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世界を魅了し続けるアート界のレジェンド、横尾忠則の80年におよぶ創造の軌跡を一冊に凝縮!
1960年代のグラフィック作品、いわゆる「画家宣言」後の1980年代以降に手掛けた多彩なスタイル・技法・テーマによる絵画作品、そして2000年代の代表作「Y字路」シリーズから最新作まで、「作品による自伝」をテーマに、横尾の芸術の展開と生涯のエピソードをたどりながら、その全貌を明らかにする展覧会「GENKYO横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」公式カタログ。
[出版社より]
画 |横尾忠則
出版社|国書刊行会
定 価|2,200円+税
判 型|AB変型判/上製
頁 数|291
ISBN|978-4-336-07100-2
初 版|2021年01月
Contents
原郷から幻境へ、そして現況は?(南 雄介)
「裕福なお金持ちの家の美人の飼い猫に生まれ変わりたいね」──横尾忠則インタヴュー
◆横尾忠則:A Visual Story◆
第1章 1936-1960 原郷から コブナ少年が芸術に生きることを決意するまで
誕生 受胎された霊感
戦争と戦後 少年時代
織物祭 西脇時代
デザイナー誕生 神戸時代
第2章 1960-1981 越境 アートとデザインを往還しながら
デザインセンターの銀座
アングラの新宿
ピンクガールズ 無作法な娘たち
責場 プロセスの提示
三島由紀夫 終りの美学
ポップコーンの心霊術――横尾忠則論(三島由紀夫)
アンリ・ウッソー・ヨコオ
活動の広がり 横尾忠則というメディア
ニューヨークとインド
ワンダーランド 楽園を索めて
第3章 1981-2000 幻境 森羅万象の画家
いわゆる画家宣言 画家の誕生
森・肉体・神話
切り裂かれたカンヴァス
滝 それは夢の中からやってきた
今ハ昔
彼岸へ 懐かしい死者たち
赤の魔宮
第4章 2000-現在 現況 Y字路の彼方に原郷を訪ねる
Y字路
反復と変奏
Y字路の彼方へ 新たなる冒険
肖像図鑑
謎の女
原郷の森
横尾忠則 ブックガイド
横尾忠則 略歴
パブリック・コレクション Public Collection
掲載作品一覧 List of Works
Author
横尾忠則 Tadanori Yokoo
美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し世界的に活躍する。アムステルダムのステデリック美術館、パリのカルティエ財団現代美術館での個展など海外での発表が多く国際的に高い評価を得ている。2000年以降も東京都現代美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館など国内の美術館で相次いで個展を開催。95年に毎日芸術賞、01年に紫綬褒章、06年に日本文化デザイン大賞、08年に小説集『ぶるうらんど』で第36回泉鏡花文学賞、11年に旭日小綬章、同年度朝日賞、14年に山名賞、15年に第27回高松宮殿下記念世界文化賞など、受賞・受章多数。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館開館。2013年、香川県豊島に「豊島横尾館」開館。
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