一九六○年代後半、インドネシアで二度のクーデターが起こった。事件発生の日付から、前者は九・三○事件、後者は三・一一政変と呼ばれる。この一連の事件が原因となって、独立の英雄スカルノは失脚し、反共の軍人スハルトが全権を掌握する。権力闘争の裏で、二○○万人とも言われる市民が巻き添えとなり、残酷な手口で殺戮された。本書は、いまだ多くの謎が残る虐殺の真相に、長年に及ぶ現地調査と最新資料から迫る。
[出版社より]
著 者|倉沢愛子
出版社|中央公論新社[中公新書]
定 価|820円+税
判 型|新書判
頁 数|240
ISBN|978-4-12-102596-8
初 版|2020年6月
Author
倉沢 愛子 Aiko Kurasawa
1946年生まれ。コーネル大学大学院ならびに東京大学にて博士号。慶應義塾大学名誉教授。専門はインドネシア社会史。「日本占領下のジャワ農村の変容」でサントリー学芸賞受賞。
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