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買った娼婦が男だと分かり、逆上して殺した少年。
人形を我が子のように愛し、一緒に生活する婦人。
夫が記憶喪失になり、自らの存在も忘れられた妻。etc.
迷える者たちの人生に、安吾はどう対峙するのか――。
[出版社より]
著 者|坂口安吾
出版社|三田産業
定 価|1,500円+税
判 型|四六判
頁 数|240
ISBN|978-4-9910066-1-6
初版|2019年2月
Contents
判官巷を往く
大岡越前守
精神病診断書
人形の家
衆生開眼
暗い哉 東洋よ
宮様は一級紳士
安吾愛妻物語
Author
坂口 安吾 Ango Sakaguchi
1906年、新潟市生れ。本名、坂口炳五。1919年、県立新潟中学校に入学。1922年、東京の私立豊山中学校に編入。1926年、東洋大学文学部印度哲学倫理学科に入学。アテネ・フランセに通い、ヴォルテールなどを愛読。1930年、同校卒業後、同人誌「言葉」を創刊。1931年に『青い馬』に発表した短編「風博士」が牧野信一に激賞され、新進作家として認められる。戦後、『堕落論』『白痴』などで新文学の旗手として脚光を浴び、人気作家となる。純文学作品のみならず、歴史小説や推理小説、評論、随筆など、様々な分野で多くの秀作を残した。1955年、脳出血により死去。
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