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叩かれても。踏まれても。
したたかにサバイブする世界の女性指導者と政治事情をブレイディみかこが解き明かす!
近年、世界中で多くの女性指導者が生まれている。アメリカ初の女性副大統領となったカマラ・ハリスに、コロナ禍で指導力を発揮するメルケル(ドイツ)、アーダーン(ニュージーランド)、蔡英文(台湾)ら各国首脳たち。政治という究極の「男社会」で、彼女たちはどのように闘い、上り詰めていったのか。その政治的手腕を激動の世界情勢と共に解き明かす。
いっぽう、女性の政治進出を阻む「サイバー暴行」や、女性国会議員比率が世界166位と大幅に遅れる日本の問題にも言及。コロナ禍の社会で女性の生きにくさがより顕在化し、フェミニズムの機運高まる中「女たちのポリティクス」はどう在るべきか。その未来も照らす1冊。
[出版社より]
著 者|ブレイディみかこ
出版社|幻冬舎[幻冬舎新書]
定 価|900円+税
判 型|新書判
頁 数|262
ISBN| 9784344986237
初 版|2021年05月
Contents
EU離脱とメイ首相―おしゃれ番長はパンチバッグ
メルケル時代の終焉―EUの「賢母」か「毒親」か
「ナショナリズム」アレルギーのとばっちりを受けて―スコットランドのスタージョン首相
アレクサンドリア・オカシオ=コルテス―どえらい女性議員がやってきたヤア!ヤア!ヤア!
極右を率いる女たち―新たなマリーヌ・ル・ペンが続々と現れている理由
「インスタ映え政治」の申し子―ニュージーランドのアーダーン首相
「サイバー暴行」と女性政治家たち―叩かれても、踏まれても
サッチャーの亡霊につきまとわれて―メイ首相辞任の裏側
トランプはなぜ非白人女性議員たちを叩くのか―またそんなコテコテの差別発言を
合意なきブレグジットを阻止するのは全女性内閣?
育児のための辞任は反フェミニズム的?―スコットランドの女性党首の決断
英国女王とジョンソン首相の微妙な関係―宿敵のような、でも実は同族の二人
英総選挙を女性問題の視点から見る―辞める女性議員たちと、出馬する女性たち
若き女性たちが率いる国が誕生―フィンランド政治に何が起きているのか
スコットランド独立の悲願―ニコラ・スタージョンの逆襲
日本の右派女性議員をウォッチする―自民党のメルケルになれるのは誰なのか
コロナ危機で成功した指導者に女性が多い理由
「ブラック・ライヴズ・マター」運動を立ち上げた女性たち
小池百合子とフェミニズム
マーガレット・サッチャー再考―彼女はポピュリズムの女王だったのか
Author
ブレイディみかこ Mikako Brady
ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。1996年から英国ブライトン在住。2017年、『子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で新潮ドキュメント賞を受賞。2019年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞、本屋大賞ノンフィクション本大賞などを受賞。『女たちのテロル』(岩波書店)、『ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain』(講談社)、『他者の靴を履く――アナーキック・エンパシーのすすめ』(文藝春秋)など、著書多数。
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