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ゲンロン 12
¥2,860
東浩紀が編集長をつとめる思想誌『ゲンロン』最新刊!! 今号の特集では、楠木建氏、鹿島茂氏、桜井英治氏、飯田泰之氏、井上智洋氏、小川さやか氏の論考と座談会で、多様な切り口から「無料がひとを幸せにするか」を考えます。ほか、3万部を突破した東の『観光客の哲学』の増補論考「訂正可能性の哲学」(8万字)をはじめ、演出家の鈴木忠志氏へのインタビュー、民主主義をめぐる宇野重規氏と東の対談、柳美里氏、高山羽根子氏、石戸諭氏らのエッセイなど豪華記事を収録。過去最大のボリュームとなりました。 [出版社より] 編集長|東浩紀 出版社|ゲンロン 定 価|2,600円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|492 ISBN|978-4-907188-42-9 初 版|2021年09月 Contents [対談]観光客の民主主義は可能か|宇野重規+東浩紀 [論考]訂正可能性の哲学、あるいは新しい公共性について|東浩紀 [特別掲載]ステイホーム中の家出2(前篇)|柳美里 ———————————— 特集 「無料とはなにか」 [論考]無料についての断章|楠木建 [論考]無料はパリから始まった 1836年の広告革命|鹿島茂 [論考]贈与の境界、境界の贈与|桜井英治 [座談会]無料は世界をよくするのか|飯田泰之+井上智洋+東浩紀 [論考]フリーと多様性は共存するか|飯田泰之 [論考]無料(フリー)ではなく自由(フリー)を 反緊縮加速主義とはなにか|井上智洋 [論考]反自動化経済論 無料はユートピアをつくらない|小川さやか ———————————— [特別掲載]ショベルカーとギリシア|鈴木忠志 聞き手=東浩紀+上田洋子 [随想]所有を夢みて|ウティット・へーマムーン 訳=福冨渉 [論考]死の記憶と忘却 タイ現代文学ノート特別篇|福冨渉 ゲンロンの目 ・「ステイホーム」試論 記録された現実から見えること|石戸諭 ・環八のドン・キホーテと都市生活者の受難|高山羽根子 ・逃げる写真|竹内万里子 論考 ・理論と冷戦 第3回 ハイデガー、フーコー、イラン革命|イ・アレックス・テックァン 訳=鍵谷怜 ・芸術と宇宙技芸 第3回 山水画の論理にむけて|ユク・ホイ 訳=伊勢康平 創作 ・虹霓(こうげい)のかたがわ 第4回ゲンロンSF新人賞受賞作|榛見あきる 解題=大森望 ・ディスクロニアの鳩時計 午後の部Ⅺ|海猫沢めろん コラム ・イスラエルの日常、ときどき非日常 #1 現代イスラエル人とは誰か|山森みか ・国威発揚の回顧と展望 #3 「主義」から遠く離れて|辻田真佐憲 ・イスラームななめ読み #5 ノックの作法と秘する文化|松山洋平 ・ロシア語で旅する世界 #11 アート・アクティヴィズムとポスト・ソ連のロシア社会|上田洋子 ———————————— English English Table of Contents and Abstracts
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ゲンロン 11
¥2,750
東浩紀が編集長をつとめる思想誌『ゲンロン』最新刊!! 小特集「『線の芸術』と現実」では、マンガ家の安彦良和氏と山本直樹氏をお招きしたふたつの座談会を軸に、マンガの「線」の政治性と歴史性を考えます。ほか原発事故から「悪の愚かさ」を考える東の論考、『新記号論』の石田英敬氏による西田幾多郎論、本邦初訳のプラープダー・ユンのSF作品など、充実の内容をお届けします。柳美里氏や巻上公一氏ら多彩な著者が「旅」を綴る新コーナー「ゲンロンの目」も開始。幅広い読者の関心を刺激する誌面です。 [出版社より] 編集長|東浩紀 出版社|ゲンロン 定 価|2,500円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|424 ISBN|978-4-907188-38-2 初 版|2020年09月 Contents [ 巻頭論文 ] 悪の愚かさについて2、あるいは原発事故と中動態の記憶 東浩紀 [ 巻頭小説 ] ベースメント・ムーン(冒頭部) プラープダー・ユン 福冨渉訳 解説 バンコクは人工意識の夢を見るか 福冨渉 [ 小特集 「線の芸術」と現実 ] 座談会/あたたかな線と古代史――なぜ歴史を描くのか 安彦良和+武富健治+東浩紀 座談会/革命から「ラムちゃん」へ 大井昌和+さやわか+東浩紀 座談会/白黒二値と連合赤軍――『レッド』をめぐって 山本直樹+さやわか+東浩紀 論考/独立国家論 第10回(最終回) 偽史と血統の『韃靼タイフーン』 速水健朗 論考/それはすでに線ではない――ドット・筆・Gペン 伊藤剛 [ 特別掲載 ] 「記号の場所」はどこにあるのか――『新記号論』から西田幾多郎を読む 石田英敬 [ ゲンロンセミナー ] 井筒俊彦を読みなおす――新しい東洋哲学のために 安藤礼二+中島隆博 [ ゲンロンの目 ] アガルタの前に立つ――ヒカシュー版シベリア神秘紀行 巻上公一 満洲で愚かさを記す 小川哲 論考/ソ連団地の憂鬱 本田晃子 論考/芸術と宇宙技芸 第2回 ヨーロッパのあとに、悲劇的なものをこえて ユク・ホイ 伊勢康平訳 論考/理論と冷戦 第2回 実存主義と国民=民族(ネーション)の問い イ・アレックス・テックァン 鍵谷怜訳 ステイホーム中の家出 柳美里 「映え」と写真の可能性 大山顕 [ 創作 ] 人間の子ども 第3回ゲンロンSF新人賞受賞後第一作 琴柱遥 解題=大森望 ディスクロニアの鳩時計 午後の部X 海猫沢めろん [ コラム ] 国威発揚の回顧と展望 #2 東京五輪と「象徴のポリティクス」 辻田真佐憲 イスラームななめ読み #2 「イスラム」VS.「イスラム教」 松山洋平 ロシア語で旅する世界 #10 循環する記憶 上田洋子 [ English ] English Table of Contents and Abstracts
