“日本でいちばん有名なフェミニスト”田嶋陽子を大特集! 世代を超えて集結した執筆陣によるエッセイ・書評や、一般投稿「田嶋陽子さんへの手紙」、そして、田嶋陽子本人へのロングインタビューなどで構成。現代のフェミ作家たち=山内マリコ&柚木麻子責任編集による、最強のフェミ・アイコン田嶋陽子へのリスペクトに満ちた一冊。あの頃、テレビで田嶋先生を観ていた、すべての少女たちへ捧げます!
[編集部より]
責任編集|山内マリコ・柚木麻子
出版社|エトセトラブックス
定 価|1,200円+税
判 型|A5判・並製
頁 数|114(カラー口絵2P)
ISBN|978-4-909910-02-8
初 版|2019年11月
Contents
特集:私の 私による 私のための身体
[ アンケート ]
1334人が答えたエトセトラ・リポート2020〜わたしが語る、わたしの身体〜
マンガ はらだ有彩「謎の生物ウネウネ いい感じの気持ちよさを探す旅に出るの巻」
エッセイ 松田青子「生理! 生理! 生理!」
写真 コムラマイ「近づくほどに遠ざかる/身体」
短歌 佐藤弓生「スカートになりたい」
[ Re:ボディ ]
ハヤカワ五味✕吉野なお「布一枚から始める身体革命」
北原みのり「私の私による私のためのプレジャー」
磯野真穂「髪は生やして、手足は脱毛?――けむくじゃらの人類学」
綾屋紗月「ジェンダー化されにくい私の身体」
鈴木みのり「引き裂かれた身体を表象する」
アンティル「癒えない乳房」
規範を超えて躍動する女子プロレスラーの身体
インタビュー:里村明衣子/橋本千紘/愛海/朱崇花
「誰でも女子プロレス体験記」渋谷チカ
[ カラダと権利 ]
アクロストン「子どもたちが自分の頭で考える・対話するための性教育」
早乙女智子「産婦人科医が語るマイボディ・マイチョイス」
福田和子「避妊の権利なんでないの」
牧野雅子「性暴力被害者のリアルと、法の中のファンタジー」
塚原久美「妊娠するからだとガラパゴス中絶」
齋藤有紀子「堕胎罪と母体保護法」
[ 連載 ]
編集長フェミ日記 長田杏奈
新連載 ここは女を入れない国 伊藤春奈(花束書房)/第1回:大相撲と女人禁制
新連載 Who is she? 大橋由香子/第1回:中絶の罪に問われた彼女
LAST TIME WE MET彼女たちが見ていた風景 宇壽山貴久子
私のフェミアイテム 亀石みゆき
NOW THIS ACTIVIST 後藤稚菜
etcbookshop通信
(Feminist Report) コロナ禍は新しいフェミニズムを生むか(ドイツの女性たちから)山口侑紀
[ 特別寄稿 ]
すんみ「より良いところに、ずっと遠くまで――ユン・イヒョンの『作家活動中止』をめぐって」
責任編集
山内 マリコ Mariko Yamauchi
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2008年「16歳はセックスの齢」で「女による女のためのR‐18文学賞読者賞」を受賞。2012年、同作を含む初の単行本『ここは退屈迎えに来て』を刊行、地方に生きる若い女性のリアルを描いた。小説『アズミ・ハルコは行方不明』『かわいい結婚』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』、エッセイ『皿洗いするの、どっち?目指せ、家庭内男女平等』、短篇&エッセイ『あたしたちよくやってる』など著書多数。
柚木麻子 Asako Yuzuki
1981年東京都生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞、同作を含む連作短篇集『終点のあの子』でデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を数多く発表。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞受賞。同作は、高校生直木賞も受賞した。他の著書に「ランチのアッコちゃん」シリーズ、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』『デートクレンジング』『マジカルグランマ』など多数。
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