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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2
¥1,430
SOLD OUT
13歳になった「ぼく」に親離れの季節が――「一生モノの課題図書」、完結。 中学生の「ぼく」の日常は、今も世界の縮図のよう。授業でのスタートアップ実習、ノンバイナリーの教員たち、音楽部でのポリコレ騒動、ずっと助け合ってきた隣人との別れ、そして母の国での祖父母との旅――“事件”続きの暮らしの中で、少年は大人へのらせん階段を昇っていく。80万人が読んだ「親子の成長物語」、ついに完結。 [出版社より] 著 者|ブレイディみかこ 出版社|新潮社 定 価|1,300円+税 判 型|四六変型版/並製 頁 数|206 ISBN|978-4-10-352682-7 初 版|2021年09月 Author ブレイディみかこ ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。1996年から英国ブライトン在住。2017年、『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で新潮ドキュメント賞を受賞。2019年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞、Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞などを受賞。他に、『ワイルドサイドをほっつき歩け――ハマータウンのおっさんたち』(筑摩書房)、『THIS IS JAPAN―英国保育士が見た日本―』(新潮文庫)、『女たちのテロル』(岩波書店)、『女たちのポリティクス――台頭する世界の女性政治家たち』(幻冬舎新書)、『他者の靴を履く――アナーキック・エンパシーのすすめ』(文藝春秋)など著書多数。
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雑貨の終わり
¥1,980
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無印良品も村上春樹もTDLもパンも雑貨になった……? 東京西荻の雑貨店主が考察するエッセイ集。 疫病に街がすっぽりと覆われてしまう前、店内を眺めた。専門店にあったはずの工芸品も本も服もみな雑貨になった。物と雑貨の壁は壊れ、自分が何を売っているのか、いよいよわからなくなっていく。これからどうしたら物の真贋の判断を手放さずに済むだろうか。広範な知識と経験を交えて雑貨化の過去と現在地を探る画期的な論考。 [出版社より] 著 者|三品輝起 出版社|新潮社 定 価|1,800円+税 判 型|四六変型版/上製 頁 数|222 ISBN|978-4-10-353511-9 初 版|2020年08月 Contents 毎朝 息を止めて ふたりの村上 レディメイド、さえも 印の無い印 地図のないメニルモンタン 鼠の国をめぐる断章 パン屋から遠くはなれて 釣りびとたち 聖なる箱 べつのポートランドで ホテルの滝 水と空 Author 三品 輝起 Teruoki Mishina 1979年、京都府で生まれ、愛媛県で育つ。2005年、東京の西荻窪で雑貨店FALLを開店。2017年、エッセイ集『すべての雑貨』(夏葉社)を刊行。『図書』(岩波書店)ほか各誌に雑貨論を寄稿している。
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オルタネート
¥1,815
私は、私を育てていく――。誰しもが恋い焦がれた青春の普遍を真っ向から描き切る、加藤シゲアキ、これが新たな代表作。 高校生限定のマッチングアプリが必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、3人の若者の運命が、鮮やかに加速していく――。恋とは、友情とは、家族とは、人と“繋がる”とは何か。悩み、傷つきながら、〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を端正かつエモーショナルに描く。著者3年ぶり、渾身の新作長編。 [出版社より] 著 者|加藤シゲアキ 出版社|新潮社 定 価|1,650円+税 判 型|四六変型版/上製 頁 数|383 ISBN|978-4-10-353731-1 初 版|2020年11月 Author 加藤 シゲアキ Shigeaki Kato 1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWS のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 とヒット作を生み出し続け、2020年3月には初のエッセイ集『できることならスティードで』を刊行。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。
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母影
¥1,430
