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傷つきながらも演じることをやめなかった彼女の素顔とは?
2011年に58歳でこの世を去ったフランス出身の女優、マリア・シュナイダー。彼女は19歳のとき、新人女優ながら主演マーロン・ブランドの相手役として『ラストタンゴ・イン・パリ』のヒロインに抜擢されるも、監督ベルナルド・ベルトルッチによる脚本にないアナルセックスの強行撮影で深い傷を負ってしまう。
「70年代最大のスキャンダル」と言われた作品の舞台裏では何が起きていたのか。そして、失意のどん底に突き落とされ、薬物依存に陥りながらも、なぜ彼女は演じることをやめなかったのか。父である名優ダニエル・ジェランとの関係や、母との確執、また知己の仲であったブリジット・バルドーとの交流など、マリアのいとこである「ル・モンド」紙の記者が、親族の目線でマリア・シュナイダーの素顔を綴った評伝。
[出版社より]
原 書|TU T'APPELAIS MARIA SCHNEIDER
著 者|ヴァネッサ・シュナイダー
訳 者|星加久実
出版社|早川書房
定 価|2,800円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|220
ISBN|9784152100177
発 行|2021年04月
Author
ヴァネッサ・シュナイダー Vanessa Schneider
1969年生まれ。パリ政治学院卒。ジャーナリスト、作家。「リベラシオン」紙で政治記者を務め、現在「ル・モンド」紙記者。人々の人生について記す一方で、次第に自身の人生について執筆を始める
Translator
星加 久実 Kumi Hoshika
仏語・英語翻訳者。東京大学文学部思想文化学科卒。映画会社勤務を経て、映画字幕や書籍の翻訳に携わる。
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