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イラストで見るUFOの歴史
¥1,980
空に浮かぶ奇妙な光、畑に現れた謎のサークル……。未確認飛行物体やオーパーツ(場違いな人工物)は、何十年間にも渡って人々の関心を集め、時に世の中を熱狂や混乱の渦に巻き込んできました。 本書は、世界各地に残るUFO目撃談やエイリアンとの遭遇事件、エイリアンが登場する創作物などをイラストで紹介。UFO史の入門書として最適の1冊です。 「空飛ぶ円盤」や「エイリアン」のビジュアルの共通認識は、どこから始まったのか。エイリアン支持者と科学者、そして陰謀論者たちのあくなき戦い。各地で発生したアブダクション(エイリアンによる誘拐事件)、その顛末とは……。 英国人著者によるクールかつ軽快な語り口と、シンプルながら味わい深いイラストで、UFOを取り巻く世界の動向を図解します。 [出版社より] 原 書|An Illustrated History of UFOs 著 者|アダム・オールサッチ・ボードマン[絵と文] 訳 者|ナカイサヤカ 出版社|マール社 定 価|1,800円+税 判 型|A5変型判/並製 頁 数|128 ISBN|978-4-8373-6900-4 発 行|2022年06月 Contents はじめに UFO以前 古代の宇宙飛行士 謎の訪問者 宇宙から来た心霊 謎の飛行船 フー・ファイター 宇宙戦争 1940年代 サイエンスフィクションへの熱狂 空飛ぶ円盤 円盤が攻めてきた! ロズウェル事件 メン・イン・ブラック 政府の関与が始まる バミューダトライアングル 1950年代 コンタクティーの登場 映画の中の空飛ぶ円盤 太平洋のUFO 英国の空飛ぶ円盤専門調査委員会 ジャイアント・ロック宇宙船コンベンション スペースインベーダー 最初のアブダクティー 1960年代 ヒル夫妻誘拐事件 確認済み飛行物体 民間UFO研究団体 次元を越えて 軍の作戦行動 ケックスバーグ事件 アンドレアソン事件 1970年代 UFOカルト 薄気味悪い森 接近遭遇 トラヴィス・ウォルトン事件 ビッグフットはエイリアンなのか? ペトロザヴォーツク事件 ミステリーサークル 1980年代 カメラが捉えたUFO レンドルシャムの森事件 ホイットリー・ストリーバー ヘスダーレンの怪光 深い水の中に エリア51 1990年代 ダルシー基地 エイリアン・アジェンダ テレビのUFO アリエル学校事件 宇宙人解剖フィルム フェニックス・ライト 21世紀 政府の情報公開 米国国防省の円盤研究 SETI 現代のUFO研究 UFOに関わる人々 グロサリー(用語集) もっと詳しく知りたい人向けの参考文献 索引 Author アダム・オールサッチ・ボードマン Adam Allsuch Boardman イギリス、リーズを拠点に、イラストレーター、アニメーター、ライターとして活動する。細部への興味に突き動かされ、規則的な線とはっきりとした色遣いで物のディテールを描くのを得意とする。著書に、『イラストでわかる映画の歴史 いちばんやさしい映画教室』(フィルムアート社)(原題『An Illustrated History of Filmmaking』)がある。また、イギリス国立メディア博物館などイギリスの博物館でも数多く彼のイラストが使われている。アップル、デロイト、ジェットスターなど企業との仕事も多く、ダイレクトで分かりやすく情報を伝えるために、遊び心に溢れた作品を提供している。 Translator ナカイ サヤカ 翻訳家、ライター。ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)運営委員。絵本翻訳者として出版翻訳をスタート。主な訳書に『探し絵ツアー』シリーズ(文溪堂)、『代替医療の光と闇』、『反ワクチン運動の真実』、『さらば健康食神話』(地人書館)。共著『科学リテラシーを磨くための7つの話』(あけび書房)。『超能力事件クロニクル』(彩図社)など、ASIOS名義の本にもライターとして参加している。
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イラストで見るゴーストの歴史
¥1,980
SOLD OUT
夜中に聞こえる「ごとん」という音、床のきしみ、そしてただならぬ部屋の冷たさ……。幽霊は、世界各地に伝説や心霊スポットを生み出してきました。また映画や小説、ゲームといった創作物の題材としても、多く取り上げられています。 本書は、そんな幽霊たちの歴史とそれに関連した文化をイラストで解説。私たちを惹きつけてやまない、幽霊の「恐ろしい」魅力が詰まった、ホラー文化の入門書としておすすめの一冊です。 死後の世界、歴史に残る怪奇事件、有名な心霊スポット、幽霊信仰によるイカサマとそれを暴こうとする懐疑主義者たち……。 最古の心霊現象や、現代ならではのデジタルな幽霊なども紹介。味わい深いポップなイラストと著者の軽快な語り口とともに、幽霊の世界に一歩足を踏み入れてみませんか? [出版社より] 原 書|An Illustrated History of Ghosts 著 者|アダム・オールサッチ・ボードマン[絵と文] 訳 者|ナカイサヤカ 出版社|マール社 定 価|1,800円+税 判 型|A5変型判/並製 頁 数|128 ISBN|978-4-8373-6901-1 発 行|2023年06月 Contents はじめに 幽霊とは何か? ホーンティングとは何か? 懐疑的調査 近代以前 死後の世界 ハントゥ ダピー 幽霊の訪問 季節のお祝い 歴史に残るホーンティング 魔物 霊との交信 怪しい古城 護符 コック・レーンの幽霊 19世紀 心霊主義 降霊術 日本の幽霊 北アメリカの幽霊伝説 霊応盤 人里離れた怪しい場所 心霊写真 クラブと協会 超常現象を表現した建築 20世紀 インチキを暴く 想念形態 幽霊が出る廃墟 ゴーストハンター 心霊調査の道具 戦争と幽霊 最恐の心霊スポット リミナル・スペース お化けアトラクション タイムスリップ ドッペルゲンガー 20世紀中頃 乗り物の亡霊 不気味な人形たち 異次元 不快な渦 幻の動物 幽霊の出る病院と学校 メディアの中の幽霊 ポストモダン期 ハイゲイト墓地 取り憑かれた物 ゴーストタウン ホワイト・レディ アミティヴィルの幽霊屋敷 幽霊写真 悪魔パニック メディアに登場するゴーストハンター 21世紀 ゴーストハンティング テレビ番組 現代のホーンティング 幽霊が出るホテル インターネット幽霊 消えない伝説 世界の幽霊たち 現代の幽霊 幽霊伝説に関わる人々 グロサリー(用語集) もっと詳しく知りたい人向けの参考文献 もっと詳しく知りたい人向けの映像作品 索引 Author アダム・オールサッチ・ボードマン Adam Allsuch Boardman イギリス、リーズを拠点に、イラストレーター、アニメーター、ライターとして活動する。細部への興味に突き動かされ、規則的な線とはっきりとした色遣いで物のディテールを描くのを得意とする。著書に、『イラストでわかる映画の歴史 いちばんやさしい映画教室』(フィルムアート社)(原題『An Illustrated History of Filmmaking』)がある。また、イギリス国立メディア博物館などイギリスの博物館でも数多く彼のイラストが使われている。アップル、デロイト、ジェットスターなど企業との仕事も多く、ダイレクトで分かりやすく情報を伝えるために、遊び心に溢れた作品を提供している。 Translator ナカイ サヤカ 翻訳家、ライター。ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)運営委員。絵本翻訳者として出版翻訳をスタート。主な訳書に『探し絵ツアー』シリーズ(文溪堂)、『代替医療の光と闇』、『反ワクチン運動の真実』、『さらば健康食神話』(地人書館)。共著『科学リテラシーを磨くための7つの話』(あけび書房)。『超能力事件クロニクル』(彩図社)など、ASIOS名義の本にもライターとして参加している。
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超能力事件クロニクル
¥2,200
『UFO事件クロニクル』、『UMA事件クロニクル』につづく、シリーズ第三弾! 本来見えないはずのものが見えてしまう〝透視〟、未来の出来事を見事に言い当てる〝予言〟、そこにないはずのものを出現させる〝アポーツ〟……。 この世には、その正体は科学的に解明されていないものの、常識を超えた能力を持つとされる者たちがいる。はたしてその能力は、本物なのか。本当に、超能力は存在するのか。「謎解き超常現象」シリーズでお馴染みのASIOSが古今東西の有名能力者を徹底検証。超能力の真実に迫る! [出版社より] 著 者|ASIOS 出版社|彩図社 定 価|2,000円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|320 ISBN|978-4-8013-0487-1 発 行|2020年10月 Contents 【第一章】1940年以前の超能力事件 長南年恵/クレバー・ハンス/御船千鶴子/三田光一/出口王仁三郎…ほか 【第二章】1950、60年代の超能力事件 L・ロン・ハバード/ブルーノ・グレーニング/ジーン・ディクソン…ほか 【第三章】1970年代の超能力事件 ニーナ・クラギーナ/ユリ・ゲラー/関口淳/清田益章/山下裕人…ほか 【第四章】1980、90年代の超能力事件 桐山靖雄/麻原彰晃/サティヤ・サイ・ババ/関英男…ほか 【第五章】2000年代の超能力事件 ジョー・マクモニーグル/ナターシャ・デムキナ/ジュセリーノ…ほか Author ASIOS Association for Skeptical Investigation of Supernatural 2007年に日本で設立された超常現象などを懐疑的に調査していく団体。名称は「Association for Skeptical Investigation of Supernatural」(超常現象の懐疑的調査のための会)の略。海外の団体とも交流を持ち、英語圏への情報発信も行う。メンバーは超常現象の話題が好きで、事実や真相に強い興味があり、手間をかけた懐疑的な調査を行える少数の人材によって構成されている。
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UFO事件クロニクル
¥2,200
