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シモーヌ VOL.1 シモーヌ・ド・ボーヴォワール
¥1,430
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「女である」とは、どういうこと? 想像しよう。 姉たちが「女である」ことをどう受けとめ、その扱われかたにどう抗ってきたか。 考えよう。どんな性であっても、どんな立場であっても、どんな世代であっても、そこに弱者がつくられないように何ができるか。 語ろう。 美味しいごはん、ファッション、アイドル、恋……、私たちのこれからのこと。 雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック。若者に芽吹いた意識とフェミニズムをつなぐ新媒体の登場! [編集部より] 出版社|現代書館 定 価|1,300円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|132 ISBN|978-4-7684-9101-0 初 版|2019年11月 Contents <巻頭グラビア連載>インベカヲリ★ Renaitre――女は生まれなおしている No1 石川優実 <特集>シモーヌ・ド・ボーヴォワール「女であること」:70年後の《第二の性》 木村信子 シモーヌ・ド・ボーヴォワール『第二の性』 棚沢直子 『第二の性』から七〇年後、日本から問う新たな女性思想 佐野泰之 哲学的問題を生きるということボーヴォワールの小説作品の魅力 中村彩 「育ちの良い娘」はどうやって知識人になったのかボーヴォワール『娘時代』と女性解放 藤高和輝(「なる」ものとしてのジェンダー ボーヴォワール・ストーリー はじめてのボーヴォワール <エッセイ・コラム寄稿> 斎藤美奈子 「冬の時代」に関するちょっとしたお話 北村紗衣 シモーヌのBB、スタイネムのマリリン――フェミニストが愛したセックスシンボルたち 鈴木みのり 好きなリップを塗る自由――ハロプロの新しい魅力を模索するアイドルたち 福田和香子 乾いた喉、土砂降りの夜。 上間常正 ファッションとジェンダー、フェミニズム 坂井セシル 日仏間の女性の眼差し 山下恒男 「かわいい」と「怖い」 小林美香 身体の見方を学ぶために 玖保樹鈴 裸のかかとを踏み鳴らし、彼女は今日も声をあげる――女優・石川優実のこと なとせ #0727 #その後 想田和弘 夫婦別姓訴訟の原告になる 新行内美和 魔女たちのスープ 小野春 マンガ・女同士で子育てしたら 和田靜香 「第1回わんぱく相撲女子全国大会」を観に行く <連載> ふみがわのフェミ短歌塾 二三川練 パリのシモーヌたち Les Simones a Paris アトランさやか シモーヌ シネマレビュー 中野理惠 シモーヌ ブックレビュー 書店からはじまるフェミニズム 西荻窪・今野書店/水越麻由子 ずるこのおんな食べ物帖 江戸川ずるこ 未来のシモーヌ Les Simones du futur 岩瀬日大高校3年・相野谷叶乃さん
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シモーヌ VOL.2 メアリー・カサット
¥1,430
雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック『シモーヌ』VOL.2の特集はアメリカ人印象派画家のメアリー・カサット(1844-1926)。 「なぜ女性の大芸術家は現れないのか?」 1971年に提示されたリンダ・ノックリンのこの問いは、現代でもあらゆる事柄に当てはまります。なぜ女性の名医が少ないのか、なぜ女性の指揮者が珍しいのか、なぜ女性のシェフが注目されるのか、そして、なぜ女性の首相が誕生しないのか。 女性が画家になることがまだまだ困難だった時代にパリで活躍した彼女の軌跡をたどることは、今日のアクチュアルな女性問題を考えることにつながっています。 [編集部より] 出版社|現代書館 定 価|1,300円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|132 ISBN|978-4-7684-9102-7 初 版|2020年05月 Contents 特集:メアリー・カサット――女性であり、画家であること ・和田彩花「une《femme》peintre et une idole――“女性”画家とアイドルが表現すること」 聞き手 沼田英子(横浜美術館首席学芸員) ・沼田英子「画家メアリー・カサット――人生と作品」 ・坂上桂子「メアリー・カサットにみる 新しい女性イメージの創造」 ・味岡京子「一九世紀末の《モダン・ウーマン》が未来に繋ごうとしたこととは?