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眞鍋呉夫生誕100年記念出版。戦時下、同人誌「こをろ」に集った若き文学者たちとの青春、「現在の会」への参加と共産党への入党、日本浪曼派の流れを汲む文芸誌「ポリタイア」への参加、戦争、戦後を通し「孤立においての連帯」を求めた俳人・作家、眞鍋呉夫。43年にわたってその謦咳に接した著者が描く詩人の生涯。
[出版社より]
著 者|近藤洋太
出版社|書肆子午線
定 価|2,200円+税
判 型|四六判
頁 数|256
ISBN|978-4-908568-26-8
初 版|2020年1月
Contents
序章 輝く芒
第一章 博多の気質
第二章 「こをろ」矢山哲治と島尾敏雄
第三章 戦時下と「こをろ」の周囲
第四章 青年俳人 眞鍋呉夫
第五章 「午前」と北川晃二
第六章 石神井の作家
第七章 「現在」と伊達得夫
第八章 「あいつは死ねばよかった」
第九章 「ポリタイア」と古木春哉
第十章 生涯無結社
第十一章 眞鍋家の食卓
第十二章 不戦だから、不敗
終 章 終焉記
あとがき
Author
近藤洋太 Yota Kondo
1949年福岡県久留米市生まれ。中央大学商学部経営学科卒業。詩集に『筑紫恋し』(11年)、『果無』(13年)、『CQICQ』(15年)、『現代詩文庫231近藤洋太詩集』(16年)、『SSS』(17年)など。評論集に『矢山哲治』(89年)、『反近代のトポス』(91年)、『〈戦後〉というアポリア』(00年)、『保田與重郎の時代』(03年)、『人はなぜ過去と対話するのか─戦後思想私記』(14年)、『辻井喬と堤清二』(16年)、『詩の戦後―宗左近/辻井喬/粟津則雄』(16年)、『ペデルペスの足跡―日本近代詩史考』(18年)。
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