ダイアローグ 〈危機〉の時代の長谷川逸子・原広司・伊東豊雄
¥3,850
日本を代表する3人の建築家に対し、今日の若手建築家・研究者らが1970年代から90年代の建築的革新について問う。それは「ポストモダニズム」の再考でもある。
長谷川逸子は多様な他者との対話や協働を経て公共建築「藤沢市湘南台文化センター」をつくり上げ、原広司は世界の集落調査から普遍性を見出し、「梅田スカイビル」「京都駅ビル」で壮大な構想を実現させ、伊東豊雄は「中野本町の家」から「シルバーハット」の間に、消費社会へと接続可能な建築デザインを探究した……。世界の現代建築をリードする先駆者たちは、それぞれの〈危機〉にもがくなかで糸口を見出していく。
建築アーカイブ資料の調査と多面的なダイアローグによって歴史を読み直し、現在への学びを引き出す試みをドキュメントした。カナダ建築センター(CCA)によるプロジェクト「Meanwhile in Japan」のオリジナル言語版。millegraphとCCAの共同発行。
[出版社より]
著 者|長谷川逸子・原広司・伊東豊雄・門脇耕三・若林幹夫・市川紘司・連勇太朗・太田佳代子・ジョヴァンナ・ボラージ・アルベール・フェレ
出版社|millegraph
定 価|3,500円+税
判 型|A5判・3冊組・函入
頁 数|326
ISBN|978-4-910032-12-2
発 行|2025年04月
Contents
〈長谷川逸子〉
アーカイブ資料
序──表舞台を通り抜け、舞台裏に分け入る ジョヴァンナ・ボラージ
ダイアローグ
論考 長谷川逸子の発した問い──「藤沢市湘南台文化センター」をめぐって 門脇耕三
論考 いかに世界に触れ、他者と関わるか 連勇太朗
〈原広司〉
アーカイブ資料
序──建築と社会をめぐるダイアローグ アルベール・フェレ
ダイアローグ
論考 近代の空間に穴を穿つ──原広司の建築と思索 若林幹夫
論考 物語を設計し、想像力を奪還する 連勇太朗
〈伊東豊雄〉
アーカイブ資料
序──危機からの反発 太田佳代子
ダイアローグ
論考 戦後日本社会における建築家の疎外と再接続──伊東豊雄の「商品化住宅研究会」をめぐって 市川紘司
論考 リアリティでつくる、ひらかれた建築 連勇太朗