――メアリー・カサット、シカゴ万博「女性館」壁画」 ・小林美香「メアリー・カサットの時代と写真」 ・カサット・ストーリー エッセイ寄稿 ・木下千花「私(たち)はなぜストリッパー映画に魅せられるのか」 ・太田啓子「揶揄、嘲笑を怖れない」 ・相川千尋「ロッキングチェア・フェミニスト」 ・大友良英「ジェイミー・ブランチのこと」 ・鈴木みのり「みんなの憧れや恋愛観の器になるアイドルについて」 ・永田千奈「女と学校」 ・荒井裕樹「押し込められた声を「聞く」ことができるか」 ・伊是名夏子「ペーパー離婚せざるをえなかった私」 ・みっつん「日本とスウェーデンの時差は50年」 ・玖保樹鈴「女性議員が増えることは、政治の質を変えること――打越さく良参議院議員インタビュー」 連載 ・インベカヲリ★ 巻頭グラビア「Renaitre――女は生まれなおしている」 ・高島鈴「シスター、狂っているのか?」 ・栗田隆子「手さぐりフェミニズム入門」 ・アトランさやか「パリのシモーヌたち」 ・二三川練「ふみがわのフェミ短歌塾」 ・小野春「女同士で子育てしたら」 ・江戸川ずるこ「ずるこのおんな食べ物帖」 ・なとせさん&万次郎「SAW & LAW 往復書簡」 ・猫がいるカフェでフェミニズムを研究する会 #猫研 ・シモーヌ シネマレヴュー(石川優実/『金子文子と朴烈』) ・書店からはじまるフェミニズム(大塚真祐子/三省堂書店成城店) ・羊毛でつくるフェミニスト(倉島章江)
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シモーヌ VOL.3 オランプ・ドゥ・グージュ
¥1,430
1791年に「女性および女性市民の権利宣言」を書きあげ、社会から女性が排除されている事実を告発した18世紀の劇作家オランプ・ドゥ・グージュ(1748-1793)。革命家の暴力性を指摘し、女性に不利な法律を批判し、黒人奴隷問題を演劇で訴えたグージュの提言は200年以上たったフランスでも女性たちを鼓舞し続けており、遠い日本の問題とも地続きである。 ー 「女よ、めざめよ。あなたが持つ権利を認識せよ」 オランプ・ドゥ・グージュ(1748-1793)は1791年に「女性および女性市民の権利宣言」を書きあげ、社会から女性が排除されている事実をパロディによって告発。 「人=白人男性」という構造のなかで、現代で言うパリテ(男女対等)を主張し、BLMを謳った18世紀の劇作家。特権階級の搾取を指摘した女性議員が極めて少なく、弱者が何かと後回しにされ続けるこの日本で闘うために、彼女の理想に思いをめぐらすことは有効だ。 [編集部より] 出版社|現代書館 定 価|1,300円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|132 ISBN|978-4-7684-9103-4 初 版|2020年11月 Contents 【特集 オランプ・ドゥ・グージュ――18世紀の女による「異議申し立て」を引き受ける】 ・マンガ オランプ・ドゥ・グージュヒストリー ジュリ・ブランシャン・フジタ ・オランプ・ドゥ・グージュ著『女性の諸権利』(1791年)全訳 永田千奈訳「王妃への手紙」「女性の権利」 辻村みよ子訳「女性および女性市民の権利宣言 前文」、「女権宣言」 相川千尋訳「女性および女性市民の権利宣言 後文」、「男女間の社会契約の形式について」 ・寄稿 辻村みよ子、太原孝英、高瀬智子 【新型コロナ禍での抗い】 ・布施えり子(フリーター全般労働組合/キャバクラユニオン 組合員) 【SISTERHOOD IS TIMELESS】 ・人民解放の闘いと黒人女性――アンジェラからエリカへの手紙(アンジェラ・デイヴィス/1971年) 【エッセイ寄稿】 ・飛幡祐規 ・竹信三恵子 ・吉良智子 ・玖保樹鈴 【連載】 ・アトランさやか ・インベカヲリ★ ・小野春 ・栗田隆子 ・SAW & LAW(漫才コンビ) ・高島鈴 ・二三川練 ・書店からはじまるフェミニズム(神保町ブックハウスカフェ/茅野由紀さん) 18世紀末のフランス、絶対王政が崩壊し、市民が貴族から主権を奪ったと思われたが、権利を手中に収めたのは男性のみ。劇作家オランプ・ド・グージュは1791年「女性および女性市民の権利宣言」を書き、社会から女性が排除されている事実をパロディによって告発した。革命家の暴力性や女性に不利な法律を批判し、黒人奴隷問題を演劇で訴えた。パリテ(男女対等)を主張し、BLMを謳ったグージュのメッセージは200年後のフランスでも女性たちを鼓舞し、現代日本の問題とも地続きだ。王の死刑に反対したため反革命派とみなされ断頭台に消えた彼女の理想に思いをめぐらす。
