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失われた賃金を求めて[OUTLET]
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『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』で日本にも鮮烈な印象を与えたイ・ミンギョン、次は男女の賃金格差に斬り込んだ! 男女賃金格差がOECD加盟国中「不動のワースト1位」の韓国の社会事情は、「不動のワースト2位」の日本でも共感必至。賃金差別は存在する! 解説=西口想。 [出版社より] 著 者|イ・ミンギョン 訳 者|小山内園子・すんみ 出版社|タバブックス 定 価|1,700円+税 判 型|四六変型判/並製 頁 数|216 ISBN|978-4-907053-47-5 初 版|2021年02月 Contents はじめに 1. 昇進 止まっているエスカレーター 2. 考課 「ふりだしに戻る」と「3つ前へ」 3. 同一職級 傾いた床 4. 与えられた条件 ハイヒールと砂袋 5. 雇用安定性 消えていく女性たち 6. 就職 7. 進路選択 8. 達成度評価 9. 資源 終わり-あるいははじまり 解説 日本で、女性がもっと受け取れるはずだった賃金の金額を求めよ 西口想 Author イ・ミンギョン Lee Min-Gyeong 延世大学校仏語仏文学科、社会学科を卒業後、韓国外国語大学校通訳翻訳大学院韓仏科で国際会議通訳専攻修士学位を取得。2016年に起きた江南駅殺人事件をきっかけに『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』を発表。女性が女性であるという理由で人生をあきらめなくてもすむ瞬間のため、ことばを書き訳している。最近はテキストを媒介にして女性たちが出会える場を作ることに力を注いでいる。主な著作に『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』『脱コルセット:到来した想像』、共著に『笛を吹く女たち』『ヨーロッパ堕胎旅行』、訳書に『대리모 같은 소리(原題訳:代理出産、人権侵害)』『임신중지(原題訳:幸せな中絶)』『나, 시몬 베유(原題訳:ある人生)』などがある。現在、延世大学校文化人類学科修士課程で学びながら、女性の人生で手にすることのできるまた別の可能性を模索中である。 Translator 小山内 園子 Sonoko Osanai 東北大学教育学部卒業。社会福祉士。訳書に、ク・ビョンモ『四隣人の食卓』(書肆侃侃房)、キム・ホンビ『女の答えはピッチにある』(白水社)、共訳書に、イ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ』(タバブックス、すんみと共訳)、チョ・ナムジュ『彼女の名前は』(筑摩書房、すんみと共訳)など。 すんみ Seungmi 翻訳家。早稲田大学大学院文学研究科修了。訳書にキム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』(晶文社)、チョン・セラン『屋上で会いましょう』(亜紀書房)、共訳書にイ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』(タバブックス、小山内園子と共訳)、チョ・ナムジュ『彼女の名前は』(筑摩書房、小山内園子と共訳)など。
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脱コルセット 到来した想像[OUTLET]
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脱コルセット運動は、苦痛や搾取、虐待を今、この場所で経験している女性たちの人生を変える最適のツールだった——。 韓国フェミニズム、最大のムーブメント「脱コルセット」とは何か。『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』『失われた賃金を求めて』に続く、イ・ミンギョン第3弾。 ルックス至上主義、規範的女性性に抵抗する脱コルセット運動。韓国の若い女性たちが化粧品を捨て、髪を短くした写真をSNSにアップ、急速に広まった。女性らしさを「電撃的に打ち切る」強いアプローチを取った背景とは。イ・ミンギョンが「脱コル」実践者たちと対話し、読解を試みた渾身の1冊。 日本版は、多くの女性たちの声からなるこの本の特徴をふまえ複数の訳者が参加。韓国・日本在住の女性8人のチームで翻訳、それぞれのことばで脱コルセットを考えるリレーブログも公開中。 [出版社より] 著 者|イ・ミンギョン 訳 者|生田美保/オ・ヨンア/小山内園子/木下美絵/キム・セヨン/すんみ/朴慶姫/尹怡景 出版社|タバブックス 定 価|2,000円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|336 ISBN|978-4-907053-53-6 初 版|2022年03月 Contents 日本の読者のみなさんへ イ・ミンギョン 0 観念から感覚へ 1 女から人へ 2 する自由からしない自由へ 3 努力から忘却へ 4 美しさから痛みへ 5 平面的な自我イメージから立体的な自分へ 6 美の観点から機能の観点へ 7 男性の他者から、女性として同一視された女性へ 8 画一的な日課から多様な日常へ 9 順応から違反へ 10 分裂から統合へ 11 今、ここから、別の世界へ 12 死から生へ 13 さあ、次の世代へ Author イ・ミンギョン Lee Min-Gyeong 女性が女性だという理由で 人生の何ひとつも あきらめないことを願う 延世大学校仏語仏文学科、社会学科を卒業後、韓国外国語大学校通訳翻訳大学院韓仏科で国際会議通訳専攻修士学位を取得。ENSパリ・サクレー校博士課程在籍中。フェミニストのためのことばを物し、訳す活動を行う。著書に『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』『私たちにも系譜がある』『失われた賃金を求めて』、共著に『ヨーロッパ堕胎旅行』など。訳書に『妊娠中止(임신중지)』『母の国(어머니의 나라)』『国家ではなく女性が決めなければならない(국가가 아닌 여성이 결정해야 합니다)』『私、シモーヌ・ヴェイユ(나, 시몬 베유)』『すべての女性が同じ闘争をしているのではない(모든 여성은 같은 투쟁을 하지 않는다)』『ホイッスルが鳴ったら(휘슬이 울리면)』『主たる敵(주적)』などがある。
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田舎の未来 手探りの7年間とその先について
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「父親が体調をくずして仕事をやめた。田舎でどんな仕事ができるのだろうか」。 2012年9月、教育実習で帰っていた北海道の実家のパソコンで書いたブログが大きな反響を呼んだ。それから7年、大学生、広告代理店、大学院、再び会社員、そしてフリーランスと立場を変えながら、ずっと「田舎の未来」のことを考え、実践し、試行錯誤し続けている若者の記録。「仕事文脈」創刊号からの長期連載まとめです。〈シリーズ3/4〉第4弾。 [出版社より] 著 者|さのかずや 出版社|タバブックス 定 価|1,400円+税 判 型|B6変型判/並製 頁 数|176 ISBN|978-4-907053-32-1 初 版|2019年04月 Contents 田舎だからできることと、その可能性について 最後尾から最先端へ。島根の離島、海士町で見たもの ぼくが1年考えた、「田舎の未来」について 都会から見る、田舎の未来について ステッカーを作って考えた、田舎におけるシンボルについて イベントを実施して考えた、田舎に埋もれる資産について 都会と田舎の家と仕事、その未来について さとり世代の将来の夢と、「仕事」を疑うことについて 文化のための「食っていく」コストと、 プラットフォームについて 修士論文と電通事件と、働きすぎないカルチャーについて 「ていねいな暮らし」がもたらす、 都市と地方、身体と精神の分断について 規模とお金、それでもやるべきことの境界について 生活の余裕と心の支え、フリーランス半年の悩みごとについて コミュニティの生きづらさとポジショントーク、 ぼくが目指す田舎の未来について Author さのかずや Kazuya Sano 1991年生まれ。北海道の右上のほう、遠軽町出身。工学部から広告代理店営業、大学院(IAMAS)などを経て、現在はフリーランスで地方にまつわる企画やプロジェクトマネジメントなどを行う。インターネット地域メディア「オホーツク島」を運営。
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反「女性差別カルチャー」読本