1947年6月、実業家のケネス・アーノルドがアメリカ西海岸のワシントン州を自家用機で飛行中、レーニア山付近で超高速で飛行する謎の物体を目撃する――これがすべての始まりだった。この日以降、世界中の空で未確認飛行物体が目撃され、従来の常識では説明できないような数々の“怪事件”が巻き起こるようになる。 首都ワシントンの上空を複数の未確認飛行物体が襲った「ワシントンUFO侵略事件」、大勢の人々がUFOとその乗員を目撃した「ギル神父事件」、森林作業員がUFOのさらわれた「トラビス・ウォルトン事件」、日本の貨物機がUFOと遭遇「日航ジャンボ機UFO遭遇事件」……。 なぜUFOは現れるのか。その謎を解くべく、UFO史に名を残す難事件の真相をASIOSが解説。UFO人物辞典や用語集、UFO事件年表など、付随する情報も網羅。この一冊を読めば、UFOの謎と歴史がよくわかる。UFOファン必携の書。 [出版社より] 著 者|ASIOS 出版社|彩図社 定 価|2,000円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|320 ISBN|978-4-8013-0252-5 発 行|2017年08月 Contents 第一章 1940年代のUFO事件 モーリー島事件 ケネス・アーノルド事件 ロズウェル事件 マンテル大尉事件 アズテック事件 イースタン航空機事件 ゴーマン少尉の空中戦 コラム:ナチスドイツとUFO 第二章 1950年代のUFO事件 捕まった宇宙人の写真 ワシントンUFO侵略事件 フラットウッズ・モンスター プロジェクト・ブルーブック ロバートソン査問会 チェンニーナ事件 ケリー・ホプキンスビル事件 トリンダデ島事件 ギル神父事件 コラム:実在した空飛ぶ円盤 円盤翼機、全翼機の世界 第三章 1960年代のUFO事件 イーグルリバー事件 リンゴ送れシー事件 ヒル夫妻誘拐事件 ウンモ事件 ソコロ事件 ブロムリー円盤着陸事件 コンドン委員会 エイモス・ミラー事件 コラム:宗教画に描かれるUFO 第四章 1970年代のUFO事件 介良事件 パスカグーラ事件 ベッツ・ボール事件 甲府事件 トラビス・ウォルトン事件 セルジー・ポントワーズ事件 バレンティッチ行方不明事件 ブルーストンウォーク事件 コラム:円盤の出てくる活字SF 第五章 1980、90年代のUFO事件 レンデルシャムの森事件 キャッシュ・ランドラム事件 毛呂山事件 開洋丸事件 日航ジャンボ機UFO遭遇事件 マジェスティック12 カラハリ砂漠UFO墜落事件 ベルギーUFOウェーブ 異星人解剖フィルム コラム:7人のオルタナティブ・コンタクティー コラム:オカルト雑誌「ムー」 正しいUFO記事の読み方 第六章 UFO人物事典 海外のUFO関連人物 日本のUFO関連人物 巻末付録 UFO用語集 UFO事件年表 Author ASIOS Association for Skeptical Investigation of Supernatural 2007年に日本で設立された超常現象などを懐疑的に調査していく団体。名称は「Association for Skeptical Investigation of Supernatural」(超常現象の懐疑的調査のための会)の略。海外の団体とも交流を持ち、英語圏への情報発信も行う。メンバーは超常現象の話題が好きで、事実や真相に強い興味があり、手間をかけた懐疑的な調査を行える少数の人材によって構成されている。
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ユリイカ 2021年12月臨時増刊号 タロットの世界
¥2,420
SOLD OUT
タロットの起源から日本における受容の歴史まで、日本初の決定版タロット論集。鏡リュウジ=責任編集。 [編集部より] 責任編集|鏡リュウジ 出版社|青土社 定 価|2,200円+税 判 型|B5判/並製 頁 数|285 ISBN|978-4-7917-0409-5 初 版|2021年11月 Contents 総特集 タロットの世界 「はじめに」 鏡リュウジ I Tarot in History 起源と黎明 15 世紀から18 世紀 「ルネサンスにおけるタロットの創出――「マンテーニャのタロット」をめぐって」伊藤博明 「「マルセイユのタロット」史 概説」夢然堂 神秘への道 18 世紀から19 世紀 「フランスのタロティストたち――クール・ド・ジェブランからヴィルトまで」今野喜和人 「エリファス・レヴィにおけるタロット占いの意義」武内大 黄金の夜明け 19 世紀末から20 世紀 「ライダー・ウェイト・スミス・タロット登場の背景」江口之隆 「カードの女王――ホロスコープに見るパメラ・コールマン・スミスとライダー・ウエイト版タロット」マギー・ハイド 鏡リュウジ訳 「ケルト十字展開法の解明」マーカス・カッツ 松田和也訳 「アベイ座のタロット・リーディング」メアリ・K・グリア 松田和也訳 新時代の霊性を求めて 20 世紀から21世紀 「二十世紀前半のロシアにおけるタロットオカルティズム」ロナルド・デッカー、マイケル・ダメット 今野喜和人訳 「タロット・ユング・エラノス」鏡リュウジ 「水瓶座時代のタロットとポップオカルティズム」伊泉龍一 「グラストンベリーのタロット事情」河西瑛里子 II Tarot in Japan 「タロット・カードとともに歩んだ半世紀――タロット・カードを日本に初めて輸入販売した会社の物語」 佐藤元泰 「日本におけるタロットの受容史――澁澤、種村と「タロウかタロットか」論争」夢然堂 「タロット占いが教えてきたもの――雑誌『マイバースデイ』から読み解く」橋迫瑞穂 [対談] 「タロットに流れるエネルギーの系譜」 鏡リュウジ+伊泉龍一 III Tarot in Art 「アレイスター・クロウリー、絵画、及びパレルモ・コレクションの諸作品」マルコ・パーシ 松田和也訳 「映画における「愚者」」エミリー・オーガー 伊泉龍一訳 「ケアラケアクア女神オラクルカード」小田まゆみ [インタビュー] 「タロットを描く」天野喜孝 [図版構成]萩尾望都デザインタロットカード IV Tarot in Action 「タロットの与えてくれるもの」暮れの酉 「カードとカードの間からこぼれ落ちるもの」ニシー 「「占い」の、内なる道徳律。」石井ゆかり 「思考ツールとしてのタロット」米光一成 V Tarot in Life 「『はじめてのタロット』を作った日々」荒井良二 「タロットカードと僕」蒼井翔太 「ロンドン・タロット・ツアー」ジェラルディン・バスキン 鏡リュウジ訳 VI Tarot in Perception 「占いと知覚」千葉雅也 【ブックガイド】個性派タロット本・ブックガイド MU BOOK information forum 出張版 星野太朗 編集後記 鏡リュウジ
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法の書[増補新訳]愛蔵版
¥6,380
SOLD OUT
稀代の魔術師アレイスター・クロウリーが遺した人類への提言、『法の書』が世紀を経てついに真の姿を現す! ◇ 最新の研究に基づき全面改訳した決定版 ◇ 本邦初訳の〈序文〉全13頁を増補 ◇ 『法の書』誕生の鍵となった〈啓示の銘板〉のカラー写真および全訳詩文を増補 ◇ 自筆原稿全65点の写真をより鮮明に収録 ◇ クロウリーの言葉に基づき「法の書」本文の一部に特色赤インクを使用 ◇ 附属の特別小冊子には小森健太朗氏、Hieros Phoenix 氏、江口之隆氏、滝本誠氏によるエッセイを収録 この書を読むことは、もはや〈儀式〉というべき特別な体験――。 ー 「汝は食し、子を産み、死ぬために造られたのか? そんなふうに思ってはならない。/汝はある途轍もない〈目的〉のために、現在ある姿に造られているのだ」 「存在とは純粋な歓びである。悲しみとはすべて影の如きものにすぎぬ。」 「すべての男とすべての女は星である」。夜空に輝く星のように、ひとは皆かけがえのない、宇宙にただ一つの存在なのだとクロウリーは説く。「我々の一人ひとりが〈唯一神〉なのだ」と。 法 =〈魂の道しるべ〉を示した、世紀の聖典 旧世紀において「猛毒を含んだ危険文書」「悪魔の福音書」と呼ばれた〈禁断の書〉。 ー [愛蔵版]特殊仕様 ◆ いざ開かれよ魔術の扉―― 業界初、両手で左右に分け開く形態の、特装函入。艶めく烏珠色の布クロスを纏った、聖典の名にふさわしい装い。 ◆ 所有者だけが味わえる、一度きりの〈開封の儀〉―― 一折一折ペーパーナイフで切り開いて読む形態の、袋状アンカット装。 (※開いた際に現れる紙の繊維の立ち上がりこそ、アンカットの封を解いた証。その醍醐味を味わっていただくために、カッターナイフよりもペーパーナイフの使用を推奨いたします) ◆ クロウリーの魂があなたを護る―― 魂の道標たる直筆の金言・魔法円・署名を込めた護符を特典として附属。 装幀 松田行正+杉本聖士。通常仕様の【普及版】も同時発売。 [出版社より] 著 者|アレイスター・クロウリー 訳 者|植松靖夫 出版社|国書刊行会 定 価|5,800円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|304 ISBN|978-4-336-07254-2 初 版|2022年02月 Contents 第一章 法の書 〈第二二〇之書〉 序 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 『法の書』直筆原稿 第二章 クハブス・アム・ペクト 〈第三〇〇之書〉 第三章 デ・レゲ・リベルム 〈第一五〇之書〉 法 I 自由について Ⅱ 愛について Ⅲ 生について Ⅳ 光について 第四章 NVの書 〈第十一之書〉 第五章 HADの書 〈第五五五之書〉 附録〈啓示の銘板〉 訳者解説 Author アレイスター・クロウリー Aleister Crowley 1875年~1947年。イギリスの神秘主義者、魔術師。 ケンブリッジ大学在学中に「黄金の夜明け団」に入団。その後世界各国遍歴の旅に出、神秘主義結社を開設して数多くのオカルティズム文献を著述した。 Translator 植松 靖夫 Yasuo Uematsu 上智大学大学院博士後期課程修了。現在、東北学院大学文学部教授。訳書に『ヴィクトリア時代ロンドン路地裏の生活誌』(原書房)、『西洋博物学者列伝 アリストテレスからダーウィンまで』(悠書館)、『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿』(東京創元社)などがある。
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法の書[増補新訳]普及版
¥3,080
SOLD OUT
