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太田市美術館・図書館「2020年のさざえ堂——現代の螺旋と100枚の絵」展公式図録。
「螺旋」と「さざえ堂」がいざなう巡礼の旅。
螺旋構造をもつ仏堂である「さざえ堂」。
異なる手法を用いるアーティスト4名が、「さざえ堂」と「螺旋」を現代の視点から捉え直す。人間の知覚・身体感覚を揺さぶり、現代における信仰の意味、「さざえ堂」の構造・意義に迫っていく壮大な試み。
「百観音巡礼」にならい、100枚の絵の展示に挑む、高橋大輔。
二つの螺旋建造物の差異を、音楽と映像であぶり出す、蓮沼執太。
大規模な絵画によって螺旋空間を構築した、三瀬夏之介。
美術館の中に、物質的な螺旋の迷宮を作りだす持田敦子。
「現代の美術館・展覧会のあり方とは」「他者を受け入れることとは」「美術と信仰の関係性とは」——展覧会のテーマを越え、根源的な問いが立ち現れてゆく。
[出版社より]
編 集|太田市美術館・図書館
出版社|左右社
定 価|2,200円+税
判 型|B5変型判/並製
頁 数|96
ISBN|978-4-86528-269-6
初 版|2020年3月
Contents
ごあいさつ
[再録] 澁澤龍彦 螺旋について
小金沢 智 「2020年のさざえ堂--現代の螺旋と100枚の絵」序説--太田市美術館・図書館の建築と展覧会
1. 螺旋とさざえ堂を再解釈するふたりの絵画--三瀬夏之介、高橋大輔
2. 「差異」の発見を通して重なり合う、「音楽のような」コンポジション--蓮沼執太
3. 迷宮のような、回転する空間での絵画体験--持田敦子、高橋大輔
4. 100枚の絵のはてに--高橋大輔
高橋大輔の「100枚の絵」
福岡伸一 螺旋は生命のかたち
北澤憲昭 しあわせなバベル--高橋由一の「螺旋展画閣」構想をめぐって
インタビュー|高橋大輔
インタビュー|蓮沼執太
インタビュー|三瀬夏之介
インタビュー|持田敦子
作家略歴
作品リスト
展覧会概要・関連イベント
展覧会制作・フォトクレジット・謝辞
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