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gasi editorial第一弾のZINE、『反「女性差別カルチャー」読本』を刊行しました。 女性差別的発言、誹謗中傷、攻撃、からかいなど、SNSやメディア、リアルの生活において女性差別を「ネタ」として扱う、いうなれば「女性差別カルチャー」はなぜなくならないのか。この問題について研究、メディア、書店など多様な立場の執筆者たちがさまざまな形で考察した、読み応えある論考集です。 [出版社より] 発 行|gasi editorial 出版社|タバブックス 定 価|1,000円+税 判 型|B6判/並製 頁 数|70 初 版|2022年05月 Contents 小林えみ ハトシェプスト 小山内園子 お仕置き名刺 関口竜平 文化=刷り込まれた価値観を認識するために 北村紗衣 うぬぼれ屋さん、この文章もたぶん自分のことだと思ってるんでしょ? 濵田真里 「女性差別カルチャー」の背景にある、男同士の絆 能川元一 「表自戦士」のフェミニズム・バッシング 河野真太郎 岐路に立つこと 小川たまか ミサンドリスト裁判 隠岐さや香 終わらない革命 山田亜紀子 私たちは屈しない――女性運動に対するSNS上の誹謗中傷 松尾亜紀子 「女性差別カルチャー」を知り、脱するために読みたい5冊 宮川真紀 どこから、どうやって人は変わるのか 山口智美 メディア抗議と「フェミだんまり」批判 越智博美 「不愉快な思いをされた方がいたら申し訳ないんですが」——ホモソーシャル共同体入会への符牒 松永典子 性差別のない文化の夢を見る 渚 一介の映画好きにできる二、三の事柄(あるいはもっと?)。 清水晶子 無題
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私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない
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「いまから学んでも遅くはない。一日でも早く、あなたと、新しいことばで、話がしたい」 ——イ・ラン[ミュージシャン、映像作家] あなたには、自分を守る義務がある。自分を守ることは、口をひらき、声を上げることからはじまる——。 2016年にソウル・江南駅で起きた女性刺殺事件をきっかけに、韓国社会で可視化され始めた女性嫌悪、性差別の問題。本書は差別問題を語る時、女性にこれ以上の苦痛や我慢を強いることを防ぐべく企画された日常会話のマニュアル書です。 著者は外国語大学で通訳・翻訳を学ぶ、韓国のフェミニスト。江南駅殺人事件を風化させないために9日間で書き上げ、SNSで仲間を集い、出版社を立ち上げて本書を発行、韓国フェミニズムムーブメントの勢いを表す話題の本です。日本でもジェンダー関連のニュースが絶えないなか、フェミニズムテーマの小説、翻訳書の刊行が続いており、これまでになく女性問題への関心が高まっている今、お隣の国、韓国の状況にもぜひご注目ください。 [出版社より] 著 者|イ・ミンギョン 訳 者|すんみ・小山内園子 出版社|タバブックス 定 価|1,800円+税 判 型|四六変型判/並製 頁 数|228 ISBN|978-4-907053-27-7 初 版|2018年12月 Contents 日本の読者のみなさんへ イ・ミンギョン はじめに Ⅰ. セクシストに出会ったら 基礎編 0.あなたには答える義務がない ―話すのを決めるのはあなた 1.心をしっかり持とう ―差別は存在している 2.「私のスタンス」からはっきりさせよう ―フェミニストか、セクシストか 3.「相手のスタンス」を理解しよう ―セクシストか、フェミニストか 4.断固たる態度は必要だ ―あなたを侵害するものにNOを 5.あなたのために用意した答え ―何もかも「女性嫌悪」! 6.効果がいまひとつの言い返し ―セクシストに逆効果な対応とは Ⅱ. セクシスト(にダメ出しする 実践編 7.あなたには答える義務がない、再び ―きっぱり会話を終わらせる方法 8.それでも会話をつづけるのなら ―誤解している相手との会話法 9.いよいよ対話をはじめるなら ―あなたを尊重しはじめた相手との会話法 10.話してこそ言葉は増える ―練習コーナー 11.ここまでイヤイヤ読んできた人のためのFAQ Author イ・ミンギョン Lee Min-Gyeong 韓国延世大学校仏語仏文学科・社会学科卒業。韓国外国語大学校通翻訳大学院韓仏科で国際会議通訳専攻修士学位取得。なんでも自分でやってみないと気が済まない性格で、それを自分で望んだかどうかがなによりも重要。望んでいない人生を歩みたくないがためにフェミニストに。現在、韓国延世大学校文化人類学科修士課程在学中。女性の新しい生き方の可能性を模索している。著書に『私たちにも系譜がある:さびしくないフェミニズム』『失った賃金を求めて』、共著に『大韓民国ネットフェミ史』『フェミニスト先生が必要』など。好きなことばは「人生は祭りでなきゃ」。
