永冨真梨 環太平洋・アジアから日本ポピュラー音楽史を見る 輪島裕介 Editor 大和田 俊之 Toshiyuki Owada 専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。現在、慶應義塾大学法学部教授。著書『アメリカ音楽史——ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』(講談社)で2011年、第33回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞。共著に『文化系のためのヒップホップ入門』(2011)、『同2』(2018)、『同3』(2019、以上アルテスパブリッシング)、『私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか――日本ポピュラー音楽の洋楽受容史』(花伝社、2019)、『村上春樹の100曲』(立東舎、2018)、『ラップは何を映しているのか』(毎日新聞出版、2017)がある。1970年、神奈川県生まれ。 http://d.hatena.ne.jp/adawho/ http://twitter.com/adawho Producer マスヤマコム Hiroshi Masuyama 投資家、コンテンツ・プロデューサー。投資案件に映画『この世界の片隅に』、アプリ『スマートニュース』がある。また日本の音楽、飲食文化を助成する非営利社団法人MAMの代表理事を務める。助成先は挾間美帆CD『Dancer In Nowhere』、網守将平CD『パタミュージック』、牧村憲一の音楽・レクチャー制作『music ismusic』など。 https://mamjp.org/ 牧村 憲一 Kenichi Makimura ユイ音楽工房の設立に参加後、CM制作会社ONにて大滝詠一、山下達郎のCMを担当。フリー・プロデューサーとしては、大貫妙子、加藤和彦、竹内まりやらを手がけた。細野晴臣主宰のノンスタンダード・レーベルを経て、ポリスターレコードではフリッパーズ・ギターの制作、TRATTORIA、WITS(Z)、サラヴァの各レーベルのエグゼクティヴ・プロデューサーを兼務。共著『渋谷音楽図鑑』(太田出版)、単著『「ヒットソング」の作り方』(NHK出版)などの著書がある。現在、music is musicのプロデューサー、慶應義塾大学アート・センター訪問所員。
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[新版]魂(ソウル)のゆくえ
¥1,980
SOLD OUT
ソウル・ミュージック・ガイドのロングセラーが全448曲のプレイリストを加えてリニューアル新発売! 刊行30周年記念出版! 愛され続けるロングセラー(11刷)に、11のプレイリスト=全448曲を加えた新版の登場です。デザインや本文組みも一新しました。 FM番組『バラカン・ビート』『ウィークエンド・サンシャイン』やNHKワールド『ジャパノロジー・プラス』などラジオやテレビでおなじみ、ピーター・バラカンが、ゴスペルからヒップホップまで、アメリカのソウル・ミュージックの歴史とスターたちを語った本書は、多くのミュージシャンやリスナーに支持され、ロングセラーとなっています。 この30周年記念版は、著者が各章ごとに新しく選んだ合計448曲のプレイリストを、ストリーミング・サービスのSpotifyに作成し、リンクQRコードと書き下ろしの解説を加えた新版です。 ヒップホップがポピュラー音楽の主流となっているなか、若いリスナーたちがブラック・ミュージックの歴史に新たな関心を寄せている今、最適の入門書としてお薦めしたい1冊です。 *本書は、2008年に弊社から発売した『魂(ソウル)のゆくえ』の改訂新版です。1989年のオリジナルの新潮文庫版発売から数えて今年が30周年にあたります。 [出版社より] 著 者|ピーター・バラカン 出版社|アルテスパブリッシング 定 価|1,800円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|280 ISBN|978-4-86559-208-5 初版|2019年09月 Contents 二〇一九年版の読者のみなさんへ 00 はじめに──ぼくにとってのソウル・ミュージック 01 ゴスペルの話から始めよう─ソウル前史 02 R&Bからソウルへ──レイ・チャールズ、サム・クック、ジェイムズ・ブラウン 03 モータウン─黒人の夢を乗せた都会のサウンド 04 サザン・ソウル──スタックスが作りあげた六〇年代の奇跡 05 ニュー・オーリンズのR&B 06 七〇年代ソウルのスーパースターたち──内省と成熟 07 フィラデルフィア・ソウル─都会育ちの黒人たち 08 ファンク、ロックとソウル 09 ディスコ・ブームとソウルの死 10 ヒップ・ホップの時代 11 魂のゆくえ──むすびに代えて ▶プレイリスト 01 ゴスペルの話から始めよう 02 R&Bからソウルへ 03 モータウン 04 サザン・ソウル 05 ニュー・オーリンズのR&B 06 七〇年代ソウルのスーパースターたち 07 フィラデルフィア・ソウル 08 ファンク、ロックとソウル 09 ディスコ・ブームとソウルの死 10 ヒップ・ホップの時代 11 魂のゆくえ あとがき 人名索引 Author ピーター・バラカン Peter Barakan 1951年ロンドン生まれ。ロンドン大学日本語学科を卒業後、1974年、音楽出版社で著作権関係の仕事に就くため来日。一九八〇年に退社後、執筆活動やラジオ番組への出演などを始める。八〇年代にはYMOとそのメンバーの海外コーディネーションを担当。八四年から三年半、TBSテレビのミュージック・ヴィデオ番組『ザ・ポッパーズMTV』の司会を務めた。 現在はフリーランスのブロードキャスターとして活動。ラジオ/テレビで『ウィークエンド・サンシャイン』(NHK-FM)、『バラカン・ビート』(Inter FM)、『ライフスタイル・ミュージアム』(Tokyo FM)、『ジャパノロジー・プラス』(NHK BS1、NHK World)などの番組を担当。 また、二〇一四年から毎年秋に開催されている音楽フェスティヴァル『Peter Barakan’s Live Magic!』を監修している。 おもな著書に『ロックの英詞を読む──世界を変える歌』(集英社インターナショナル)、『ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック』(光文社知恵の森文庫)、『ラジオのこちら側で』(岩波新書)、『ピーター・バラカン音楽日記』(集英社インターナショナル)がある。