稀代の魔術師アレイスター・クロウリーが遺した人類への提言、『法の書』が世紀を経てついに真の姿を現す! ◇ 最新の研究に基づき全面改訳した決定版 ◇ 本邦初訳の〈序文〉全13頁を増補 ◇ 『法の書』誕生の鍵となった〈啓示の銘板〉のカラー写真および全訳詩文を増補 ◇ 自筆原稿全65点の写真をより鮮明に収録 ◇ クロウリーの言葉に基づき「法の書」本文の一部に特色赤インクを使用 ◇ 附属の特別小冊子には小森健太朗氏、Hieros Phoenix 氏、江口之隆氏、滝本誠氏によるエッセイを収録 この書を読むことは、もはや〈儀式〉というべき特別な体験――。 ー 「汝は食し、子を産み、死ぬために造られたのか? そんなふうに思ってはならない。/汝はある途轍もない〈目的〉のために、現在ある姿に造られているのだ」 「存在とは純粋な歓びである。悲しみとはすべて影の如きものにすぎぬ。」 「すべての男とすべての女は星である」。夜空に輝く星のように、ひとは皆かけがえのない、宇宙にただ一つの存在なのだとクロウリーは説く。「我々の一人ひとりが〈唯一神〉なのだ」と。 法 =〈魂の道しるべ〉を示した、世紀の聖典 旧世紀において「猛毒を含んだ危険文書」「悪魔の福音書」と呼ばれた〈禁断の書〉。 その新の姿が、ついに明かされる。装幀=松田行正+杉本聖士。特殊仕様の【愛蔵版】も同時発売。 [出版社より] 著 者|アレイスター・クロウリー 訳 者|植松靖夫 出版社|国書刊行会 定 価|2,800円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|304 ISBN|978-4-336-07319-8 初 版|2022年02月 Contents 第一章 法の書 〈第二二〇之書〉 序 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 『法の書』直筆原稿 第二章 クハブス・アム・ペクト 〈第三〇〇之書〉 第三章 デ・レゲ・リベルム 〈第一五〇之書〉 法 I 自由について Ⅱ 愛について Ⅲ 生について Ⅳ 光について 第四章 NVの書 〈第十一之書〉 第五章 HADの書 〈第五五五之書〉 附録〈啓示の銘板〉 訳者解説 Author アレイスター・クロウリー Aleister Crowley 1875年~1947年。イギリスの神秘主義者、魔術師。 ケンブリッジ大学在学中に「黄金の夜明け団」に入団。その後世界各国遍歴の旅に出、神秘主義結社を開設して数多くのオカルティズム文献を著述した。 Translator 植松 靖夫 Yasuo Uematsu 上智大学大学院博士後期課程修了。現在、東北学院大学文学部教授。訳書に『ヴィクトリア時代ロンドン路地裏の生活誌』(原書房)、『西洋博物学者列伝 アリストテレスからダーウィンまで』(悠書館)、『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿』(東京創元社)などがある。
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新版 近代スピリチュアリズムの歴史
¥3,300
SOLD OUT
芥川賞作家にして心霊研究家の三浦清宏が繙く、スピリチュアリズムの歴史の決定版! コナン・ドイルがとりこになった! ポルターガイスト、降霊会、エクトプラズム、心霊写真、念写……。ハイズヴィル事件からはじまり英国ヴィクトリア期に黄金時代を迎え、アメリカの超心理学へ――驚異の霊媒と科学的分析の相克に、新たな可能性の扉が開く! 湯浅泰雄賞受賞作(2008年講談社刊)に、フォックス姉妹、D.D.ホーム、エヴァ・C、マージェリ―、ユーサピア・パラディーノ、ウィリアム・ホープら霊媒たちの、驚異の超常現象など図版140余点を増補。さらに貴重な英国物理霊媒コリン・フライの来日降霊会レポートを50頁以上併録する充実の新版。 [出版社より] 著 者|三浦清宏 出版社|国書刊行会 定 価|3,000円+税 判 型|A5判/上製 頁 数|400 ISBN|978-4-336-07354-9 初 版|2022年06月 Contents はじめに ◎第一章 ハイズヴィル事件とその波紋 ハイズヴィル事件 フォックス姉妹と「ロチェスターのノック音」 スピリチュアリズムが生んだ最初の職業霊媒 熱狂するアメリカ社会 ハイズヴィル事件の注目すべき点 現象はフォックス姉妹が起こしたのか? 「伝染」していく叩音現象 伝播の社会的背景 ◎第二章 ハイズヴィルに至る道のり 「予言者」アンドリュー・ジャクソン・デイヴィス 驚くべきトランス・トーク 『自然の原理――その聖なる啓示と人類への声』 デイヴィスの描く霊界観 「超自然ではない」 エマヌエル・スウェーデンボルグ――最初のスピリチュアリスト 生まれながらの霊的素質 科学者スウェーデンボルグの葛藤 照応の原理 十九世紀文学者たちと神秘思想 霊界探訪者 メスメリズム 「動物磁気」がもたらしたもの ◎第三章 心霊研究の黄金時代 I――霊能者の活躍 英国での開幕――ハイデン夫人の渡英 パックス・ブリタニカ その頃の日本――「黒船」から日清戦争へ 実験科学の発達と心霊研究 唯物思想への警戒感 「霊媒の王」D・D・ホーム 広範囲におよんだホームの霊能力 ホームの空中浮遊 「スピリチュアリズムの歩く大広告塔」 潔癖な霊能力者の後半生 英国知識者層の反応①――ブラウニングの風刺詩 英国知識者層の反応②――冷淡なファラデイ ロンドン・ダイアレクティカル・ソサイエティの調査 アルフレッド・ウォレス、スピリチュアリズム擁護 「心霊研究の立役者」ウィリアム・クルックス クルックスとケイティ・キング 「何も撤回することはない」 ◎第四章 心霊研究の黄金時代 II――霊能者たちVS.研究者たち 「縄抜け」ダベンポート兄弟 「石板書き」ヘンリー・スレード 心霊研究協会(SPR)の発足 フレデリック・マイヤーズとSPR 『生者の幻像』――最初の成果 『人間個性とその死後の存続』 SPRの葛藤と分裂 「SPRの審問官」リチャード・ホジソン パイパー夫人への調査 調査はイギリス本部でも ホジソン、自らもスピリチュアリストへ クロス・コレスポンデンス ◎第五章 心霊研究後期――英国以外の研究者たちとその成果 ツェルナーによるスレードの実験 セイバート委員会 ユーサピア・パラディーノの多彩な霊能 科学者たちの調査 ユーサピアは詐欺師か? マージェリ・クランドンと霊の指紋 マージェリとヴァリアンタイン、そして浅野和三郎 エクトプラズム研究①――ノティングによる化学分析 エクトプラズム研究②――ジュレーと霊の手の塑像 エクトプラズム研究③――クロフォードの「心霊の杖」論 エクトプラズム研究④――フィンドレーの「直接談話」のしくみ 心霊写真家の誕生――W・マムラー、F・ハドソン ウィリアム・ホープの心霊写真 ホープと福来友吉による念写実験 ◎第六章 スピリチュアリズムの発展と挫折 フランス人アラン・カルデックの伝道 「スピリチュアリズムの女パウロ」エマ・ブリテン SPR分裂後――ステイントン・モーゼズの活躍 ジョージ・ヴェール・オーエン牧師『ヴェールの彼方の生活』 その他のスピリチュアリズム重要文献 フォックス姉妹晩年のスキャンダル 第一次世界大戦の影響――『レイモンド』ベストセラーに コナン・ドイル、「スピリチュアリズムの宣教師」となる スピリチュアリズム再考①――科学との関係 スピリチュアリズム再考②――英国の風土と英国人の気質 スピリチュアリズム再考③――宗教との関係 スピリチュアリズム再考④――大衆化 スピリチュアリズム再考⑤――研究の対象となる心霊現象 ◎第七章 超心理学の時代 二十世紀・超心理学時代の到来 ライン革命――「超感覚的知覚(ESP)」 サイ(PSI)研究 二つの不祥事 マイモニデス夢実験室 「念写」――福来友吉の研究 テッド・シリアス、ポラロイドカメラでの念写 死後生存①――臨死体験 死後生存②――生まれ変わり(再生) 動物サイ スプーン曲げ キルリアン写真 心霊治療(治療能力:生体PK) ブレークスルーにむけて ◎第八章 日本の事情 心霊研究後発国――平田篤胤から福来友吉の登場まで 長尾郁子念写事件 三田光一が念写した月の裏側 福来以後――戦後日本の超心理学 独自の研究 日本のスピリチュアリズムの古い伝統 高橋五郎――スピリチュアリストの先駆者 浅野和三郎――英文学者から心霊研究家へ 浅野、大本教に入信 鎮魂帰神の法 欧米心霊行脚 夫婦による霊界通信 心霊科学研究会と日本心霊科学協会 日本スピリチュアリズムの問題点 守護霊の多様さとその特殊性 日本人霊能者たちに求められること 【付録】 ◎降霊会レポート(英国物理霊媒コリン・フライ) ・降霊実験会(第一・二・三回) ………………秦 靖幸 ・リンカーン氏によるトランス・トーク(1) ・リンカーン氏によるトランス・トーク(2) ・「ノアの方舟協会」の降霊会 in 東京………………三浦清宏 あとがき 索引/掲載図版リスト/主要参考文献/スピリチュアリズム年表 附録 泥の海――あるいは円盤文献瞥見 Author 三浦 清宏 Kiyohiro Miura 1930年北海道室蘭生まれ。小説家、心霊研究家。東京大学文学部英文学科を中退し渡米、アイオワ大学ポエトリー・ワークショップ修了。留学中に小島信夫の知遇を得る。1967-2001年明治大学工学部(英語)助教授・教授。1978年から1年間英国でスピリチュアリズムを研究。1988年『長男の出家』で芥川龍之介賞受賞。2006年『海洞』で日本文芸大賞受賞。1991-99年、2021年~日本心霊科学協会理事。 小説に『長男の出家』『ポエトリ・アメリカ』『カリフォルニアの歌』『摩天楼のインディアン』『海洞――アフンルパロの物語』、スピリチュアリズム関連に『イギリスの霧の中へ――心霊体験紀行』『幽霊にさわられて――禅・心霊・文学』『見えない世界と繫がる――我が天人感応』、エッセイに『文学修行――アメリカと私』『運命の謎――小島信夫と私』など。
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西洋占星術史 科学と魔術のあいだ
¥1,012
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「○○座生まれのあなたは……」などと始まる「星占い」――。雑誌やテレビはもちろん、ネット上でも頻繁に見かけるおなじみの存在ですが、「○○座生まれ」というのはどういうことか、ちゃんと説明できる人は実はそう多くないでしょう。ましてや、星占いはいつ誕生したのか、はじめから今見るようなものだったのか、といった問いに答えられる人となると、もっと少ないに違いありません。 本書は、科学や科学技術の歴史に詳しい専門家が誰にでも分かるように、そして面白く読めるように占星術の歴史をコンパクトにまとめた1冊です。占星術を生み出したのは、現在のバクダット南方に位置するバビロニアで紀元前9世紀頃から勢力を伸ばしたカルデア人でした。天文学に長けていたカルデア人は、日蝕や月蝕、彗星の出現などを地上に起きることの前兆として捉え、将来訪れる災厄を予言する技法として、占星術を開発したのです。 この技法が、のちの紀元前4世紀に登場したアレキサンダー大王がバビロニアを征服したことをきっかけにしてギリシア世界に流入し、さらに古代ローマに継承されていくのが「西洋占星術」の発展につながっていきます。当初はもっぱら天下国家の運命を対象にしていた占星術は、やがて個人の運命を占うようになりました。個人といっても、はじめは皇帝や王だけがその恩恵にこうむることができましたが、時代が進むにつれて、一般の人たちも自分の運命を知るために占星術にアクセスするようになったのです。 当代随一の占星術師である鏡リュウジ氏が解説を書き下ろしたこの文庫版を手にすれば、何気なく触れてきた「星占い」も、ぐっと深みを帯びて、まったく違う魅力的なものに見えてくること間違いなし、です。 [出版社より] 著 者|中山茂 出版社|講談社[講談社学術文庫] 定 価|920円+税 判 型|文庫判/並製 頁 数|208 ISBN|978-4-06-517132-5 初 版|2019年09月 Contents 1 カルデアの知恵 2 ギリシャ人の科学 3 ホロスコープの技術 4 「占星社会」ローマ 5 ルネサンスの大論争 6 近代科学からの脱落 7 現代を生きる占星術 あとがき 解 説 鏡リュウジ Author 中山 茂 Shigeru Nakayama 1928-2014年。科学史家。東京大学助教授を経て、神奈川大学名誉教授。西洋のみならず日本や中国の科学・科学技術史や大学史など、広範な領域で功績を残す。主な著書に、『天の科学史』、『近世日本の科学思想』、『パラダイムと科学革命の歴史』(以上、講談社学術文庫)ほか。主な訳書に、トーマス・クーン『科学革命の構造』ほか。