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《第164回 芥川賞候補作》 行き場のない少女は、カーテン越しに世界に触れる。デビュー作『祐介』以来、4年半ぶり初の純文学作品。 小学校でも友だちをつくれず、居場所のない少女は、母親の勤めるマッサージ店の片隅で息を潜めている。お客さんの「こわれたところを直している」お母さんは、日に日に苦しそうになっていく。カーテンの向こうの母親が見えない。少女は願う。「もうこれ以上お母さんの変がどこにも行かないように」。 [出版社より] 著 者|尾崎世界観 出版社|新潮社 定 価|1,300円+税 判 型|四六変型版/上製 頁 数|126 ISBN|978-4-10-352142-6 初 版|2021年01月 Author 尾崎 世界観 Sekaikan Ozaki 1984年11月9日、東京都生まれ。2001年結成のロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギター。2012年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。2016年、初小説『祐介』(文藝春秋)を書き下ろしで刊行。他の著書に『苦汁100%』、『苦汁200%』(ともに文藝春秋)、『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(KADOKAWA)。千早茜との共著に『犬も食わない』(新潮社)。対談集に『身のある話と、歯に詰まるワタシ』(朝日新聞出版)。
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ペスト
¥825
アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは鼠の死体をいくつか発見する。ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。外部と遮断された孤立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を年代記風に淡々と描くことで、人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、過ぎ去ったばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み圧倒的共感を呼んだ長編。 [出版社より] 著 者|アルベール・カミュ 訳 者|宮崎嶺雄 出版社|新潮社[新潮文庫] 定 価|750円+税 判 型|文庫版/並製 頁 数|162 ISBN|978-4-10-211403-2 初 版|1969年11月 Author アルベール・カミュ Albert Camus 1913-1960。アルジェリア生れ。フランス人入植者の父が幼時に戦死、不自由な子供時代を送る。高等中学(リセ)の師の影響で文学に目覚める。アルジェ大学卒業後、新聞記者となり、第2次大戦時は反戦記事を書き活躍。またアマチュア劇団の活動に情熱を注ぐ。1942年『異邦人』が絶賛され、『ペスト』『カリギュラ』等で地位を固めるが、1951年『反抗的人間』を巡りサルトルと論争し、次第に孤立。以後、持病の肺病と闘いつつ、『転落』等を発表。1957年ノーベル文学賞受賞。1960年1月パリ近郊において交通事故で死亡。 Translator 宮崎嶺雄 Mineo Miyazaki 1908-1980。東京生れ。東京帝大心理学科中退。岸田国士に師事、バルザック、サンド、メリメ、カミュ等、多くの仏文学を翻訳紹介。1941年、フランス文学賞受賞。戦後創元社編集長を務めた。
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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
¥1,485
大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽々と飛び越えていく——。 優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。 [出版社より] 著 者|ブレイディみかこ 出版社|新潮社 定 価|1,350円+税 判 型|四六変型版/並製 頁 数|254 ISBN|978-4-10-352681-0 初 版|2019年06月 Author ブレイディみかこ 1965(昭和40)年福岡生れ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996(平成8)年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞を、2019(令和元)年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース|本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞を受賞。他の著書に『THIS IS JAPAN』『ヨーロッパ・コーリング』『女たちのテロル』などがある。
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遊廓/渡辺豪写真集
¥2,200
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遊廓に魅せられた著者が、10年にわたって渾身取材撮影した全国の遊廓跡・赤線跡およそ500箇所から厳選収載。消滅間際の、あるいはすでに消えてしまった姿を克明に伝える空前絶後の写真集にして、日本の「影」の近代遺産を記録する貴重な資料。独特の建築様式やモザイクタイル、窓飾りの細やかな意匠が見どころ。 [出版社より] 著 者|渡辺豪 出版社|新潮社 [とんぼの本] 定 価|2,000円+税 判 型|B5変型版/並製 頁 数|143 ISBN|978-4-10-602294-4 初 版|2020年06月 Contents はしがき――記憶と記録のはざま 華は細部に宿る モザイクタイル 窓の意匠 遊廓小史――日本の近代化がもたらしたもの おくがき――なぜ美しいのか 掲載写真リスト 掲載写真日本地図分布リスト 遊廓その後――旧娼家旅館の煌めき Author 渡辺 豪 Go Watanabe 1977年、福島県生まれ。全国に残る遊廓跡・赤線跡およそ500箇所を撮影取材。2015年、遊廓専門の出版社「カストリ出版」を創業、主に貴重書の復刻を行う。翌2016年、吉原遊廓跡に遊廓専門の書店「カストリ書房」を開店。『遊廓』に収録した写真はすべてシグマ社製カメラを用い、多くはDP1 Merrillで撮影。