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書籍のデジタル化は「第一段階」にすぎません。デジタルへの移行はフォーマットの問題だけではなく、出版界の抜本的再編成を意味しています。デジタル化が完了した「第二段階」で出版界で何が起こるのか? 書籍が全て電子化され、ネットワークに接続され、ユビキタスな存在になると何が起こるのか?
H.マクガイアとB.オレアリを筆頭に、実際のツール開発に携わる総勢29人の執筆者が、「確信」以上の具体性をもって本の未来を語ります。
[出版社より]
原 書|Book:A Futurist's Manifesto
編 者|ヒュー・マクガイア、ブライアン・オレアリ
出版社|ボイジャー
定 価|2,800円+税
判 型|四六判
頁 数|352
ISBN|978-4-86239-117-9
初 版|2013年2月
Contents
Part 1 セットアップ:現在のデジタルへのアプローチ
1.コンテナではなく、コンテキスト
2.あらゆる場所への流通
3.「本」の可能性
4.メタデータについて語る時に我々の語ること
5.DRMの投資対効果を考える
6.デジタルワークフロー向けツール
7.デジタル時代の書籍デザイン
Part 2 将来への展望:本が歩む次のステップ
8.本とウェブサイトがひとつになる理由
9.Web文学:ソーシャルWeb出版
10.言葉から本を作る
11.eBookはなぜ書き込み可能になるか
12.読書システムの垣根を越えて:ソーシャルリーディングの今後
13.ユーザー体験、読者体験
14.本と出会ったアプリ
15.形なき本で図書館を作るということ
16.読者の権利章典
Part 3 本でできる実験-最先端プロジェクト-
17.作家たちのコミュニティ
18.アプリとしての本作り、迷った時の処方箋
19.エンゲージメント・エコノミー
20.本はどのように発見される?
21.「リトル・データ」の驚くべき力
22.誇張と倒錯
23.出版再考ーー痛みを感じ、痛みを抑える
24.公共図書館の終わり
25.今は実験のとき
26.忘れられた消費者
27.コントロールできない会話
Editor
ヒュー・マクガイア Hugh McGuire
出版とインターネットの接点となるツールとコミュニティの開発者。本書が執筆/編集されたPressBooksの創業者でもある。またLibriVox.orgというボランティアにより構築された世界最大のパブリック・ドメインのオーディオ・ブック・ライブラリーの創立者でもある。
ブライアン・オレアリ Brian O'Leary
出版コンサルタント、マゼランメディアパートナーズ(Magellan Media Partners)社長、ニューヨーク大学(New York University, NYU)出版学部助教授をつとめている。同氏は『タイム』誌を発行するTime Inc.の制作部長、ハモンド社(Hammond Inc.)の共同出版者などの重職を歴任してきた。
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