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オカルトタロットの歴史 1870-1970年
¥5,940
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タロットの秘儀化はいかにして生まれ、いかにして解体し、さらに広い文化的事象へと展開していったのか――? 黄金の夜明け団やアレイスター・クロウリーによるタロットの扱い、現代において最も流通している「ウェイト=スミス版タロット」の誕生にまつわる経緯など、日本でも関心が高い主題を取り上げ、基本的には遊戯用のカードに過ぎなかったタロットが18世紀末以降、古代以来のありとあらゆる神秘思想を担う図像の集成となり、また人間の運命を見通す占いの道具となっていった歴史を、世界各地で活動したタロティストたちの人生と思想、社会の動きを織り交ぜながら興趣あふれる筆致で描き出した決定的大著。 [出版社より] 著 者|ロナルド・デッカー/マイケル・ダメット 訳 者|今野喜和人 出版社|国書刊行会 定 価|5,400円+税 判 型|A5判/上製 頁 数|592 ISBN|978-4-336-07277-1 初 版|2022年02月 Contents ◆第Ⅰ部 西洋オカルティズム 第0章 序論 第1章 国際的刷新 第2章 イギリスの継承者たち ◆第Ⅱ部 秘密にされた混合主義(シンクレティズム) 第3章 ルクソールのヘルメス同胞団 第4章 〈黄金の夜明け〉が始まる 第5章 〈黄金の夜明け〉の輝き 第6章 〈黄金の夜明け〉にかかる雲 第7章 〈黄金の夜明け〉の屈折 ◆第Ⅲ部 教義の開示 第8章 ウェイトのタロットと秘密の教義 第9章 秘密のチーフたちとクロウリー=ハリス版タロット 第10章 〈黄金の夜明け〉は微光を放ち続ける ◆第Ⅳ部 東に向かうタロティズム 第11章 スイス 第12章 ドイツ 第13章 ロシア ◆第Ⅴ部 様々な学派、様々な規則 第14章 C・C・ザインと〈光の教会〉 第15章 ナップおよびホールと彼らのタロット 第16章 ケースと〈アディトゥムの建設者たち〉 第17章 ブライトン夫妻と〈MANS聖修道会〉 第18章 リンドとその信奉者たち 第19章 ガレス・ナイトと〈光の侍従会〉 ◆第Ⅵ部 大衆のための神秘 第20章 イーデン・グレイとウェイト=スミス版タロット 第21章 古い観点への新たな焦点 Author ロナルド・デッカー Ronald Decker 1943年ニューヨーク州のウェルズヴィルで生まれる。ニューヨーク州立大学バッファロー校卒業。次いでオハイオ州のシンシナティ大学で絵画を学び、修士号取得。様々な学校で美術と芸術史を教える。1986年から2002年まで、当時オハイオ州ノーウッドにあったUSプレイング・カード社でアンティーク・カードのキュレーターを務め、世界中の初期タロットを研究。The Esoteric Tarot(『秘教タロット』)(2013)など、タロットの歴史およびシンボリズムに関する著作4点を執筆もしくは執筆協力。 マイケル・ダメット Sir Michael Dummett 1925年ロンドン生まれ。オックスフォードのクライストチャーチ・カレッジを最優秀の成績で卒業し、1979年から1992年までオックスフォード大学で論理学を講じる。アメリカのハーバードやプリンストンなどからも招聘され、1999年にはナイトの称号を得る。分析哲学の大家として知られ、関連著作多数。一方、余技として始めたタロット研究の分野でも第一人者と見なされるようになる。タロットゲームに関する大著The Game of Tarot(1980)の他、通史的には本書の前編にあたるA Wicked Pack of Cards, The Origins of the Occult Tarot(『邪悪なカードデッキ――オカルトタロットの起源』)をロナルド・デッカーおよびフランスのタロット研究家ティエリー・ドゥポーリスとの共著で1996年に発表している。2011年、オックスフォードで没。 Translator 今野喜和人 Kiwahito Konno 1954年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、静岡大学名誉教授。専攻、比較文学比較文化。 著書に、『啓蒙の世紀の神秘思想――サン=マルタンとその時代』(東京大学出版会、2006)、訳書に、[ルイ=クロード・ド・サン=マルタン]『クロコディル――一八世紀パリを襲った鰐の怪物』(国書刊行会、2013)、イーヴリン・アンダーヒル『神秘主義』(ナチュラルスピリット、2016、共訳)、オズヴァルド・ヴィルト『中世絵師たちのタロット』(国書刊行会、2019)、ジャン゠クリストフ・リュファン『永遠なるカミーノ』(春風社、2020)、他多数。
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マルセイユ・タロット教室——タロット・マスターをめざして
¥3,300
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78枚の絵柄について理解を深め、自由自在にリーディングできるよう基本からていねいに解説した入門の書。各章に、恋愛・結婚・離婚・不動産・ペットロスなどの相談に挑戦できる練習問題つき。 [出版社より] 著 者|井上教子 出版社|国書刊行会 定 価|3,000円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|360 ISBN|978-4-336-07261-0 初 版|2022年01月 Contents はじめに この本の使い方 主なマルセイユ・タロット 第1部 大アルカナ 第1章 魔術師 第2章 女教皇 第3章 女帝 第4章 皇帝 第5章 教皇 第6章 恋人 第7章 戦車 第8章 正義 第9章 隠者 第10章 運命の輪 第11章 力 第12章 吊るされた男 第13章 死神 第14章 節制 第15章 悪魔 第16章 神の家 第17章 星 第18章 月 第19章 太陽 第20章 審判 第21章 世界 第22章 愚者 大アルカナ キーワード&切り札としての解釈 一覧表 第2部 小アルカナ 第1章 概略 特徴と起源 4スートと4つのアイテム スートにより異なるアイテムの配列 形について、4つの配列=4つのコード 第2章 数札 カップの札 コインの札 ソードの札 ワンドの札 第3章 人物札 カップの人物札 コインの人物札 ソードの人物札 ワンドの人物札 第4章 キャスティングとシグニフィケイター 第5章 小アルカナを使った実践鑑定 小アルカナ コード解析表 おわりに Author 井上 教子 Kyoko Inoue 占術家、講師、執筆家。著書に『タロット解釈実践事典』『タロット象徴事典』(国書刊行会)、『タロットの歴史』(山川出版社)など。日本タロット占術振興会、日本易道学校でタロットと西洋占星術を指導中。
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怪異と遊ぶ
¥2,640
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怪異は、恐怖の対象として忌避されると同時に、好奇心を刺激して多くの人々を魅了してきた。怪談師、心霊術、分身、透明人間、キューピッドさん、「意味が分かると怖い話」――。怪異が娯楽や趣味としても受容されてきたことを、多角的な視点から照らし出す。 ー 日常を逸脱した存在や現象である「怪異」は、恐怖の対象として忌避されてきた。しかし同時に、怪異は好奇心を刺激して多くの人々を魅了してきた。私たちはなぜ「怖いもの見たさ」で怪異をのぞき込み、怪異と戯れてしまうのだろうか。 怪談師、心霊術、分身、透明人間、キューピッドさん、『トワイライトシンドローム』、妖怪と地域文化、「意味が分かると怖い話」――多様なジャンルの事例から、怪異と遊びとの関係性を描き出す。 怪異を自らの手で日常生活へと呼び込む心性に迫り、怪異が単なる恐怖の対象ではなく娯楽や趣味として受容されてきたことを、文学研究や民俗学、社会学、宗教学などの視点から照らし出す。作家・川奈まり子との座談会も所収。 [出版社より] 監 修|怪異怪談研究会 編著者|一柳廣孝・大道晴香 出版社|青弓社 定 価|2,400円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|296 ISBN|978-4-7872-9267-4 初 版|2022年04月 Contents はじめに 大道晴香 第1部 怪異を語る 第1章 幽霊に萌える、怪異で遊ぶ 伊藤龍平 1 落語『お菊の皿』 2 恐怖と笑いの近日点 3 「皿屋敷」は萌えているか 4 創作怪談と実話怪談のベクトル 第2章 語り継がれる狸合戦――阿波における憑依と遊戯 斎藤 喬 1 「金長霊明神」由来譚 2 初発の口走り 3 狸憑きから狸合戦へ 4 合戦を語る遊戯性 第3章 怪談師の時代 一柳廣孝 1 遊びとしての怪談語り 2 明治の怪談師たち 3 そして、現代の怪談師へ 第4章 「意味が分かると怖い話」とは何か――「似ている話」を探して、作って、読み換える、遊び 永島大輝 1 本章で「意味が分かると怖い話」について考えていく道筋 2 「意味怖」の歴史 3 内容から検討するために、「話型(ルビ:わけい)(似ている・同じ)」について考える 4 「意味怖」という場で語られた話が「意味怖」である 5 心理テストは八百屋お七の夢を見るか?