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ゲンロン 10
¥2,640
批評家東浩紀が編集長をつとめる批評誌『ゲンロン』。 第2期創刊号となる今号では、小説家の高橋源一郎さん・政治学者の原武史さんと東浩紀のふたつの対談を収録した「平成から令和へ」、座談会・論考・ブックガイドから知の最前線に多角的に迫る「AIと人文知」の二大特集をお届けします。 さらに演出家の高山明さん、海外の若手哲学者であるユク・ホイ、イ・アレックス・テックァン両氏による新連載も開始。第1期以上に社会に結びついた内容となっています。 [出版社より] 出版社|ゲンロン 定価|2,400円+税 判型|A5判 ページ数|328 ISBN|978-4-907188-32-0 初版|2019年9月 Contents [特別企画]投資から寄付へ、そして祈りへ――SOLIOの挑戦と哲学 家入一真+桂大介 聞き手=東浩紀 [論考]悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題 東浩紀 小特集 平成から令和へ [対談]歴史は家である 高橋源一郎+東浩紀 [対談]国体、ジェンダー、令和以後 原武史+東浩紀 小特集:AIと人文知 [座談会]AI研究の現在とSFの想像力 長谷敏司+三宅陽一郎+大森望 [論考]メタ床――コミュニケーションと思考の発酵モデル ドミニク・チェン [ブックガイド]人工知能と人文知を結ぶ15の必読書 山本貴光+吉川浩満 [ゲンロンセミナー]宗教建築と観光――ツーリズムとナショナリズムから見るロシアの現在 高橋沙奈美+本田晃子 司会=上田洋子 連載 [新連載]迂回路開発紀行 第1回 高山明 [新連載]芸術と宇宙技芸 第1回 ポストヨーロッパ哲学のために ユク・ホイ 仲山ひふみ訳 [新連載]理論と冷戦 第1回 右翼的なサルトル? イ・アレックス・テックァン 鍵谷怜訳 [論考]他の平面論 第8回 〈神話〉のなかの七〇年代美術史 黒瀬陽平 [論考]独立国家論 第9回 アメリカの夢、ソ連の夢 速水健朗 創作 ディスクロニアの鳩時計 午後の部IX 海猫沢めろん コラム イスラームななめ読み #1 イスラミック・ポップとヨーロッパ 松山洋平 国威発揚の回顧と展望 #1 政治の記号化に歯止めはあるか? 辻田真佐憲 ロシア語で旅する世界 #9 アートは地方都市を変えるか 上田洋子 English English Table of Contents and Abstracts
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ゲンロン 0 観光客の哲学
¥2,530
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第71回毎日出版文化賞(人文・社会部門)受賞! 否定神学的マルチチュードから郵便的マルチチュードへ——。 ナショナリズムが猛威を振るい、グローバリズムが世界を覆う時代、新しい政治思想の足がかりはどこにあるのか。ルソー、ローティ、ネグリ、ドストエフスキー、ネットワーク理論を自在に横断し、ヘーゲルのパラダイムを乗り越える。 著者20年の集大成、東思想の新展開を告げる渾身の書き下ろし新著。 [出版社より] 著 者|東浩紀 出版社|ゲンロン 定 価|2,300円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|326 ISBN|978-4-907188-20-7 初 版|2017年04月 Contents 第1部 観光客の哲学 第1章 観光 付論 二次創作 第2章 政治とその外部 第3章 二層構造 第4章 郵便的マルチチュードへ 第2部 家族の哲学(序論) 第5章 家族 第6章 不気味なもの 第7章 ドストエフスキーの最後の主体 Author 東 浩紀 Hiroki Azuma 1971年東京生まれ。批評家・作家。ゲンロン代表。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。 著書に、『存在論的、郵便的』(1998年、サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(2001年)、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年、第23回三島由紀夫賞)『一般意志2.0』(2011年)『弱いつながり』(2014年、紀伊國屋じんぶん大賞2015)ほか多数。