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ことばと vol.8
¥1,760
「今号から本誌は「ことばと新人賞」発表のための(…)文学ムックにリニューアルされました。 ことばとは創刊時から、新しい、まったく新しい小説の才能を探し求めてきました。文学雑誌、小説の雑誌が数ある中、後発の小さな雑誌がするべきことは、何よりもまず、新たな価値観の提示だと思ってきたからです。新人賞は、いわばその核心です」 ――佐々木敦(巻頭言より) 編集長|佐々木敦 ロゴマーク|石黒正数 表紙・本文デザイン|戸塚泰雄 出版社|書肆侃侃房 定 価|1,600円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|200 ISBN|978-4-86385-642-4 発 行|2024年10月 Contents 【第6回ことばと新人賞】 佳作 井村日出夫「教室教室」 佳作 福原悠介「何もない部屋」 選考座談会(江國香織、滝口悠生、豊﨑由美、山下澄人、佐々木敦) 【創作】 池谷和浩(第5回ことばと新人賞「フルトラッキング・プリンセサイザ」) 「警告してやる声が要る」 笛宮ヱリ子(第3回ことばと新人賞「だ」) 「横顔」 福田節郎(第4回ことばと新人賞「銭湯」) 「独壇場」 藤野(第5回ことばと新人賞佳作「おとむらいに誘われて」) 「路面標示」
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ことばと vol.7 ことばとことば
¥1,980
編集長|佐々木敦 ロゴマーク|石黒正数 表紙・本文デザイン|戸塚泰雄 装画・挿絵|近藤恵介 出版社|書肆侃侃房 定 価|1,800円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|368 ISBN|978-4-86385-600-4 発 行|2023年11月 Contents 【巻頭表現】 千葉雅也「間違えたらもう一度繰り返せ」 【第5回ことばと新人賞】 池谷和浩「フルトラッキング・プリンセサイザ」 佳作 藤野「おとむらいに誘われて」 選考座談会(江國香織、滝口悠生、豊﨑由美、山下澄人、佐々木敦) 【特集:ことばとことば】 ◎創作 大沼恵太「ここだけの話」 大前粟生「パラパラ」 片島麦子「メントリの始末」 木下古栗「君たちはどう生きるか」 佐川恭一「不服」 瀬尾夏美「頬をなぞる」 戸田真琴「きっとしらない国」 法月綸太郎「虱博士」 笛宮ヱリ子「白い噓」 福田節郎「才能」 保坂和志「ことばとショーケン」 町屋良平「植物」 【本がなければ生きていけない】 佐々木敦「蔵書の減少と本棚の増殖」
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ことばと vol.6 ことばと戦争
¥1,870
編集長|佐々木敦 ロゴマーク|石黒正数 表紙・本文デザイン|戸塚泰雄 装画・挿絵|近藤恵介 出版社|書肆侃侃房 定 価|1,700円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|336 ISBN|978-4-86385-548-9 初 版|2022年11月 Contents 【巻頭表現】 谷川俊太郎「人と人」 【第4回ことばと新人賞】 受賞作 福田節郎「銭湯」 佳作 井口可奈「かにくはなくては」 選考座談会(選考委員:江國香織、滝口悠生、豊﨑由美、山下澄人、佐々木敦) 【特集 ことばと戦争 】 ◎インタビュー 高橋源一郎「戦時下のことば、最前線のことば」(聞き手:佐々木敦) ◎小説 北野勇作「戦争の夢」 高山羽根子「朝の喫茶店・内装」 早助よう子「風船爆弾をつくった祖母の話」 吉村萬壱「イチコロ」 ◎評論 小峰ひずみ「人民武装論 RHYMESTERを中心に」 水上文「聴き取られない声を聴く――『戦争は女の顔をしていない』と日本」 【創作】 小山田浩子「あさみぎよひだり トミヱさん(二)」 仙田学「雪ちゃんなんてだいっきらい!」 【翻訳】 ロシア――戦争に反対する詩人たち 解説・訳 高柳聡子 戦争について黙っていてはいけない タチヤーナ・ヴォリツカヤ 「ママ、ママ、戦争だ、戦争だよ!」 アーリャ・ハイトリナ 時の切断 エカテリーナ・ヒノフケル くち アレクセイ・ボロネンコ ロシアの民族料理 ヤン・クントゥール 「ブチャ」(罪なく殺されたすべての人びとの記憶に) エカテリーナ・ザジルコ 無題 【本がなければ生きていけない】 韻踏み夫「世界のなかに置かれた書物」 杉田協士「喫茶店」
