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僕は美しいひとを食べた

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人を喰うことは、常に神を喰うこと——。

私たちは神への深き愛ゆえに、神との融合を求めて聖餐を催し、その血肉に見立てたパンと葡萄酒を体内に取り込んで恍惚とする。だとすれば、兄弟たる人間へのフィリアゆえにその肉体を貪る行為も、貴き愛と呼べるだろう......。

なぜ男は「美しいひと」を食べたのか。全篇にちりばめられた、古今東西の食人にまつわる膨大な逸話の引用から浮かび上がる、「真実の愛の行為」としての食人の姿とは。この、妖しい輝きを発する告白体の小説こそ、カニバリズム文学のイデアへの最接近を果たした奇書と呼んでも過言ではない。装画=ヒグチユウコ。
[出版社より]


著 者|チェンティグローリア公爵
訳 者|大野露井
出版社|彩流社
定 価|2,400円+税
判 型|四六判・上製
頁 数|272

ISBN|978-4-7791-2784-7
発 行|2022年02月


Author
チェンティグローリア公爵 Duca di Centigloria
本名ヨハネス・クーデンホーフ=カレルギー(1893–1965)。オーストリア=ハンガリー帝国公使であったハインリヒと青山光子の長男。ロンスペルクの領主であったが、二度の大戦で財産の大部分を失い、晩年はレーゲンスブルクで過ごす。欧州連合の父とも称される著述家のリヒャルトは弟。

Translator
大野 露井 Rosei Ono
1983年生れ。法政大学国際文化学部准教授。訳書にサックス『魔宴』(彩流社、2020)、ダデルスワル=フェルサン『リリアン卿─黒弥撒』(国書刊行会、2016)がある。

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