――「話群」の置き換えは「意味怖」に限らない 6 「意味怖」から「眼前の事実」を探るための覚書 第2部 怪異を表現する 第5章 分かたれた「己」で、遊ぶ――森鷗外「不思議な鏡」が映し出す分身譚の愉しみ 構 大樹 1 簇出する分身譚 2 お約束からズレようとする「不思議な鏡」 3 「新年のお慰み」という意識 4 分身を自然化する鷗外の語られ方 第6章 大正、〈霊交術事件〉の夏――奇術としての心霊術 今藤晃裕 1 ゼーゲル夫妻来朝す 2 〈霊交術事件〉顚末 3 エンターテインメント化する心霊術 4 奇術としての心霊術 第7章 透明人間現る――隠れる物語から露わにする物語まで 橋本順光 1 透明人間の誕生――ギュゲスと龍樹の逸話からウェルズまで 2 人として見られない透明な存在の語り――労働者・黒人・移民 3 日本におけるウェルズ型の「透明人間」とハーディ型の「見えない男」の混交 4 見えない男から、見えない女、そして見えない子供たちへ 第3部 怪異を操る 第8章 一九八〇年代の「こっくりさん」――降霊の恐怖を払拭する「キューピッドさん」の戦略 大道晴香 1 「こっくりさん」と制御できない神霊の恐怖 2 恐怖を脱色する「キューピッドさん」の戦略 3 「キューピッドさん」は怖い 4 「宗教儀礼」にも「遊び」にもなれない「こっくりさん」 第9章 怪異と「遊ぶ」装置――『トワイライトシンドローム』を手がかりに 橋迫瑞穂 1 『トワイライトシンドローム』の概要 2 『トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説』の概要 3 ゲームとしての「学校の怪談」 4 学校空間と怪異 5 学校・怪異・「遊び」 第10章 怪異に学び戯れる人々――妖怪文化を育む虚構の共同体に着目して 市川寛也 1 「現実」と「虚構」のあいだで 2 地域学における怪異・妖怪――「遊び」と「学び」 3 「四国の秘境 山城・大歩危妖怪村」の前史――秘境と開発 4 大歩危妖怪村における「虚構」と「現実」 特別座談会 怪異を創る楽しみ 川奈まり子/一柳廣孝/大道晴香 1 語りと一人称の関係 2 語りから物語を紡ぐということ 3 体験者の語りをどう聞くのか 4 土地に眠る怪談を呼び起こす 5 怪談を語る 6 怪談ブームと生の実感 7 八王子で考える怪談の可能性 おわりに 一柳廣孝 Author 怪異怪談研究会 2012年に発足。近代に生じた文化規範の劇的な変化を意識しながら、江戸時代から近現代における怪異へのまなざし、怪談に集約された物語の内実を明らかにすることを目的とする。16年、研究会の中間的な成果報告としてシリーズ『怪異の時空』全3巻(青弓社)を刊行。18年、清水潤『鏡花と妖怪』(青弓社)を編纂。21年、『〈怪異〉とナショナリズム』(青弓社)を監修。 一柳 廣孝 Hirotaka Ichiyanagi 1959年、和歌山県生まれ。横浜国立大学教育学部教授。専攻は日本近現代文学・文化史。著書に『怪異の表象空間』(国書刊行会)、『無意識という物語』(名古屋大学出版会)、『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉・増補版』『催眠術の日本近代』(ともに青弓社)など。 大道 晴香 Haruka Omichi 1985年、青森県生まれ。國學院大學神道文化学部助教。専攻は宗教学。著書に『「イタコ」の誕生』(弘文堂)、共編著に『怪異を歩く』(青弓社)、共著に『モノとメディアの人類学』(ナカニシヤ出版)、『〈怪異〉とナショナリズム』(青弓社)など。
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オカルティズム 非理性のヨーロッパ
¥2,090
ヘルメス文書、グノーシス、カバラー、タロット、黒ミサ、フリーメーソンやイリュミナティなどの秘密結社、そしてナチ・オカルティズムとユダヤ陰謀論……古代から現代まで、オカルトは人間の歴史と共にある。一方、「魔女狩り」の終焉とともに近代が始まり、その意味合いは大きく変貌する――。理性の時代を貫く非理性の系譜とは何か。世界観の変遷を闇の側からたどる、濃密なオカルティズム思想史。 [出版社より] 著 者|大野英士 出版社|講談社[講談社選書メチエ] 定 価|1,900円+税 判 型|四六版/並製 頁 数|320 ISBN|978-4-06-514260-8 刊 行|2018年12月 Contents 序章 毒薬事件――悪魔の時代の終焉と近代のパラドクス 第一章 オカルティズムとは何か 第二章 オカルティズム・エゾテリスムの伝統 第三章 イリュミニズムとルソー――近代オカルティズム前史 第四章 ユートピア思想と左派オカルティズム 第五章 エリファス・レヴィ――近代オカルティズムの祖 第六章 聖母マリア出現と右派オカルティズム 第七章 メスマーの「動物磁気」とその影響 第八章 心霊術の時代 第九章 科学の時代のオカルティズム――心霊術と心霊科学 第十章 禍々しくも妖しく――陰謀論を超えて 終章 神なき時代のオカルティズム Author 大野 英士 Hideshi Ono 1956年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。早稲田大学大学院文学研究科仏文学専攻博士課程満期退学。パリ第七大学大学院でジュリア・クリステヴァに師事。2000年、文学博士号(ドクトル・エス・レットル)取得。専門はフランス文学。現在、早稲田大学ほか非常勤講師。著書に『ネオリベ現代生活批判序説』(新評論、白石嘉治ほかと共編著)、『ユイスマンスとオカルティズム』(新評論)など。訳書に『フランサフリック』(緑風出版、高橋武智との共訳)、『ピアニストのノート』(講談社選書メチエ)などがある。
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真・実話奇譚集——私、一回、死んだのかもしれません
¥1,760
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エレキコミック(やついいちろう・今立進)と片桐仁によるコントユニット「エレ片」がパーソナリティを務めるTBSラジオ「エレ片のケツビ!」(毎週土曜日25:00〜26:00)。本番組にリスナーから寄せられた、恐怖体験、不思議体験の数々を、再取材と書き下ろし原稿でまとめた全45本の「真・実話奇譚集」。 心霊譚あり、人怖譚あり、常識では説明のつかない不思議体験あり。ジャンルレスな恐怖体験が集まった本書収録エピソードの共通点は「すべて実話」であること。一切の脚色、演出なしの実話奇譚をお楽しみいただけます。 霊能者、霊媒師、悪霊を祓う高僧などは出てきません。体験者たちはすべて、街に暮らす市井の人々。収録されたエピソードは、日常と日常の狭間に生じた一瞬の陥穽に陥った彼らが、ふとした瞬間に経験した常識外の出来事ばかり。あなたも私も、いつこんな目に遭うかわからない、決して他人事ではないことがわかるでしょう。あなたの隣に潜んでいる、不可思議な世界を存分にお楽しみください。 [出版社より] 著 者|富岡蒼介 監 修|TBSラジオ「エレ片のケツビ!」 出版社|hayaoki books 定 価|1,600円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|255 ISBN|978-4-910767-01-7 初 版|2022年02月 Contents 居酒屋のマスター―ただいま 居酒屋のマスター―さようなら 留守電 おもちゃ 祖父の祈り 名前 もっといたい 人知を超えた存在 四十九日・その1 四十九日・その2 四十九日・その3 ドッペルゲンガー ストーカーとドッペルゲンガー ユカリ スーパーヒーロー ウルトラマンショー 月明かりの下 小さなおじさん 押しかけるおじさん J自然公園にて・その1 J自然公園にて・その2 J自然公園にて・その3 J自然公園にて・その4 J自然公園にて・その5 J自然公園にて・その6 J自然公園にて・その7 フランク憑依 盛り塩 ゴミ箱 憑依 清く正しく 吉方旅行 座敷わらし 神様の通り道 キス まーくん 毎日幽霊の出るマンション アオダイショウ・その1:1950年代・北陸地方 アオダイショウ・その2:1980年代・中部地方 アオダイショウ・その3:1990年代・東京都 アオダイショウ・その4:2000年代・中部地方 アオダイショウ・その5:2000年代・中部地方 アオダイショウ・その6:2010年代・中部地方 アオダイショウ・その7:2010年代・中部地方 藤色の着物 エレ片と「私、一回、死んだのかもしれません」 やついいちろうと「私、一回、死んだのかもしれません」 今立進と「私、一回、死んだのかもしれません」 片桐仁と「私、一回、死んだのかもしれません」 おわりに
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地球の歩き方 ムー 異世界の歩き方
¥2,420
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地球の不思議を味わい尽くす!『地球の歩き方』×『月刊ムー』の最強コラボで本気の異世界ぼうけんガイド誕生! 謎の古代遺跡やオーパーツ、UFO、UMAなど、一般論から奇想天外な説まで、眠れなくなるほど面白い世界の不思議が盛りだくさん。何を信じるかはアナタ次第! 『地球の歩き方』と『ムー』の世界観、両方知ると、旅が無限大に楽しくなること間違いなし! ー 共に1979年創刊のロングセラーブランドがスペシャルコラボ。世界中に残る謎と不思議に満ちたスポットの数々。諸説あるなかで、地球の歩き方、ムー、両方の視点から各スポットの神秘にせまるパラレルワールド(同時並行世界)の歩き方。何を信じるかはアナタ次第。想像力を無限大に、世界を旅して自分の目で真実を確かめてください! [出版社より] 編 者|地球の歩き方編集室 出版社|地球の歩き方 定 価|2,200円+税 判 型|A5変型判・並製 頁 数|416 ISBN|978-4-05-801716-6 発 行|2022年02月 Contents 【巻頭特集】 ・イースター島のモアイ像は「ムー大陸」の後継なのか! ・ピラミッドに残る謎の空間は、古代核戦争の軍事基地か ・地上絵が伝える宇宙からのメッセージとは! ・人智を超えたテクノロジー、ストーンヘンジの謎 ・「空のオーパーツ」はアトランティスの痕跡か宇宙の使者か ・世界で目撃されるUMAは、恐竜の生き残りだった! 【巨石文化の謎を旅する】 ピラミッド、イースター島、コスタリカの石球、ストーンサークル、マルタの巨石神殿群、ドルメン 【宇宙からのメッセージ】 ナスカの地上絵、ミステリーサークル、UFOスポット、宇宙人レリーフ、黄金ジェット、恐竜土偶、水晶ドクロ、シュメール文明、アヌンナキ、縄文土偶、アステカカレンダー、ネブラディスク、ミイラ 【UMA「未確認生物」】 妖精、サンタクロース、ビッグフット、イエティ、巨人、ネス湖、ツチノコ、河童、キメラ、人魚、狛犬とスフィンクス、ドラゴン 【聖地&パワースポット】 セドナ、シャスタ、デビルズタワー、グラストンベリー、エアーズロック、洪水伝説、バベルの塔、シナイ半島とモーセ、契約の箱(アーク)、エルサレム、日本のキリストの墓、アンコール遺跡、ボロブドゥール、磐座、古墳 【ミステリーゾーンへ】 ギリシア神話、クレタ島、世界7不思議、ローマ遺跡、ポンペイ、ペトラ、アーサー王と聖杯伝説、ケルト十字、フリーメイソン、幽霊ホテル、拷問博物館、吸血鬼、大英博物館、ヒッタイト、 トプカプ宮殿、ピリ・レイスの地図、ペルセポリス、マチュピチュ 【沈んだ大陸の痕跡を捜しに】 ・ムー大陸 ナンマドール、与那国島 ・アトランティス大陸 サントリーニ島、南極大陸 ・レムリア大陸 モヘンジョダロ ・古代核戦争の痕跡 カッパドキア 【旅の準備と技術】 エスペラント会話 【特別付録】不思議な世界MAP&歴史年表 【地球の歩き方 VS ムー 編集長対談】 【「世界ふしぎ発見!」インタビュー】
