アンヌは、彼女の一部に過ぎなかった。
ウルトラ警備隊・アンヌ隊員役で知られる、ひし美ゆり子。鮮烈な裸体を銀幕にさらした七〇年代から現在まで、映像メディアの変遷に流されたその女優人生のすべて。
1960年代後半、一人の少女が東宝から映画デビューを果たした。映画産業の斜陽化が指摘される時代、彼女はテレビの特撮ヒーロー番組『ウルトラセブン』のウルトラ警備隊アンヌ隊員を演じることになった。やがてフリーの女優として、1970年代にはセクシー映画や実録ヤクザ映画でも活躍する。いまも新たなファンを獲得し続ける、女優ひし美ゆり子がその全貌を隠すところなく語りつくす。
[出版社より]
著 者|ひし美ゆり子・樋口尚文
出版社|筑摩書房
定 価|900円+税
判 型|文庫判
頁 数|320
ISBN|9784480436351
初版|2020年1月
Contents
序章 流されて―女優ひし美ゆり子の軌跡
第1章 地谷子―最後の撮影所女優として
第2章 百合子―テレビ映画のヒロインとして
第3章 百合子ふたたび―撮影所最後の時代
第4章 ゆり子―裸体という表現
第5章 万華鏡の女―伝説の過去よりネットの現在へ
*Earliest delivery date is 9/14(Sat) (may require more days depending on delivery address).
*Tax included.
*Shipping fee is not included.More information
新商品やキャンペーンなどの最新情報をお届けいたします。