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ことばと vol.5 ことばとわたし
¥1,650
編集長|佐々木敦 ロゴマーク|石黒正数 表紙・本文デザイン|戸塚泰雄 装画・挿絵|近藤恵介 出版社|書肆侃侃房 定 価|1,500円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|208 ISBN|978-4-86385-516-8 初 版|2022年04月 Contents [ 巻頭表現 ] 川勝徳重「パイプのけむり」 [ 特集 ことばとわたし ] ◎小説 円城塔「時をかける少女」 片岡義男「ブカレストから来た」 草野なつか「丘の船着き場」 長嶋有「舟」 樋口恭介「適切な距離」 古谷利裕「騙されない者は彷徨う」 ◎評論 江南亜美子「更新される、「私小説」」 大滝瓶太「幽体離脱する「私」」 ◎対談 桜庭一樹×西村紗知「「私」はどこからやってきたか?」 [ 創作 ] 戸田真琴「まい・おーるど・ふれんど」 李琴峰「怨念花が呪う島」 [ 翻訳 ] ブレンダ・ロサーノ 成田瑞穂訳「石はどんなふうに考える」 [ 本がなければ生きていけない ] 豊﨑由美「本が怖い」 吉開菜央「私の原点は絵本」
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ことばと vol.4 ことばとからだ
¥1,760
SOLD OUT
編集長|佐々木敦 ロゴマーク|石黒正数 表紙・本文デザイン|戸塚泰雄 装画・挿絵|近藤恵介 出版社|書肆侃侃房 定 価|1,600円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|264 ISBN|978-4-86385-455-0 初 版|2021年10月 Contents [ 巻頭表現 ] 菅原睦子「大丈夫、聞こえているよ。」 [ 創作 ] 上田岳弘「領土」 東山彰良「REASON TO BELIEVE」 古川日出男「太陽 The Sun」 マーサ・ナカムラ「人形師」 [ 特集 ことばとからだ ] ◎小説 金原ひとみ「アイ ドント スメル」 戸田真琴「海はほんとうにあった」 藤野可織「心臓」 松波太郎「あカ佐タな」 ◎対談 千葉雅也×村田沙耶香「水槽の中のからだ/水槽の中のことば」 ◎インタビュー 松波太郎「コトバのカラダにハリを打つ」 [ 第三回ことばと新人賞 ] 笛宮ヱリ子「だ」 [ 翻訳 ] トリスタン・ガルシア「地球外存在」(小嶋恭道訳) [ 本がなければ生きていけない ] 小田原のどか「本にまつわるエッセイ」 和田彩花「「本が好き」のためらい」
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ことばと vol.3 ことばと音楽
¥1,760
編集長|佐々木敦 ロゴマーク|石黒正数 表紙・本文デザイン|戸塚泰雄 装画・挿絵|近藤恵介 出版社|書肆侃侃房 定 価|1,600円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|288 ISBN|978-4-86385-455-0 初 版|2021年04月 Contents [ 巻頭表現 ] 森栄喜「Die-in Tulips」 [ 創作 ] 青柳菜摘「フジミ楼蜂」 市原佐都子「蝶々夫人」 柴崎友香「知らない街のように」 水沢なお「生殖する光」 [ 特集 ことばと音楽 ] ◎小説 柴田聡子「新曲・Best Friend」 町田康「むかし話」 ◎歌詞 イ・ラン「私はある女の生き様を想像してみる」(カン・バンファ訳) 小島ケイタニーラブ「帰ってきたシーラカンス」 崎山蒼志「時間」 澤部渡(スカート)「私が夢からさめたら」 さや(テニスコーツ)「その夢のなか」 澁谷浩次(yumbo)「歌の終わり」 寺尾紗穂「香水」 豊田道倫「海の街へ」 七尾旅人「元日の横須賀」 野口順哉(空間現代)「符牒」 蓮沼執太「フェイシズ」 山本精一「二度寝の子守唄」 諭吉佳作/men「から」 ◎対談 佐藤良明×細馬宏通「言葉と音楽、そのしくみをめぐって」 [ 第二回ことばと新人賞 ] 大沼恵太「ゾロアスターの子宮」 山縣太一「体操させ、られ。してやられ」 [ 翻訳 ] 胡遷「空気銃」(濱田麻矢訳) [ 本がなければ生きていけない ] 東千茅「言葉に呑まれる」 百瀬文「あのページで逢いましょう」
