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大人は判ってくれない

¥ 1,430

「先生、実は母が……死にました」
やさぐれ少年がその場しのぎで吐いた嘘の、大き過ぎる代償
そして、疾走――ゆけゆけアントワーヌどこまでも!



1959年パリ。映画青年トリュフォーが、自身の不良少年時代をモチーフに撮った作品『大人は判ってくれない』が、世界中の映画を一変させた! 今をときめくグザヴィエ・ドランが長編第1作『マイ・マザー』で、巨匠スティーヴン・スピルバーグが学生時代の作品でオマージュを捧げた、ヌーヴェル・ヴァーグ作品の金字塔。観る者をナイーヴな童心に帰し、魅了してやまない、優しくて力強い傑作青春映画だ。そんな本作の魅力を “言葉” から味わう一冊。
[出版社より]


「『大人は判ってくれない』は、ロッセリーニの『戦火のかなた』以来もっとも感動した映画です。これを見てほかの映画を見るのがいやになり、見るたびにこの映画を思いだしました」
——植草甚一[評論家]
(日本初公開時のプレスブックより)

「我がフランソワ君/君の映画は傑作だ/奇跡のようなものだ/親愛のキスを送る」
——ジャン・コクトー[芸術家]
(トリュフォーに送った讃辞より)

「この映画に出会い、生まれて初めて恋に落ちた。お返しに愛されたとも感じた。というのも、物語の中で描かれていたのはほとんど、僕自身の子ども時代のことだったから(もちろん微妙な誤差はあるけれど)。「いったい自分の家のどこに隠しカメラが仕込まれていたんだろう」と思ったのは、僕だけじゃないはずだ」
——グザヴィエ・ドラン[映画監督]
(映像ソフトレーベル・クライテリオンのウェブサイト内記事「Xavier Dolan’s Top 10」より)


著 者|フランソワ・トリュフォー、マルセル・ムーシー
訳 者|山田宏一
出版社|土曜社
定 価|1,300円+税
判 型|ペーパーバック判
頁 数|82

ISBN|978-4-907511-77-7
初版|2020年6月


Contents
 映画と人生が出会うとき(山田宏一書き下ろしエッセイ)

『大人は判ってくれない』シナリオ採録
 スタッフ・キャスト
 タイトル
 学校のアントワーヌ
 アントワーヌの家
 道草
 ウソつきアントワーヌ
 家出
 操行ゼロ
 バルザック
 タイプライター泥棒
 少年鑑別所
 脱出

音楽がアントワーヌに寄り添い続けるわけ(世武裕子インタビュー)
名所巡礼アドレス帳 in Paris


Author
フランソワ・トリュフォー François Truffaut
映画監督。1932年、パリ生まれ。父は不明で里子に出されたのち、33年に母が結婚。おもに母方の祖母に育てられ、10歳から両親と同居。16歳のとき、シネクラブ「映画中毒者集会」を設立。のちに自身の “精神的父親” となる、映画批評家のアンドレ・バザンと知り合う。失恋がきっかけで軍隊に入るも脱走し、軍刑務所付属の精神病院に収容される。バザンの力添えで除隊を認められ、彼の推薦で53年から『カイエ・デュ・シネマ』誌などに映画批評を執筆。59年に長編第1作『大人は判ってくれない』を完成させ、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手として一躍注目を集めた。同作主人公のその後を描いた続編として『アントワーヌとコレット』(62/オムニバス映画『二十歳の恋』に収録された短編)、『夜霧の恋人たち』(68)、『家庭』(70)、『逃げ去る恋』(78)があり、まとめて「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズと呼ばれている。その他の代表作に『あこがれ』(57/短編)、『ピアニストを撃て』(60)、『突然炎のごとく』(61)、『華氏451』(66)、『恋のエチュード』(71)など。84年にパリ近郊ヌイイ=シュル=セーヌにて、悪性脳腫瘍のため死去。

マルセル・ムーシー Marcel Moussy
脚本家、映画・テレビドラマ監督、作家。1924年、アルジェ生まれ。テレビドラマの脚本でトリュフォーから注目され、『大人は判ってくれない』の脚色・台詞執筆の依頼を受ける。トリュフォーの次作『ピアニストを撃て』にも着手したが、リアリズムに固執するムーシーとトリュフォーの意見が合わず、ムーシーは途中で降りた。99年、カーンにて死去。映画監督作に『赤と青のブルース』(60)、『Trois hommes sur un cheval』(69/日本未公開)。またルネ・クレマン監督『パリは燃えているか』(66)のフランス語追加台詞、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督『囚われの女』(68)の共同脚本も手掛けた。

Translator
山田 宏一 Koichi Yamada
映画評論家。1938年、ジャカルタ生まれ。東京外国語大学フランス語科卒業。64~67年、パリ在住。その間『カイエ・デュ・シネマ』誌同人。著書に『増補 友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌』『増補 トリュフォー、ある映画的人生』『フランソワ・トリュフォー映画読本』『フランソワ・トリュフォーの映画誌』『トリュフォーの手紙』『トリュフォー 最後のインタビュー』(蓮實重彦との共著)など。訳書に『ある映画の物語』『子供たちの時間』(ともにトリュフォー著)『トリュフォーによるトリュフォー』など。写真集に『NOUVELLE VAGUE』。87年、フランスの芸術文化勲章シュバリエ受勲。91年、第1回 Bunkamura ドゥマゴ文学賞(『トリュフォー、ある映画的人生』)。2007年、第5回文化庁映画賞(映画功労表彰部門)。17年、第35回川喜多賞受賞。



Saturday Cinema Books とは
フィルム、VHS、DVD……かつて映画に付いて回った “かたち” が今失われつつある。それにともない、どれほど素晴らしい作品にも、コンスタントに劇場上映・インターネット配信され続けない限り、その存在が世間から忘れ去られうる危険がつきまとう。だからこそ、名作映画を本という “かたち” で残そう。そして、後世に伝えていこう。20世紀の作品を中心に、ご機嫌な映画の情報を掘り起こし、未来へつなぐ映画書レーベル。

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