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何卒よろしくお願いいたします
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韓国のアーティスト イ・ラン×『ぼのぼの』の漫画家いがらしみきお。世代・性別・国境を超えた、渾身の往復書簡。 イ・ラン『私が30代になった』に、元々ファンだったいがらし氏に帯コメントを依頼して以降意気投合した2人。コロナ禍の1年にわたって交わした手紙は、神、経済、AI、哲学、社会、映画、音楽、家族、生きること、等々尽きることなく対話が広がる。本書は韓国・日本でそれぞれ出版することになり、韓国では昨年12月にメディアチャンビより刊行。日本版には、その後に2人が書いた手紙を収録。数々の苦難のなか交わされたことばは、深い思索と愛に満ち溢れ、読み手の胸に迫る。 [出版社より] 「私と、私が愛する友達にとって最も重要なことは「安全」です。それは、暴力の被害経験がある私には特に重要なイシューです。どんな人であれ、恐れることなく外に出かけられる世の中こそが、私の望む世の中です」 ——イ・ラン 「苦難の中で生きている人は尊い人だと思います。誰にとって尊いのかというと、私にとってであるし、私以外の誰かにとってであるし、世界中の苦難の中で生きている人にとってです」 ―― いがらしみきお 著 者|イ・ラン/いがらしみきお 訳 |甘栗舎 出版社|タバブックス 定 価|1,800円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|248 ISBN|978-4-907053-55-0 初 版|2022年07月 Author イ・ラン 이랑 Lang Lee 音楽、映像、文学、漫画とマルチ過ぎる才能を持ったアーチスト。その背景には、マネーから神様までと、森羅万象に渡る好奇心がある。普遍的なメッセージと先鋭的なパフォーマンスへの、世間的な賛否両論など振りきって、自ら血まみれになりながら走りつづける姿は、世代や国籍を越えて支持されている。(文=いがらしみきお) いがらしみきお Mikio Igarashi 韓国で大人気の漫画『ぼのぼの』を創り出した1955年生まれの日本人漫画家。『ぼのぼの』のように可愛い絵だけではなく重くて深刻な作品もたくさんあるが、その中でもひとりの少年が同級生と神の存在を探す『I【アイ】』は、友達と一緒に何度でも読み返したい名作だ。同じ1986年生まれのぼのぼのとイ・ランにとっての良い友達であり、年齢、性別、国籍を問わず多様な生命体と通じ合える能力と柔軟な想像力を持った素敵な人。そして、写真を撮るたびに特有の可愛らしい笑顔を見せる人でもある。(文=イ・ラン)
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私が30代になった
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30代になる人へ、まっただ中の人へ、そして通りすぎた人へ。独特の存在感で今最も注目されるアーティスト、イ・ランが放つおかしくて切なくてほっとする30代女性の日常。韓国で大人気のコミックエッセイに、あらたに描き下ろし漫画を収録した日本版、ついに登場です! [出版社より] 「イ・ランさんの絵がうらやましい。こんな絵を描きたかった。こんな本も描いてみたかった。傑作を描こうなんて思ってないところが素晴らしい 」 ―― いがらしみきお[漫画家] 著 者|イ・ラン 訳 者|イ・ラン/中村友紀/廣川毅 出版社|タバブックス 定 価|1,300円+税 判 型|四六変型判/並製 頁 数|100 ISBN|978-4-907053-31-4 初 版|2019年05月 Author イ・ラン 이랑 Lang Lee 1986年ソウル生まれ。シンガーソングライター、映像作家、コミック作家、エッセイスト。16歳で高校中退、家出、独立後、イラストレーター、漫画家として仕事を始める。その後、韓国芸術総合学校で映画の演出を専攻。日記代わりに録りためた自作曲が話題となり、歌手デビュー。短編映画『変わらなくてはいけない』『ゆとり』、コミック『イ・ラン4コマ漫画』『私が30代になった』(すべて原題)、アルバム『ヨンヨンスン』『神様ごっこ』を発表(2016年、スウィート・ドリームス・プレスより日本盤リリース)。『神様ごっこ』で、2017年の第14回韓国大衆音楽賞最優秀フォーク楽曲賞を受賞。授賞式では、スピーチの最中にトロフィーをオークションにかけ、50万ウォンで売ったことが話題となった。2018年、エッセイ『悲しくてかっこいい人』(リトルモア)発売。