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シモーヌ VOL.4 アニエス・ヴァルダ
¥1,540
1954年の第一作から2019 年の遺作まで、フランスを代表する映画監督として、生涯現役で数多くの作品を撮り続けたアニエス・ヴァルダ(1928-2019)の映画人生と哲学をフェミニズム視点で学び直す一冊。 2015 年にカンヌ国際映画祭でパルムドール名誉賞、2017年にはアカデミー名誉賞を受賞(どちらも女性の映画監督としては初)した、ヌーヴェル・ヴァーグ唯一の女性映画作家。2018年のカンヌでは、映画に携わる82名の女性たちとレッドカーペットを歩き、業界の男女格差是正を訴える抗議声明を読み上げた。「ジャック・ドゥミの妻」、「ヌーヴェル・ヴァーグの祖母」だけではない、ヴァルダ独自のフェミニスト美学をさまざまな作品を通して追究する。 [編集部より] 出版社|現代書館 定 価|1,400円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|140 ISBN|978-4-7684-9104-1 初 版|2019年11月 Contents 【特集 アニエス・ヴァルダ】 ・楠本まき アニエス・ヴァルダへの手紙 ・アニエス・ヴァルダ/相川千尋訳 トロントについての覚え書き(1974年) ・斉藤綾子 女が流離うとき:ヴァルダのシネエクリチュールと抵抗の意味 ・林瑞絵 アニエス・ヴァルダと二つのフェミニズム映画 ・菅野優香 最愛の夫 ヴァルダの「ドゥミ映画」を読む ・園山水郷 アニエス・ヴァルダ 変革の時代を生きた証として ・小林美香 写真の目線で読み解くアニエス・ヴァルダの映画作品 ・飛幡祐規 小さき存在を拾う映像詩人 ・ミニコラム寄稿 松田青子、福岡南央子、野中モモ ・ヴァルダをめぐる旅 ・ヴァルダ・ストーリー ・フィルモグラフィー 【特集2 映画界のハラスメントを考える】 UPLINK Workers' Voices Against Harassment 多様で公正な世界を映し出すために 【オンラインイベントレポート】 荒井裕樹×石川優実×伊是名夏子×松波めぐみ 障害者の声はワガママなの? 【寄稿】 ・中村桃子 世界の女性は『女ことば』を話す ・井谷聡子 オリンピック問題からジェンダーを考える 【連載】 ・アトランさやか ・インベカヲリ★ ・江戸川ずるこ ・小野春 ・栗田隆子 ・SAW & LAW(漫才コンビ) ・高島鈴 ・二三川練 ・書店からはじまるフェミニズム(沖縄くじらブックス/渡慶次美帆) ・フェミニズム勉強会#猫研 ・シネマレビュー(浅野百衣) ・シモーヌブックガイド
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シモーヌ VOL.5 「私」と日記
¥1,430
雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック『シモーヌ』VOL.5 特集:「私」と日記:生の記録を読む。 田辺聖子、アンネ・フランク、アストリッド・リンドグレーン、藤原道綱母、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、メイ・サートン、アナイス・ニン、ヴァージニア・ウルフ、ジョルジュ・サンド、トランスジェンダーとブログ、部落女性と識字運動、遊女の日記……。 それぞれの「私的」生の記録をさまざまな視点で読みとく。 [編集部より] 出版社|現代書館 定 価|1,300円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|132 ISBN|978-4-7684-9105-8 初 版|2021年11月 Contents 【特集】「私」と日記:生の記録を読む [戦争と日記]斎藤美奈子・小林エリカ・よこのなな [女と日記]木村朗子・中村 彩・栩木玲子 [くらしと日記]北村紗衣・もろさわようこ [ジェンダーと日記]高井ゆと里・矢口裕子 [病と日記]小川公代 [食と日記]アトランさやか [論考]熊本理抄 日記作品ガイド、日記にまつわるアンケート、他 【寄稿】 ・相川千尋 フランスのオンラインハラスメント規制とフェミニストの闘い 【連載】 インベカヲリ★、高島鈴、栗田隆子、アトランさやか、二三川練、小野春、なとせ&万次郎、江戸川ずるこ、フェミニズム勉強会#猫研、 書店からはじまるフェミニズム(熊本・橙書店/田尻久子)、他 コロナ禍、貧困格差、高齢化社会、フェミサイド…いやでも「生」に向き合わなければならない日々、私たちは他者への想像力をより求められる時代に生きています。さまざまな「生」の記録を読むことで、私たちはもっと多くの小さき声を聴けるようになるかもしれません。
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シモーヌ VOL.6 インターネットとフェミニズム
¥1,650
雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック『シモーヌ』VOL.6 特集:インターネットとフェミニズム:私たちの空間を守る。 出版社|現代書館 定 価|1,500円+税 判 型|A5判・並製 頁 数|164 ISBN|978-4-7684-9106-5 初 版|2022年06月 Contents 【特集】インターネットとフェミニズム:私たちの空間を守る [ICTとジェンダー] 浅井亮子「ジェンダーの視点で振り返るコンピューター史」 隠岐さや香「STEM教育とジェンダーバイアス」 [インターネットとカルチャー] ・守如子「インターネット時代のファンカルチャー」 ・シオリーヌ「YouTuberとして性教育をすること」 ・リポート「ウィキギャップを知っていますか?」 ・笛美「フェミニストの日常とインターネット」 [インターネットと表象] ・北村紗衣「1990年代のインターネット映画と女性:『ユー・ガット・メール』と『ザ・インターネット』」 ・小林美香「ICT業界は「デキる男」たちのもの?:メディアが作り出すジェンダー規範から脱却するために」 [インターネットと恋愛] ・りぃな「あなたのペースと、あなたのサイズの愛を」 ・河上りさ「狭き恋の門:トランスジェンダーの恋愛事情」 ・鈴木アユミ「Tinderでの股の開き方」 ・太田啓子「SNSとグルーミング:「真摯な恋愛」という名の予備加害」 [インターネットと女性運動] ・石川優実「私のインターネット運動史」 ・皆本夏樹「countergaze」 ・申きよん「前進するフェミニズム:韓国と日本におけるソーシャルメディアとアクティヴィズム」 [インターネットとバックラッシュ] ・座談会「バックラッシュに負けない! 生きるためのSNS利用」 ・山口智美「日本軍「慰安婦」問題へのバックラッシュとネット右翼」 [インターネットとハラスメント] ・堀あきこ「だって、ネットの話でしょ?:インターネットの差別に抗う」 ・宮下萌「インターネット上のヘイトスピーチとオンラインハラスメントの法規制を考える」 ・相川千尋「オンラインハラスメント:フランスの実態調査の結果を読み解く」 [インターネットとインターセクショナリティ] ・ふぇみ・ゼミ「オンラインでジェンダーと多様性をつなぐ:ふぇみ・ゼミの取り組み」 ・伊是名夏子「パンダになるためのインターネットラジオ」 [論考] ・斉藤正美「インターネットにおけるフェミニストのメディア利用を考える」 [特別寄稿] ・李琴峰「差別に加担しないためのインターネット・リテラシー:笙野頼子さんエッセイへの応答を兼ねて」 [年表] ・フェミニズムから見たインターネットの歴史 【アクチュアリテ(時事問題)】 元橋利恵「母性と体制:自己犠牲とロマンチシズムをこえて」 【連載】 Renaitre?女は生まれなおしている 〈№ 6 〉 インベカヲリ★ ・#猫研 ④フェミ曲? 非フェミ曲? ・パリのシモーヌたち 6 アトランさやか ・手さぐりフェミニズム入門(第5回) 栗田隆子 ・シスター、狂っているのか? ⑤ 高島 鈴 ・ふみがわのフェミ短歌塾(第六回) 二三川 練 ・SAW & LAW 往復書簡(第5回) 芋ポテト&万次郎 ・ずるこのおんな食べ物帖⑥ 江戸川ずるこ ・女同士で子育てしたら 小野 春 ・書店からはじまるフェミニズム⑥ 奥村千織[1003] ・シモーヌ シネマレヴュー 鄭優希 ・シモーヌ ブックガイド ・羊毛でつくるフェミニスト