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香港が歴史的転換点を迎えている。一国二制度のもと特別行政区として五〇年間の高度な自治が保証されるはずだった。ところが中国・習近平政権は力による「中港融合」を推し進め、一国二制度を形骸化させる国家安全法を香港の頭越しに決めた。世界を驚かせた二〇一九年の大規模抗議デモに続き、香港問題はいま米中新冷戦の最前線に浮上している。東洋の真珠と呼ばれ、日本とも関係の深い国際金融都市・香港を知りたいすべての人に届ける一冊。
[出版社より]
著 者|野嶋剛
出版社|筑摩書房[ちくま新書]
定 価|840円+税
判 型|新書判
頁 数|256
ISBN|978-4-480-07326-6
初版|2020年08月
Contents
第1章 境界の都市
第2章 香港アイデンティティと本土思想
第3章 三人の若者―雨傘運動のあと
第4章 二〇一九年に何が起きたか
第5章 映画と香港史
第6章 日本人と香港
第7章 台湾の香港人たち
第8章 中国にとっての香港
第9章 香港と香港人の未来
Author
野嶋 剛 Tsuyoshi Nojima
ジャーナリスト、大東文化大学社会学部特任教授。1968年生まれ。上智大学新聞学科卒。朝日新聞シンガポール支局長、台北支局長、政治部、AERA編集部などを経て、2016年4月に独立。著書に『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『ラスト・バタリオン――蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『台湾とは何か』(ちくま新書、第11回樫山純三賞)、『タイワニーズ――故郷喪失者の物語』(小学館)など。近著に『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』(扶桑社新書)がある。
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