SOLD OUT
フランス各誌が驚愕! 「大事件」とまで評された、鮮烈なデビュー作。
こ の 距 離 が、 私 を 自 由 に し た。
あらたな「越境」小説集。
出身地である韓国を離れ、渡仏した若き鋭才、グカ・ハン。選びとったフランス語でこの小説を書くことが、自分のための、独立運動だった。
そこは幻想都市、ルオエス(LUOES)。人々は表情も言葉も失い、亡霊のように漂う。「私」はそれらを遠巻きに眺め、流れに抗うように、移動している。「逃亡」「反抗」「家出」、その先にある「出会い」と「発見」。居場所も手がかりも与えてはくれない世界で、ルールを知らないゲームの中を歩く、8人の「私」の物語。
[出版社より]
「静かでありながら、とてつもなくけたたましい。母語の檻の中でまどろんでいた意識が生き生きと粒立ってくる」
―― 温又柔
「誰かの困惑の中に、すべての答がある。後を追いかけていきたい、グカ・ハンの迷路」
―― 斎藤真理子
著 者|グカ・ハン
訳 者|原正人
出版社|リトルモア
定 価|1,800円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|164
ISBN|978-4-89815-525-7
初 版|2020年08月
Author
グカ・ハン Guka Han
1987年韓国生まれ。パリ第8大学で文芸創作の修士号を取得。フランス語で小説を執筆。翻訳家として、フランス文学作品の韓国語への翻訳も手掛ける。
Translator
原 正人 Masato Hara
1974年静岡県生まれ。訳書にフレデリック・ペータース『青い薬』(青土社)、トニー・ヴァレント『ラディアン』(飛鳥新社)、ジャン・レニョ&エミール・ブラヴォ『ぼくのママはアメリカにいるんだ』(本の雑誌社)、バスティアン・ヴィヴェス『年上のひと』(リイド社)、アンヌ・ヴィアゼムスキー『彼女のひたむきな12カ月』、『それからの彼女』(いずれもDU BOOKS)などがある。
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