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78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット
¥1,870
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タロットは、日々迷いながら生きるあなたの決断を後押しするためのツール。カードの基本の意味を紹介し、タロットでの基本的な占いかたを解説します。タロットのつまずきを解消する8つのレッスンなども収録。 悪い結果が出てしまったら? なかなか当たらない、似たようなカードで迷ってしまう、解釈がワンパターンになりがち、カードが多すぎて覚えられない、正位置と逆位置の違いがわからない、いつも同じ占いかたになってしまう―つまずき解消のポイントがたくさん! 実践例&穴埋め式レッスンでスキルアップ。 ー 初心者にも、もうはじめている人にもおすすめの、タロットの教科書。大アルカナだけでなく小アルカナまで、すべてのカードを丁寧に解説。読み解きのテーマ別にアレンジした、そのまま使えるキーワード、キーワードを入れるだけの穴埋め式回答など、スムーズに占える工夫がたくさん。 タロットをはじめた人がつまずきやすいポイントをフォローする8つのレッスン&豊富な実践例・鑑定シーンの再現で確実にレベルアップできます。手に取りやすく、読むのが楽しいオシャレなデザインもポイント。 [出版社より] 著 者|LUA 出版社|日本文芸社 定 価|1,700円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|224 ISBN|9784537215304 発 行|2017年11月 Contents ・Messeage from LUA ・Introduction ・神秘的な78枚のカード タロットってなんですか? ・Chapter1 個性豊かなシンボルが描かれた 大アルカナ22枚 ・Chapter2 4つのエレメントからなる 小アルカナ56枚 ・Chapter3 どんな悩みも占える タロットリーディング ・Chapter4 タロットのつまずきを解消する! 8つのレッスン ・Special Contents1 LUAのリーディングのコツがいっぱい! ・タロット占い実例集 ・Special Contents2 プロならではの読みがわかる LUAの鑑定へようこそ ・Special Contents3 今さら聞けない疑問にLUAが答えます タロットにまつわるQ&A Author LUA 幼少期からオカルトと神秘の世界に関心を抱き、コンピュータ・グラフィックスのデザイナーを経て2004年に占術家に転身。西洋占星術、タロット、ルーン、ダウジング、数秘術などを習得。現在は、雑誌・書籍・WEBなどの各メディアでの占い関連原稿の執筆と監修を行っている。
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タロットの秘密
¥1,210
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タロットカードは、なぜ謎めいた存在になったのか。 最新の研究成果を盛り込み、タロットカードが占いのために使われるようになった歴史や背景を解明する。また、絵の図像の文化的背景から、「鏡リュウジ流」解釈までを丁寧に解説し、具体的な占い方までを紹介。 これ一冊で、タロットのすべてがわかる。タロットはもちろんのこと、西洋魔術やオカルト、ユング心理学に興味を持つすべての人、必携の本格的入門書。 [出版社より] 著 者|鏡リュウジ 出版社|講談社[講談社現代新書] 定 価|1,100円+税 判 型|新書判 頁 数|328 ISBN|978-4-06-288424-2 発 行|2017年04月 Contents 序章 タロットの魅力 タロットとは何か/タロットカードの基本構成/トランプとの共通点/ノーベル賞詩人とタロット 第1章 誕生の謎 イタリア・ルネサンス/カードゲームの歴史/未完の詩『凱旋』とタロットの絵柄/マルセイユ版の誕生 第2章 神秘化したタロット エジプト起源説/カバラとタロット/黄金の夜明け団/世界最大のヒット作「ウエイト=スミス版」の登場/二〇世紀最大の黒魔術師 第3章 タロットの二〇世紀 ユング心理学による深化/神話学のスター/日本におけるタロット史/オカルトブームから「カワイイ」カルチャーへ 第4章 心の世界と、タロットの図像学 図像を「解読」する二つの方法/大アルカナを読み解く/小アルカナの意味と解釈のコツ 第5章 実践・タロット占い タロットを使う/占いの手順/カードの読み方/もうひとつのタロットの使い方 Author 鏡 リュウジ Ryuji Kagami 占星術研究家、翻訳家。一九六八年京都府生まれ。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了(比較文化)。英国占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事。平安女学院大学客員教授、京都文教大学客員教授。著書に『星のワークブック』(講談社)、『占星術夜話』『鏡リュウジの占い大事典』(以上、説話社)、『はじめてのタロット』(ホーム社)、『占星術の文化誌』(原書房)、訳書に『占星学』『ユングと占星術』(以上、青土社)、『タロット バイブル 78枚の真の意味』(朝日新聞出版)など多数。
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ゴールデンタロット
¥2,640
78枚フルデッキの美しい特別製タロットカードと、目的に応じた5つのスプレッドとカードの意味を解説したガイドブックのセット。 「ゴールデンタロット」は、現存する最古のタロット「ヴィスコンティ・スフォルツァ版」が持つ神秘的な雰囲気と美しさ、そして現代タロットの最高峰とされる「ライダー・ウェイト版」の絵柄からインスピレーションを受けて生まれた。ガイドブックではタロットの持つ奥深いシンボルを通じて、過去、現在、未来を判読するためのさまざまなスプレッドや、カードの持つ意味をオールカラーのイラストとともに詳しく解説。初心者から上級者まで幅広く活用できる決定版。 [出版社より] 著 者|リズ・ディーン 出版社|産調出版 定 価|2,400円+税 判 型|172×140mm ISBN|978-4-88282-865-5 発 行|2013年04月 Contents ・はじめに ・タロット・リーディングを始めましょう ・スリー・カード・スプレッド/イエス・ノー・スプレッド/週間スプレッド/ゴールデンスター・スプレッド/ケルト十字法 ・リーディングの時期と予言について ・大アルカナ ・小アルカナ Author リズ・ディーン 10年以上にわたり、タロットのリーディング、研究を重ねる。明確で実際的な解釈に定評がある。著書に『Art of Tarot』『The Love Tarot』。
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〈怪異〉とナショナリズム
¥4,180
人々を政治的・社会的・文化的に統合し均質化する近代の国民国家は、非合理な他者の一つとして〈怪異〉を排除した。だが〈怪異〉はそのような近代社会と緊張関係をはらみながら様々に表象され、ナショナリズムにときに対抗し、ときに加担してきた。 戦前・戦後の文学作品、怪談、史跡、天皇制、二・二六事件、マルクス主義と陰謀論、オカルトブーム――〈怪異〉にまつわる戦前・戦後の小説や史料、事件、社会的な現象を取り上げて、「戦争」「政治」「モダニズム」という3つの視点からナショナリズムとの関係性を読み解く。 〈怪異〉とナショナリズムが乱反射しながら共存した近代日本の時代性を浮き彫りにして、両者の奇妙な関係を多面的に照らし出す。 [出版社より] 監 修|怪異怪談研究会 編著者|茂木謙之介・小松史生子・副田賢二・松下浩幸 出版社|青弓社 定 価|3,800円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|376 ISBN|978-4-7872-9262-9 初 版|2021年11月 Contents はじめに 茂木謙之介 第1部 戦争と教化 第1章 戦意高揚物語への接近と離反――泉鏡花「海戦の余波」における〈人間ならざるものたち〉の役割 鈴木 彩 1 典型的な戦意高揚物語のなかで 2 「海は日本の友達」の妥当性 3 千代太が知らない海の姿 第2章 出征する〈異類〉と〈異端〉のナショナリズム――「軍隊狸」を中心に 乾 英治郎 1 「軍隊狸」と〈不気味なもの〉 2 赤い〈狸〉と白い〈神〉 3 不死身の〈狸〉と血を流す〈神〉 第3章 恋する死者たちの〈戦後〉――『英霊の聲』と文学的なるもの 松下浩幸 1 天皇への「恋」 2 「神」と「人間(ルビ:ひと)」 3 加藤典洋と三島由紀夫 4 主体と〈文学〉的なるもの 第4章 二十世紀前半の史蹟保存事業と史蹟の怪異 齋藤智志 1 近世期における史蹟と怪異 2 近代の史蹟保存事業と怪異の扱われ方 3 怪異の湧出・共存 [コラム]亡霊となる戦死者 川村邦光 第2部 政治と革命 第5章 怪異と迷信のフォークロア――佐藤春夫「魔鳥」「女誡扇綺譚」における〈植民地的不気味なもの〉 堀井一摩 1 台湾原住民のフォークロア――「魔鳥」 2 台湾漢民族のフォークロア――「女誡扇綺譚」 第6章 テロルの女たちはなぜ描かれたのか――宮崎夢柳「鬼啾啾」の虚無党表象をめぐる一考察 倉田容子 1 虚無党の表象と「残虐趣味」 2 「鬼啾啾」におけるイデオロギーの揺らぎ 3 秩序の揺らぎと「おぞましきもの」 第7章 〈怪異〉からみる二・二六事件――北一輝と対馬勝雄におけるオカルト的想像力 茂木謙之介/大道晴香 1 二・二六事件をめぐるオカルト的想像力と『霊告日記』の射程 2 陸上自衛隊弘前駐屯地「対馬勝雄関係資料」と対馬の思想と行動 3 対馬の神霊観 4 「霊界通信」の源泉①――郷里の巫俗 5 「霊界通信」の源泉②――霊術への関心 第8章 マルクス主義的陰謀論の諸相――デリダ・ジェイムソン・太田竜 栗田英彦 1 社会科学と陰謀論――近年の研究動向の概観 2 デリダとアイク 3 ジェイムソンとコールマン 4 太田竜における陰謀論と終末論 第9章 井上円了の妖怪学と天皇神話 井関大介 1 『妖怪学講義』における天皇神話 2 円了の倫理学と日本主義 3 「術」と「方便」の思想 [コラム]戦争と妖怪的なるもの、三題 成田龍一 第3部 合理化とモダニズム 第10章 大佛次郎「銀簪」と近代的怪談――山田風太郎創作メモ「小説腹案集」より「雪女」の記載を手がかりに 谷口 基 1 風太郎の初期傑作「雪女」について 2 「小説腹案集」五九の「雪女」について 3 若き風太郎の怪談観と大佛次郎の「銀簪」 4 「近代的怪談」としての「銀簪」 5 「銀簪」初出テクストから削除されたもの/残されたもの 第11章 中井英夫「虚無への供物」考――〈戦後〉という怪談、中井英夫から寺山修司へ 小松史生子 1 「虚無への供物」と二つの〈戦後〉 2 「お化けの正体」――天皇制と慰霊 3 虚言の後継者――中井英夫から寺山修司へ 第12章 浮遊する「墳墓」と永続性のゆくえ――細野雲外『不滅の墳墓』のナショナリズムと〈怪異〉 副田賢二 1 近代日本における「両墓制」とモニュメント意識の変容 2 散乱する「無縁墓」とその想像力 3 「不滅の墳墓」構想の内実とその背景 4 「墳墓」暴きの〈怪異〉――露出する「白骨」と土地の記憶 5 ページェントとしての「不滅の墳墓」――その「民衆」観と伊藤彦造 第13章 “オカルト天皇(制)”論序説――一九八〇年代雑誌「ムー」の分析から 茂木謙之介 1 「ムー」の編集戦略 2 超古代史言説と天皇 3 天皇をめぐるオカルト的想像力 [コラム]新宗教における怪異とナショナリズム――初期霊友会の歴史観と日本の位置 島薗 進 おわりに 茂木謙之介 Author 怪異怪談研究会 2012年に発足。