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2024年ピューリッツァー賞受賞作/『ニューヨーカー』『タイム』『エコノミスト』他15誌の年間ベストブック。ヨルダン川西岸地区で園児たちの乗ったバスが燃えた。アーベドは息子を探して奔走する。占領とは何かを問う悲劇のノンフィクション。
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「お前らはあの子たちを殺した!」
2012年ヨルダン川西岸地区で、園児たちを乗せた遠足バスがセミトレーラーと衝突した。壁、検問所、無関心に阻まれる救助活動。ある事故の一日を軸に、さまざまな人生、愛、敵意、暴力と歴史が交錯する。
[出版社より]
「イスラエルの占領下にあるパレスチナの痛ましい日常生活を、これまで読んだどの本よりもよく捉えている。傑出した作品であり、必読である」
――ユージン・ローガン(『オスマン帝国の崩壊』『アラブ500年史』著者)
「イスラエルとパレスチナについて、これほど深い認識と理解に達した著作を、わたしは他に知らない」
――ダニエル・シュルマン(『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』)
「アーベドの一日にイスラエルの占領支配の歴史を凝縮している。多くを教えられた」
――高橋和夫(国際政治・中東研究)
「胸をえぐるような文章と、たぐいまれな政治的洞察を併せ持つ」
――ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』著者)
著 者|ネイサン・スロール
訳 者|宇丹貴代実
出版社|筑摩書房
定 価|2,400円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|336
ISBN|978-4-480-83729-5
発 行|2025年01月
Contents
登場人物
プロローグ
第一章 三つの結婚式
第二章 ふたつの火
第三章 多数傷病者事故
第四章 壁
第五章 三つの葬式
エピローグ
謝辞
訳者あとがき
出典
用語索引
地名索引
Author
ネイサン・スロール Nathan Thrall
アメリカ・カリフォルニア州生まれ、エルサレム在住のジャーナリスト。『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』、『ガーディアン』などに寄稿。世界の紛争予防のための調査・政策提言をおこなう非政府組織「国際危機グループ」に10年間在籍し、アラブ・イスラエルプロジェクトのディレクターも務めた。「この地域の紛争について最も情報に精通し、最も鋭い観察者の一人」(『フィナンシャル・タイムズ』)と評されている。著書にThe Only Language They Understand: Forcing Compromise in Israel and Palestineがある。
Translator
宇丹 貴代実 Kiyomi Utan
翻訳家。訳書に、モス『鳥が人類を変えた』、アドリントン『アウシュヴィッツのお針子』、デイ『わが家をめざして』、ミッチェル『今日のわたしは、だれ?』など多数。
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