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ミリアム・カーン:美しすぎることへの不安

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2019年から2020年にかけて、ヨーロッパ内3館を巡回している個展「I AS HUMAN(人としての私)」のカタログから4編を邦訳。

カトリーン・ビューラー(ベルン美術館担当キュレーター)による、作家の50年にわたる活動を伝記的な視点から執筆した「宣戦布告」。エリック・ド・シャセイによる、カーンの作品に備わる抽象性と具象性の境界を「パフォーマンス」、「身体」や「距離、即時性、そして真実」といったテーマとともに考察した「美しい、無力さの記録」。2014年「Corporel(身体的な)」展の際に行われたミリアム・カーンへのインタビューの書き起しテキスト「私の作品にとって、その日その日が重要なのです」(インタビュワー: パトリシア・ファルギエール、エリーザベト・レボヴィシー、ナターシャ・ペトレシン=バシュレーズ) 。マルタ・ヂェヴァニスカ(ワルシャワ美術館主任研究員)による、カーンとオーストリアの詩人クリスティーネ・ラヴァントを引き合わせた強烈な評論「ある家(精神病院)の回想録」。

以上の4編に加えて、「美しすぎることへの不安」展 (会場:ワコウ・ワークス・オブ・アート)で展示された油彩19作品の図版と、あいちトリエンナーレ2019での展示風景と19作品の図版もカラーで収載。挟み込みとしてカーンが2012年に日本で初個展をした際に書き下ろしたテキストを同封。森大志郎デザインによる、テキストシリーズ第7弾。
[ギャラリーより]

発行|ワコウ・ワークス・オブ・アート
デザイン|森 大志郎
翻訳|清水穣、大坂直史、和光環
撮影|今井智己(p.2-24)、谷川ヒロシ+植村タカシ(p.121-136)

定価|1800円+税
判型|18.9×11.6cm
ページ数|108[カラー図版7点]
ISBN|978-4-902070-52-1
初版|2019年9月 

Contents
ミリアム・カーン 宣戦布告 カトリーン・ビューラー
美しい、無力さの記録 エリック・ド・シャセイ
『わたしの作品にとってぇあ、その日その日が重要なのです』ミリアム・カーンとの対話 パトリシア・ファルギエール、エリーザベト・レポヴィシー、ナターシャ・ペトレシン=パシュレーズ
石の言葉、石のイメージ ある家(精神病院)の回想録 マルタ・ヂェヴァニスカ

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