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膠を旅する

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古くから絵画をはじめ建造物や工芸品、楽器などの接着剤として世界中で使用されてきた膠(にかわ)。しかし今日において伝統的な手工業による膠の生産は途絶えてしまう。膠という伝統素材を後世に引き継いでいくため、本書ではこれまで顧みられることの少なかった膠づくりの歴史的背景を見つめ直し、北方先住民族の狩猟と皮なめし文化の調査からはじまり、大阪と兵庫に伝わる皮なめし技術、軍需により発展した関東の皮革産業地など、日本各地を取材。また、膠の研究を続ける画材店社長との鼎談や研究者による書き下ろし論考も収録。
膠を巡る文化の諸相を多角的に見つめる。
オールカラー。

◆膠 / にかわ
動物の皮や骨から生成されるゼラチンを主成分とする接着剤。日本では主に皮革製品の皮屑が使用されている。古代壁画や原始絵画の時代から使用され、日本画制作においては画面と絵画を接着するものとしてなくてはならない重要な素材である。
[出版社より]


監 修|内田あぐり
著 者|青木茂・上田邦介・金子朋樹・北澤智豊・北澤憲昭・小金沢智・後藤秀聖・朴亨國・山本直彰
出版社|国書刊行会
定 価|3,800円+税
判 型|B5変型判/並製
頁 数|240

ISBN|978-4-336-07184-2
初 版|2021年05月


Contents
第1章 膠の過去・現在・未来

ウエマツ画材店・絵具屋三吉の社長(2020年退任)で膠の研究者である上田邦介、画家の山本直彰と内田あぐりによる異なる立場からの鼎談を収録。膠を中心としつつ、絵具、胡粉、素材と表現の必然性など、多岐にわたるテーマで膠の過去・現在・未来を語る。

第2章 膠を旅する

北方先住民族の狩猟と皮なめし文化の調査からはじまり、日本各地の皮革産業地帯を訪ね、実際の製造現場を取材し、最終的には牛と鹿から剝いだ一枚皮から膠づくりをおこなう。
北海道・網走市――動物資源の利用を探る
大阪・浪速区――太鼓づくりの皮革の町を歩く
大阪・貝塚市――太鼓屋嶋村に聞く 精肉店から太鼓屋になる
東京・墨田区――豚革生産の下町を歩く
埼玉・草加市――河合産業株式会社
兵庫・姫路市――大﨑商店 川漬け製法の伝統技術に挑む
膠をつくる――古典的製造過程の記録
ふたつのアトリエから 内田あぐり

第3章 膠をめぐる論考

日本画表現をめぐる3つの所蔵作品 北澤智豊
膠をめぐる往復書簡――日本画家・金子朋樹の事例を中心に 小金沢智、金子朋樹
神的暴力――ニカワ研究の余白に 北澤憲昭
膠雑考 朴亨國
画家たちの言葉――日本画を語り継ぐ、膠と表現を識る 青木茂、後藤秀聖
膠と私 内田あぐり


[ 関連展示 ]
「膠を旅する――表現をつなぐ文化の源流」展
会期:2021年5月12日(水)― 6月20日(日)
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室4・5
主催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
監修:内田あぐり
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/17269/
*本書は展覧会図録ではありません。


監修
内田あぐり Aguri Uchida
1949年、東京都に生まれる。画家。1975年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修了。1975年創画会賞(87年、91年)、1993年第12回山種美術館賞展で大賞受賞、同年に文化庁在外研修員としてフランスに滞在。2002年第1回東山魁夷記念日経日本画大賞受賞。2003年〜04年、武蔵野美術大学在外研修員としてイギリスとアメリカに滞在。2019年神奈川文化賞、2021年第2回JAPA天心賞大賞受賞。近年の個展には、「内田あぐり――化身、あるいは残丘」(武蔵野美術大学美術館・図書館、2019年)、「生命のリアリズム:珠玉の日本画」において「特集展示 内田あぐり」(神奈川県立近代美術館 葉山、2020年)、「内田あぐり VOICES いくつもの聲」(原爆の図丸木美術館、2020年)など。今日まで一貫して「身体」をテーマに、絵画において人間の存在を示すものとは何かという根源的な問題に向き合う一方で、古典的な技法だけにとらわれず様々な表現方法を先鋭的に用いた作品は、現代絵画として新たな日本画の可能性を切り拓き続けている。現在、武蔵野美術大学名誉教授。

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