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ウィリアム・クラインの写真集『TOKYO』には、後に「舞踏家」と呼ばれるようになる土方巽、大野一雄、大野慶人の路上パフォーマンスを捉えた写真が 4 枚掲載されている。1961 年 6 月、東京の目黒、新橋、銀座で撮影されたカットは実に 600 枚を超えていた。
本書は、そのうちの 516 点を、当事者の証言と綿密に読み込んだコンタクトシートを元に、出来うる限りの精度で時系列に構成した他に類をみない写真集である。写真家の視線、舞踏の始り、60 年代初頭の東京など、舞踏史に残るその一日を、様々な角度からヴィヴィッドに追体験できる。坂内太、森下隆による舞踏についてのテキストも収録。
[出版社より]
編 集|NPO法人ダンスアーカイヴ構想・FILMS PARIS NEW YORK
出版社|かんた
定 価|4,500円+税
判 型|B5変型判・函入・日英対訳
頁 数|336
ISBN|978-4-902098-12-9
初 版|2021年04月
Author
ウィリアム・クライン William Klein
1928 年ニューヨーク生まれ。ソルボンヌ大学で文学を修め、フェルナン・レジェに絵画を学ぶ。1952 年より写真技術を用いた実験的表現を模索し、56 年に刊行した初の写真集『ニューヨーク』でナダール賞を受賞。1961 年に来日して東京を撮影し、64 年に写真集 『TOKYO』を発表。従来のタブーを破った広角の構図、粗いテクスチャ、強烈なコントラスト、型破りなフレーミング等、続く世代に多大な影響を与えている。
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