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韓国フェミニズムと私たち
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フェミニズム・リブート、江南駅女性殺人事件を契機に若い女性たちがフェミニズムに覚醒し、声を上げ、社会に変化をもたらしている韓国。現在起きているフェミニズムムーブメントとその背景を検証、女性作家、アクティビスト等の声を伝え、韓日女性たちの連帯をすすめるための1冊。 [出版社より] 編・出版|タバブックス 定 価|1,300円+税 判 型|A5判/並製 頁 数|152 ISBN|978-4-907053-37-6 初 版|2019年11月 Contents 1.韓国のヤングヤングフェミニストたち 脱コルセット 到来した想像 イ・ミンギョン フェミニストのコミュニティ設計 シン・インア(FDSC) interview ボムアラム(出版社) interview ハン・セッピョル(DSO=デジタル・性暴力・アウト研究チーム長) コラム:江南駅付近女性殺人事件 2.彼女たちが書くことば 私たちが石膏人形に生まれたとしても チョン・セラン 女友達にコクられた イ・ラン 韓国フェミニズム文学に描かれる共同体 すんみ interview ユン・イヒョン(作家) interview キム・ジナ(コミュニケーション・ディレクター) コラム:フェミニズム・リブート 3.ソウルで知ったこと 女性たちの行動 性平等図書館「ヨギ」/記憶ゾーン ウルフソーシャルクラブ カフェDoing マリーモンドラウンジ 戦争と女性の人権博物館 水曜デモは平和だ リュ・ジヒョン 4.連帯、そして日本の私たち ガールズ・ビー・アンビシャス 小山内園子 フェミニストであることが一番収まりがいい 小川たまか 日本の読者がK文学に見つけたもの 倉本さおり 韓国 あたらしいフェミニズムの本 韓国 女性と社会の歴史
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生きるためのフェミニズム——パンとバラと反資本主義
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「私たちはみな、資本主義という恒常的な災害の被災者である。パン(金)も、バラ(尊厳)も、両方よこせ!」 蔓延する新型ウィルス、パンデミック下で強行される五輪、そして顕在化する不平等や分断。私たちが直面している危機は、COVID-19 によるというよりは元来グローバル資本主義ないしネオリベラリズムという災厄によるものである——。 女性の活躍、ケア労働、路上生活、再開発、生活保護...あらゆる格差、貧困、分断の問題を最新のフェミニズムの視点から読み解き、国内外の事例から日常的で具体的な抵抗の方法を探る。気鋭の社会学者、初の単著。 [出版社より] 著 者|堅田香緒里 出版社|タバブックス 定 価|1,700円+税 判 型|四六判/並製 頁 数|192 ISBN|978-4-907053-49-9 初 版|2021年07月 Contents パンとバラのフェミニズム/私たちはみな、資本主義という恒常的な災害の被災者である パンとバラのストライキ―ローレンスの移民女性労働者たちのストライキ 「活」という名の妖怪―パンを食わせずバラ(のようなもの)を差し出すネオリベラリズム 魔女は禁欲しない―パンもバラもよこせ! パンデミックにおけるケアインカムの要求 Ⅱ 個人的なことは政治的なこと/路上、工場、周辺の場から 紙の味 現代の屑拾い 無菌化された労働力商品たちの夜 「声」をきくことの無理 Ⅲ ジェントリフィケーションと交差性/日常の抵抗運動 クレンジングされる街で 猫のように体をこすりつけろ 抵抗する庭 「開発」と家父長制 差別の交差性(インターセクショナリティ) 路上のホモソーシャル空間 夜を歩くために Author 堅田 香緒里 Kaori Katada 静岡県生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(社会福祉学)。現在、法政大学社会学部教員。専門は社会福祉学、福祉社会学、社会政策。主な論文・著書に、エノ・シュミット/山森亮/堅田香緒里/山口純『お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?』(光文社新書、2018年)、「対貧困政策の新自由主義的再編:再生産領域における『自立支援』の諸相」(『経済社会とジェンダー』第2巻、2017年)、堅田香緒里/白崎朝子/野村史子/屋嘉比ふみ子『ベーシックインカムとジェンダー』(現代書館、2011年)など。