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自分探しの倫理学

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アリストテレス、スピノザ、ドゥルーズ、道元、エヴァンゲリオン――。
中世哲学と現代のアニメーションが接続し、「自分とは何か」を巡る旅が始まる。

「自分とは何か」「何のために生きているのか」
——誰しも一度はそんな疑問を抱えたことがあるだろう(ない人は幸せだ)。
アカデミックな哲学や倫理学は高尚で、そんな俗世の悩みには答えてくれないように思える。自分とは何かに対する唯一の正解など存在しないが、その「分からなさ」に身を浸すことが大切なのだ。この本は、「自分探し」をあきらめた大人たちと、自分が嫌いなあなたのための倫理学である。

「自分探しの途上で死んでいくことが人生なのだ、と最初に結論を書いてしまうと話は続かないが、哲学は結論から前提に進んでいく学問だ。人生をその終わりから手前に向かって進む行程として考える「ひねくれ者」がいてもよいのではないか」(本文より)
[出版社より]


著 者|山内志朗
出版社|トランスビュー
定 価|1,900円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|264

ISBN|9784798701813
初 版|2021年07月


Contents
第一章 〈私〉という探し物
・人生という旅の方法
・〈私〉をどこに探せばよいのか
・スピノザと自分探し
・私は自分探しが嫌いだ
・自分探しの救いようのないカッコ悪さ
・自分探しとは何を探すことなのだろう?
・揺れ動く〈私〉
・模倣や嫉妬という宝物

第二章 自分嫌いとインティマシー
・世界の中心で自分を嫌う
・「気持ち悪い」なんてなぜ言うのか?
・フツーなんてどこにもない
・まずは失敗してみろ!
・他者と自分との境界
・〈私〉と他者の境界はどのようにして作られるのか
・ケンカの論理学
・シンメトリー型とコンプリメンタリー型のコミュニケーション
・コミュニケーションの行き着く先は
・親密性(インティマシー)という共犯関係
・〈私〉ということの傷つきやすさ
・インティマシーとは切なくつらいこと

第三章 ハビトゥスとしての〈私〉
・自己愛って悪いものじゃない
・ハビトゥス、ハビトゥス、ハビトゥス
・魑魅魍魎と深い沼底に咲く花たち
・情念と欲望の自己崩壊
・愛とは何か
・ハビトゥスと徳
・生の中に組み込まれた死の姿
・魑魅魍魎の現れる夜

第四章 自分探しと個体化ということ
・個体化が越えられない断絶
・〈このもの性〉ということ
・自分探しと個体化
・中世哲学における個体化の議論
・個体化の議論を考える
・個体化の議論は何だったのか
・超越概念と個体性
・〈私〉とは風ではないのか
 
第五章 人生は何のために
・「何のため」から逃れる
・フロー(流れ)としての〈私〉
・非目的論の意味
・祭りは何のためにあるのか
・〈私〉が空っぽの巣とならないために
・〈私〉という物語
・祝福される人生
・〈私〉の物語と幸福の関係
・関係の結び目としての〈私〉
・自分らしさということ
・ねじれた心で哲学を
・未来が存在していないとしても
・非存在の輻輳するところ
・心は〈かたち〉あるものに向かう

第六章 セカイと〈私〉
・セカイ系の学問としての哲学
・ラスボス倒しによる自分探し
・自分探しの倫理学
・約束とフィグーラ
・アリストテレスによる自分探し
・スクリプトを回収すること

エピローグ――旅の終わりと花


Author
山内 志朗 Shiro Yamauchi
1957年生まれ。山形県出身。慶應義塾大学文学部教授。専門は中世哲学、倫理学。東京大学大学院博士課程単位取得退学。新潟大学人文学部教授を経て現職。主な著書に『普遍論争——近代の源流としての』(平凡社ライブラリー)、『新版 天使の記号学——小さな中世哲学入門』(岩波現代文庫)、『湯殿山の哲学——修験と花と存在と』(ぷねうま舎)、『目的なき人生を生きる』(角川新書)、『過去と和解するための哲学』(大和書房)、編著に『世界哲学史』シリーズ(ちくま新書)など。

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