近代に生じた文化規範の劇的な変化を意識しながら、江戸時代から近現代における怪異へのまなざし、怪談に集約された物語の内実を明らかにすることを目的とする。16年、研究会の中間的な成果報告としてシリーズ『怪異の時空』全3巻(青弓社)を刊行。18年、清水潤『鏡花と妖怪』(青弓社)を編纂。 茂木 謙之介 Kennosuke Motegi 1985年、埼玉県生まれ。東北大学大学院文学研究科准教授。専攻は表象文化論、日本近代文化史。著書に『表象としての皇族』(吉川弘文館)、『表象天皇制論講義』(白澤社)、編著に『怪異とは誰か』(青弓社)、共編著に『遠隔でつくる人文社会学知』(雷音学術出版)など。 小松 史生子 Shoko Komatsu 1972年、東京都生まれ。金城学院大学文学部教授。専攻は日本近現代文学・文化、比較文学・文化。著書に『探偵小説のペルソナ 奇想と異常心理の言語態』(双文社出版)、編著に『東海の異才・奇人列伝』(風媒社)、共著に『女学生とジェンダー』(笠間書院)など。 副田 賢二 Kenji Soeda 1969年、佐賀県生まれ。防衛大学校人間文化学科教授。専攻は日本近代文学、雑誌メディア研究。著書に『〈獄中〉の文学史』(笠間書院)、共著に『怪異とは誰か』(青弓社)、論文に「戦争テクノロジーとしての「防空」空間と文学」(「日本近代文学」第101集)など。 松下 浩幸 Hiroyuki Matsushita 1960年、大阪府生まれ。明治大学農学部教授。専攻は日本近現代文学。著書に『夏目漱石 Xなる人生』(NHK出版)、共著に『怪異とは誰か』(青弓社)、『『倫敦塔』論集 漱石のみた風景』(和泉書院)など。
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現代怪談考
¥2,090
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姑獲鳥、カシマ、口裂け女、テケテケ、八尺様、今田勇子――。 そのとき、赤い女が現れる。 絶対に許せない人間の「悪」。 深淵を覗き込んだ時、そこに映るものは何か。 現代怪談に姿・形を変えながら綿々と現れ続ける「赤い女」。そのルーツとは。現代人の恐怖の源泉を見据えることで明らかになる「もう一つの現代史」。赤い女の系譜を辿りつつ、その他重要な現代怪談のトピックについても探索していく。浮かび上がる「ミッシングリンク」とは。怪談の根源を追求する、吉田悠軌の探索記、その最前線へ。 [出版社より] 著 者|吉田悠軌 出版社|晶文社 定 価|1,900円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|352 ISBN|978-4-7949-7288-0 初 版|2022年01月 Contents 怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 secition1 1:イタリア公園へ 2:こんな晩 3:ザシキワラシ [現代怪談の最前線]:歩く死体を追いかけろ! 怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 section2 4:現代怪談の幕開け 5:夕焼けの人さらい 付1:赤い女前史 6:口裂けの系譜 [現代怪談の最前線]:牛の首 怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 section3 7:子殺しの罪と罰――コインロッカーベイビーとしての「コトリバコ」 8:欠損する下半身の意味するもの――カシマさん [現代怪談の最前線]:人面犬 怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 section4 9:「大流行」以前の口裂け女 10:変容する口裂け女 11:潜伏するカシマ・ウイルス 付2:テケテケ [現代怪談の最前線]:岐阜ポルターガイスト団地 怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 section5 12:「感染」を拡大させる赤い女――アクサラ、泉の広場の赤い女 13:「白い女」の系譜――サチコ、ひきこさん、八尺様 14:産みなおし、生まれ返りを希求する存在たち 付3:MOMOチャレンジ [現代怪談の最前線]:樹海村 怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 section6 15:なぜ多くの人々が「赤い服を着た大きな女」を見てしまうのか? 16:怪談とはなにか、恐怖とはなにかを探ること おわりに Author 吉田 悠軌 Yuki Yoshida 怪談研究家。1980年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、ライター・ 編集活動を開始。怪談サークル「とうもろこしの会」の会長をつとめ、 オカルトや怪談の研究をライフワークに。テレビ番組「クレイジージ ャーニー」では日本の禁足地を案内するほか各メディアで活動中。 著書に『一生忘れない怖い話の語り方』(KADOKAWA)、『オカルト探 偵ヨシダの実話怪談』シリーズ1~4巻(岩崎書店)、『怖いうわさ ぼくらの都市伝説』シリーズ1~5巻(教育画劇)、『恐怖実話 怪の残香』(竹書房)、『日めくり怪談』(集英社)、『禁足地巡礼』 (扶桑社)、『一行怪談(一)(二)』(PHP研究所)など多数。
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定本 何かが空を飛んでいる
¥3,520
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UFO現象や神秘体験を明快に論じた奇跡的名著がついに復刊! あわせて西洋近代オカルティズム略史、ジョン・ディーの精霊召喚、ナチズムとオカルト、柳田國男・南方熊楠の山人論争など、他界に魅せられし人々の、影の水脈をたどるオカルティズム・民俗学エッセイ・評論を一挙集成。 [出版社より] 著 者|稲生平太郎 出版社|国書刊行会 定 価|3,200円+税 判 型|A5判/上製 頁 数|456 ISBN|978-4-336-05777-8 初 版|2013年11月 Contents 自序 第一部 何かが空を飛んでいる まえがき 1 私は前科者である 2 踊る一寸法師 3 小人たちがこわいので 4 虐げられた人々 5 セックスと針とフライング・ソーサー 6 私を涅槃に連れてって 7 空飛ぶレイシズム 8 妄執の格納庫18 9 陰謀の泉 10 キャデラックの中の三人男 11 黒い哄笑 12 空を飛んでいるのは何か? 13 光に目が眩んで あとがき 附録 泥の海――あるいは円盤文献瞥見 * 「純」円盤映画を求めて 不思議なセルロイド――怪奇幻想映画オールナイト全五夜 第二部 影の水脈 影の水脈――西洋近代オカルティズム略史 シオンの顕現――アーサー・マッケンと〈オカルト〉 天の影――チャールズ・ウィリアムズの場合 想像力という「呪い」――シャーロット・ブロンテ「ヴィレット」 異界の言葉――テオドール・フルールノワ「インドから火星へ」 地底への旅――カフトン=ミンケル「地下世界」 ログフォゴあるいは『岩の書』――リチャード・シェイヴァーについてのノート 水晶の中の幻影――ジョン・ディーの精霊召喚作業 物語としての同祖論の《起源》 妄想の時空――木村鷹太郎とウィリアム・カミング・ボーモント 獣人と神人の混淆――アドルフ・ランツとフェルキッシュ・オカルティズム ヒトラー、ナチズム、オカルティズム 第三部 他界に魅せられし人々 他界に魅せられし人々―― 『妖精の誘惑』のためのノート 夢と光り物――アナ・キングズフォード、佐々木喜善、泉鏡花 「心界幽玄」のこと――南方熊楠とフレデリック・マイアーズ 先住異民族の「残存」――南方熊楠、柳田國男の山人論争における隠された文脈 牛涎的博士――坪井正五郎をめぐって 家に憑く――『四谷雑談』 平田翁の「夏休み」――『稲生物怪録』をめぐって 後記 索引 Author 稲生 平太郎 Heitaro Inoo 1954年大阪府生まれ。本名、横山茂雄。京都大学卒、博士(文学)。英文学者、作家、奈良女子大学教授。横山名義の著書に『聖別された肉体—オカルト人種論とナチズム』(書肆風の薔薇)、『異形のテクスト—英国 ロマンティック・ノヴェルの系譜』(国書刊行会)、 訳書にマーヴィン・ピーク『行方不明のヘンテコな伯父さんからボクがもらった手紙』、ヒレア・ベロック『子供のための教訓詩集』(共に国書刊行会)、 編著に『遠野物語の周辺』(国書刊行会)、『危ない食卓— 十九世紀イギリス文学にみる食と毒』(新人物往来社)など。『日影丈吉全集』(国書刊行会)の編集、全巻解説も手がける。稲生名義の著書に『アクアリウムの夜』(書肆風の薔薇、のちに角川スニーカー文庫)、『アムネジア』(角川書店)がある。近刊に『映画の生体解剖』(高橋洋と共著、洋泉社)。
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サイコマジック
¥4,180
