鄙の宿[新装版]
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鄙の宿[新装版]

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ひそかな照応と親和、個人史と歴史との融合。

ジャン=ジャック・ルソー、ローベルト・ヴァルザーなど「魂の近親者」であった作家と作品への共感。カラー口絵6点収録。


ジャン・ジャック=ルソー、ローベルト・ヴァルザーなど、ゼーバルトが偏愛した作家・作品と人生を振り返る。彼らは時代の波に乗らなかった「脇役」であった。そして、「幸福」とは言えなかった人生を送り、書くことを止められなかった作家たちであった。

十九世紀から二十世紀にかけて、急速に変貌を遂げていく近代社会、資本主義、そしてナショナリズムへの傾斜を背景にしながら、そうした趨勢と思潮に背を向け、逃避し、孤独で病的な作家たちの生涯が、ゼーバルトならではの独自な視点から取りあげられた逸話を交え、いつものように印象深い図版を豊富に織り交ぜながら綴られる。

彼らが一見小さな領域に引きこもっているかに見えて、むしろ誰よりも「時代の災厄」を感知し、それぞれが言葉で相対していたことが、ゼーバルト流の息の長い密度の濃い文体で明かされる。時空を越えた連想や脱線から時代が捉えられ、歴史を越えて、生きる苦悩のごとき普遍的な生々しさが浮かび上がり、心を強く打つ。

ゼーバルトの歴史へのまなざし、近代に対する鋭い批評性を改めて認識させられる作品集。カラー口絵六点収録。解説=松永美穂。
[出版社より]


著 者|W・G・ゼーバルト
訳 者|鈴木仁子
出版社|白水社
定 価|3,600円+税
判 型|四六判・上製
頁 数|186

ISBN|9784560094860
発 行|2023年02月


Contents
天に彗星がいる——“ライン地方の家の友”に敬意を込めて
この湖が大西洋であってくれたら——サン・ピエール島を訪ねて
なにを悲しむのか私にもわからない——メーリケ追想
死は近づき時は過ぎ去る——ゴットフリート・ケラーについての覚え書
孤独な散歩者——ローベルト・ヴァルザーを心に刻むために
昼と夜のように——ヤン・ペーター・トリップの絵画について


Author
W・G・ゼーバルト W.G.SEBALD
1944年、ドイツ・アルゴイ地方ヴェルタッハ生まれ。フライブルク大学、スイスのフリブール大学でドイツ文学を修めた後、マンチェスター大学に講師として赴任。イギリスを定住の地とし、イースト・アングリア大学のヨーロッパ文学の教授となった。散文作品『目眩まし』『移民たち 四つの長い物語』『土星の環 イギリス行脚』を発表し、ベルリン文学賞、ハイネ賞など数多くの賞に輝いた。遺作となった散文作品『アウステルリッツ』も、全米批評家協会賞、ハイネ賞、ブレーメン文学賞を受賞し、将来のノーベル文学賞候補と目された。エッセイ・評論作品『空襲と文学』『カンポ・サント』『鄙の宿』も邦訳刊行されている。2001年、住まいのあるイギリス・ノリッジで自動車事故に遭い、他界した。

Translator
鈴木 仁子 Hitoko Suzuki
1956年生まれ。椙山女学園大学教員。翻訳家。
主要訳書:ゼーバルト『移民たち』『目眩まし』『土星の環』『空襲と文学』『カンポ・サント』『鄙の宿』、ベーレンス『ハサウェイ・ジョウンズの恋』、ゲナツィーノ『そんな日の雨傘に』(以上、白水社)ほか多数。
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