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ファット・ガールをめぐる13の物語

¥ 1,980

宇宙はわたしたちに冷たい。理由はわかっている——。

人が自分の体を生きることの居心地のわるさを描き出した、注目の作家モナ・アワドのデビュー作。

インディーズ音楽とファッションをこよなく愛す主人公のエリザベス。特別な人生は望んでおらず、ただ普通にしあわせになりたいだけ。

けれど高校でも大学でも、バイトをしても派遣社員となっても、結婚しても離婚しても、太っていても痩せていても、体のサイズへの意識が途絶えることはない。

自分と同じ失敗をさせまいとする母親、友だちのメル、音楽を介してつながったトム、職場の女性たち……。彼らとの関係のなかで、傷つけ、傷つけられ、他者と自分を愛する方法を探してもがく。
[出版社より]


「女性とその体にとって理不尽すぎるこの社会。アワドはそれを正しくとらえ、この連作短編を通して鮮烈に描き出している」——ロクサーヌ・ゲイ

「賢くて茶目っ気があって、とり繕うことなくまっすぐな作品。友情、セックス、誰かの心に寄り添うこと、自分らしく生きること。女子たちの格闘はヒリヒリとして、そのことをアワドはちゃんと語ってくれる。何もかも受け止めて、素直じゃないけどあたたかい、そんな声で」
——エイミー・ベンダー

「素晴らしい仕事だ。失敗も喜びもひっくるめて、人として生きることの意味とはなにか? それを痛々しくもありのままに描き出し、答えに近づこうとしている」
——ブライアン・エヴンソン


著 者|モナ・アワド
訳 者|加藤有佳織・日野原慶
出版社|書肆侃侃房
定 価|1,800円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|286

ISBN|978-4-86385-461-1
発 行|2021年05月


Contents
第一章 零頭の象
第二章 プレパラート再生法
第三章 川を渡る

[ 収録句より ]
ゴリラ撃つ人びとばかり船の上
世界なりサンダーバード糸切れて
エスパーが社史を編纂しない初夏
羊歯積んで電車のようなものに乗る
美大生ポップコーンのーのなかに
道長をあまりシベリアだと言うな
文集に埼の字がない養成所
カタルシス濡れせんべいが濡れてから
無をおそれつつ学研に出す葉書
零のまえ火とかぞえたる老賢馬


Author
モナ・アワド Mona Awad
1978年カナダのモントリオール生まれ、ボストン在住。ブラウン大学、エディンバラ大学、デンヴァー大学で創作と英文学を学ぶ。現在はシラキューズ大学で創作を教えている。デビュー作品集『ファットガールをめぐる13の物語』に続くポップでキュートな怪作Bunny(2019年、未邦訳)は、The Ladies of Horror Fictionベスト作品賞受賞。2021年8月に第3作All's Well が刊行予定。

Translator
加藤有佳織 Yukari Kato
慶應義塾大学文学部准教授。アメリカやカナダの文学、世界各地のカッパ(的な存在)に関心がある。共著に『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(書肆侃侃房、2020年)、翻訳にトミー・オレンジ『ゼアゼア』(五月書房新社、2020年)。

日野原 慶 Kei Hinohara
大東文化大学にてアメリカ文学を教えている。「身体」「自然」「環境」「廃棄」「排泄」などに関心があり、それらにつながる現代のアメリカ小説や、ノンフィクション作品(とくに自然や環境をテーマにしたネイチャーライティングや、病や体をテーマにしたエッセイなど)を研究している。共著に『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(書肆侃侃房、2020年)。

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