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世界中の人々の意識を変えた、現実を変革するアート——。 アートとセラピーを融合させた、新しい癒しの提言。時代の不安を拭い去り、希望を創る独自の心理療法〈サイコマジック〉。待望の書、ついに邦訳刊行。 「論理的であってほしいと望むこの人生は、気違いじみて、ショッキングで、驚異的で残酷だ。私たちの行動は論理的で、意識的な振りをしているが、実際には、非理性的で、狂っていて、矛盾している」 「ひとは自分自身の狂気を通過することによってのみ、賢者になるんだ」 「蓮の花は泥の中から咲くことを決して忘れてはならない。浄められた空に向かって昇るためには、泥濘を探求し、死と泥に触れる必要がある」 「一度もしたことのない何かをする瞬間に、もう私たちは治癒の道にいる。ルーティーンを破らなければならない」 [出版社より] 著 者|アレハンドロ・ホドロフスキー 訳 者|花方寿行 出版社|国書刊行会 定 価|3,800円+税 判 型|四六判/上製 頁 数|460 ISBN|978-4-336-07035-7 初 版|2021年06月 Contents 日本語版への序 プロローグ ▶第一部 サイコマジック――パニック・セラピーの素描 (ジル・ファルセットとの対話) 序文(ジル・ファルセット) 詩的行為 演劇的行為 夢的行為 魔術的行為 サイコマジック行為 サイコマジック行為数例 サイコマジック書簡抄 想像力に力を ▶第二部 ミュータントのためのレッスン (ハビエル・エステバンとのインタビュー) 魂の鍵 人生の航路 不可視の橋 幻視 治癒させる芸術 生を理解する ▶第三部 創造力速修講座 序 想像力のエクササイズ 想像力のテクニック セラピーへの応用 訳者解説 アートからセラピーへ――ホドロフスキーの宇宙 Author アレハンドロ・ホドロフスキー Alexandro Jodorowsky Prullansky 1929年、チリでロシア系ユダヤ人の子として生まれる。映画監督、映画プロデューサー、芸術家、劇作家、俳優、詩人、作家、音楽家、漫画作家、タロット研究家、サイコセラピスト。『エル・トポ』(1970)、『ホーリー・マウンテン』(1973)など前衛的作風の映画がカウンターカルチャーを代表する人々に絶賛され、カルトムービーの鬼才として名を馳せる。日本のアートシーンにも熱狂的なファンが多く、2013年には〈実現しなかった映画〉として知られる『DUNE』を題材とするドキュメンタリー映画『ホドロフスキーのDUNE』が話題を集めた。タロット研究家、サイコセラピストとしての活動も長年おこなっており、フィリップ・カモワンとともに製作した〈カモワン・タロット〉によるリーディングセラピーで知られるほか、科学によって精神を治療するのではなく芸術によって魂を解放する独自のセラピー〈サイコマジック〉の取り組みをライフワークとしている。現在はパリを拠点に活動しており、自伝『リアリティのダンス』を原作とする映画2作『リアリティのダンス』(2013)『エンドレス・ポエトリー』(2016)に続く3作目、『エッセンシャル・ジャーニー』を2021年現在製作準備中である。 Translator 花方寿行 Kazuyuki Hanagata 静岡大学人文社会科学部教授。専門は比較文学文化、スペイン・ラテンアメリカ文学。著書に『我らが大地――19世紀イスパノアメリカにおけるナショナル・アイデンティティのシンボルとしての自然描写』(晃洋書房)、共著書に今野喜和人編『翻訳とアダプテーションの倫理』(春風社)、共訳書に『ホセ・マルティ選集1 交響する文学』(日本経済評論社)、フォンターナ『鏡のなかのヨーロッパ』(平凡社)がある。
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精神科医の悪魔祓い——デーモンと闘いつづけた医学者の手記
¥3,080
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奴らは、いる――。「悪魔憑依」に挑む異色のアメリカ人医師が、25年に及ぶ体験を赤裸々に綴った衝撃のドキュメント。 著者のギャラガー博士は一流大学で研鑽を積んだアメリカの精神科医・精神医学者だが、1990年代から、「悪魔憑き」「憑依」と呼ばれる症例に多く接するようになり、医学的観点から〝悪魔憑依〟について診断・研究するようになった。さらにはキリスト教カトリック公認の「祓魔師(エクソシスト)」からもしばしば助力を乞われ、〝悪魔祓い〟の現場に幾度も立ち合い、その現実を目の当たりにしてきた。本書はそんな特異な経歴と実績をもつ精神科医がこれまでの「症例」について詳細にレポートし、かつ深い分析を加えたもので、原著の刊行は2020年。関係者のあいだでは待望されていた1冊である。 科学的・医学的世界と悪魔祓いの世界という2つの対極的世界を長年にわたって歩んできたギャラガー博士によれば、悪魔憑依の症例は、本人がそう思い込んでいるだけ、つまり何らかの精神疾患や精神病に起因するものが圧倒的に多い。しかし、明らかにこれにはあてはまらないケースも確実に存在する。祓魔式の最中に30分間も空中浮揚した女性、憑依状態になると全く知らないはずの複数の言語をわめいて暴れ回る女性、憑依に陥ると体重200ポンドの男性を軽々と投げ飛ばす小柄な女性、消息を絶った真正の悪魔崇拝者……。 このような数多くの瞠目すべき例を紹介しながら、著者は、科学的知見を超越した「悪霊」「悪魔」の存在が疑いえないことを、明らかにしてゆく。現代アメリカにおける悪魔憑依現象の実態について、豊富な実体験にもとづいて冷静に分析してみせた本書は、現代社会がサイキックな問題であふれかえっていることを雄弁に物語っている。 [出版社より] 著 者|リチャード・ギャラガー 訳 者|松田和也 出版社|国書刊行会 定 価|2,800円+税 判 型|四六判 頁 数|352 ISBN|978-4-336-07248-1 初 版|2021年09月 Contents イントロダクション 第1部 懐疑者から観察者へ 第1章 最初の旅 興味を抱いた学生 第2章 司祭来る 外的苛虐の観察 第3章 ジュリア、サタンの女王 その憑依と、驚くべき能力 第2部 研究者にして診断医 第4章 霊による障害 憑依のスペクトラム診断 第5章 苛虐の種類の診断 第6章 心の問題 虚偽の事例およびその他の医学的課題 第7章 キャサリン――母親、主婦、被憑依者 彼女が受けた一連の祓魔式と、儀礼の実際 第8章 真剣な研究者 第9章 悪霊信仰の歴史、超常現象および侵襲という観念の出現 第10章 アリス 悪魔祓いの成功事例と、原因と解決に関する追記 第3部 相談役にして研究者――医師による擁護と警告 第11章 バーバラと見当違いの悪魔への恐怖 第12章 最後の論争 悪魔祓いの濫用、および批判者、研究者、メディアに対する、憑依およびいわゆる超常現象の科学的情勢に関する最後の覚え書き エピローグ これらの現象の背後にある真実 何故悪魔は攻撃するのか Author リチャード・ギャラガー Richard Gallagher アメリカの精神科医。プリンストン大学卒業。ニューヨーク医科大学臨床精神科教授、コロンビア大学精神分析研究所教授会員、国際祓魔師協会会員。1990年代から「悪魔憑き」「憑依」の症例にたびたび遭遇。医師・医学者としてその診断・治療に携わり、またこの問題に取り組むカトリック司祭、ラビなどの宗教的聖職者や祓魔師(エクソシスト)の相談役を務める。「憑依」の診断・研究に関する精神医学分野におけるエキスパートにして第一人者。 Translator 松田 和也 Kazuya Matsuda 翻訳家。スティーブン・ネイフ他『ファン・ゴッホの生涯』、マグナス・ヘイスティングス『WHY DRAG?』(以上国書刊行会)、ジュリア・ブラックバーン『黒の画家 フランシスコ・ゴヤ』、W. W. Y. ウォング『ゴッホ・オンデマンド』(以上青土社)、バート・D. アーマン『書き換えられた聖書』(ちくま学芸文庫)等、翻訳書多数。
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コティングリー妖精事件 イギリス妖精写真の新事実
¥3,080
コティングリー妖精写真は、1917年と20年にイギリスのコティングリー村に住んでいたいとこである2人の少女フランシスとエルシーが野外で出会った妖精の姿を撮影した不思議な写真である。公表されるやいなや真偽が話題になり、「シャーロック・ホームズ」シリーズの作者アーサー・コナン・ドイルなどを巻き込んで、当時のイギリスにセンセーションを巻き起こした。 この事件の調査に関わった神智学者エドワード・L・ガードナーが所有していた鞄が、100年を経て海を渡り、日本にやってきた。その鞄に入っていた貴重な新資料――「2人の少女と妖精」の5枚の写真プリントやネガフィルム、未公開の写真、手書きの手紙・文書などをフルカラーで紹介する。 資料の詳細な解説に加えて、社会的・文化的な背景や心霊写真との比較、写真にだまされる「楽しみ」を論じる論考も所収して、妖精写真から人々の感性や時代性を浮き彫りにする。 [出版社より] 編著者|井村君江・浜野志保 出版社|青弓社 定 価|2,800円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|200 ISBN|978-4-7872-7439-7 初 版|2021年06月 Contents まえがき――「コティングリー妖精事件」の存在意義 井村君江 なぜいまになってコティングリー妖精事件か? 吉田孝一 第1部 新資料「エドワード・L・ガードナーの鞄」 第1章 新資料「エドワード・L・ガードナー遺品」紹介 第2章 ガードナーの鞄の意味 井村君江 第3章 新史料に見る「コティングリー妖精写真事件」の再演、再構成の可能性 井沼香保里 第4章 妖精写真奔走記 浜野志保 参考 コティングリー妖精事件の主な関係者 第2部 コティングリーはいま 第5章 現在のコティングリー 写真:谷津 翆 第6章 コティングリーのいま、リーズ大学調査 井村君江 第7章 「コティングリー妖精事件」100周年記念講演/現在のコティングリー村 富田実加子 第8章 ヘイゼル・ゲイナー氏インタビュー 富田実加子 第3部 妖精事件をめぐって 第9章 コティングリー妖精写真と心霊写真 赤井敏夫 第10章 ジョー・クーパー 井村淳一 第11章 妖精写真「ごっこ」の真実 鏡 リュウジ 第12章 ポスト・ファクチャルなフェアリー事件のこと 高山 宏 第13章 写真にだまされる楽しみ 浜野志保 第14章 コティングリー妖精写真の航跡をたどって――エドワード・ガードナーの鞄とガラス乾板の冒険 メリック・バロー On the Trail of the Cottingley Fairies Photographs: Edward Gardner’s Briefcase and the Adventure of the Glass Negatives(Merrick Burrow) 妖精写真ふたたび――あとがきにかえて 浜野志保 あとがき 井村君江 Editor 井村 君江 Kimie Imura 英文学者・比較文学者。明星大学名誉教授。うつのみや妖精ミュージアム名誉館長。金山町妖精美術館館長。著書に『妖精学大全』(東京書籍)、『ケルト妖精学』(筑摩書房)、『帰朝者の日本』(東京創元社、近刊予定)、訳書にW・B・イエイツ編『ケルト妖精物語』(筑摩書房)、ウィリアム・シェイクスピア『新訳 テンペスト』(レベル)、アーサー・コナン・ドイル『妖精の到来――コティングリー村の事件』(アトリエサード)ほか多数。 浜野 志保 Shiho Hamano 千葉工業大学創造工学部教授。専攻は近代ヨーロッパ視覚文化史・周縁科学文化史。著書に『写真のボーダーランド』(青弓社)、訳書にタイラー・コーエン『創造的破壊』(作品社)など。