SOLD OUT
[ 新鋭短歌シリーズ ]
今、若い歌人たちは、どこにいるのだろう。どんな歌が詠まれているのだろう。今、実に多くの若者が現代短歌に集まっている。同人誌、学生短歌、さらにはTwitterまで短歌の場は、爆発的に広がっている。文学フリマのブースには、若者が溢れている。そればかりではない。伝統的な短歌結社も動き始めている。現代短歌は実におもしろい。表現の現在がここにある。「新鋭短歌シリーズ」は、今を詠う歌人のエッセンスを届ける。
[出版社より]
「言葉で世界が変形する。不思議な日常なのか、リアルな非日常なのか、穏やかな刺激がどこまでも続いてゆく。短歌が魔法だったことを思い出してしまう」
——山田航
著 者|toron*
出版社|書肆侃侃房[新鋭短歌シリーズ]
定 価|1,700円+税
判 型|四六判/並製
頁 数|144
ISBN|978-4-86385-507-6
発 行|2022年02月
[ 収録歌より ]
・いずれ夜に還る予約のようである生まれついての痣すみれ色
・花びらがひとつ車内に落ちていて誰を乗せたの始発のメトロ
・手のひらの川をなぞれば思い出すきみと溺れたのはこのあたり
・おふたり様ですかとピースで告げられてピースで返す、世界が好きだ
・海の日の一万年後は海の日と未来を信じ続けるiPhone
Author
toron*
大阪府豊中市出身。現在は大阪市在住。Twitterで短歌に出会い、2018年4月からウェブサイト「うたの日」に投稿をはじめる。新聞歌壇、雑誌などへの投稿をしつつ、現在は塔短歌会、短歌ユニットたんたん拍子、Orion所属。
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