

野呂邦暢、風土のヴィジョン[OUTLET]
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野呂邦暢が現役の頃から小説とエッセー集を愛読してきた著者が、ナガサキでの原爆の目撃や自衛隊体験に基づく作品、歴史小説など、全作品を徹底的に読み込んで、繊細な作家の文学空間を浮き彫りにする。小説世界に分け入って魅力を味わい尽くす渾身の作家論。
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野呂が現役の頃から小説とエッセー集を愛読して知的好奇心に満ちた青春期をともに過ごしながら作家として熟すまでの具体相を読み込んできた著者が、『兵士の報酬』『小さな町にて』(みすず書房)の出版を機にあらためて全作品を徹底的に読み込んで、繊細な作家の世界を浮き彫りにする。
車谷長吉、三浦哲郎、滝田ゆう、幸田文、洲之内徹、阿部昭を精読して評してきた著者が野呂邦暢の文学世界に分け入った渾身の作家論。
野呂邦暢(のろ・くにのぶ:1937―80)
ナガサキの原爆を疎開先の諫早で目撃、その体験を背景にもつ作品や自分の自衛隊体験、長崎県諫早市を舞台に歴史小説なども発表し、多くのファンが愛読。自衛隊員としての体験をもとに『草のつるぎ』で1974年に第70回芥川賞を受賞。
[出版社より]
著 者|深谷考
出版社|青弓社
定 価|2,400円+税
判 型|四六判/上製
頁 数|256
ISBN|978-4-7872-9246-9
発 行|2017年12月
Contents
プロローグ――なぜ、いま、野呂邦暢なのか
Ⅰ 「戦後」七十年
1 『父と暮せば』の問い
2 『明日――一九四五年八月八日・長崎』の問い
3 『失われた兵士たち――戦争文学試論』を読む
Ⅱ 父と子
4 桃、二つ
5 父と子――「海辺の広い庭」
6 ピークとは何か
Ⅲ 風土・諫早
7 カスピアン・ターン――「鳥たちの河口」
8 風が吹いている――「草のつるぎ」
9 本明川――洪水の記憶と
Ⅳ 歴史へ
10 未読のあなたへの手紙Ⅰ――『諫早菖蒲日記』
11 未読のあなたへの手紙Ⅱ――『落城記』
12 G島、アウステン山――『丘の火』
Author
深谷 考 Ko Fukaya
1950年、茨城県結城市生まれ。文筆家。著書一覧:『車谷長吉を読む』(2014年)、『三浦哲郎、内なる楕円』(2011年)、『滝田ゆう奇譚』(2006年)、『幸田文のかたみ』(2002年)、『洲之内徹という男』(1998年)、『阿部昭の〈時間〉』(1994年)、『海辺の人間――阿部昭論』(1991年)、『小さなモザイク』(1987年)、(いずれも青弓社)。
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