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エロティシズムと残酷の飽くなき追求の果て、浮かび上がる「愛の思想」。愛の本質とは何か。篠山紀信、田村隆一、巖谷國士、中田耕治、野坂昭如など、豪華布陣による幻の雑誌の文庫化最終巻。
[出版社より]
責任編集|澁澤龍彦
出版社|河出書房新社[河出文庫]
定 価|1,200円+税
判 型|文庫判/並製
頁 数|424
ISBN|978-4-309-40773-9
初 版|2005年12月
Contents
制服の処女(篠山紀信)
特集 愛の思想(フーリエ、情念、愛(巖谷國士)
あさましき香(川村二郎)
漢語の「愛」について インドにおける愛の思想・序説1(松山俊太郎))
大陸横断列車内のわが性的経験(田村隆一)
愛しのペニスよ、さようなら(野坂昭如)
血と薔薇コレクション3 夢魔の画家ピエール・モリニエ
男女演劇史1~3(堂本正樹)
痔の記憶―或いは「新つれづれ草」(稲垣足穂)
「魔女の斧」―中世ヨーロッパの異端糺問を巡って(村田経和)
ド・ブランヴィリエ侯爵夫人―澁澤龍彦氏に(中田耕治)
マニエリスムの倒錯(種村季弘)
バビロンの架空園―失われし庭を求めて(澁澤龍彦)
賢女テレーズ(生田耕作訳)
ホーフマンスタール ルツィドール(高橋英夫訳)
SCOPTOTHILIA 楽屋(東松照明)
閉ざされた城のなかで描かれたイギリス人(1~2)(澁澤龍彦訳)
Editor
澁澤 龍彦 Tatsuhiko Shibusawa
1928~87年。東京生まれ。東大仏文科卒。マルキ・ド・サドの著作を紹介する一方、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを数多く発表。晩年は『高丘親王航海記』など小説に独自の世界を展開した。
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