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造形思考[上]

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20世紀初頭、ヨーロッパではキュビズムやシュルレアリスムなど、新たな芸術運動が波涛のごとく沸き起こった。その中でいかなる思潮にも染まりきることなく独自の思索を深め、多様な作品を創作し続けたことで一際異彩を放つのがパウル・クレーである。本書はクレーがバウハウスで教鞭を執っていた時期の論文や講義草稿などを集成。絵画の世界にとどまらず、ブーレーズ、ベンヤミン、ドゥルーズらにインスピレーションを与えた思索のあゆみをつぶさに伝える貴重な資料である。スケッチ、作品等の図版を上下巻で総計1000点超収録。
[出版社より]


著 者|パウル・クレー
訳 者|土方定一・菊盛英夫・坂崎乙郎
出版社|筑摩書房[ちくま学芸文庫]
定 価|1,600円+税
判 型|文庫版/並製
頁 数|480

ISBN|978-4-480-09601-2
初 版|2016年05月


Contents
まえがき——講義のための著作の成立について——

造形論の概念
1 永遠の博物史
 生命力の作用
2 反対概念のない概念は考えられない
 二元性を統一として扱うこと
3 フォルムの発生
 すべての生成の根底には運動がある
4 造形は運動と結ばれている
 原動力と限界
5 平面と空間における位置決定
 造形的全体像の組成(舞台) ほか

造形フォルム論によせて
Ⅰ 概念としての分析
Ⅱ いかにしてフォルムが生ずるか、フォルムへの道、基本的諸フォルムへの道 
 観念的な造形手段の領域における展望と位置決定
 フォルムの手段の本質と現象
 規則的と変則的な投影
 尺度と重さ。構造による形成
 組成論の諸要素。リズムと律動構造 ほか


Author
パウル・クレー Paul Klee
1879‐1940年。スイス生まれ。1898年にドイツのミュンヘンに出ると、以後ヨーロッパ各地を遍歴しつつ美術の研鑽を積む。第一次世界大戦での動員を経て、1921年から約10年間バウハウスに奉職。退職後にナチスが台頭すると祖国スイスに亡命し、晩年まで制作活動を続けた。作風は独自なもので、美術界のみならず多方面に影響を与えた

Translator
土方 定一 Teiichi Hijikata
菊盛 英夫 Hideo Kikumori
坂崎 乙郎 Otsuro Sakazaki

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