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上妻世海による2016年から現在までの論考集。書き下ろしのほか、書籍、雑誌、Webメディアなどで発表したテキスト全13本を所収。
「審美眼と鑑賞を巡るフィールドワークは感性を培う。その創造性への接近こそが、インターネット以後を生きる人類の新たなる生存戦略だ。上妻世海はその実践を通じて、鑑賞体験のアップデートを教えてくれる」
——落合陽一
「ふらりと人類学の研究会に現れ高度に抽象を論じた上妻世海は、やがて極上の制作論を書き上げた。いま彼に学ばねばならない」
——奥野克巳[文化人類学者]
「僕はキュレーション、対話、執筆などを通じ、さまざまな仕方で制作的身体をつくってきた。視点の交差と折り返し、魅惑の形式、リバースエンジニアリング、プロトタイプ、共同性、複数の時間の形式とその場所、そして制作。この本は、その軌跡」
——上妻世海
著 者|上妻世海
出版社|ÉKRITS
定 価|3200円+税
判 型|A5変形・ソフト上製
頁 数|320
ISBN|978-4909501011
Contents
制作へ(書き下ろし)
I
来るべき芸術に関するセンテンス
消費から参加へ、そして制作へ
制作を媒介に神話的世界へ(インタビュー)
芸術作品における「魅惑の形式」のための試論
II
虚構と実在
「東京の〈際〉」を制作せよ ─ 関係の写像を超えて 「未来」を拡張するためのプログラム
時間の形式、その制作と方法 ─ 田中功起作品とテキストから考える
III
状況論から原理の探究へ
制作の共同体へ
人類学から考える表象と形式、美術の歴史(インタビュー)
神話的世界へ、僕の方法、そして、僕と異なる方法 ─ 悦びと希望を込めて
制作的身体のためのエクササイズ(解題インタビュー)
おわりに
Author
上妻 世海 Sekai Kozuma
文筆家、キュレイター。おもなキュレーションに「Malformed Objects—無数の異なる身体のためのブリコラージュ」(山本現代)、「時間の形式、その制作と方法—田中功起作品とテキストから考える」(青山目黒)。著作に『脱近代宣言』(共著)。一九八九年生。
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