SOLD OUT
2017年2月16日、オランダのディック・ブルーナさんが89歳の生涯を閉じました。1964年に絵本『ちいさなうさこちゃん』(福音館)が日本で初めて翻訳出版されて以来、その作品は子供から大人まで、大勢の日本人に愛されてきました。
「究極のシンプル」と称されるブルーナさんのデザイン。そのシンプルさの秘密に迫る展覧会が、2018-2018年に全国各地を巡回しました。
ブルーシープは展覧会の企画構成を担当し、展覧会の公式図録を一般書籍として出版しました。
ディック・ブルーナさんは、ベストセラー絵本シリーズ「ミッフィー(うさこちゃん)」をはじめ、グラフィックデザイナーとして「ブラック・ベア」シリーズのブックデザインやポスターなど、温かみのある作品を数多く残しました。作品に共通する特徴は「シンプル」であること。余分なものを極力削ぎ落としつつ、独自のユーモアや情感を織り込む「シンプルさ」が常に作品に潜んでいます。
展覧会では、200冊を超えるペーパーバック、約40点のデザイン原画やスケッチ、ミッフィーやボリスなどの絵本原画約30点に、ポスターの複製などを加えた約500点を展示し、ブルーナの「シンプルの正体」を解き明かしました。また、プロダクトやグラフィック、ファッションなどのジャンルで活躍する気鋭の4組(KIGI、groovisions、中村至男、ミントデザインズ)が、ブルーナ作品からインスピレーションを受けた新作を発表し、「シンプルの明日」を問いかけました。
[出版社より]
著 者|ディック・ブルーナ
アートディレクション|菊地敦己
出版社|ブルーシープ
定 価|1,800円+税
判 型|B6判・並製
頁 数|354
ISBN|978-4908356025
初版|2017年04月
Contents
「シンプルな生き方」森本俊司
1章「心をとらえるシンプル ペーパーバックとポスター 1951-75年」おしゃべりな色/大胆な省略/ユーモラスな線/リズミカルな反復
2章「想像力をひきだすシンプル 絵本 1953-2011年」知らせる色/空間をつくる線/空想をうみだす形/動きだす絵/ささやかな幸せをつたえる言葉
インタビュー「シンプルってなんだろう」groovisions、KIGI、中村至男、ミントデザインズ、菊地敦己
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