SOLD OUT
未刊詩篇を再編した稲川方人、初めての、そして最後の詩篇集。
1990年代以後の現代詩の「抒情」を、傷だらけの時代へと召喚し、多様な声の交叉するその場から眺望される未踏の詩学! 漫画家・ユズキカズの少年像が誘う。
[出版社より]
著 者|稲川方人
出版社|書肆子午線
定 価|2,200円+税
判 型|四六判・上製
頁 数|128
ISBN|978-4-908568-01-5
初 版|2015年11月
Contents
序章 輝く芒
いずこへか、鉄橋の影
ヴィジョン
死者の番
一名の詩に、樹は生い繁る
スタンダード・サイズ
花火の子供
年老いた先生の傘の下でぼくは肝をひやしながら指さした
船の映画は、一九五〇年代のさびしい人々の目に映る
かくある貧しき都市に反駁ありや
ぼくがどんな町に帰るのか誰も教えない
さようならアントナン、ぼくはまだそこまでは行かない
約束の人を待ちながら
帝国叙説Ⅰ
帝国叙説Ⅱ
首飾りの歌
ピュア・ゾーン
最終戦争のとき
形式は反動の階級に属している
海で、永遠の奇数を数える
秋のエクリ
コオロギ遺文
SKA
フォン・ゴッテス・グナーデン、たたかう川を
コモンウェルス・チャイニーズ
ペイル・ライダー
追悼詩篇
磯辺を行く亡き母に捧ぐ
善悪の面影
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