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1985年に設立された日本初の写真美術館=つくば写真美術館。この美術館がもった意義や写真というメディアの可能性を石原悦郎や飯沢耕太郎、伊藤俊治、金子隆一らの語りやインタビューから明らかにして、写真がアートになった〈1985〉のインパクトを照射する。
[出版社より]
編 者|粟生田弓・小林杏
出版社|青弓社
定 価|2,000円+税
判 型|四六判
頁 数|256
ISBN|978-4-7872-7353-6
初 版|2014年6月
Contents
本書の刊行に寄せて 伊藤 守
第1部 写真がアートになったとき
第1章 〈一九八五年〉というインパクト 粟生田 弓
1 日本初の写真美術館――つくば写真美術館について
2 美術館設立に向かわせたもの
3 一九八五年というインパクト
第2章 「つくば写真美術館」概説 清水 有
1 「つくば写真美術館」概説
2 再現・模型で見るつくば写真美術館
3 写真展の新しいフォーマット
4 メディア系ミュージアムの今後
第3章 つくば写真美術館とは何だったのか――「つくば写真美術館再考」シンポジウム収録
1 つくば写真美術館はいかにして生まれたのか
2 「パリ・ニューヨーク・東京」――テーマ展の方法論
3 つくば写真美術館とその遺産
4 フロア・ディスカッション
コラム 写真美術館構想と「つくば写真美術館」 堀口 剛
コラム パリ・ニューヨーク・東京・筑波――「つくば写真美術館’85」カタログを読む 冨山由紀子
コラム つくば写真美術館が変えたもの――写真の流通・展示の変化 小林 杏
コラム 写真史の語られ方――一九六八/一九八五 大久保 遼
第2部 写真と向き合い続けるということ
第1章 マーケットから写真を考える 石原悦郎×粟生田 弓
第2章 写真集というメディア 金子隆一×光岡寿郎×大久保 遼
第3章 これからの写真/評論 飯沢耕太郎×冨山由紀子×小林 杏
第4章 まだ写真で語られていないこと 伊藤俊治×小林 杏×大久保 遼
おわりに 小林 杏
Editor
粟生田 弓 Yumi Aota
1980年生まれ。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。RIVORA Incを創設しブランドのマネジメントを務める。本シンポジウム企画など、写真に関連したイベント立案や、カルチャー誌などのコラム執筆などを手がけている。共著に『Creatives in Japan』(BNN新社)。
小林 杏 Annu Kobayashi
1980年生まれ。早稲田大学文学研究科社会学専攻博士課程修了。早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所招聘研究員、東京綜合写真専門学校講師。専攻は写真文化論、メディア社会学。メキシコの死者の記念写真である「死児写真」をテーマに、研究・展示活動をおこなう。論文に「死児の写真を撮るということ」(「早稲田大学大学院文学研究科紀要」第55号)など。
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