


あなたは興味ないかもしれないフェミニズム Vol.1
¥1,500
わたしたちは、フェミニズムが本来的に反資本主義的で、人種・民族、性的指向・性自認、そして動物種に対するものまで一切の差別に与せず、自由と平等を飽くことなく追及し続けるものだと信じています。そのうえで、論壇から遠ざけられてきた、「あなたは興味ないかもしれない」、けれどとても大切なテーマを扱います。
気候危機・少子高齢化・経済格差の拡大など暗い知らせに満ち、生活が傾いてゆくのを肌でヒシヒシと感じる社会で、この閉塞感に立ち向かおうとするみなさんと、力強い物語で手をつなぎたい。多数にとって触りの良い言葉を選んで、この苦境を打ち破れるとは思っていません。人々がタブーと避けてきたことこそを、ともに語らい、さざなみを起こすのです。
ー
「フェミニズムはどこから来たか?慎重にこたえようとするなら、それは性が問題となるところではどこででも、とりわけ性が暴力的な支配と結びつき、同時に性が抵抗の可能性を示すところでは、常に存在するというべきであろう」
——フェミニズム以前のフェミニズム / p43より
「パレスチナの人たちは無差別に軍事攻撃を受け、男か女か、大人か高齢者か子供か、イスラエル軍にとっては関係ない(もちろん人々の社会的立場によって軍事攻撃の被害経験は異なる)。そうにもかかわらず、戦争や紛争の被害を語る時、女性や子供達への影響は特にメディアや政治家たちにセンセーショナルに語られることが多い。特に主流のメディアではそのようなナラティブを使い、どちらかの側に視聴者の感傷を引き寄せている様にも伺える」
——男性性・国民主義の形成と軍事化 / p69より
「私たちは物語を失った。人が社会を築くのを助け、社会が人を生かすのを助けた、あの大きな物語を。物語は亡霊と化し、人を支えていたあの社会は、亡霊を消し去ろうと手を結んだ資本によって、今にも音を立てて崩れ落ちようとしている」
——おわりに / p107より
企 画|あかいさざなみ
定 価|1,500円
判 型|A5判・並製
頁 数|110
ISBN|978-4-909910-14-1
発 行|2024年11月
Contents
小説
・言わないと、わからないのかな。(ななみ)
・食べること、そして言葉を噛みしめること(はる)
思想・哲学
・『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』の読書会をして(ななみ)
・フェミニズム以前のフェミニズム——理性を取り戻した女たち(はる)
植民地/軍事主義批判
・男性性・国民主義の形成と軍事化——反帝国主義的フェミニズムの視点(Kaho N.)
・誠実な謝罪とは何か?——1人の日本人女性として考える「慰安婦」問題(ななみ)
・それぞれの韓国旅行記——『戦争と女性の人権博物館』(ななみ)
気候危機・少子高齢化・経済格差の拡大など暗い知らせに満ち、生活が傾いてゆくのを肌でヒシヒシと感じる社会で、この閉塞感に立ち向かおうとするみなさんと、力強い物語で手をつなぎたい。多数にとって触りの良い言葉を選んで、この苦境を打ち破れるとは思っていません。人々がタブーと避けてきたことこそを、ともに語らい、さざなみを起こすのです。
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「フェミニズムはどこから来たか?慎重にこたえようとするなら、それは性が問題となるところではどこででも、とりわけ性が暴力的な支配と結びつき、同時に性が抵抗の可能性を示すところでは、常に存在するというべきであろう」
——フェミニズム以前のフェミニズム / p43より
「パレスチナの人たちは無差別に軍事攻撃を受け、男か女か、大人か高齢者か子供か、イスラエル軍にとっては関係ない(もちろん人々の社会的立場によって軍事攻撃の被害経験は異なる)。そうにもかかわらず、戦争や紛争の被害を語る時、女性や子供達への影響は特にメディアや政治家たちにセンセーショナルに語られることが多い。特に主流のメディアではそのようなナラティブを使い、どちらかの側に視聴者の感傷を引き寄せている様にも伺える」
——男性性・国民主義の形成と軍事化 / p69より
「私たちは物語を失った。人が社会を築くのを助け、社会が人を生かすのを助けた、あの大きな物語を。物語は亡霊と化し、人を支えていたあの社会は、亡霊を消し去ろうと手を結んだ資本によって、今にも音を立てて崩れ落ちようとしている」
——おわりに / p107より
企 画|あかいさざなみ
定 価|1,500円
判 型|A5判・並製
頁 数|110
ISBN|978-4-909910-14-1
発 行|2024年11月
Contents
小説
・言わないと、わからないのかな。(ななみ)
・食べること、そして言葉を噛みしめること(はる)
思想・哲学
・『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』の読書会をして(ななみ)
・フェミニズム以前のフェミニズム——理性を取り戻した女たち(はる)
植民地/軍事主義批判
・男性性・国民主義の形成と軍事化——反帝国主義的フェミニズムの視点(Kaho N.)
・誠実な謝罪とは何か?——1人の日本人女性として考える「慰安婦」問題(ななみ)
・それぞれの韓国旅行記——『戦争と女性の人権博物館』(ななみ)