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ことばと vol.2 ことばと演劇
¥1,870
編集長|佐々木敦 ロゴマーク|石黒正数 表紙・本文デザイン|戸塚泰雄 装画・挿絵|近藤恵介 出版社|書肆侃侃房 定 価|1,700円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|328 ISBN|978-4-86385-423-9 初 版|2020年10月 Contents [ 巻頭表現 ] いとうひでみ「生業」 [ 創作 ] 佐藤亜紀「性頑愚にして強訴を好む」 瀬尾夏美「押入れは洞窟」 滝口悠生「夜の電話のための戯曲」 [ 特集 ことばと演劇 ] ◎戯曲 飴屋法水「スワン666」 岡田利規「THE VACUUM CLEANER」 ◎小説 綾門優季「唯一無二」 犬飼勝哉「住吉コーポ二〇一」 鳥山フキ「どこ行った」 中村大地「はなのゆくえ」 松原俊太郎「イヌに捧ぐ」 宮﨑玲奈「蟹いいよ」 本橋龍「植物の家」 ◎対談 山下澄人×佐々木敦「演戯の生成、小説の誕生」 [ 第一回ことばと新人賞 ] ◎佳作 金名サメリ「道ジュネー」 永井太郎「残って拡散する響き」 [ 翻訳 ] アリ・スミス「本当の短編小説」(木原善彦訳) [ 本がなければ生きていけない ] 久保明教「あいだをさぐる」 児玉雨子「等身大九龍城」
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文学ムック ことばと vol.1
¥1,650
このたび、書肆侃侃房の新しい文学ムックの編集長を務めることになりました。 名前は「ことばと」といいます。 「ことばと」は、まず第一に「言葉と」という意味です。 僕たちは普段から言葉を使って、さまざまなことをしています。 言葉を用いて、さまざまなものを生み出したり、作り出すこともあります。 このとき重要なのは、ひとが「言葉と」行為や創造を共におこなっている、ということです。 この「言葉と」の「と」について、文芸誌作りを通して、あらためて考えてみたいと思っています。 「ことばと」には「言葉とXXX」という意味もあります。 僕はこれまで、言語表現以外にも、たくさんの芸術文化にかかわってきました。 音楽、映画/映像、舞台芸術、アート、サブカルチャーなどなど、言葉と、それとは別の表現との接続や共振や融合を、この文芸誌では探求していこうと考えています。 とはいっても、けっして大袈裟なことではありません。 楽しくなければ意味がない。「ことばと」では、これまでだったら実験や冒険と呼ばれていたようなことを、出来るだけ軽やかに試みていきたいと思っています。 それからもうひとつ、「ことばと」には「言鳩=ことばの鳩」という意味も込められています。 生まれたばかりの新鮮な言葉たちを遠くまで届ける伝書鳩というイメージです。 2020年代のはじめに誕生する、年二回刊行のささやかな文芸誌を見守っていただけたら嬉しいです。 いや、見ているだけじゃなく、どしどし参加してください。 「ことばと」では、新しい書き手を、まったく新しい仕方で言葉と何かをしようとする方を求めています。 創刊は2020年4月1日の予定です。 ワクワクしながら待っていてください。 佐々木敦 [創刊の辞より] 編集長|佐々木敦 ロゴマーク|石黒正数 表紙・本文デザイン|戸塚泰雄 装画・挿絵|近藤恵介 出版社|書肆侃侃房 定 価|1,500円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|240 ISBN|978-4-86385-396-6 初 版|2020年4月 Contents [ 巻頭表現 ] 福田尚代「文房具たち」 [ 座談会 ] 柴田聡子×又吉直樹×佐々木敦「「言葉と何か」についての120分」 [ 創作 ] 阿部和重「Hunters And Collectors」 小笠原鳥類「エルガーを聞きながら書いた小説」 片島麦子「レースの村」 小林エリカ「緋色の習作 A Study in Scarlet」 佐川恭一「舞踏会」 千葉雅也「マジックミラー」 保坂和志「胸さわぎ」 マーサ・ナカムラ「帝都の墓/阿弥家の墓参り」 山本浩貴(いぬのせなか座)「pot hole(楽器のような音)」 [ 翻訳 ] ウティット・へーマムーン「心焦がすサイゴン」(福冨渉訳) [ 本がなければ生きていけない ] 伊藤亜紗「二つの本棚」 堤雄一(古書 防破堤)「とともに考える」